鯖の煮付けをおいしく仕上げるコツ
鯖の煮付け、美味しいですよね。甘辛い煮汁がしみこんだ鯖は絶品です。
ホッとするお袋の味だと感じる人も多いのではないでしょうか。そんな鯖の煮付けを美味しいく仕上げるコツを紹介します。
- 鯖の臭みを取り除く
- お酒で煮る
- 煮付け後h鍋こと冷ます
鯖の煮付けのコツ①:鯖の臭みを取り除く
鯖は何も下処理なしで煮付けを作ると、魚の臭みが出てしまいます。その為、下ごしらえはしっかりとしておく必要があります。
しかし、心配はご無用。下ごしらえといっても特に難しいことはありません。
鯖を熱湯にくぐらせ、表面の汚れを洗い落とします。これを霜降りといいます。
この霜降りで汚れを洗い落とすことによって、鯖の臭みを取り除き、美味しい煮付けができるんですよ。必ず下ごしらえではこの霜降りを行いましょう。
鯖の煮付けのコツ②:お酒で煮る
煮付けというと、水から煮るという認識でいる人も多いですよね。一般的な煮付けの調理法は水から煮ます。
しかし、魚は水ではなく、お酒で煮た方が実は取れて美味しく煮漬けることができるのです。なぜならば、お酒で煮るとアルコールが気化する時に魚の臭みも一緒にとってくれるからです。
また、水で煮るよりも、身がふっくら仕上がるんです。お酒パワーすごいですよね!鯖だけでなく、魚を煮る時はぜひお酒で煮てみてください。
鯖の煮付けのコツ③:煮付け後は鍋こと冷ます
煮物という料理の味は冷める時に染み込んで行きます。魚の煮付けも同様です。
鯖の煮付けも冷める時が味が染みる時。鯖を十分に煮付けたら強制的に鍋ごと冷やしましょう。
鍋ごと冷やすことで、しっかりと味が鯖に味が染み込んだ絶品の鯖の煮付けになりますよ!
鯖の煮付けの材料
さて、鯖の煮付けを作るにあたって、材料は8つです。基本の材料を紹介います。
もちろんスーパーや自宅で用意できるものはお取り寄せの必要はありませんよ!
- 鯖:1尾
- 塩:ふたつまみ程度
- しょうゆ:大さじ3杯
- お酒:大さじ3杯
- みりん:大さじ3杯
- 砂糖:大さじ1と1/2杯
- 水:180cc
- しょうが:ひとかけ
鯖の煮付け材料①: 鯖:1尾
鯖は2枚もしくは3枚におろしたものを使います。あらかじめおろしてある鯖を買っておくと楽チンですよ。
鯖の煮付け材料②:塩:ふたつまみ程度
鯖の水分を出す工程での際、少量のお塩を使います。自宅にある普通の塩でOKです。
鯖の煮付け材料③:しょうゆ:大さじ3杯
煮付けには欠かせないお醤油。今回は濃口しょうゆを使います。
鯖の煮付け材料④:お酒:大さじ3杯
料理酒でOK。清酒を使うとさらに美味しく炊きあがりますよ。
鯖の煮付け材料⑤:みりん:大さじ3杯
煮付けに欠かせないみりん。全て自宅にある調味料で出来る鯖の煮付けまさに家庭の味!
鯖の煮付け材料⑥:砂糖:大さじ1と1/2杯
砂糖がないうちはまずないでしょう。上白糖、きび糖、三温糖なんでもOKです。
鯖の煮付け材料⑦:水:180cc
水道水、浄水、ウォーターサーバーなど、きれいな水であればどんな水でもOKです。料理に使って支障のない水を使いましょう。
鯖の煮付け材料⑧:しょうが:ひとかけ
チューブのしょうがを使っているご家庭も多いでしょう。しかし、今回はかたまりのしょうがを使ってみましょう。
鯖の下処理方法
煮ても焼いても何しても美味しい魚の鯖。しかし、下処理をしないと独特の臭みが出てしまいます。
自宅で調理する時は切り身を使う人が多いでしょう。切りなんだからすぐに調理しても大丈夫と思っていませんか?
確かにそのまま調理をしてもいいのですが、切り身でも、ぜひひと手間かけて下処理を行いましょう。驚くほどに美味しくなりますよ!
切り身の下処理はそんなに難いことはありません。いくつかご紹介していきます。
まず一つ目は塩を振るということ。鯖の切り身にまんべんなく塩を振り、15~30分ほどそのままおきます。
その後、鯖から出た水分をふき取ればOKです。そこまで手間のかかる方法ではないのでぜひこの工程は行ってみてくださいね。
二つ目はお酒を使った下処理方法です。塩の処理をした後行うとより効果的です。
塩の処理を行った鯖をボウルやバットなどに入れ、約50ccのお酒を加えます。お酒で魚の表面をよく洗い、水分をふき取れば完了です。
三つめは霜降りという方法。霜降りこちらは煮付けにするときにおすすめの方法です。
鯖をボウルやバットに入れ、90℃熱湯をかけていきます。鯖全体が白っぽくなるまで軽くゆがく感じでまぜましょう。
鯖の色が白っぽくなったら、水を加えて表面を洗えばOKです。鯖の下処理は他にも牛乳を使った方法や、お酢を使う方法などあります。
ぜひ料理の前にひと手間加えてより美味しい鯖料理を作りましょう。
鯖の臭み取りのコツ
鯖はとても美味しいお魚ですよね。しかし下処理や調理法を工夫しないと、独特の臭みが残ってしまいます。
煮ても焼いても美味しい鯖ですが、臭みが残っていたらがっかりしてしまいます。しっかり臭みを取り除いて美味しく鯖を食べましょう。
鯖の臭みは調理方法で解消することができるんです。コツはお酒とネギ・生姜です。
鯖の煮付けなんかを作る時は、臭み消しのため、お酒をたっぷり使って煮ましょう。アルコールが気化する際に臭みが取れます。
また、ネギと生姜は臭み消しでも有効です。ネギと生姜と一緒にに漬けたり、一緒に焼いたりするだけで鯖の臭みが消えやすいです。
ネギと生姜を使ったタレを掛けても臭みが気にならず美味しくいただけますよ!
鯖の煮付けの黄金比で作る基本レシピ
もう失敗したくない人必見!鯖の煮付けを黄金比で作る基本のレシピを大公開です。
- 鯖の煮付けの黄金比は4:1:1:1
- 鯖に包丁を入れる
- 煮汁を作ろう
- 鯖の臭み取処理
- 鯖を煮始めます
- 途中経過
- 冷まします
鯖の煮付けの基本レシピ手順①:鯖の煮付けの黄金比は4:1:1:1
鯖の煮付けを作る時の失敗の1つとして、味が濃すぎるということがありますよね。鯖に限らず、煮付けは冷めてからが完成。
つまり、冷める前に味見しても本来の煮付けの味ではありません。煮付けの味付けは黄金比で作れば失敗なしです!
鯖の煮付けの黄金比は水、お酒、みりん、しょうゆが4:1:1:1です。この比率で作れば間違いなく美味しい鯖の煮付けができあがります!
鯖の煮付けの基本レシピ手順②:鯖に包丁を入れる
鯖の煮付けを作る時は、丸々1尾をそんまま煮付ける人は少ないですよね。切り身を買ってくるか、1尾を2枚におろした状態の鯖を使います。
2枚おろしの状態(1尾だと2枚)の鯖はさらに真ん中で半分に切ります(1尾だと計4切れになります)。これが鯖の煮付けにするにはちょうど良い大きさです。
鯖の煮付けの基本レシピ手順③:煮汁を作ろう
次に煮汁を作ってしまいましょう。煮汁は簡単です。①で紹介した黄金比で水と調味料を準備します。鯖の切り身4切れを煮付ける場合の分量は、水:120、お酒、みりん、しょうゆがそれぞれ30です。
水、お酒、みりん、しょうゆを黄金比で用意したら、お砂糖をお好みでプラス。お鍋に入れて加熱していきます。
鯖の煮付けの基本レシピ手順④:鯖の臭み取処理
煮汁の鍋にすぐに鯖の切り身を入れたくなりますが、ここでひと手間。鯖の臭み取りの工程は欠かしてはいけません。
②の切り身に約90℃のお湯をかけて霜降りしましょう。鯖の身が白っぽくなったら水洗いして表面の汚れや血合いなど落とします。
水洗いが終わったら、キッチンペーパーで水分をふき取りましょう。これで臭み取りの処理完了です。
鯖の煮付けの基本レシピ手順⑤:鯖を煮始めます
煮汁の鍋に臭み取処理完了した鯖を入れていきます。鍋に鯖を入れたら煮汁を回しかけてから落とし蓋をして中火で約8分煮ていきますよ。
鯖の煮付けの基本レシピ手順⑥:途中経過
煮始めて6分経過したら落とし蓋を取ります。煮汁を鯖にまわしかけて、残り2分煮ていきましょう。
鯖の煮付けの基本レシピ手順⑦:冷まします
鯖を8分煮付けたら、冷まします。鯖の煮付けだけでなく、煮物は冷めている時に味が染み込んでいくのです!
出来立ての熱々を食べたいと思ってしまいがちですが、ちょっとまって!!しっかり冷まして、味が染みた鯖の煮付けを美味しくいただきましょう。
食べる直前に温めなおしたら、器に美しく盛り付け完成です!黄金比で作るから失敗知らずの鯖の煮付け。
ぜひ挑戦してみてくださいね!
鯖の煮付けの人気アレンジレシピ5選
鯖の煮付けと一言で言っても作り方も味付けは多種多様。定食屋さんのような煮付けや、市販タレを使ったアレンジレシピも。
おすすめの5つ鯖の煮付けレシピをご紹介です。
- 焼肉のたれで簡単!鯖の煮付け
- 韓国風鯖と大根の煮付け
- 鯖の梅煮付け
- 鯖の煮付け 甘酒仕立て
- トマトジュースで鯖の煮付け
鯖の煮付けアレンジ人気レシピ①:焼肉のたれで簡単!鯖の煮付け
市販の焼肉のタレを使ったアレンジレシピ。甘辛鯖の煮付けは簡単で絶品。
《材料》
生鯖:2枚
市販の焼肉のたれ:50cc
水:50cc
①鯖は半分に切り、4切れにしましょう。フライパンに水と焼肉のたれを煮立てます。
②煮立てたフライパンに生鯖を入れます。蓋をして4~5分グツグツ煮ていきます。
③裏返して更に2~3分位煮て出来上がりです。
鯖の煮付けアレンジ人気レシピ②:韓国風鯖と大根の煮付け
鯖の煮付けを韓国風にアレンジ。鯖の水煮缶を使うので下処理不要!
《材料》
鯖の水煮缶:2缶
下ゆでした大根:1/3本
濃口醤油:60
にんにく:1片
韓国唐辛子(辛くない):大1
水:500
①大根は、お好みのサイズにカットします。にんにくは、すりおろしておきましょう。
②鍋に鯖を汁ごと入れて、唐辛子、大根、にんにくをいれます。醤油、水を加えましょう。
③落とし蓋をして10分~15分煮るといい色になります。火を止め冷ましてしばらく寝かせましょう。
④旨味が浸透したら完成です。
参考:韓国風鯖と大根の煮付け
鯖の煮付けアレンジ人気レシピ③:鯖の梅煮付け
鯖の塩焼き、味噌煮、普通の煮付けに飽きたら試してみてください!梅煮付け絶品です。
《材料》
鯖:半身
梅干し:1〜2粒
酒:100CC
醤油:30〜50CC
みりん:30〜50CC
砂糖:小さじ2
水:50CC
①塩をふっていない生鯖の下処理をします。鯖を綺麗に洗い、血を洗い流します。皮めに×の切れ込みを入れ、ザルに置きましょう。
②分量外のお湯を沸かしザルに入れた鯖に、お湯をかけ霜降りします。お鍋(フライパン)に酒、みりん、醤油、砂糖、水を入れ、沸騰させ
アルコールを飛ばし鯖と梅干しを入れましょう。
③梅干しは鍋に入れたら軽くお箸で崩し 落し蓋をします。弱火で焦げ付かないようにコトコト煮ていきましょう。
参考:サバの梅煮付け
鯖の煮付けアレンジ人気レシピ④:鯖の煮付け 甘酒仕立て
優しい甘酒の風味がホッとする鯖の煮付けです。甘酒アレンジの鯖の煮付け、ありです!
《材料》
鯖(切り身):4切れ
甘酒:190ml
めんつゆ:大さじ2
しょうが:1かけ
大根5cm:くらい
顆粒だし:小さじ1(約3g)
塩(鯖の下処理用):少々
①大根は厚さ1cmくらいの半月切りにします。しょうがは半分は薄切りに、半分はすりおろしておきましょう。
②鯖の切り身に2本ずつくらい切り込みを入れます。塩を振り、両面に塩をすりこんだ後、水でよく洗ってください。
③沸騰したお湯に鯖をさっとくぐらせて、取り出しておきます。下準備はこれで完了です。
④深めのフライパンに甘酒、めんつゆ、顆粒だし、すりおろした生姜を入れ、中火にかけます。甘酒にとろみがあるので、スプーンなどでかき混ぜながら煮立たせていきましょう。
⑤煮立ったら少しだけ火を弱めます。鯖をなるべく重なり合わないように敷き詰めていきましょう。
⑥空いているところに大根を入れていきます。なるべく鯖の上に薄切りにした生姜を散らすように加えましょう。
⑦キッチンペーパー又はアルミホイルを鍋に合わせてカットし、それで落し蓋をします。そのまま、軽く泡立つ程度の弱めの中火で15分くらい煮込んでいきましょう。
⑧大根の色を見て、煮汁がきちんと浸透していればOKです。落し蓋を外して同じ火加減でさらに5分程煮詰めていきます。
⑨お皿に美しく盛り付けて完成。
鯖の煮付けアレンジ人気レシピ⑤:トマトジュースで鯖の煮付け
隠し味にトマトジュース!まろやかな味の少し変わった鯖の煮付けをぜひ。
《材料》
鯖:1尾
塩:少々
酒:大さじ1
しょうが:1片
みりん:大さじ2
しょうゆ:大さじ3
酒:大さじ3
砂糖:小さじ1強
トマトジュース:1缶
①鯖を2枚におろして4つに切ります。切り身の真ん中に切り目を入れて味を染み込みやすくしましょう。
②塩をふり、酒をふりかけて30分おき、水気をとります。鯖にしょうがの薄切り、トマトジュース、砂糖、酒、しょうゆ、みりんを入れ煮立たせましょう。
③鯖を煮立たせた鍋に並べ入れます。落し蓋をし、最初は強火、沸騰したら弱火にして煮汁を回しかけたら出来上がり。
おすすめの和食料理に関する本
美味しく野菜を食べるには和食が一番!和食の美味しい割合が学べるこの一冊。
ノーレシピでも割合さえ覚えれば美味しい和食ができちゃいます!
鯖の煮付けは黄金比で失敗なし!
ホッとする家庭の味である鯖の煮付け。下ごしらえのひと手間お黄金比で失敗知らずです。
鯖を買ったら、塩焼き、味噌煮も魅力的ですが、ぜひ煮付けも候補に入れてみてください!