パンレシピレシピ蔵庫で発酵させるメリット
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今は、手作りパン教室なども盛んに開催され、パンを作ることが身近になってきましたよね。
でも、パン生地を冷蔵庫で発酵させたことがない方には、冷蔵庫で発酵させるのは少し抵抗があるかもしれません。
パン生地を冷蔵庫で発酵させるメリットはなんでしょうか。
- 冷蔵庫から出して焼くだけで、焼きたての美味しいパンが食べられる
- 一から作るより大幅に時短できる
- 手作りパンは安心安全
順に見ていきましょう。
メリット①:冷蔵庫から出して焼くだけで、焼きたての美味しいパンが食べられる
冷蔵庫で発酵させる一番のメリットは、冷蔵庫から出して焼くだけで、焼きたての美味しいパンが食べられることです。
パンは焼きたてが一番美味しいですよね。
どんな美味しいパン屋さんのパンでも、数日たってしまったものより、焼きたてのものが美味しいです。
自宅で焼くパンも、前日に焼いたものを朝焼き直すより、焼きたてのパンが美味しいのです。
冷蔵庫で発酵させておけば、朝起きて焼くだけで、すぐに焼きたての美味しいパンが食べられます。
焼きたてのパンは、いつもはひとつしか食べられないようなパンでも、2つ3つ余裕で食べられる美味しさなんですよ。
冷蔵庫で発酵させたからといって、普通に発酵させたパンとの変わりはまったくありません。
普通に発酵させたパンと同じ美味しさを味わえます。
メリット②:一から作るより大幅に時短できる
2つ目のメリットは一からパンを作るより大幅に時短できることです。
パンを作るときの手順を簡単に説明すしますね。
パンを作るにはいくつか工程があります。
- 材料の計量
- 生地をこねる
- 一次発酵
- ガス抜きと丸めなおし
- ベンチタイム
- 形成
- 二次発酵
- 焼く
この工程にどのくらい時間がかかるかご存知ですか?
一番簡単な丸パンや白パンをつくる時でさえ、慣れないと2時間はかかってしまうんです。
もし7時に朝食を食べようとしたら、5時に起きなくてはなりませんね。
それが、冷蔵庫で発酵させると、朝起きて最速15分で焼きたてのパンが食べられます!
冷蔵庫でパンを発酵させるときの作り方は、普通に形成まで済ませて、二次発酵を冷蔵庫でします。
前日の夕食後などに、形成まで済ませれば、朝起きてからの作業は焼くだけなんです。
とても手軽で、これなら毎朝できそうですよね。
メリット③:手作りパンは安心安全
3つ目のメリットは、手作りパンは安心安全だということです。
冷蔵庫で発酵させるパンに限りませんが、家で作るパンには余分な添加物がはいっていませんよね。
普段買っているパンの裏面を見てみればわかりますが、スーパーなどで売っているパンには、食パンにさえ保存料などの添加物が少なからず入っています。
家で作るパンはその点、とても安全で安心です。
お子さんにも安心して与えられますね。
冷蔵庫で発酵させるパンの材料
メリットを確認したら、実際に作りたくなりますよね。
冷蔵庫で発酵させるパンの材料はこちらになります。
- 強力粉
- ドライイースト
- 無塩バター
- ショートニング
- 砂糖
- 塩
- 卵
順にご紹介します。
冷蔵庫発酵パン材料①:強力粉
冷蔵庫で発酵するパンの材料には、まずは強力粉を準備しましょう。
カメリヤの強力粉は普通のスーパーでも手に入ります。
冷蔵庫発酵パン材料②:ドライイースト
こちらは通称アカサフといわれるドライイーストです。
製菓材料店には必ずありますので、是非探してみてください。
イースト臭さもなく、おすすめのドライイーストです。
もっとこだわりたい方は、天然酵母でも作れますよ。
冷蔵庫発酵パン材料③:無塩バター
無塩バターもパン作りには欠かせません。
塩の調節が必要なので、必ず無塩バターを用意してくださいね。
冷蔵庫発酵パン材料④:ショートニング
サクサクの食感を出したいときは無塩バターの代わりに、ショートニングを使います。
バターもショートニングも冷凍保存できるので、小分けにして冷凍保存することをおすすめしますよ。
バターより安価なので、型に塗る油分としても活躍します。
トランス脂肪酸フリーのショートニングも売られていますので、気になる方はこちらを使ってみてくださいね。
冷蔵庫発酵パン材料⑤:砂糖
砂糖は、イーストを活発に活動させるために必要不可欠です。
上白糖、グラニュー糖、粉砂糖、などいろいろな種類の砂糖がありますが、その中でもおすすめなのが、きび砂糖です。
きび砂糖は、サトウキビから取れた天然の砂糖なのでミネラルも豊富なんですよ。
スーパーでも簡単に手に入りますし、お手頃な価格です。
冷蔵庫発酵パン材料⑥:塩
パン作りの際は、塩にもこだわってみませんか?
できるだけ天然の成分やミネラルが豊富なものを使いたいですよね。
雪塩やぬちまーすなどの沖縄のお塩は、とっても美味しいですよ。
こちらの伯方の塩は、比較的どこでも手に入ります。
冷蔵庫発酵パン材料⑦:卵
リッチなパン生地を作るときや、パンにきれいな照りを出すのに必要なのが卵です。
こだわってみるのも良いですし、お手頃なもので作るのも良いですね。
パン作りに使う量は、ほんの少しですが、Amazonでは40個入りが売っていますね。
普段使いに大量購入しても良いですね。
冷蔵庫で発酵させるパンの作り方
材料が揃ったら、早速パンを作ってみましょう。
冷蔵庫で発酵させるパンの作り方の手順はこちらです。
- 計量してこねる
- 一次発酵して形成
- 二次発酵して焼く
順に見ていきましょう。
冷蔵庫発酵パン手順①:計量してこねる
まずは、材料をそろえて計量します。
パン作りやお菓子作りには正確な計量が必要ですよ。
電子計量機は便利ですので、一台は持っていると安心ですね。
計量したらこねます。
手首の力だけではなく、体重をかけてこねるのがポイントです。
冷蔵庫発酵パン手順②:一次発酵して形成
生地を十分にこねたら、一次発酵と形成に移ります。
ここまで終わったら、冷蔵庫に入れますよ。
一次発酵は35~40度のオーブンで20~40分程度。
生地が1.5~2倍になるのが目安です。
温かい時期は常温でも、時間をかければ発酵できますよ。
生地が乾燥しないように、濡れ布巾やラップをしてくださいね。
発酵が済んだら、生地をガス抜きし、ベンチタイムを取ってから形成していきます。
ここまで、早い人なら一時間以内に終わりますよ。
冷蔵庫発酵パン手順③:二次発酵して焼く
形成が終わったら、オーブンの天板にのせてすぐ焼けるような状態にして、二次発酵に移ります。ここで冷蔵庫に入れますよ。
通常のパン作りでは、一次発酵と同様に35~40度のオーブンで20~40分程度の発酵をさせるのですが、これを低温の冷蔵庫で8時間以上かけてゆっくり行うのです。
ゆっくり低温発酵させたら、生地は一回り大きくなっています。
そこで、冷蔵庫から取り出し、予熱したオーブンで焼きます。
冷蔵庫から取り出してから、焼きあがるまでが本当にすぐなので、忙しい朝でも簡単です。
パン生地を冷蔵庫させるときのポイント
パン生地を冷蔵庫させるときのポイントは、ひとつ50~80g程度の小さめのパンに形成することです。
ほとんどのパンが冷蔵庫で発酵可能なのですが、冷蔵庫で発酵するのに向かないパンもあります。
それは食パンなどの大きいパンです。
冷蔵庫で発酵させると、生地が冷たい状態で焼きに入ることになるので、時間の調整が難しく、生焼けが起こりやすいのです。
小さめの形成にすれば、普段の焼き時間とほとんど変わらない時間で焼き上がり、生焼けになる心配もありません。
初めて冷蔵庫でパンを発酵させる方は、気を付けてみてくださいね。
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冷蔵庫はパンの保存場所にはあまり向かない
冷蔵庫はパンの保存場所にはあまり向きません。
冷蔵庫で保存すると、乾燥してぱさぱさになってしまします。
パンの保存は、冷凍庫でするのがおすすめです。
食べられない分は、できるだけ早く1つ1つラップにくるんで冷凍庫に入れましょう。
解凍して焼き直せば、出来立ての美味しさを味わえますよ。
おすすめのパン関連本
さあ、あなたも冷蔵庫で発酵させるパンをつくりたくなってきたのではないでしょうか。
まずは簡単なレシピで試してみましょう。
パン作りにおすすめのレシピ本はこちらです。
特製丸マンケ型もついている本です。
すぐにパン作りがスタートできますね。
あなたも冷蔵庫でパン生地を発酵させて焼いてみよう
今までパンを作ったことがある方でも、冷蔵庫で発酵したことがないという方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
朝早起きする必要もなく、焼き立てのパンが食べられる、冷蔵庫で発酵させる方法は、忙しい方にこそ魅力的な作り方ですよね。
簡単なレシピからどんどん試してみてくださいね。
きっと素敵な朝ごはんになりますよ。