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2019/06/17

現金書留とは?送り方や受け取り方・料金・日数など紹介

近年は銀行口座を使ったお金のやり取りがスタンダードとなってますが、20~30年前は現金を専用の封筒に入れて郵便で送る方法が主流でした。

現金を郵便で送る方法を現金書留と呼び、現在でもお金を送付する手段として利用できます。

では、現金書留について詳しく解説していきます。

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現金書留とは

現金書留とは
現金書留は「現金を配達の記録が残る方法で送ることができる」唯一の方法です(。※現金には外国紙幣、外国貨幣および古銭は含まれません。)

万が一配送事故や盗難に巻き込まれ現金が紛失した場合、実損の補償額は最高50万円となっているので、一つの封筒に入れる金額の上限は50万円と考えるケースが多いようです。

しかし、窓口で現金書留の発送手続きをする際、実損の補償額を伝えなかった場合の補償額は1万円となるので注意しましょう。

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現金書留には専用の封筒が必要

現金書留専用封筒
現金書留で現金を送る際、原則として現金封筒を使用することになっており、この現金封筒は郵便局の窓口か夜間・休日対応のゆうゆう窓口で購入できます。

現金書留に使う現金専用封筒には2種類あり、いずれも1つ21円で購入できます。

(小)定形郵便物 (大)定形外郵便物
約119mm 約142mm
約197 mm 約215 mm
重量 約8.5g 約10.7g
価格 21円 21円

尚、この現金封筒はコンビニでは取り扱いしていないようですので、使う予定のある人は郵便局で購入しましょう。

のし袋が大きいなどの理由で現金封筒に入りきらない場合、別の方法で現金書留とすることができることがあるので郵便窓口で相談してみてください。

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現金書留の送り方

現金書留の送り方

では、現金書留の送り方はどのように行うのか具体的に見ていきましょう。

  1. 現金書留用の封筒を用意する
  2. 封筒に宛名や差出人など必要事項を記入する
  3. 現金を入れて封をする
  4. 封筒を郵便局の窓口に持っていき郵便料金を支払う
  5. 追跡番号が記載された控えを受け取る

続いて、現金書留の送り方手順を詳しく見ていきます。

手順①:現金書留用の封筒を用意する

前述で紹介した通り、郵便局の窓口かゆうゆう窓口にて現金専用封筒を購入します。

お祝いやお香典など、外袋がある場合は(大)定形外の封筒に入るサイズで収めるようにした方が良さそうです。

手順②:封筒に宛名や差出人など必要事項を記入する

封筒に宛名や差出人など必要事項を記入するやり方は下記の通りです。

  • お届け先欄に送付先の郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入
  • ご依頼主欄に差出人(自分や会社など)の郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入
  • 封筒に入れる金額(損害要償額)を伝えるか、「書留・特定記録郵便物等差出票」(2枚綴り 2枚目の受領証は控え)に記入する
  • 旧タイプの現金封筒を使用する場合は真ん中の損害要償額の欄に金額を記載しておく

手順③:現金を入れて封をする

現金封筒に現金を入れて封をするやり方は下記の通りです。

  1. 下のフタを起こしてから互い違いに中フタ貼り付ける
  2. その上に下のフタを貼り付ける
  3. さらにその上に上のフふたをしっかりと貼り付ける

三重に封をしたら、点線の丸印三ヶ所に割印(印鑑はシャチハタ・認め印など) 、もしくは名字を○で囲って書く必要があります。

手順④:封筒を郵便局の窓口に持っていき郵便料金を支払う

現金書留はポストに投函しての発送はできません、必ず郵便局の窓口に行き書留の手続きを行い発送しましょう。

手順⑤:追跡番号が記載された控えを受け取る

以前の現金封筒は表面が複写式になっていましたが、現在は表面のデータを読み取ったレシートが発行されるようになり、このレシートに受付日・受領ナンバー・お問い合わせ番号が記載されているので、配達が完了するまで捨てずに保管しておきましょう。


上記のレシートでの発行ではなく、「書留・特定記録郵便物等差出票」に記入したものを控えとする場合もあります。
この場合も配達が完了するまで大切に保管しておきましょう。

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現金書留の送料

現金書留の送料
現金書留の基本的な送料は、手紙(定形郵便物・定形外郵便物)の基本料金に現金書留の加算料金を足して計算します。

手紙(定形郵便物・定形外郵便物)の基本料金(2019年6月現在)

郵便局~国内の料金表手紙・はがき:手紙(定形郵便物・定形外郵便物)の基本料金
手紙(定形郵便物・定形外郵便物)の基本料金を具体的に見ていきます。

■定型郵便物

重量 料金
25g以内 82円
50g以内 92円

■定形外郵便物 

重量 規格内 規格外
50g以内 120円 200円
100g以内 140円 220円
150g以内 205円 290円
250g以内 250円 340円
500g以内 380円 500円
1kg以内 570円 700円
2kg以内 取扱い無し 1,020円
4kg以内 取扱い無し 1,330円

現金書留の加算料金、その他料金(オプションサービスの加算料金)

こちらでは現金書留の加算料金の仕組みを見ていきます。

■現金書留

料金
10,000円まで基本料金 430円
15,000円まで 10円(基本料金に加算)
20,000円まで 20円(基本料金に加算)
 ※5,000円きざみ 10円ずつ基本料金に加算
500,000円まで 980円(基本料金に加算)

現金書留の損害要償額1万円までの基本料金は430円となり、さらに5,000円ごとに10円ずつ足して計算します(上限50万円)。

現金書留の基本的な送料の計算方法

例として20,000円を定形郵便物、現金書留で送る場合の計算式を見ていきます。

定形郵便物(25gまで) 82円+(オプションサービス)現金書留 430円 +20円(2万円までの加算分)=合計532円

日本郵便の便利な国内郵便料金が計算できるサイト:手紙(定形・定形外)の料金計算

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現金書留の受け取り方

現金書留の受け取り方


一般的な現金書留の受け取り方は通常の書留やゆうパックなど受領印を必要とする受け取りと原則的には同じで、本人が不在の場合家族が受け取りができます。

この他に限定した人受け取るサービスがあるので、後述する「現金書留にプラスできるオプション」を参照ください。

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現金書留の配達日数

現金書留の配達日数

現金書留は通常の郵便物とは違い、平日だけでなく土曜日・日曜日・祝日でも配達されるので、一般的には発送してから2~3日あれば配達されるようです。
オプションサービスで速達を付けた場合は通常よりも半日ほど早く届くようですが、発送手続きをするときに窓口で配達予定日を確認すると良いでしょう。

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現金書留にプラスできるオプション

現金書留オプション
現金書留にはこの他にオプションとして付加できるサービスがあります
どのようなものがあるか具体的に見ていきましょう。

郵便局~オプションサービスの加算料金一覧:オプションサービスの加算料金一覧

  1. 速達
  2. 配達証明
  3. 本人限定受取
  4. 代金引換

続いて、現金書留にプラスできるオプションサービスを詳しく見ていきます。

現金書留オプション①:速達

少しでも早く送りたいときに速達を付加する場合、下記の内容の料金となります。

郵便物(手紙・はがき)
250gまで 280円(基本料金に加算)
1kgまで 380円(基本料金に加算)
4kgまで 650円(基本料金に加算)

現金書留オプション②:配達証明

一般書留郵便物等を配達した事実を証明してくれます。

  • 差出時に依頼した場合310円(基本料金に加算)
  • 差出誤に依頼した場合430円(基本料金に加算)

現金書留オプション③:本人限定受取

郵便物等に記載された名あて人、または差出人が指定した代わりの一人に限り、郵便物等を配達してくれるサービスです。
郵便局~オプションサービス: 本人限定受取

現金書留オプション④:代金引換

配達の際、郵便物や荷物と引き換えに集金業務を行い、差出人の金融機関口座に送金してくれるサービスです。
郵便局~オプションサービス:代金引換

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現金書留以外で郵便局で現金を渡す方法

現金書留以外で郵便局で現金を渡す方法
銀行口座でのやり取りやネットバンキングが主流になった昨今、現金書留を使った方法で現金を送る人はかなり減り、現金書留を知らず現金を安易に送付しているニュースを多く見聞きします。

現金書留以外で郵便局で現金を渡す方法はないので、振込や小為替以外では必ず現金書留を使用しましょう。

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おすすめの郵便活用術に関する本

郵便局使い倒し手帳 (リンダパブリッシャーズの本)

郵便局で使える一般的な方法から裏技情報まで知れるほか、郵便局は手紙や荷物を送る&受け取ることができるなど、生活に密着した便利な存在だと知ることができる一冊。

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現金書留とは?送り方、受け取り方法を知ろう

現金書留の送り方、受け取り方法を知る

ここ数年頻発している詐欺事件などで、現金を口座振り込み以外で送る手段として現金書留が新たに見直されるようになりました。

現金は宅配便や小包、レターパック、普通郵便で送ることはできません。

こちらの記事で現金書留の使い方を確認なさってくださいね。

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