汚さない魚焼グリルの焼き方を解説
焼き魚はカルシウムやたんぱく質などの栄養素がたっぷりで、毎日でも食べたいくらいですよね。
ですが、使い終わった後のグリルのお手入れが面倒臭かったり、上手に魚が焼けないという理由からグリルを敬遠しているという方も多いのではないでしょうか?
そこでグリルを汚さずに美味しく魚を焼く方法をご紹介します。
まずは家庭にあるアルミホイルを用意しましょう。
グリルのアミよりもひと回り大きめにアルミホイルをカットします。
アルミホイルを敷いてその上にアミをのせてからサイドの余ったアルミホイルでアミの淵を包みましょう。
アルミホイルを取り付けたアミをグリルに入れてから、アミに沿わせるように油をハケなどで塗っていきます。
アミに油を塗ることで、焼いた時に魚の皮が付きにくくなりますよ。
焼き色を見ながら焼いていきます。
皮に焦げ目が付いて焼けたらすぐに取り出さずに少し待ってから引き出しを開けましょう。
魚の皮がくっついて菜箸などでは取りにくい時は、トングを使うと便利ですよ。
アルミホイルが油の受け皿になってくれるので、お掃除が楽になりますね。
アミに油を塗ることで魚の皮がアミにくっつかずにパリッと焼けますよ。
魚焼きグリルのポイント
- 魚に塩を振っておく
- グリルを余熱しておく
- アミに油や酢を塗っておく
- 魚の並べ方
- 火加減に火をつけて短時間で調理
魚焼きグリルのポイント①:魚に塩を振っておく
グリルで魚を焼く前にしっかりと魚の下準備を済ませておきましょう。
魚を焼く時間の30分ほど前に良く魚を洗ってから全体に塩を振って常温においておきます。
臭みの原因を含んだ水分が魚から出てくるので、キッチンぺーパーなどできっちりと拭きます。
余計な水分が魚から出ることで焼きムラができるのを抑えたり、適度に水分が抜けて弾力がある焼き魚に仕上げることができますよ。
魚焼きグリルのポイント②:グリルを余熱しておく
魚の下準備が終わったら、そのままグリルで焼くのではなく前もってグリル内を温めておきましょう。
グリルは高温で一気に加熱することでうまみを内部に閉じ込めることができます。
そのため焼く前にしっかりと強火で庫内を温めておく方が旨みが凝縮されて美味しく焼けますよ。
魚焼きグリルのポイント③:アミに油や酢を塗っておく
下処理が終わった魚をアミにののせる前にアミに油が酢を塗っておくと良いですよ。
アミの上に直接魚をのせることもできますが、この方法だと焼いた時に皮がアミにくっついてはがれてしまうことがあります。
はけなどでサッと油か酢をアミに塗ることで香ばしく焼けた皮がはがれることなく取り出せますよ。
魚焼きグリルのポイント④:魚の並べ方
魚をアミの中心にのせてしまうと一気に火が入って表面だけ焦げてしまうことがあります。
スペースに余裕がある場合は、両サイドに魚を寄せて焼く方法がおすすめです。
特に尾っぽ部分は焦げやすいのでアルミホイルであらかじめ包んでおいたり、サイドに寄せたりと工夫が必要です。
魚焼きグリルのポイント⑤:火加減に気を付けて短時間で調理
焼き魚は水分が残り過ぎても出過ぎても美味しく焼けません。
適度な水分量を保つために、中火で一気に焼く方法がいいですよ。
切り身などは5分ほど、背の高い魚でも8分ほどを目安に焼くようにしましょう。
焼き過ぎてはせっかくの魚が硬くなってしまいます。
焼きムラや生焼けが心配という方は庫内でしばらく魚を放置しておくと蒸されて火が通りますよ。
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ10選
- 鯛の塩釜焼きもグリルで簡単
- ふっくらホイル焼き
- 白身魚とあさりの焼き物
- めかじきの陶板焼き
- グリルでサクサクうなぎ
- 高温グリルでほくほくさつまいも
- 鶏手羽焼きをグリルで
- ちゃんちゃん焼き
- アルミホイルで焼きローストビーフ
- グリル焼鳥
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ①:鯛の塩釜焼きもグリルで簡単
お祝いなどで出される鯛の塩釜焼き。
手間がかかっていて大変そうですが、自宅の魚焼きグリルでも美味しく調理ができますよ。
下処理が済んでいない魚の場合は鱗を取って内蔵も取り出しておきましょう。
アルミホイルの上にあら塩をたっぷりと敷いてその上に鯛を一匹そのままのせます。
あら塩がサラサラとしている時は水を含ませて固めておいても良いですよ。
アルミホイルを鯛の形に沿って寄せるように包んでいきます。
鯛の上部にあら塩をたっぷりと塗って形を整えてからグリル皿にのせます。
あとは強火で15分ほど焼けばそのままお皿にのせて食卓に出しましょう。
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ②:ふっくらホイル焼き
シンプルに塩コショウだけで味付けをしたホイル焼きもグリルで焼けばふっくらに仕上がります。
お好みの魚に塩を振っておいて、一度洗ってから出てきた水分をふき取っておきましょう。
アルミホイルを大きめにカットして、魚を中央においてから塩コショウを振ります。
玉ねぎやしめじ、ニンジンなどを細切りにしたものを魚の上にのせてオリーブオイルを回しかけます。
アルミホイルでしっかりと隙間なく口を閉めて、グリルで10分強焼けば簡単ほくほくの魚のホイル焼きができあがりです。
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ③:白身魚とあさりの焼き物
あさりの汁が白身魚に染み込んで旨みがたっぷり味わえる白身魚とあさりの焼き物もグリルがあれば簡単に調理できますよ。
あさりは暗所に置いて砂抜きをしておきましょう。
白身魚には塩を振って水分をふき取っておきます。
アルミホイルを切ってから、その上に白身魚と砂抜きをしたあさり、ミニトマトをのせてから塩コショウ、白ワインとバターをのせます。
アルミホイルを封筒のようにたたんでから魚焼きグリルで焼きましょう。
ホイルを開けるあと魚介の香りが漂ってきて食欲をそそられます。
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ④:めかじきの陶板焼き
塩麹とめかじきでさっぱり味のホイル焼きが食べられますよ。
めかじきと塩麹をビニール袋に入れて軽く揉みこんでから30分ほど冷蔵庫で味をなじませます。
アルミホイルを敷いて冷蔵庫から取り出しためかじきの塩麹を軽く落としてのせて、しめじやネギをさらにのせてから酒をふりかけましょう。
アルミホイルの上部の口をしっかりと閉じてグリルに入れたらあとは待つだけです。
洗い物がほとんどでない簡単ですぐに作れるグリルレシピです。
思いついた時にすぐに作れるところがいいですね。
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ⑤:グリルでサクサクうなぎ
スーパーで買ってきたリーズナブルなうなぎも魚焼きグリルをうまく活用すれば美味しく焼き上がりますよ。
うなぎはパックから取り出して流水でタレを洗い流しましょう。
カットしたアルミホイルにうなぎをのせて酒をふりかけます。
あらかじめ余熱しておいたグリルにアルミホイルを入れて強火で5分ほど焼きます。
一度アルミホイルを取り出して付属のタレをかけたら、ホイルの口を閉じて再び数分焼きましょう。
この方法なら手が汚れずに洗い物も少なくて済みますね。
リーズナブルな食材でもグリルを活用すれば高温でパリッと焼けて美味しさが何段階もアップしますよ。
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ⑥:高温グリルでほくほくさつまいも
電子レンジなどで温めたさつまいもをさらにグリルを使って焼くと蜜がたっぷりのほくほく食感のさつまいもができますよ。
さつまいもは洗って一本ずつポリ袋に入れておきましょう。
鍋に水とさつまいもを入れたポリ袋を入れて沸騰したら、蓋をして一時間ほど保温しておきます。
ポリ袋からさつまいもを出してアルミホイルに一本ずつ包んでいきます。
魚焼きグリルで数分焼けばほかほかのさつまいも蒸かしが完成です。
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ⑦:鶏手羽焼きをグリルで
魚焼きグリルの受け皿に大きめにアルミホイルを敷いておきます。
こうすると鶏の脂が落ちた時に受け皿になってくれますよ。
鶏手羽を洗って水気を切ってからビニール袋に入れて、焼肉のたれを流し込んでもみこみます。
油を塗っておいたグリルのアミに取り出した鶏手羽を並べて中火で様子を見ながら焦げないように焼いていきましょう。
グリルで焼けば余計な脂が鶏手羽から落ちてヘルシーな仕上がりになりますね。
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ⑧:ちゃんちゃん焼き
味噌の風味が香ばしいちゃんちゃん焼きもグリル料理の人気レシピです。
アルミホイルを大きく切り取ってその上に水気を切った鮭をのせましょう。
家にある好きな野菜をカットして鮭の上にのせてから、塩コショウと味噌、最後にバターをたっぷりとのてからしっかりと口をします。
10分ほどじっくりグリルで焼けば香り豊かな鮭のちゃんちゃん焼きができあがりです。
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ⑨:アルミホイルで焼きローストビーフ
オーブン料理の定番のローストビーフをグリルで作ってしまうレシピです。
牛ブロックの塊を小さめのサイズにカットしてからアミの上にのせます。
受け皿にアルミホイルをセットしてから10分弱お肉を焼きましょう。
焼けたお肉を一本ずつアルミホイルで二重に包んで常温で保温しておくと中まで火が通りますよ。
魚焼きグリルを汚さない!アルミホイルを使ったレシピ⑩:グリル焼鳥
ネギと鶏肉を竹串に刺せるサイズにカットしておきます。
それぞれを交互に竹串に刺してから、半分は好きなタレに漬けこんでおきます。
もう半分は塩コショウをしておきましょう。
鶏肉の油が落ちるので、掃除がしやすいように受け皿にアルミホイルを敷いておきます。
アミに竹串を順番に並べたらあとは焼くだけです。
竹串が焦げやすいという時は、食材を串に刺す前に数分間竹串を水につけておくと良いですよ。
時間短縮でおすすめ!魚グリルの掃除の仕方8選
グリル料理の後のこびりついた脂汚れや、アミに付いた焦げ付きを取るのはなかなか大変ですよね。
簡単に手短に済ませることができる魚グリルの掃除の仕方をご紹介します。
- 重曹スプレーで掃除
- オレンジやグレープフルーツの皮を利用する
- 中性洗剤でシンプルに掃除
- 割りばしといらないタオルを使って磨く
- 定番のクレンザー
- セスキ炭酸ソーダーを使用
- メラミンスポンジでゴシゴシ
- オキシクリーンで漂白掃除
時間短縮でおすすめ!魚グリルの掃除の仕方①:重曹スプレーで掃除
魚グリルは使用後にすぐ掃除をした方が汚れが落としやすくなります。
魚や食材の脂や水分が固まる前に掃除をしてしまいましょう。
汚れが軽い時はグリルのアミや受け皿に直接重曹スプレーをして少し時間を置いてからタオルなどでふき取るだけで汚れが落とせることがあります。
それでも取れない時は、ゴミ袋などのも大きめの袋にアミと受け皿を入れて、40℃くらいのぬるま湯と大匙3杯ほどの重曹を入れて一時間ほど漬けこんでおきましょう。
あとはアミと受け皿を軽くすすげば脂汚れが落ちますよ。
時間短縮でおすすめ!魚グリルの掃除の仕方②:オレンジやグレープフルーツの皮を利用する
みかんなどの柑橘系にはリモネンという脂汚れを分解してくれる成分が豊富に含まれています。
グリルなどの脂汚れを落としたい時に使えるアイテムです。
みかんの皮で直接掃除をすると庫内がさびてしまう可能性があるので、掃除をした後は忘れずに水拭きをするようにして下さい。
ガーゼなどでみかんの皮を包んでから使用すると掃除がしやすいですよ。
魚グリルを使う時に受け皿に水を入れてそこにみかんの皮を入れておくだけで庫内の消臭をしてくれるのでおすすめです。
時間短縮でおすすめ!魚グリルの掃除の仕方③:中性洗剤でシンプルに掃除
汚れがひどくない時は、家庭でいつも使っているスポンジと中性洗剤で十分に汚れを落とすことができます。
食器を洗う時と同様に、スポンジを濡らしてから洗剤を付けて汚れのある場所をスポンジでこするように磨くと取れますよ。
脂がこびりついて落とせない時は、タワシなどの硬い素材のものでこするのもおすすめです。
時間短縮でおすすめ!魚グリルの掃除の仕方④:割りばしといらないタオルを使って磨く
グリルの受け皿やアミは取り出して洗うことができますが、グリル庫内の掃除はなかなか手間がかかるものです。
そんな時はいらない割りばしとタオルを使うと掃除がしやすいですよ。
作り方は簡単で、割りばしにいらない薄手のタオルを巻き付けてからゴムで固定するだけです。
これなら棒状なのでグリル庫内の奥まで手が届いて隅々まで掃除ができますね。
汚れたら捨てるだけなので後片付けも楽チンですよ。
時間短縮でおすすめ!魚グリルの掃除の仕方⑤:定番のクレンザー
しつこい脂のこびりつきや、焦げを落としたい時にはクレンザーが良いですよ。
クレンザーは粉のタイプとくりーむタイプの二種類がありますが、グリルの掃除をする時はクリームタイプのクレンザーがおすすめです。
最初からクレンザーを使用するのではなくて、中性洗剤や重曹などでも汚れが落としきれなかった時に使用すると良いですよ。
クレンザーをスポンジに付けて優しくこすると汚れが落ちます。
フッ素加工がしてある物にクレンザーを使用すると傷を付けてしまうこともあるので、注意書きをよく読んでからの使用がおすすめです。
時間短縮でおすすめ!魚グリルの掃除の仕方⑥:セスキ炭酸ソーダを使用
アルカリ性の性質を持っているセスキ炭酸ソーダがあると魚グリルの掃除が簡単にできます。
セスキ炭酸ソーダは100円ショップでも購入することができますよ。
脂汚れがひどいところに直接スプレーをしてからキッチンペーパーやラップで汚れがひどい部分にフタをします。
時間をおいてから汚れが特にひどい部分を歯ブラシなどでこすって落とします。
一度で汚れが落しきれない時は、何度か繰り返すと落ちますよ。
スプレーをしてふき取るだけなので誰でも簡単に掃除ができます。
時間短縮でおすすめ!魚グリルの掃除の仕方⑦:メラミンスポンジでゴシゴシ
どんなものでもサッとこするだけでピカピカにしてしまうメラミンスポンジは100円ショップで購入できるおすすめの掃除グッズです。
軽い力でこするだけで汚れをしっかりと落としてくれるので、女性でも使いやすいですよね。
メラミンスポンジを使用する時はしっかりと水で濡らしておきましょう。
そのままこすっても効果がなかったり、傷をつけてしまうことがあります。
たっぷりの水を含ませてからこするようにしましょう。
掃除をする際はメラミンスポンジを単体で使っても良いですし、水を含ませたメラミンスポンジに重曹を振りかけたり、クレンザーを付けてから磨くとさらに汚れが落としやすくなります。
時間短縮でおすすめ!魚グリルの掃除の仕方⑧:オキシクリーンで漂白掃除
60度くらいの高めの温度のお湯にオキシクリーンを数杯入れて良く溶かしましょう。
そこにグリルの受け皿やアミ、分解できる細かい部品などを入れて30分ほど漬け置きします。
すると取れなかった汚れが浮いてきますよ。
どれでも落ちなかった汚れはスポンジを使って磨くと取れます。
頑張ってゴシゴシとこする必要がなくて、漬け込んでいる間に他のことができるので時短にもなりますね。
片栗粉と水で簡単!魚焼きグリルの内部清掃術
なかなか手が回らない魚グリルの内部の掃除方法をご紹介します。
家庭にある片栗粉と水を使えばストレスなく掃除ができますよ。
グリルの受け皿に水を多めにはってから片栗粉を入れてよくかき混ぜましょう。
普段使っているように、魚を焼いていきます。
使用後に十分にグリル庫内が冷めてから、受け皿を取り出して片栗粉を剥がしていくだけです。
片栗粉を含んだ水が脂汚れを吸着してくれて、面倒な汚れ落としもしなくて済みます。
汚れだけではなくて、ニオイも吸収してくれるところも良いですね。
おすすめのグリル料理便利グッズ
アズマ工業のNEWエコトクくんは特殊なセラミックス素材でできた商品で、半永久的に付ける商品です。
グリルの受け皿にアルミホイルを敷いて、その上にNEWエコトクくんを並べておきます。
あとは通常通りに魚を焼くだけで、脂や汚れを吸収してくれて、熱効率を高めて火が通りやすくなるのでガス代の節約にもなりますよ。
使用後は軽く混ぜて面を変えるだけで受け皿に入れっぱなしで掃除の必要もありません。
魚グリルは使いたいけれど、毎回掃除をしている時間がないという方におすすめのグッズです。

魚グリルはコツを抑えれば掃除が楽チンになる!
魚グリルは掃除が面倒なので使うのを控えているという方はいませんか?
魚グリルを上手に使うと焼き魚だけではなく様々なアレンジ料理が作れますよ。
面倒な掃除もコツを抑えれば短時間で効率良くすませることができます。
魚グリルの活用法と掃除のポイントを押さえて、楽しく料理をしましょう!