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【管理栄養士監修】低温調理で素材の旨みをグッと引き出すポイントを大公開!

ここ数年でにわかに話題を呼んでいる、低温調理のレシピをご紹介します。
お店で食べるものというイメージも強いですが、意外にもお家でもトライできるんです。

魚やレバーを使った低温調理レシピ、挑戦しやすい定番のチャーシューのレシピに加え、低温調理について書かれたブログもご紹介します。

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本記事のコメンテーター

魚を使った低温調理レシピおすすめ8選

低温調理した魚

低温調理をすれば、食材にゆっくりと火が通ります、
お肉やお魚がパサつかずにふっくらと、まるでプロのような味に仕上がりますよ。

まずご紹介するのは、低温で作る魚料理です。
定番の家庭料理からおしゃれな洋風の料理まで、8種類ご紹介します。

  1. 煮崩れなしの、鯛のアクアパッツァ
  2. なめらかな仕上がりの、鰯のコンフィ
  3. ひと手間かけるだけでさっくりふんわり、白身魚のフライ
  4. しっかりと味のしみ込んだ、鯖の味噌煮
  5. カレイの煮付けもしっとり仕上げ
  6. 冷凍メカジキでふっくらステーキ
  7. うまみをしっかり閉じ込めた、ぶり大根
  8. 冷凍赤魚で本格中華の魚料理

8つのレシピについて、下でご紹介していきます。

①:煮崩れなしの、鯛のアクアパッツァ

まずご紹介するのは、アクアパッツァです。
煮崩れしないおしゃれなアクアパッツァ は、特別な日の食事にもぴったりです。

フライパンにオリーブオイルを引き、アサリを炒めます。
その後フライパンに白ワインと水を入れ、を蓋をして中火で5分ほど蒸します。

低温調理器は、55度、45分にセットしておきます。
フリーザーバッグにマジックソルトをすりこんだ鯛と玉ねぎとパプリカ、蒸したアサリとフライパンに残った汁を入れます。

低温調理器での調理が終わったら、塩コショウで味を整えて完成です。

②:なめらかな仕上がりの、鰯のコンフィ

お肉やお魚を低温の油でじっくり煮るコンフィは、少し調理に根気のいる料理の一つです。
低温調理器を使えば、コンフィも簡単に作ることができるんです。

袋にオリーブオイルとローリエ、そして塩で揉んだ鰯の切り身を入れて一晩寝かせます。
その後、低温調理器で70度、20分間調理すれば完成です。

③:ひと手間かけるだけでさっくりふんわり、白身魚のフライ

白身魚のフライを作るとき、通常は生の状態の魚の切り身に衣をつけて揚げますよね。
しかし、衣を漬ける前に50度で20分間程度低温調理しておくと、程よく魚から水分が抜け、衣がサクサクの魚のフライを作ることができますよ。

一手間かかりますが、魚の身もふわふわに、美味しく仕上がります。

④:しっかりと味のしみ込んだ、鯖の味噌煮

家庭料理の鯖の味噌煮は、低温調理をすることでよりふっくらとした食感に仕上がりますよ。
鯖の切り身の皮がある面に十字の切り込みを入れ、さらに沸騰したお湯を鯖全体にかけて臭みをとります。

味噌、醤油、酒、砂糖、刻んだ生姜を入れた袋に鯖を入れて馴染ませます。
お鍋でお湯を沸騰させ、火を止めて袋を入れます。

蓋をして30分ほど放置させれば完成です。

⑤:カレイの煮付けもしっとり仕上げ

和食の定番、カレイの煮付けも低温調理で美味しく、簡単に調理することができます。
まずは、キッチンペーパーをかけたカレイに80℃くらいのお湯をかけ、臭みを取り除きます。

その後、カレイを冷水につけ、取り出して水気を拭き取ります。
カレイと醤油・みりん・酒をジッパー付きの袋に入れて空気を抜いて密封し、低温調理器で70度、20分間加熱します。

あとは袋からお皿に盛り移すだけで完成の、お手軽レシピです。

⑥:冷凍メカジキでふっくらステーキ

パサつきがちな魚のステーキも、低温調理をすればふっくら美味しくしあがります。
冷凍のメカジキとオリーブオイルをジッパー付きの袋に入れ、空気を抜いて密閉します。

低温調理器で60度に設定して温め、30分間熱します。
その後メカジキを取り出し、フライパンで表面に焼き目がつくまでオリーブオイルで焼けば完成です。

柔らかいメカジキのソテーは、バターを乗せて食べるのがおすすめです。

⑦:うまみをしっかり閉じ込めた、ぶり大根

次にご紹介するのは、ぶり大根の低温調理レシピです。
定番のおかずながら難易度の高いイメージの煮魚ですが、低温調理を利用すれば身がふっくらとして旨味も逃げず、美味しく仕上がりますよ。

ぶりの切り身を鍋に置き、塩水を浸るぐらいまで入れます。
その後、65度ほどで火を止め、5分間放置します。

ぶりの表面についたアクをキッチンペーパーで拭き取り、茹でた大根、煮立たせた調味料とともにポリ袋に入れます。
そのまま1時間ほど放置すれば完成です。

⑧:冷凍赤魚で本格中華の魚料理

低温調理で、ご家庭で本格的な中華料理にも挑戦することができますよ。
ここで使うお魚は、冷凍の赤魚です。

赤魚を生姜、ねぎ、酒、ごま油、塩とともに袋に入れ、65度で30分間低温調理すれば完成です。
ごま油の香りが良く、ご飯にもマッチする一品です。

管理栄養士が教える低温調理で魚の旨みを引き出すポイント

管理栄養士ERIのコメント
ゆっくり加熱することがポイント!

低温調理器がない場合は、炊飯器の保温機能を活用して、ゆっくり加熱することで、しっとり柔らかく仕上がります。

また、素材から出たうま味成分や、栄養素を逃がさず閉じ込めることができますよ!よりおいしく仕上げるために、「室温に戻しておく」「ジップロックに空気を抜いた状態で入れる」ようにしましょう!
<下に続く>

低温調理で作る絶品チャーシューの作り方をご紹介

低温調理チャーシュー

低温調理の定番肉料理の一つが、チャーシューです。
美味しく作るには少し手間のかかるイメージのあるチャーシューですが、低温調理の技を使えば簡単に、しっとりと作ることができます。

以下で、詳しいチャーシューのレシピを説明していきます。

①:低温調理器で作る豚のチャーシュー

まずご紹介するのは、低温調理器で作る基本の豚肉チャーシューレシピです。
使うのは豚バラ肉のブロックです。

お肉に塩コショウをして30分ほど放置し、フライパンで表面にこんがりと焼き目をつけます。
酒、醤油、みりんで作ったたれを密閉できる袋に入れ、焼いたお肉を漬け込みます。

そして、低温調理器を58度3時間で袋のままお肉を調理します。
これだけで美味しいチャーシューの完成です。

②:低温調理鶏肉チャーシュー

低温調理器で作る、鶏肉のチャーシューのレシピもご紹介します。
まず、醤油・酒・みりんでお肉の漬けダレを作ります。

袋に漬けダレをいれてしっかり密封し、常温に戻した鶏肉を入れます。
袋のまま、低温調理器で59~61℃で90分間調理します。

低温調理器での調理後、熱が取れたらお好みの厚さにカットして完成です。
そのまま食べても、サラダや麺料理に乗せても美味しいおすすめレシピです。

③:炊飯器チャーシュー

最後にご紹介する低温調理チャーシューのレシピは、炊飯器で作る方法です。
炊飯器の保温機能は約70度の温度に保たれるので、焼いたり茹でたりするよりも低温でお肉に火を通すことができるのです。

炊飯器でチャーシューを作るのには、ジッパー付きの袋を使います。
袋の中にしょうゆ、酒、砂糖で作った漬けダレとニンニク、しょうが、ねぎを入れ、その中に豚のロース肉を塊のまま漬けます。

炊飯器を保温機能にしたまま8時間ほど置いておけば完成です。

<下に続く>

レバーを使った低温調理レシピ6選

低温調理した肉

次にご紹介するのは、レバーの低温調理レシピです。
シンプルな和え物からペースト、醤油づけやオイル漬けなど、様々な種類のものがありますよ。

  1. 低温調理レバーのごま油和え
  2. レバーの醤油漬け
  3. レバーペースト
  4. 鶏レバーの和え物
  5. 鶏レバーのオイル漬け
  6. 鶏レバーのレバ刺し風

6つのレシピについて、具体的な作り方を以下でそれぞれ解説していきます。

①:低温調理レバーのごま油和え

まずご紹介するのは、低温調理器を使ったレバーのごま油和えのレシピです。
レバーを食べやすい大きさに切って塩揉みし、塩水につけて30分ほど置いておきます。

レバーの水気をキッチンペーパーでしっかりと切り、ジッパー付きの袋にいれて空気を抜き、低温調理器にいれます。
58度、90分に設定して待つだけで加熱は終了です。

最後にごま油、塩と和え、お好みで刻みネギやおろし生姜を添えれば完成です。

②:レバーの醤油漬け

次にご紹介するのは、お酒のおつまみにもぴったりの、低温調理レバーの醤油漬けです。
ジッパー付きの袋に醤油・砂糖・みりん・酒で作った漬けダレを入れて下処理したレバーを浸し、沸騰したお湯の入った鍋に入れます。

そのまま鍋の火を止めて蓋をして温めておきます。
途中で何度か袋をひっくり返すと、満遍なく熱が通ります。

30分ほど置いた後、包丁を入れてしっかり熱が入っていれば出来上がりです。

③:レバーペースト

ワインにもパンにもよく合うレバーペーストの低温調理レシピもご紹介します。
レバーとローリエを密閉できる袋に入れ、空気を抜いて口をしっかり閉めます。

鍋で水を80度くらいに温めてから弱火にし、袋を入れ弱火で、沸騰しないように注意しながら放置します。
10分たったら火を止めて袋を取り出します。

袋からレバーだけ取り出して水をよく切り、フードプロセッサー、もしくはすり鉢でペースト状にして、コンソメ、コショウを混ぜて味を整えたら完成です。

④:鶏レバーの和え物

鶏肉のレバーを使った低温調理レシピもご紹介します。
まず、鶏レバーを塩水に20分漬け込み血の塊りをきれいに洗い流し、臭みを取ります。

その後小鍋塩を入れて沸かしたお湯に鶏レバーを入れて放置します。
20分ほどたったら、鶏レバーを取り出して食べやすい大きさに切リマス。

最後に、鶏レバーとネギをごま油と塩で軽く合えたら完成です。

⑤:鶏レバーのオイル漬け

次に紹介するのも、鶏肉のレバーを使った低温調理レシピ、オイル漬けです。
軽く茹でた肉を密閉容器に入れたオリーブオイルに浸し、少しお湯を入れた炊飯器に置いて保温モードで2時間置きます。

その後一度オイルに浮いた血を取り除き、沸騰したお湯に耐熱容器を入れて5分ほど再加熱すれば完成です。
下処理した鶏レバーを沸騰したお湯でさっと茹でて冷水に浸して臭みを取っておくのがポイントです。

⑥:鶏レバーのレバ刺し風

生肉は衛生面に問題があるとしてお店では食べられなくなってしまいしたが、鶏レバーを低温で調理すれば、まるでレバ刺しのようなプリッとした味わいを再現することができるんです。
水切りした鶏レバーをジッパー付きの袋に入れて空気を抜いて密閉し、60度程のお湯とともに炊飯器に入れます。

炊飯器はスイッチを入れず、蓋をして45分待ちます。
その後粗熱を取って、冷蔵庫で冷やし、水気を切れば完成です。

塩とごま油で、シンプルにいただきましょう。

<下に続く>

管理栄養士ERIさんオススメの低温調理メニュー

管理栄養士ERIのコメント
アレンジ自在な「サラダチキン」がおすすめ!

家計に優しい鶏胸肉をジップロックに入れて、炊飯器で保温しておきましょう。

切り分けて「鶏ハム」に、ほぐして「バンバンジー」にアレンジすることができますよ!旨味たっぷりのチキンスープは、中華スープに活用しましょう!
管理栄養士ERIのコメント
パーティーメニューに欠かせない「ローストビーフ」がおすすめ
肉に焼き色を付けてから、ジップロックに入れて中火で10分程度加熱。

その後、火を止めて30分程度置いておくだけで作ることができます。ホームパーティーやイベントの時に喜ばれること間違いなし!余った時はサンドイッチやサラダに活用しましょう。
<下に続く>

低温調理レシピを紹介しているブログランキングベスト5

低温で焼いた肉

低温調理に興味がある方の情報収集のためにおすすめなのが、ブログです。
普段から低温調理に取り組んでいる方のブログはとても参考になりますよ。

美味しいレシピはもちろん、気になる衛生面や便利な道具についても詳しく、口コミとともに学ぶことができます。
ここでは、これから低温調理に取り組みたい方にオススメのブログを五つ、ランキング形式でご紹介します。

ベスト5:健康マニアな薬剤師 Akitoshi Tokubuchi 競技ヨーヨー全日本チャンピオン

こちらは、薬剤師の方により運営されているブログです。
低温調理に関する記事では、レシピだけでなく、気になる衛生面などについても詳しく解説されているので、安心して料理することができますよ。

低温調理に必要な道具も紹介されているので、低温調理初心者の方におすすめです。

健康マニアな薬剤師 Akitoshi Tokubuchi 競技ヨーヨー全日本チャンピオン

ベスト4:エンジニアのメソッド

「エンジニアのメソッド」は、料理専門のブログではありませんが、低温調理器を使ったレシピが度々紹介されています。
また、低温調理器の比較記事なども載せられているので、低温調理器の購入を検討している方には参考になりますよ。
エンジニアのメソッド

ベスト3:一路庵BLOG

こちらのブログも料理専門のものではありませんが、低温調理に関する記事が40記事以上公開されています。
特に、チャーシューやコンフィなどのお肉料理を作りたいときに参考になります。

また、低温調理に関する本のレビュー記事も公開されていますよ。

一路庵BLOG

ベスト2:低温調理普及の為のBONIQ公式レシピブログ

こちらは、低温調理器を発売しているメーカー、BONIQにより運営されている公式ブログです。
こちらのブログは、豚肉・鶏肉・牛肉などお肉のレシピや魚のレシピのほか、卵や野菜などの低温調理レシピも載せられています。

こちらのブログのおすすめポイントは、豊富なレシピのバリエーションだけでなく、レシピ動画も用意されていることです。
動画を見ながら、美味しい低温調理レシピに挑戦することができますよ。

低温調理普及の為のBONIQ公式レシピブログ

ベスト1:THEORY IS THE BEST SAUCE.

こちらのブログは、メディアにも取り上げらている、有名低温調理ブログです。
こちらのブログを運営しているNickさんは一般の会社員の方ですが、安全に低温調理を行う方法を発信しています。

理論立てられた調理方法が書かれた記事は、初めて低温調理を行う方は必読です。

THEORY IS THE BEST SAUCE

<下に続く>

おすすめの料理レシピ本

低温調理に関する本

低温真空調理のレシピ
1944円

こちらの本は、料理研究家の川上文代さんによる著書です。
家庭で真似しやすい、易しいレシピが紹介されています。

プロの料理研究家ならではの、本格的な味わいをお家で真似することができますよ。

弱火調理で劇的においしくなる 予約のとれない料理教室レシピ
1620円

こちらは大人気の料理教室を運営する水島弘史さんの本です。
写真が多く、丁寧にわかりやすくレシピが紹介されていますよ。

<下に続く>

低温調理で食材を楽しもう

低温で熱した魚料理

今回は、近年トレンドになりつつある調理方法、低温調理のレシピやオススメのブログ、レシピ本などについてご紹介しました。
ゆっくりと火を通す低温調理は、素材の水分を減らし過ぎず、しっとりと柔らかい料理を作ることができます。

難しいと思われがちな低温調理ですが、低温調理器や炊飯器、お鍋を使えばお家でもトライすることはできるんです。
低温調理をマスターして、家庭料理の幅を広げましょう。

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