「心が荒む」の意味とは
心が荒む(すさむ)と聞くことがありますが、荒むとはどのような意味を持つのでしょうか?
荒むとは、気持ちや気分、生活が荒れてしまい何事に対しても投げやりになってしまう事を指します。
荒むという意味を知ればわかるでしょう。心が荒むとは、何らかの原因によって精神が荒れてしまう状態です。
そのような状態になってしまった時に、普段は冷静に判断できているとができなくなってしまったり、少しの事にイライラしてしまったりします。
また、心が荒むと余裕を持てなくなり自分勝手になってしまったり気力をなくしてしまったりしてしまいます。
心が荒む人の特徴5選
心が荒む状態とは性格によっても様々ですが、同じ条件であっても荒む人と荒まない人もいます。
では、心が荒む人はどんな人なのでしょうか。荒んでしまいやすい人の特徴を探ってみましょう。
- 理想が高い
- プライドが高い
- 頑張りすぎる
- 完璧主義
- 弱みを見せない
心が荒む原因①:理想が高い
人には理想があるのは当たり前です。しかし、理想がそのまま現実化されることは安易ではありません。
理想はあくまでも理想であり、実際に現実になるためにはそれなりの努力が必要になります。
理想が高すぎると、理想通りにならない事に直面した時に受けるダメージは計り知れないものになります。
人はダメージを受ければ受けるほど自分自身を責め、その蓄勢が心を荒む要因となっていしまいます。
心が荒む原因②:プライドが高すぎる
自分を失いたくないために、誰しもが「プライド」を持っています。人はそれぞれ性格も生きていた環境も違うため受ける感覚も違います。
そのため、自分が正しいと思って行っている言動や行動が他人とっては違和感となっていることもあります。
プライドが高すぎると自分は間違っていないという錯覚に陥るため、他人からの助言を受け入れることができません。
受け入れらないことが理解できないことによって、心が荒む原因となってしまうのです。
心が荒む原因③:頑張りすぎる
仕事などで評価をされたり、誰れかが喜んでくれるという状況は達成感にも繋がり、次も頑張ろうという目標にもなります。
他者に認められることは嬉しいことですが、それは常に持続するでしょうか?
他者から見れば「頼りになる人」と思われますが、実際には精神を壊しているにすぎないのです。
その結果、荒んでしまっているという事に気づいていなくてもいつの間にか精神を蝕んでしまい心だけではなく体をも荒む状態にしてしまいます。
心が荒む原因④:完璧主義
完璧主義な人は失敗という感覚はありません。何事も完璧にこなす事を求めるため、失敗しないと信じています。
何かをするためにも、万全の準備をし計画通りに事が進むことを望みます。しかし、現実には全てが完璧になし終えるわけではありません。
万が一、物事が完璧に進まない状況になってしまった時に妥協するのではなくその場にとどまってしまう傾向があります。
心が荒む人の特徴⑤:弱みを見せない
特徴の①から④の原因にも直結しますが、弱みを見せない人ほど心が荒みやすいです。
常に気を張って生活をし、他者の前では自分自身の汚点となる部分は見せたくないという思考が強いため心を許す相手がいません。
一人でいるとき以外、心が休まることがないため心の疲労がたまりやすくなってしまいます。
また、自分の弱い部分を認めたくないために心が荒むことすら認めることがでないという頑固な面が大きな原因ともなります。
心が荒む原因5選【仕事編】
生活をするための糧として仕事とは切っても切り離せませんが、仕事が影響で心が荒んでしまう事は少なくありません。
自分の希望した職種でなかったり、職場環境などによって日々強いストレスを感じながら仕事をしている人もいるでしょう。
仕事が原因で心が荒むということには主にどんなことがあるのでしょう。
- 人間関係
- 仕事のミス
- 責任
- 仕事が終わらない
- 残業
心が荒む原因①:人間関係
特に大きな原因としてあげられるのが人間関係です。仕事では、それぞれ別の性格を持った者同士が同じ環境を共にします。
例えば、周りで上司や同僚から嫌がれせを受けている人を見つけてしまったらどう思うでしょう。
まずは、自分もそうならないように最大限の注意を払います。人間関係を良好に保つために発言や行動に気を使うようになります。
しかし、それが積もり積もって心を疲れさせる原因にもなるのです。
心が荒む原因②:仕事のミス
ミスとは自分が好んで起きてしまう事ではありません。誰しもミスをしたいとは思わないでしょう。
いくらミスをしないようにしていても、手違いであったりちょっとした気の緩みなどによって引き起こされてしまいます。
しかし、ミスは職場に与えるダメージよりも自分自身へのダメージは計り知れません。
ミスを犯してしまった自分を責めると同時に不安に陥り自信をなくし荒むようになってしまうのです。
心が荒む原因③:責任
責任を持って与えられた仕事や使命に取り組むという事は当たり前の事です。しかし、それが時によって心へのダメージとも繋がります。
特に多くみられるのが、職場でリーダーとされている職種に当たる人です。昇格をするという事は自分に与えられた名誉でもあります。
名誉と同じく与えられるのは責任という重圧です。仕事をうまく回す、部下を育てるなどの課題が荒む原因となってしまいます。
心が荒む原因④:仕事が終わらない
スムーズに仕事がこなせず、予定通りに仕事が進まないなんて経験はありませんか?この状況こそが心を荒む原因ともなります。
それは仕事とは限りませんが、完成させなけらばいけないことが終わらないと人は焦りを感じます。
たとえ、それが明日に持ち越していい事案だとしても帰宅してからも終わらせなかったことを後悔します。
その気持ちをも持ち越してしまうと翌日に気持ちよく仕事に向かえるでしょうか。できれば仕事から逃げ出したい気持ちになるでしょう。
その状況が続いてしまうと、心が荒む原因に繋がってしまいます。
心が荒む原因⑤:残業
仕事をするにおいて残業などしたくないと誰しもが思います。定時で帰宅し、ゆっくりと体を休めたいのが理想です。
仕事をすることによって給料として見返りはありますが、その反面残業が多いほど自分を追い込んでしまう恐れがあります。
残業をする人ほど、自分の生活ペースが乱れやすくなりゆとりをもった生活ができなくなります。
心が荒む原因5選【恋愛編】
誰かを好きになる事、好かれる事は素晴らしい事です。恋愛は人生において喜びをもたらしますが、大きな悲しみをもたらすこともあります。
私たちが生きていく中の恋愛をすることは大切なことでもありますが、恋愛が鯨飲で心が荒むことによって人生を左右してしまう恐ろしいことでもあります。
- 嫉妬
- 不安
- 相手に対する不満
- すれ違い
- 失恋
心が荒む原因①:嫉妬
恋愛をする=誰かを好きになるということですが、相手のことをもっと知りたい思います。
どんな友人がいるのか、どんな生活をしているのかなど様々な面を知りたいと思いますが、同時に嫉妬心も芽生えます。
自分の事を好きと言ってくれているのに、他の異性と仲良くしていたり自分以外の事に興味を示したりした時に嫉妬してしまいます。
嫉妬心が相手に対して不信感を募らせ心が荒むとネガティブになってしまうのです。
心が荒む原因②:不安
恋愛をするとお互い気持ちを意識します。そのため、相手や自分自身の行動や言動がより一層気になってしまいます。
気にすることによって出てくる感情が不安です。一度不安に陥ってしまうと、その不安から抜け出すことが難しくなってしまいます。
ささいな事からの喧嘩であったり、相手はこの先をどう思っているのかなど多くの不安が心を荒む原因になってしまいます。
心が荒む原因③:相手に対する不満
付き合い始めは相手の良いところしか見えていないものです。時間が経つにつれ悪い面も見えてくるのが恋愛です。
心を許し合える仲だからこそ悪い面も分かり合わなくてはいけないのですが、それは簡単な事ではないのです。
相手を思いやるという気持ち以上に相手への不満が募ってしまい、自分だけがという気持ちが大きくなってしまいます。
心が荒む原因④:すれ違い
恋愛においてよくありがちなのがすれ違いです。気持ちのすれ違いや時間のすれ違いなどその場面は様々です。
相手に対して慣れを感じてしまうと、相手のことよりも自分を尊重してしまいがちです。
優先順位が相手よりも自分になってしまった時に、すれ違いが起きやすくなります。しかし、ふと気が付いた時は自分も相手も近くにはいないのが現実です。
心が荒む原因⑤:失恋
人にとって失恋とは肉体的にも精神的にも大きなダメージを残してしまいます。失恋は恋愛において心が荒む一番の原因でもあります。
誰かを嫌いになる、誰かに嫌われるという事は人間の感情の中で一番つらいことであり、憎しみや悲しみへと感情移入してしまう恐ろしい事です。
恋愛の中で失恋は自分を責める事でもあり、相手を責める事でもあります。そして、心の中に大きな傷を残してしまいます。
心が荒む時の対処法5選【仕事編】
仕事が原因で心が荒む状態に陥ってしまったという経験を持っている方は多いですが、いつまでも荒んでいるわけにはいきません。
明日になれば、また仕事をしなくてはいけないのです。どんなに嫌であってもそこでとどまってしまうわけにはいかなのが現状です。
では、どうすれば荒んでしまった心を上手にコントロールできるのでしょうか。
- 相談相手を持つ
- 素直になる
- 寝る
- お金を使う
- 転職する
心が荒む時の対処法①:相談相手を持つ
仕事や人間関係のモヤモアした感情を溜め込んでしまっては、何も解決しません。家族や友人、恋人などに話を聞いてもらいましょう。
嫌だと思う事は吐き出さない限りずっと残ってしまいます。口に出して話をすることにより、心荒む状態から浄化されます。
誰かに相談するという事は、考え方を変えれるようなアドバイスをもらえるきっかけにもなります。
他人に話す事によって、物の見方や考え方の視野が広がります。悩むのであればまずは話を聞いてもらいましょう。
心が荒む時の対処法②:素直になる
頑張りすぎる人や責任感の強い人は、弱みを見せたくないために無理をしてしまします。
実際は自分にとって限界を感じていても、やらなくてはいけないという感覚に陥ってしまい頑張りすぎてしまいます。
自分自身を失いかける前に、素直に自分の限界を認める事が大切です。プライドが許さない等の余計な考えは捨てるべきなのです。
まずは、素直に手伝ってほしいや助けてほしいと言えるようになる事が必要になります。
心が荒む時の対処法③:寝る
心が荒んでしまう=体も疲れてしまっています。体の疲れが取れなければ、心の疲れも取ることはできません。
日々、仕事に追われている人は帰宅をして睡眠を取っていても実際に脳は休まっていません。
せっかくの休日に寝るのは勿体ないと思いがちですが、ゆっくりを休息することで身も心もリフレッシュできます。
現代社会において何かと制限が多いですが、時には自分を休める時間を作ることも大切になります。
心が荒む時の対処法④:お金を使う
あなたは何のために仕事をしていますか?それは、生活をするためと答える人がほとんどでしょう。
しかし、生活において仕事を優先してしまうと生活をするために仕事をするというというスタンスが崩れてしまいます。
単純に仕事をこなさなければいけない使命感にとらわれてしまうのです。そんな時は
働いた分だけ得られる収入を自分のために使いましょう。
頑張った分、自分へのご褒美がなければ頑張るだけ損になってしまいます。時には少し贅沢をしてみましょう。
心が荒む時の対処法⑤:転職する
人間関係がうまくいかない職場や、思い通りに仕事が進まない職場はもしかしたら自分には合わない職場ではないでしょうか。
無理に頑張りすぎてしまっても心が荒むようでは自分自身を見失い、崩壊してしまう職場でしかないのです。
解決しないのであれば、転職を考えるべきなのではないでしょうか。仕事によって、自分自身を見失う事こそ人生において損な事はありません。
たとえ、金銭面な見返りがあったとしても我慢をして頑張る事に意味はありません。勇気を持って環境を変えましょう。
心が荒む時の対処法5選【恋愛編】
仕事ではなく、プライベートが原因で心が荒んでしまう状態はとてもつらいです。恋愛をすることで癒されるはずがそうでなくなってしまったらどうでしょう。
せっかく人を好きになったのに、楽しいはずの恋愛が辛い恋愛になってしまっては身も心もボロボロになってしまいます。
そうなってしまう前に上手な対処法を身に付け、人生を楽しみましょう。
- 趣味を見つける
- 友人と過ごす
- 理想を捨てる
- 一歩引いてみる
- 相談する
心が荒む時の対処法①:趣味を見つける
趣味を見つける事、それは自分の新たな一面を発見できるきっかけにもなります。恋人と過ごさない時にあなたは何をしますか?
何もすることがなければ、恋人が何をしているんだろうという不安や心配に費やす事しかしなくなってしまいます。
もし、その時間を自分のやりたい事に費やすことができるのであれば恋愛だけに固視することがなくなり心に余裕を持つことができます。
心に余裕がない時ほど荒みやすくなってしまいます。恋愛だけが人生を楽しむ糧ではないことに気づく事ができるでしょう。
心が荒む時の対処法②:友人と過ごす
恋愛をすると忘れてしまいがちなのが友人の存在です。それは、悪い事ではないのかもしれませんがあなたの周りにいるのは恋人だけではないのです。
恋愛を上手にする人は、友人関係も良好です。それはなぜなのでしょうか?答えは簡単です。
人生において、あなた以外の人間は他人なのです。他人と上手に付き合う事ができる人は恋愛においても冷静な判断ができるからなのです。
恋人だけにこだわるという考えを切り捨て、友人と過ごす時間も大切にすることにより恋人に対する考え方も変わります。
心が荒む時の対処法③:理想を捨てる
恋愛をするとしてしまいがちな事が相手に理想を押し付けてしまうという感覚です。誰かを好きになるというきっかけは様々です。
しかし、相手を知れば知るほど相手の嫌な面も見えてしまいます。そんな時にこんなはずではなかったのにと思ってしまいます。
誰にでも他人から見て許せない一面はありますが、それはその人それぞれの個性なのです。
まずは相手に対する理性を捨て、相手を受け入れるという気持ちになってみましょう。そうすることによって、相手の様々な面を理解することができます。
心が荒む時の対処法④:一歩引いてみる
一途な恋愛は悪い恋愛ではありません。しかし、一途な思いが相手との距離を遠ざけしまう場合もあります。
なんだか最近そっけない態度を取られている、会う回数が減ってしまったなんて時には浮気などを疑う前に一歩引いてみましょう。
一途に思いすぎて、相手の気持ちを考えられなくなってしまっていたり自分の感情を押し付けている可能性があります。
悩む前に、一歩引くことによって冷静な自分を見つめ直すことが必要になります。
心が荒む時の対処法⑤:相談する
仕事と同じく恋愛においても誰かに相談することは重要になります。恋愛はプライベートなことなので自分の感情が強くでてしまいます。
そうなってしまうと、被害妄想に陥りやすく相手への疑念が湧いてきてしまいます。しかし、それは自分一人では解決できないのです。
相談することで、自分の言動や行動が相手にどのような影響を与えていたかなどに気づかされます。
一人で思い悩むのでなく、話をして自分自身を見つめ直すきっかけを作りましょう。
おすすめの癒しグッズ
心を癒すためには休息や趣味なども大事ですが、グッズを使って癒すこともリフレッシュできるきっかけになります。
目で見て、香りで、触れてと体の五感を使って癒しの効果を得れば新たな気持ちで過ごすことができること間違いありません。
おすすめの癒しグッズ①:GLASSHOUSE グラスハウス アロマキャンドル (サンセットインカプリ) ホワイトピーチ 350g
癒しグッズの定番と言えば、アロマです。アロマは香りによってリラックス効果などが様々で心身共に癒されます。
アロマキャンドルであれば、少し暗くした部屋でほんわりと照らしてくれる炎の明かりが疲れ切った心も癒してくれます。
グラスキャンドルは付属の蓋を閉めれば、火を消すことができるので消し忘れの心配がないのもおすすめのポイントです。
おすすめの癒しグッズ②:北見ハッカ通商 入浴剤Sel de Menthe(セル・デ・メンタ)徳用ボトル450g
リラックスできる効果的な方法は入浴です。より効果的なリラックスタイムにするためには入浴剤を併用しましょう。
ハッカはリラックス効果に加えて美容効果もあります。スッキリとしたメントールの香りでバスタイムを楽しみましょう。疲れた体もお肌もよみがえります。
心が荒むのは自分だけではない
私たちが生きている人生は様々な出来事が起こります。しかし、心が荒む状態になってしまうと自分だけがという悲観的な気持ちになってしまいます。
それは誰にでもあることで決して自分だけではないとう事を忘れてはいけません。そして、その感情をいつまでも持ち越さない努力をしなくてはいけません。
心が荒むという感情に浸るのではなく、上手な対処法でうまく切り抜けていく生き方を選んだほうがより楽しい人生を送ることができます。