本当に必要なものと暮らすメリット5選
必要最小限のものしかない生活とはどのようなものなのでしょう。
本当に必要なものと暮らすメリットを解説します。
- 実は自分が沢山物を持ち過ぎていたことがわかる
- 意図的に戦略的に買い物ができるようになる
- 時間を有効に使える
- 考える手間がなくなり楽になる
- 自信につながる
本当に必要なものと暮らすメリット①:実は自分が沢山物を持ちすぎていたことがわかる
例えばいつもないといけないと思っていたものが機能しなくなって使えなくなったとき、すごく困るかと思いきやそうでもないことも。
本当に必要なものだと思っていたものが実はなくても全く生活に支障がないことに気づきます。
失くしてみてわかること。
それは自分が実は必要ないものまで余計に持ちすぎているということがわかるのです。
本当に必要なものと暮らすメリット②:意図的に戦略的に買い物ができるようになる
特に若い頃などは給料が入ったらさて何を買おうとすぐ考え、魅力的なものを見ると衝動買いなどをしたりして殆どあまり何も考えずに買い物をし、結局使わなかったりすることも。
その結果余分なものもどんどん増えていくわけです。
しかし本当に必要なものだけを買おうという意思をもって買い物をすると、欲しいものが見つかったときに“これを買ったらどのくらい暮らしに役立つのか、これだけの投資をするべき価値のあるものか”といったことを買う前に自然と考えられるようになり余計な物を買ってしまうことが少なくなります。
本当に必要なものと暮らすメリット③:時間を有効に使える
買い物というものは時間がかかります。
買い物をしている時間のほかに、事前にカタログやチラシ、ネットなどでリサーチをする時間もありますし、買い物自体も店に行って試着して迷ってまた探して、など冷製に考えるとかなりの時間を買い物に費やしているのです。
本当に必要なものだけを買うようにすると買い物をする時間が短縮されるので、必然的に時間の余裕ができ、他のことをする時間が増え有効に活用できるわけです。
本当に必要なものと暮らすメリット④:考える手間がなくなり楽になる
買い物をするにあたり人はいろいろなことを考え迷い時間を費やします。
大きな物だと家や車を購入するにあたり情報を集め、時には専門家の意見なども頂戴し、どこから支出するのかを考え、ローンはどのように組むか、などを考えて最終的に半分勢いで購入に至ることも。
小さな買い物もしかりで、規模は違いますが同じような筋道で考えながら買っているのでは。
しかし本当に必要なものだけと暮らしていれば、余計な買い物が少なくなりその手間が減ります。
買い物のことで脳が常にぐるぐると動くことが減れば、頭はすっきりし楽になりますよ。
本当に必要なものと暮らすメリット⑤:自信につながる
本当に必要なものしか買わない!という強い意思で買い物ができるようになると自分の中で決めていくという主体性が確立して自信がわき、セルフイメージがあがります。
それだけ買い物をするという行為が生きていく中で重要な部分を占めているということですね。
たくさんの情報や宣伝から安易に物を買ってしまったりいらないものまで買ってしまわなくなるので、気持ち的にも楽になり元気も出るのです。
物が溢れ、でも捨てられなかったり、クレジットカードの請求に焦ったり貯金がなかなか貯まらなくて罪悪感を感じるなど、それらは全て自分以外の何かにコントロールされ生活しているということ。
必要なものだけを買う習慣で自信をつけて自分を好きになりましょう。
本当に必要なものを知る方法5選
じゃあ本当に必要なものっていったい何?
本当に必要なものを知る方法をご紹介します。
- クローゼットの中身を見直す
- 一日の中で使ったものをリスト化する
- 普段使っていないものは使用頻度ごとにわけてみる
- 究極の“もしも”を考える
- 必要ない過去のもの、未来のものは全て捨てる
本当に必要なものを知る方法①:クローゼットの中身を見直す
季節の変わり目など洋服などは特に新しい流行のものや可愛らしいものが出回り、ついつい買ってしまってクローゼットがパンパンで買ったけど着てないものもあるという状況、ありますよね。
そんな状況を打破するためにも、買い物にいく前にいったんクローゼットの中身を整理整頓し見直すようにすると本当に必要な洋服はどれなのかがわかってきます。
捜し物が減り、無駄な買い物がなくなり経済的にも生活的にも楽になりますよ。
本当に必要なものを知る方法②:一日の中で使ったものをリスト化する
まずシールや付箋紙を用意し、一日を通して自分が使用したものに目印をしておきます。
目印がし終わったらメモかPCのエクセルなどでそれらをリスト化し見える化しましょう。
次の日も同じように使用したものに目印をつけ、1日目と同じアイテムは2回使ったとわかるようにさらにリスト化し、これを一週間続けていくと使用しなかったアイテムはざっくりとですが断捨離する検討アイテム候補となり、本当に必要なものもわかってきます。
本当に必要なものを知る方法③:普段使っていないものは使用頻度ごとにわけてみる
思い入れがあるので保管してあるけど使用していないもの、いつか使うかもと思いとっておいているものが意外とたくさんあったりしませんか?
それらは例えば一ヶ月に一度以下で使うものをAグループ、そうでないものをBグループと分けてみましょう。
BグループのほうがAグループよりも重要度の高い物ということになり一旦整理ができるのと、その後は各グループでただ所有していることで満足しているものなのか、あることで安心しているだけのものなのかを考えながら本当に必要なものでとっておくべきものなのかを判断していきましょう。
本当に必要なものを知る方法④:究極の“もしも”を考える
もしも本当に災害があったら、と究極の“もしも”を想像するとこの棚は倒れるかも、この場所にこんなに物があったら崩れてきて身動きが取れなくなって危ないかも、などと想像し自然と片付けをし不必要なものと本当に必要なものがクリアに見えてきます。
常に“もしも”の事態を具体的に想定することで自然と断捨離ができるようです。
本当に必要なものを知る方法⑤:必要ない過去のもの、未来のものは全て捨てる
本当に必要なものとは今よく使っているもの、と考えれば自然と過去のものや未来のものを捨てることができ本当に必要なものがスムーズに見えてきます。
昔は大事にしていたものでも今はなくても良いものなどがあるはず。
シンプルに過去、現在、未来のものというくくりで考えていけば自然に断捨離ができますよ。
ただし断捨離も終わりはないのでだいたい8割くらいでOKとして進めると丁度良いかもしれません。
本当は必要ないもの10選
いつもかなり使用しているものでも実は必要ないものもあります。
本当は必要ないものは以下になります。
- テレビ
- ブランド物
- 車
- 固定電話
- ベッド
- 本屋雑誌などの書籍
- 趣味じゃない贈り物
- 壊れた物
- お菓子やジュースなどの嗜好品
- ダブってあるもの
本当は必要ないもの①:テレビ
テレビはなくても意外とまったく違和感なく暮らしていけます。
何か情報を得たり面白いものを観たければ、スマホ一台で事足りてしまうからです。
音楽を聴いたりマンガや本を読んだりレシピを観たりもでき殆ど不自由なく暮らせるでしょう。
PCなども代用品として使えますのでテレビは本当に必要なものではないことがわかります。
本当は必要ないもの②:ブランド物
ブランド物の本当の価値を知って使い勝手やそのものの良さを本当に堪能している人はそういないのではないでしょうか。
自分の年齢であればブランド物くらい持たなければ、みんな持っていて流行っているから欲しい、といった理由で増えていくのがブランド物だったりします。
おしゃれはブランド物でなくても出来ますし自分らしい装いでリーズナブルに出来ること。
なんとなく踊らされて買ってしまった本当に必要なものでないブランド物で物を増やしてしまわないように注意です。
本当は必要ないもの③:車
最近の若者は車に興味がないと言われていますがそれはある意味正解。
地方の田舎暮らしで車がマストな生活であれば話は別ですが、週末だけ買い物をしたり遠出するくらいであれば本当に車が必要なのか考えて見直してみてはいかがでしょう。
いい車にのっている人は立派、この年齢だったらこういう車にのるべき、などというつまらない幻想とともに莫大なローンや維持費を捻出している人がたくさんいます。
確かに移動には便利なのですが、カーシェアを利用するなど、自分で車を所持しない選択肢をして余計な出費を出さなくて済む方法もあるのです。
本当は必要ないもの④:固定電話
昔は一家に一台あった固定電話ですが、スマホをほぼ一人一台所有している今、固定電話は本当に必要なものでしょうか。
あると落ち着く、家としてちゃんとしている気がする、といった幻想で持ち続けるのはナンセンス。
本当に必要なものではないのでシンプルな生活を目指すのであれば手放しましょう。
本当は必要ないもの⑤:ベッド
ベッドはすぐに寝転がれるし楽、というイメージがありますが管理が大変ですし布団のほうが部屋が広く使えます。
布団であれば使ったあとにしまうので部屋が広々とし、天気の良い日に干せば良いので管理も楽ちん。
ベッドの存在をなくして部屋を有効に使おうと思うのであればベッドは本当に必要なものではありませんね。
本当は必要ないもの⑥:本や雑誌などの書籍
昔から読んでいる雑誌や本はどんどん増えてたまっていってしまいがち。
思い入れなどが強いものもあるかもしれませんが、おそらく殆どいらないものと言って良いでしょう。
それらを保管しておいたとしても、一年間のうちで何回それらを見返したりするでしょうか。
持っているだけで満足しているものは本当に必要なものではないことが多いです。
本当は必要ないもの⑦:趣味じゃない贈り物
結婚式やパーティなどで貰った食器などで自分好みではなく使うのも躊躇し、そのまま収納の奥で眠らせているものはないでしょうか。
頂いたものだから捨てるわけにはいかない、と義理人情で保管しておいても使う機会はこの先もないのでは。
頂いた贈り物は好みでなければ使う気も起きないわけですから、それは本当に必要なものではありません。
本当は必要ないもの⑧:壊れた物
壊れてしまったものを修復して使おうと思っていてずっととっておいたり、思い入れがあるのでとっておいても修復せずにずっと置いてあるものはないでしょうか。
気持ちはわかりますが、それらは本当に必要なものではありません。
有効に使えるスペースを占領してしまい、ずっと日の目を見ないものであれば思い切って処分したほうが部屋も自分の気分もすっきりします。
本当は必要ないもの⑨:お菓子やジュースなどの嗜好品
お菓子やジュースは嗜好品は本当に必要なものではありません。
嗜好品が常のに欲しくなるのはそのような習慣がついてしまっているから。
本来はたまに楽しむくらいで十分なはずで、毎日楽しんでいるようなら食生活を変える必要があるかも。
ゆっくりでもいいので嗜好品を食べる習慣をなくし、嗜好品なしでも大丈夫な感覚に慣れればそれほど必要なものではないことがわかるはずです。
本当は必要ないもの⑩:ダブってあるもの
家の中には意外と同じものが2つ3つあったりします。
それらは全て1つあれば良いものではありませんか?
家の中の物を洗い出してダブって存在しているものは全て1つにしてみると、びっくりするくらい収納のスペースができ家の中がすっきりしますよ。
本当に必要なものしか持たない暮らし方のコツ6選
本当に必要なものしか持たない暮らし方のコツをご紹介します。
- 片付けの手間がいらない物を選ぶ
- ハンガーの数だけしか服は持たない
- 本当に好きなものを見極める
- ストックや予備はいらない
- 数ヶ月以上使っていないものは手放す
- 収納スペースを決める
暮らし方のコツ①:片付けの手間がいらない物を選ぶ
例えばダイニングチェアはひじ掛けがダイニングテーブルに引っ掛けられるものなどを選ぶと掃除が劇的に楽になり、それ意外のものを買う気がなくなります。
厳選した便利な商品だけを揃えることで、他のものを買いたいという気持ちが薄れるのです。
暮らし方のコツ②:ハンガーの数だけしか服は持たない
洋服は余計なものを無駄に買ってしまう特に注意すべきアイテム。
トップ、ボトムスなどのハンガーの数を決め、その数以上に増えないようにしていくと溢れかえることもなく無駄に買うこともしなくなるでしょう。
靴やバッグなども予め数を決めておくと使用しないものが減っていきます。
暮らし方のコツ③:本当に好きなものを見極める
本当に気に入った物を買うとその物に愛着が湧き、家の中にある家具や雑貨などすべての物一つ一つが意味のあるものになり、愛情を感じるようになりなります。
それにより幸福感が生まれ生活が楽しく無駄使いのないシンプルなものになっていくのです。
暮らし方のコツ④:ストックや予備はいらない
化粧品の試供品サンプルや紙バッグや日用品などのストックや予備は必要ありません。
物が溢れる原因にもなります。
ストックを常備するにしても数を決めるなどルールを作り、必要以上に持たないことが大事です。
暮らし方のコツ⑤:数ヶ月以上使っていないものは手放す
使っていない家電や家具などは捨てるのがもったいないと思われるかもしれませんが、あるだけで利用していないのであれば手放してしまいましょう。
家電や家具はサイズが大きいので少し手放すだけで部屋がかなり広くなりますよ。
昔は重宝していたものでも現在使用する機会がないのであれば思い切って処分しましょう。
暮らし方のコツ⑥:収納スペースを決める
収納はここのスペースのみにすると決めておかないと、店頭にあるちょっといい感じの収納BOXなどを買ってきてはしまいを繰り返し結局物が多くなってきてしまいます。
収納スペースは拡大せず、あらかじめ場所を限定しておくことが物が増えないコツです。
ミニマリストにおすすめの本
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ」は、物が少ないことがどれだけ幸せなのかをわたしたちに教えてくれます。
誰かと比べてばかりいた自分、将来への不安をつのらせていた自分が必要最小限のミニマリストに目覚めたことで本当の豊かさと幸せに気づくのだといいます。
読めばミニマリストになってみたくなる一冊です。
本当に必要なものは自分で決める
自分にとって「本当に必要なもの」っていったいなんだと思いますか?
きっとそれは差異はあれど皆同じような方向性へたどり着くのかもしれません。
私たちは溢れる物と情報の中で暮らし、便利で快適と感じているようで実はとても不自由で居心地の悪い暮らしをしているのかも。
一度自分の生活を振り返ってみて必要なものだけを厳選し生活してみることで、新しい自分を発見してみてください。
そこには“本当の幸せ”が待っているはずです。