硬いアボカドの味
アボカドは「森のバター」とも言われるほど脂肪分が高く、ねっとり濃厚な舌触りが特徴です。
カットしてそのまま食べたり、潰してディップにしたり、オーブンで焼いたりと食べ方もいろいろあり、それぞれ違う味わいが楽しめるので好きな人は多いですよね。
アボカドが好きな人は多いですが、アボカド自体には、そこまで特徴的なクセのある味はありません。
硬いアボカドは、青いバナナと同じで身も硬いし青臭い味がするので、食べ頃を見極める必要があります。
アボカドはバナナ・ラフランス・メロンなどと一緒で、おいしく完熟で食べ頃の時期になるまで追熟させることで美味しく食べることができる果物です。
みかんやりんごはスーパーに売られている時にはすでに食べ頃ですが、アボカドは外国から輸入しているため、賞味期限を長く保つためにも店頭に並んだ時にはまだ硬い未完熟の状態です。
そのため、食べ頃の状態になるまで置いておく「追熟」させてからベストな状態で食べることがおすすめです。
硬いアボカドの見分け方
日本で売られているアボカドはメキシコ・ニュージーランド・アメリカから輸入されたものと言われています。
一年中手に入れることができますが、季節によって味が違うようです。
アボカドの一番の旬は春。
4~6月のアボカドは大きく、油分が多く濃厚でクリーミーです。
夏になると小ぶりのアボカドになってくるので、おいしいアボカドを食べたいなら春がおすすめです。
スーパーに売られているものは、食べ頃を見分けるためのシールを貼っているものもあります。
未完熟の状態のものが多いですが、なかにはすでに完熟になっているものもあるので買うときはしっかり見極めましょう。
未完熟で硬いアボカドの皮は緑色です。
食べ頃になるにつれて黒くなってきます。
皮にハリとツヤがあり、黒っぽいものが食べ頃です。
すぐに食べる場合はこの状態のアボカドを選びましょう。
真っ黒で皮がシワシワになっているものは熟しすぎているのでおすすめではありません。
触って硬いかどうか調べることもできますが、店頭であまりアボカドをおさえるのもよくないですよね。
すぐ食べない場合は、熟す前の硬い緑色の皮のものを選んで、家で追熟させておいしいタイミングで食べましょう。
ヘタの部分がとれているのもはその部分から傷みやすく、切ったときに黒くなっている場合があるのでヘタが落ちていたり、極端にヘタの周りが柔らかいものは避けましょう。
硬いアボカドを柔らかくする方法
硬いアボカドをおいしい食べ頃の状態まで柔らかくする方法をご紹介します。
- リンゴ・バナナの近くに置く
- 最適温度の25度で保存
- 新聞紙で包む
- レンジで加熱
硬いアボカドを柔らかくする方法①:リンゴ・バナナの近くに置く
リンゴやバナナからはエチレンガスという物質が出ているので、その効果で硬いアボカドを熟成させることができます。
近くに置いておくだけでも良いですが、一緒にビニール袋に入れておくと更に効果が高まります。
硬いアボカドを柔らかくする方法②:室温で保存する
硬いアボカドが柔らかくなるには25度前後が最適のようです。
野菜や果物を購入したら冷蔵庫に入れて保存することがほとんどだと思いますが、硬いアボカドを追熟して食べ頃まで柔らかくするためには室温に置いておくのがベストです。
冬なら日当たりの良い窓際に置いておくと良いですよ。
硬いアボカドを柔らかくする方法③:新聞紙で包む
リンゴやバナナがない場合は、アボカドを新聞紙で包んで置いておくとアボカド自身のエチレンガス効果で硬いアボカドを柔らかくすることができます。
アルミホイルでもOKです。
エチレンガスが逃げないようにしっかり包むのがポイントです。
硬いアボカドを柔らかくする方法④:レンジで加熱
硬いアボカドに気付かずに切ってしまったときや、まだ硬いけどアボカドを使いたいときは、レンジで加熱すると柔らかくすることができます。
お使いの電子レンジのメーカーによって違いますが、硬いものなら2~3分加熱すれば柔らかくなります。
硬いアボカドの人気の食べ方レシピ
硬いアボカドは青臭く、完熟したもののようにねっとり濃厚な味わいがありません。
硬いアボカドでもおいしく食べることができる人気のレシピをご紹介します。
- アボカドトースト
- アボカドグラタン
- アボカドフライ
- アボカドディップ
- アボカドスムージー
硬いアボカドレシピ①:アボカドトースト
トーストにのせて焼くことで柔らかくおいしく食べることができます。
薄くスライスしたり潰してのせて、黒胡椒・マヨネーズ・チーズと一緒に焼くとおいしいです。
栄養たっぷりのアボカドは朝食べるのにおすすめです。
硬いアボカドレシピ②:アボカドグラタン
半分に切って種を取り、種の部分に好きな具材を入れて上にチーズをのせてオーブンで焼くだけです。
明太子・卵・ホワイトソース・じゃがいもなどなんでも合います。
オーブンでじっくり火を通すことで、硬いアボカドでも柔らかくトロリとした食感になります。
皮をグラタン皿代わりにするので見た目も楽しめるアボカドレシピです。
アボカドポテトグラタン
硬いアボカドレシピ③:アボカドフライ
塩コショウをしっかりして、粉チーズを入れたパン粉をつけて揚げることでそのままでもおいしい
アボカドフライになります。
揚げることで硬いアボカドもとろけるような食感になります。
アボカドフライ
硬いアボカドレシピ④:アボカドディップ
硬いアボカドを半分に切って、皮付きのままシリコンスチーマーで3分ほど加熱します。
粗熱が取れたら皮を剥いて、室温に戻したクリームチーズとレモン汁を混ぜ合わせます。
硬いアボカドもレンジで加熱することで柔らかくなり、潰すことで特有のねっとり感も楽しめます。
クリームチーズと混ぜ合わせることで青臭さも気になりません。
パンやクラッカーにのせて食べたり、野菜スティックのソース代わりにも使えます。
硬いアボカドで簡単アボカドディップ
硬いアボカドレシピ⑤:アボカドスムージー
硬いアボカドは少し青臭いですが、バナナや豆乳と合わせてることでおいしく栄養満点のスムージーになります。
ヨーグルトやハチミツを入れるのと甘みも更にアップしてますよ。
アボカドスムージー
おすすめのアボカドのレシピ本
アボカドは世界一栄養価の高い果物としてギネスにも登録されているくらい栄養豊富です。
美容や健康効果もたくさんあり、10種類以上のビタミンやミネラルを含んでいます。
朝・昼・夜におすすめのレシピが盛り沢山なので
自分のライフスタイルに合わせて食事の中にアボカドを取り入れてキレイになりましょう。
硬いアボカドも追熟&人気レシピでおいしく食べることができます
硬いアボカドは青臭く、あまりおいしいとは言えません。
しかし、硬いアボカドもしばらくすれば柔らかくおいしい状態にすることができます。
まだ硬いアボカドを買ってきて、自宅で一番いい状態まで追熟することでおいしく食べることができますよ。
硬いアボカドでもおいしく食べることができる人気レシピもたくさんあるので栄養満点のアボカドをたくさん食べましょう。