カレー=太るは間違い!
カレーは太る食べ物だと考えている人が多いですよね。
でも実は、カレーに含まれるスパイスは痩せる秘密がいっぱいで、本来は太るとは真逆の効果を持っているんですよ。
そんな食品のカレーを食べると太ると思っている人が多いのは市販のルーの成分や、入れる具材、作り方、食べ方までいろいろな要因があります。
インドの人々は毎日カレーを主に食べますが、日本のカレーとはまた全く別の食べ物と言っても過言ではありませんよね。
それは日本の家庭のカレーライスはカレールーから作られていて、とろみのあるものが多く、スパイスから手作りする人は少ないという点です。
実はその点にこそカレー=太ると思われている要因が多く含まれているんですよ。
次の章では、カレーが太ると言われる原因を紹介していきます。
カレーが太ると言われる原因5選
スパイスに痩せる要素が含まれているはずのカレーですが、そもそもカレー=太ると思われている原因はどこにあるのでしょうか?
主な原因はこちら。
- 市販のルーは多くの脂質が含まれているから
- 市販のルーには小麦粉が含まれているから
- カレーと一緒に炭水化物を取りすぎるから
- 調理や食材にも油を多く使うから
- 食欲をそそる香り、液体状のため食べ過ぎるから
カレーが太ると言われる原因①:市販のルーは多くの脂質が含まれているから
市販のカレールーは、原材料名を確認してみると、一番最初に食用油脂が使われています。
一番最初に表記があるということは、一番多く含まれている原材料なのですが、それがなんと油脂とは驚きですね。
牛脂やラード、パーム油などがメイン原材料ということで、充分太る原因となりえますね。
カレーが太ると言われる原因②:市販のルーには小麦粉が含まれているから
市販のカレールーでカレーを作るとトロッとしていますよね。
それは、小麦粉が含まれているからなんです。
小麦粉は炭水化物で糖質であり、太る大きな要因ですね。
この2点からも、市販のルーが脂質と糖質の塊で、主に太る二大要素でできていることがあることがわかります。
カレーが太ると言われる原因③: カレーと一緒に炭水化物を取りすぎるから
カレーを食べるときって、普段のごはんお茶碗いっぱい分より、どうしても多くのごはん食べてしまいますよね。
また、インドカレー屋さんでは小さめのカレーに対して顔より大きなナンを一緒に食べたりしますが、カレーの味はご飯やナンが進む味付けでペロリと食べれちゃいますもんね。
やはり、糖質の塊を大量に摂取することで太るのであり、ダイエットとは程遠い食べ方になってしまうんです。
カレーが太ると言われる原因④:調理や食材にも油を多く使うから
脂質が多いのはカレールーだけではありません。
具材を炒める油であったり、脂身の多い豚バラや牛バラによって、さらにカロリーもアップしてしまい太るのです。
脂身のお肉は出汁もでて美味しいのですが、お肉を脂質の少ないものに変えるだけでもカロリーは少しは抑えられ、太る原因を排除できますよ。
カレーが太ると言われる原因⑤:食欲をそそる香り、液体状のため食べ過ぎるから
スパイスの香りって本当に食欲をそそりますよね。
ごはんもどんどん進んじゃいます。
また、液体に近い状態であることから、あまり噛まなくても飲み込めてしまえるので、量を食べ過ぎてしまう危険が。
やはり物理的に食べ過ぎることは、カロリーの問題ではなく太ることにつながりますね。
カレールーのカロリーを一覧
前章で述べたとおり、市販のカレールーは太る大きな要因であり、ダイエットにはあまりよくないことがわかりましたね。
では、カロリーはどれくらいなのか見ていきましょう。
メーカー名 | 商品名 | 1皿20gのカロリー |
---|---|---|
S&B | とろけるカレー | 94.4kcal |
S&B | ゴールデンカレー | 96.6kcal |
ハウス食品 | バーモントカレー | 104kcal |
江崎グリコ | プレミアム熟カレー | 105kcal |
ハウス食品 | ジャワカレー | 107.6kcal |
※全て中辛の数値で、カロリーは各社公式HP参照、グラム数を1皿分20gで統一し計算して算出
カレールー①:S&B「とろけるカレー」
このなかでは一番カロリーの低い「とろけるカレー」。
20種類の厳選されたスパイスとビーフブイヨンから作られたこだわりの商品です。
同じカレールーでも結構差があるんですね。
カレールー②:S&B「ゴールデンカレー」
こちらも100kcal未満の「ゴールデンカレー」。
とろけるカレーよりさらに多い35種類のスパイスとハーブから作られていることで、香り高いカレーになっています。
S&Bのカレーは比較的市販の中ではカロリーが低めなんですね。
カレールー③:ハウス食品「バーモントカレー」
りんごとはちみつが入っていることはCMでも有名ですが、その甘味により、同じ中辛でも甘めのカレーが好きな人には向いています。
カロリーは、ここで100kcak超えです。
ここに具材やごはんを足すので、どんどんカロリーはアップして太る原因となってしまいますね。
カレールー④:江崎グリコ「プレミアム熟カレー」
2段になっていることが特徴の「プレミアム熟カレー」。
20種類の食材と厳選スパイスにより、深みとコクのある旨さになっています。
カロリーはバーモントカレーよりも少しだけ高くなっていますね。
カレールー⑤:ハウス食品「ジャワカレー」
「ジャワカレー」は、同じハウス食品の「バーモントカレー」と比べると、だいぶ辛さレベルが上の商品になります。
口に入れた時のローストオニオンの香りとスパイシーさが特徴です。
カロリーは堂々のトップの高さになっていますね。
また、ジャワカレーには、「プライムジャワカレー」と言って、通常の「ジャワカレー」と比べてカロリーが50%オフの商品も発売されているので、太るのが気になる方は、そちらを試してみるのも◎です。
カレーが太らない理由5選
カレーが太ると言われる原因が、市販ルーや脂質、糖質の問題であることはこれまで述べてきました。
では、本当はカレーは太らない、というのはどういうことなんでしょうか?
- スパイスからつくることで、脂質と糖質を抑えられるから
- 栄養たっぷりの具材でバランスがいいから
- スパイスの効果で代謝がアップするから
- 脂肪分解作用のあるスパイスもふくまれるから
- 便秘解消効果のあるスパイスもあるから
カレーが太らない理由①:スパイスからつくることで、脂質と糖質を抑えられるから
カレー=太るを心配している人には、自分でスパイスからカレーを作ることをおすすめします。
やはり市販のカレールーから作ると、どうしても脂質や糖質が多くなっていしまい太る原因となりますが、自分でスパイスを配合して作ることで、油脂を最小限に抑えたり、小麦粉などの糖質も排除することができるので、カロリーをぐんと抑えることができます。
また、スパイスは様々なダイエット効果も期待できるので、カレー=太るの概念から離れられますよ。
カレーが太らない理由②: 栄養たっぷりの具材でバランスがいいから
カレーは具材を自分で好きなものを選んで入れることができますね。
そのおかげでたっぷりの野菜を摂ることもできます。
入れる野菜も人参・じゃがいもなど糖質の高い野菜が多いと太る原因になるので、糖質の低い野菜を選ぶようにしましょうね。
また、お肉も低脂質のものを選んで入れれば、カロリーは抑えて良質なタンパク質を取れるんです。
ダイエット中の栄養バランスもばっちりですよ。
カレーが太らない理由③:スパイスの効果で代謝がアップするから
カレーに入っているスパイスは、体にいいものばかり。
辛味があることで、血行促進や新陳代謝を高めてくれるものもあるのです。
そのため、ルーから手作りしたカレーでは太る心配はあまりしなくて大丈夫。
カレーが太らない理由④: 脂肪分解作用のあるスパイスもふくまれるから
スパイスは血行促進、新陳代謝を高めてくれるだけではありません。
なんと、あのカレーの色の成分のターメリック(ウコン)は脂肪燃焼効果もあるスパイスなんです。
たしかに、そんな性質のある材料が入っているのに、太るというのはおかしな話ですよね。
カレーが太らない理由⑤:便秘解消効果のあるスパイスもあるから
こちらも嬉しい効果、便秘解消効果があるスパイスまで入っているんです。
ダイエット中、食べ物を減らして便秘がちだと健康的ではありませんし、痩せづらくなってしまいますよね。
そんななか、新陳代謝を高め、脂肪燃焼を助け、便秘まで解消できるなんて、スパイスたっぷりのカレーは本来太るとは真逆のダイエットの味方の食品だということですね。
カレーにおすすめのスパイス5選
前章でスパイスは様々なダイエット促進効果があることを説明しました。
では、カレーにどんなスパイスを選んでいったらいいか5つのおすすめのスパイスを紹介します。
- カレーの色の元「ターメリック」
- 美味しい香りの元「クミン」
- 辛味の元「カイエンペッパー」
- スパイスの王様「カルダモン」
- 用途はさまざま「フェヌグリーク」
カレーにおすすめのスパイス①:カレーの色の元「ターメリック」
あのカレーの色の元となるターメリックは、ウコンとも言われます。
独特な香りと苦味が特徴ですが、カレーパウダーにはかかせないスパイスです。
ターメリックには抗酸化作用によるアンチエイジング効果やや肝機能改善効果があります。
また、脂肪燃焼効果もあるのがうれしいですよね。
カレー=太るの思考とはさよならです。
カレーにおすすめのスパイス②:美味しい香りの元「クミン」
カレーのいい香りは、クミンがその中心となっています。
その歴史は長く、現在はエスニック料理にかかせないスパイスなんです。
クミンには、植物ステロールという物質が含まれていて、それが体脂肪を減らす効果があるので、ダイエットにもってこいですね。
カレーにおすすめのスパイス③:辛味の元「カイエンペッパー」
辛味が特徴のカイエン(ヌ)ペッパー。
唐辛子が原料で、辛味だけではなく、旨みを増す効果もあります。
唐辛子の辛味によって、血行促進効果があり、それによって代謝アップ効果もあるうれしいスパイスです。
カレーにおすすめのスパイス④:スパイスの王様「カルダモン」
カルダモンはスパイスの王様と言われるくらい香り高く、辛味と苦味を併せ持ったスパイス。
独特の風味で、チャイにも使われています。
ショウガ科の植物のため、カルダモンも血行促進効果があり、集中力アップにもいいんですよ。
カレーにおすすめのスパイス⑤:用途はさまざま「フェヌグリーク」
フェヌグリークは、日本では馴染みは薄いですが、世界中で親しまれているスパイスの一つです。
歴史も長く、紀元前から使われています。
甘い香りと苦味が特徴のこちらは、脂質の代謝を助けてくれるダイエットの強い味方。
太らないスパイスカレーのレシピ3選
スパイスから作るカレーは太るどころかダイエットに最適なのはわかったけど、なんだか難しそう。
そう思って挑戦出来ていない人も多いですよね。
でも、意外と簡単なレシピもあるんですよ。
こちらで3つ紹介します。
- 基本のチキンカレー
- トマト缶とつくるスパイスカレー
- オクラの低糖質ドライカレー
太らないスパイスカレーのレシピ①:基本のチキンカレー
まずは基本のチキンカレーは定番なので抑えておきたいですよね。
このレシピでは、カルダモン、クローブ、シナモンをまずは油で炒めて香り付けをしていて、具材やほかの調味料を炒めたあとに、さらにターメリック、カイエンペッパー、クミン、コリアンダーを塩と一緒に入れています。
鶏肉も骨付きを使っていたり、炒め時間など手間暇かかっていますが、下のリンクから詳しいレシピも見れますので、ぜひ作ってみてくださいね。
また。スパイスがセットになったものの販売もあるようなので、最初はセットを利用して、スパイスに慣れ親しんでいくのもいいですね。
詳しいレシピはこちら
太らないスパイスカレーのレシピ②:トマト缶とつくるスパイスカレー
こちらのレシピでは赤身の牛肉を使っています。
脂身の多いお肉よりは、太る原因を減らせていますね。
スパイスはコリアンダー、ターメリック、クミン、ナツメグを使っています。
トマト缶やすりおろしのりんごなどで旨みも出しています。
具材はスパイスと炒めた玉ねぎと牛肉だけですが、トマトやスパイスの旨みが引き立つシンプルなカレーで、初心者さんにも挑戦しやすいですよ。
詳しいレシピはこちら
太らないスパイスカレーのレシピ③:オクラの低糖質ドライカレー
ドライカレーもスパイスの香りで食欲がそそられますよね。
具材は低糖質なオクラを使ったり、ドライカレーなら液状ではないので、しっかり噛むことでダイエットにもつながりますね。
使っているスパイスは、カレーパウダーにクミン、パプリカパウダー、カルダモンパウダー、チリパウダーです。
カレーパウダーも選ぶ際は、小麦粉(澱粉)の入っていないものを選ぶことが太る原因を取り除くポイントですよ。
ごはんでも美味しいですが、低糖質の豆腐麺を使ってさらにヘルシーにしていることもポイントです。
詳しいレシピはこちら
玄米カレーのカロリー
通常の白米のカレーは、大体ひと皿600~700kcalくらいになります。
玄米は、普通の白米よりカロリーは低くなりますが、実はそこまで大きく差が出るというわけではないんです。
じゃあやっぱり玄米でも太るのか、と思った方、がっかりしないでください。
玄米のすごいところはカロリーではないんです。
玄米は低GI食品のため、白米に比べると太る要素の糖質が少なくゆっくり吸収されるので、ダイエットには最適なんです。
また、ビタミンB1や食物繊維も多く含まれているので、お通じにもよく便秘になりにくくなります。
なので、スパイスカレーとの相性はよく、白米よりもダイエット向き。
ただし、なんでも食べ過ぎると太るのは当たり前なので、量は取りすぎ注意ですよ。
太らない玄米カレーのレシピ3選
前章で玄米は白米に比べて太る要素が少ないということがわかったところで、スパイスカレーとどういうふうに合わせていったらいいでしょうか。
ここでは、3つのレシピを紹介します。
- 玄米チキンカレー
- ターメリック玄米のナストマトチキンカレー
- 玄米ボールのグリーンカレー
太らない玄米カレーのレシピ①:玄米チキンカレー
こちら、市販のカレールーを使っていますが、鶏胸肉や玄米を使っていることで、普通のカレーライスより太る要素は抑えられています。
炒める時の油も、オリーブオイルを使っていることで、ダイエット効果も抜群。
それでも絶対太るのが嫌だ、カロリーが気になるという場合は、市販ルーは使わず、基本のスパイスカレーを合わせればより効果的です。
詳しいレシピはこちら
太らない玄米カレーのレシピ②:ターメリック玄米のナストマトチキンカレー
こちらのレシピは、カレーだけでなく、玄米ご飯もターメリックライスにしてスパイスを使っているのが特徴ですね。
レシピにはざっくりカレー粉のほかはお好みのスパイスを入れるとしか載っていないので、ほかのレシピやおすすめスパイスの効能を参考にして、自分にあったスパイスを入れてみてください。
トマトやナスなど夏らしい具材で、夏の暑さにもカレーのスパイスパワーで乗り切れそうですよ。
詳しいレシピはこちら
太らない玄米カレーのレシピ③:玄米ボールのグリーンカレー
こちらはちょっと珍しいグリーンカレー。
グリーンカレーペーストを使用していますが、ここに含まれるスパイスが、青唐辛子、コリアンダー、クミン、ターメリックで他にもレモングラスなども入って爽やかな辛味があります。
色とりどりのパプリカやほうれん草を使っていることで、見た目にも鮮やかで美味しいですよね。
玄米は焼きおにぎりにすることで、より食べやすくなっています。
ただし、こちらのレシピではおにぎりにする際に小麦粉を使ったり油を使うという太る要素も含まれていますので、自分で調整するのも◎です。
詳しいレシピはこちら
カレーに合う太らない肉3選
やっぱりスパイスや主食のご飯に気をつけても、お肉が脂身の多いものを使うと太る可能性は高くなりますよね。
お肉もカロリーを抑えて太りにくいものを選んできましょう。
おすすめの3種はこちら。
- 鶏の胸肉
- 牛のヒレ肉
- ラム肉
カレーに合う太らない肉①:鶏の胸肉
ダイエットの強い味方といえば鶏の胸肉ですよね。
胸肉は脂肪が少なく低カロリーなのにタンパク質が多いので、筋肉を残して健康的に痩せることができるんです。
ただし、脂身や皮がついていれば外すように。
皮はぱりっとして美味しいですが、結構カロリーが高く太る原因の一つですよ。
カレーに合う太らない肉②: 牛のヒレ肉
鶏肉に比べるとカロリーは高く太る原因となってしまう牛肉ですが、ダイエット中でも食べられる部位はあります。
牛肉のなかでもヒレ肉は脂身も少なくカロリーも低めなのでほかの部位に比べると太る心配はそこまでしなくても大丈夫。
ダイエット中に不足しがちな鉄分や亜鉛も多く含まれているので、貧血予防にもいいんですよ。
カレーに合う太らない肉③:ラム肉
ラム肉って日本ではあまり身近ではない存在ですよね。
しかし、カレーにこそラム肉は向いています。
匂いが気になるラムですが、カレーのスパイス、クミンやハーブなどを使って味付けすれば気にならなくなり美味しく食べることができます。
また、赤みも多く脂肪燃焼を助けるLカルニチンという栄養分が多く含まれているため、お肉で太ることを心配する方にはとってもおすすめです。
おすすめのスパイス「神戸スパイス スパイス 5点セット」
このセットは、カレー作りにぴったりのスパイスが5種類入ったセット。
内容物はコリアンダーパウダー、ガラムマサラ、ターメリック、クミンシード、カイエンペッパーパウダーです。
これさえ買ってしまえば、初心者さんでも手軽に本格的なスパイスカレーを作ることができますね。
クミンシードは、パウダー状ではなく実の状態なので、自分の好きなように加工できるのがうれしいですよね。
チャック付きのパックなので、開封後も安心して保管できるのも人気の秘密。
太るカレーは卒業しておいしいスパイスカレーデビューしよう
カレー=太るは誤解だということがよくわかりましたよね。
市販ルーを使って作るカレーはたしかに美味しいけれど、太る原因にもなりますし、自分でスパイスから作れるようになれば、ちょっと自慢にもなるしいいですよね。
おいしい本格カレーを食べてスパイス効果でダイエットまでできたら最高。
ここで紹介したスパイスを取り入れながら具材も工夫して、自分好みの太らないカレーを作れるようになっちゃいましょう。