鮭のあらとは
鮭のあらとは鮭を刺身や切り身などにおろした後に残った部分のことです。
頭やヒレ、骨など残った部分をまとめて「あら」といいスーパーなどでもパックにまとめられてあらとして売られています。
頭はほとんどあらとして切り落とされますが、カマの部分は美味しいところで、汁などに入れると出汁が出て旨味たっぷりの美味しい汁になります。
中骨の周りにも身は付いており、汁物や煮物にして食べると美味しいです。
調理の仕方によっては骨ごと食べられるので無駄なく美味しく健康にもよい食材と言えるでしょう。
鮭のあらの値段
切り身や刺身用に下ろした後の残った部分があらなので、一般的には安く売っています。
ひとまとまりで100円などお得感たっぷりな場合もあります。
残った部分と言っても汁物にしたり煮付けにしたり、数回使える分くらいの量がまとまって売られていることもあります。
コスパが良くお得なのでスーパーによってはあらから先に売れてしまうこともあります。
ネットでも購入できます。
お店によって違いますが、切り身の半額から3分の1くらいの価格での販売もあります。
高級スーパーなどの場合、あまり安くなかったり、安くても若干のこともあるようです。
いつもあるとは限りませんがタイミング良くあらが売られていると安くてお得に手に入るかもしれません。
鮭のあらの下処理の方法
下処理をしっかりしないと臭みが残って美味しくいただけません。
下処理を丁寧に行なって臭みのない美味しいあらをいただきましょう。
まずあらを水洗いして大まかな汚れやぬめりを取って粗塩を振ります。
ざるに上げて少なくても15分以上、数時間から1晩くらい置きます。
置いておいたあらの塩を水で軽く洗い流して鍋で沸かしたお湯の中に入れます。
30秒ほど入れて表面が白くなったら取り出し氷水や流水で冷やします。
血合いやウロコなどが浮いてくるので丁寧に取り除きます。
ここでしっかりと取り除くことが臭みを残さないために大切なポイントです。
ウロコなどは魚を触ると指に引っかかってきたりするのでその部分を
取り除くといいでしょう。
少々手間はかかりますが、臭みのない美味しい出来映えのために手を抜かず丁寧に行ないましょう。
鮭のあらを使ったおすすめの人気レシピ8選2000
あらは安く手に入り、出汁が出て汁物などに旨味が出たり、骨ごと食べるのもいいのでレシピを覚えて節約健康メニューを作りましょう。
鮭のあらを使ったレシピをご紹介します。
- 鮭のあら汁
- 鮭フレーク
- 洋風コンソメ煮
- ひつまぶし
- 甘辛煮
- 粕汁
- 柔らか煮
- 水煮
鮭のあらを使った人気レシピ①:鮭のあら汁
鮭のあらを使うと切り身で作るより出汁や旨味が出て美味しいです。
大根・人参などの根野菜がたくさん食べられるのも嬉しいです。
ジャガイモもアラ汁にはよく合い、ボリュームもたっぷりです。
安い材料で量も味も満足の1品です。
寒い冬にぴったりのメニューで、鮭のあらの旨味がしっかり出汁が味噌とよく合って体が芯から温まるほっこりレシピです。
お好みですが、隠し味に砂糖をほんの少し入れるとおいしいです。
鮭のあらを使った人気レシピ②:鮭フレーク
レンジで加熱すると身が簡単にほぐせます。
骨を取る作業は少々面倒ですが、食べるときのことを考えて丁寧に取り除きましょう。
鮭のあらは安く売っていることが多く、量もまとまってある程度の量でパックされていることが多いので、購入したときにまとめて作り置きしておくのがおすすめです。
市販の鮭フレークはしょっぱいものが多いですが、自分で作るときはお好みの塩加減に出来るところがポイントです。
冷凍保存もできるのでまとめて作って小分けにして保存しておくと使いやすいです。
顆粒だしが入ると風味も味も良くなります。
鮭のあらを使った人気レシピ③:洋風コンソメ煮
コンソメを使っていて煮付けや汁物とは違った味わいです。
コンソメと鮭が良く合います。
洋風の味付けで子ども達にも喜ばれるメニューです。
水とコンソメだけで煮るとってもシンプルなレシピで、時間のない日にサッと作れる時短簡単レシピです。
鮭のあらを見つけたら買って使う分ずつ分けて冷凍保存しておくとすぐに使えて便利です。
つくれぽのレビューでキャベツを加えていましたが、コンソメとキャベツの組み合わせも相性がいいので、美味しく野菜もたくさん食べられていいでしょう。
鮭のあらを使った人気レシピ④:ひつまぶし
安くて美味しい節約材料の鮭のあらで贅沢ウナギのひつまぶし風レシピです。
脂ののった鮭はとてもおいしく、皮も美味です。
鮭の皮はおいしくて栄養価も高いので食べないともったいないです。
味付けがおいしくて何度もリピートしたくなるレシピです。
ウナギはおいしいですが、高くてなかなか手が出ません。
鮭のしかもあらは、鮭の切り身の半額以下で買えることもしばしばです。
安い分、鮭のあらをたっぷり入れて豪快にいただきましょう。
鮭のあらを使った人気レシピ⑤:甘辛煮
甘辛い濃いめの味付けでお酒のおつまみにぴったりな1品です。
中骨やカマの部分は食べにくいですが、お酒のアテにちびりちびりとつまみながら食べるのも美味しいです。
味がしっかりしているのでごはんのおかずにもぴったりです。
豆腐やたけのこ、ジャガイモなどを一緒に煮ても鮭のあらの旨味が野菜などにしみて美味しいでしょう。
安い材料でメインのおかずにもお酒のおつまみにもなり、子ども達も喜ぶ1品です。
鮭のあらを使った人気レシピ⑥:粕汁
鮭のあら汁や石狩鍋は生の鮭を使う場合が多いですが、この粕汁のレシピは辛塩の鮭のあらを使います。
三平汁も塩鮭を使いますが、薄塩の場合が多く、しょっぱい塩鮭を使うときは少し塩抜きをしたりするようです。
また生のまま鍋に入れて煮込むことが多いですが、このレシピは焼いた鮭を使っています。
塩が吹くくらいの塩鮭は、焼いてお茶漬けや鮭をのせたごはんにお湯をかけて食べても絶品です。
粕汁に入れると香ばしく美味しいです。
粕は体にもよく、体が芯から温まるので寒い冬の晩御飯におすすめです。
鮭のあらを使った人気レシピ⑦:柔らか煮
圧力鍋で作る骨まで食べられる柔らか煮です。
鮭は栄養価が高く、北海道などでは比較的安く1年中食べられる魚です。
鮭のあらは場所によっては中骨がたくさんで身があまり付いていないこともあります。
でも圧力鍋で作ると骨までおいしくいただけます。
あっさり味付けでたくさん食べられます。
鮭のあらを使った人気レシピ⑧:水煮
圧力鍋で骨まで柔らかい水煮を作って色々なお料理に使いましょう。
柔らか煮は煮付けてそのままいただきますが、こちらの水煮は作り置きして色々に使えます。
チャーハンや炊き込みごはん、簡単におろししょうゆで食べても美味しいです。
骨まで柔らかいので気にせず色々な料理に入れて使えます。
カルシウムも取れて栄養価も高いのでおすすめです。
鮭のあらの保存方法
鮭のあらを買ってきてすぐに使わない場合は軽く塩を振ってキッチンペーパーにくるみ、ラップで包んで冷蔵庫のチルド室で保存しましょう。
すぐに使うのがいいですが、その日に使えない場合はチルド室に、しばらく使わない場合は冷凍庫で保存します。
冷凍する場合は、塩を振り、お酒も少し振っておくといいでしょう。
冷凍の場合はキッチンペーパーでくるむのではなく、キッチンペーパーでしっかりと水分を取ってラップに包んで、さらにフリーザーパックに入れて保存した方がいいでしょう。
冷凍庫で保存している間に乾燥が進むと冷凍焼けして味が落ちてしまいます。
それをなるべく防ぐために2重に包むことをおすすめします。
チルド室での保存は賞味期限内に食べた方がいいでしょう。
甘めの塩加減なら2~3日、塩気が強ければ4~5日保存できるでしょう。
冷凍の場合は1ヶ月程度で食べきるようにした方が美味しい内に食べられます。
それ以上入れておくと冷凍焼けが進む場合があるので気を付けましょう。
おすすめの魚料理のレシピ本
魚介類を使ったレシピが202品紹介されている魚料理のレシピ本です。
魚嫌いの人や魚料理の苦手な人にもやってみようかな、これなら食べられるかもというレシピも載っています。
さばき方や下処理の仕方もわかりやすく書かれていて、キッチンばさみを使うなど便利で簡単にできるやりかたも紹介されています。
レシピも簡単に作れるものも多く、参考になりレパートリーも増やせるでしょう。
魚の種類ごとにまとめて掲載されているので探しやすく使いやすい本です。
鮭のあらで安く美味しく
鮭はあらでも切り身でも旬の時期は脂がのってとっても美味しいです。
あらはスーパーなどで切り身などの半額以下で安く手に入れられることも多くお得な食材です。
汁物にしたり煮物にしたり使い方は色々です。
臭みなくおいしくいただくために下処理の正しい方法を知って安くて美味しいお得感満載の鮭のあら料理をいただきましょう。