皮ごとバナナの冷凍方法
皮つきのバナナを冷凍保存をしていく時は下記でご紹介する手順を確認しながら保存していきましょう。
- シュガースポット(黒点)がでているバナナを選ぶ
- 水で細菌を洗い流す
- ラップでしっかり包み込んで冷凍
皮ごとバナナの冷凍方法①:シュガースポット(黒点)がでているバナナを選ぶ
皮つきのバナナを冷凍保存する場合は、皮にシュガースポットがぽつぽつと出始めてきた時がおすすめです。
シュガースポットとはバナナの皮に出てくる黒い斑点のことで、バナナが熟れ始めた証拠になります。
シュガースポットが出ているバナナは免疫力を高める効果があると言われているほど甘みと栄養がぎっしり詰まっています。
その状態で冷凍しておくと解凍した時に甘みの詰まった美味しいバナナを食べることが出来るという訳です。
皮ごとバナナの冷凍方法②:水で細菌を洗い流す
皮がついたままのバナナは冷凍保存する際、皮に表面に付着している細菌をしっかり水で洗い流し水気も丁寧に拭き取りましょう。
この段階で綺麗に洗っておくとバナナを解凍した時に皮がついたまま食べることが出来ます。
バナナの皮にはセロトニンの材料になるトリプトファンがたくさん含まれておりリラックスや安眠効果があると言われているので、皮ごと食べた方が栄養をたっぷり吸収出来ます。
皮ごとバナナの冷凍方法③:ラップでしっかり包み込んで冷凍
洗い終わった皮つきバナナは、しっかりとラップで包み込み密閉出来たら冷凍庫に入れていきましょう。
ラップに包んでからジップロックなどの保存袋に入れると冷蔵庫の湿気からバナナを守り、さらに密閉効果が上がります。
皮ごとバナナは冷凍保存すると冷凍焼けして皮が黒くなってしまいますが、中身は白いままなので特に支障ありません。
自然解凍しおいて食べる時に皮をむいてもいいし、皮ごとミキサーにかけてジュースにするのもおすすめです。
皮なしバナナの冷凍方法
次は皮をむいたバナナを冷凍保存する方法です。
冷凍したバナナを使ってスイーツ作りをしたい人は、こちらの方法で冷凍保存するのがおすすめです。
- バナナの皮をむき使いやすい大きさに切る
- レモン汁を塗る
- ラップで密閉し保存袋に入れて冷凍
皮なしバナナの冷凍方法①: バナナの皮をむき使いやすい大きさに切る
皮を綺麗にむいたら実の両端を切り、1本まるごともしくは好みの大きさにカットしていきましょう。
小さめに切り分けておくと小分けで使えるので便利です。
皮なしバナナの冷凍方法②:レモン汁を塗る
皮をむいたバナナの切り口や全体的にレモン汁を刷毛などで塗っていきましょう。
空気に触れると変色しやすいバナナですが、レモン汁をかけておくことで黒く変色を防ぐことが出来ます。
レモン汁がない場合はみかんやグレープフルーツなどの柑橘系のフルーツやジュースを塗るか、水200ccに対して大さじ1の砂糖を入れた砂糖水を作りさっとバナナを浸してもレモン汁と同じくバナナの変色を防ぐことが出来ます。
皮なしバナナの冷凍方法③:ラップで密閉し保存袋に入れて冷凍
バナナをカットせず1本まるごと冷凍保存する場合はラップでしっかり密閉して、ジップロックなどの保存袋に入れます。
好みの大きさにカットしたバナナを冷凍する時は、保存袋に一つずつ重ならないように入れて空気を抜き冷凍庫に入れていきます。
柔らかくなったバナナの冷凍方法
熟している証拠であるシュガースポットがたくさん出てたかなり柔らかくなったバナナでも冷凍保存すれば使い道があります。
捨ててしまわずに以下の3つの手順で冷凍保存していきましょう。
- 熟れてきたバナナをラップでやんわり包む
- 拳を使ってバナナを押し潰す
- ラップに包み保存袋に入れて冷凍
柔らかくなったバナナの冷凍方法①:熟れてきたバナナをラップでやんわり包む
たくさんのシュガースポットが出ている柔らかめのバナナの皮を綺麗にむいて両端はカットしていきます。
次にラップでバナナを二つ折りにふんわり包み込んでいきます。
柔らかくなったバナナの冷凍方法②:拳を使ってバナナを押し潰す
ラップと手の拳を使ってバナナを押しつぶしていきます。
完全に平たくなるまで押していきましょう。
柔らかくなったバナナの冷凍方法③:ラップに包み保存袋に入れて冷凍
平たく潰したバナナはそのままラップで包んでいき、ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍しましょう。
平たくして冷凍保存したバナナは凍ってきたら立てて収納できるし、ラップをむいてそのままシャーベット感覚で食べたりスムージに使うなど便利に使いこなすことが出来ます。
バナナの解凍方法
皮あり・皮なし・熟したバナナの冷凍保存方法を確認したあとは、バナナを解凍して食べる方法を確認していきましょう。
- 自然解凍して食べる
- 半解凍してジュースやスイーツに使う
- 電子レンジで温めて解凍する
バナナの解凍方法①:自然解凍して食べる
バナナは冷凍庫から出したら冷蔵庫に入れ直してゆっくり自然解凍してみましょう。
少しひんやりしていて甘さがぎゅっと詰まった感覚でバナナを食べることが出来ます。
また凍ったままでもシャキシャキした食感でシャーベット感覚で食べれるので真夏日におすすめです。
バナナの解凍方法②:半解凍してジュースやスイーツに使う
バナナを半解凍する場合はミキサーにいれてジュースやスムージに使ったり、バナナケーキなどのスイーツに使うのがおすすめです。
バナナを冷凍保存するとバナナ特有のねばっこい感じが弱まり、普段常温で食べているバナナより料理に使いやすくなります。
バナナの解凍方法③:電子レンジで温めて解凍する
バナナを電子レンジで30秒から1分ぐらい加熱して解凍すると、甘みが増して美味しく食べれます。
但し温め過ぎたり湯煎したりしてしまうと水分が出てきてしまい柔らかくなりすぎて食べれる状態ではなくなってしまうので、さっと温めるようにしましょう。
冷凍バナナの保存期限
冷凍保存したバナナは、1ヶ月程度冷凍で保存することが出来ます。
それ以上保存するとバナナの繊維が破損してしまい風味が落ちたり、冷凍焼けして黒くなってしまうこともあるので1ヶ月を目処にして食べ切るようにしましょう。
冷凍バナナの栄養
常温でも消化がよくオリゴ糖がたっぷり摂れるバナナは、冷凍保存するとさらに栄養価が増します。
ワインやチョコレートから摂取できるポリフェノールはバナナにも多く含まれている栄養素ですが、バナナは特に冷凍保存した方がポリフェノールの栄養価が2倍にアップすることが分かっています。
さらにバナナに含まれている栄養素のマグネシウムやカリウムの動きも活発になるため、嬉しい作用が働きます。
では冷凍バナナにどんなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
冷凍バナナのメリット3選
冷凍バナナにはどんなメリットや栄養効果があるかご存知でしょうか。
バナナに含まれているポリフェノールが冷凍保存することにより栄養価が高まり、体内の余分な活性酸素を取り除いてくれる働きをするので以下の3点の効果が期待出来ます。
- リラックスやデトックス効果
- アンチエイジング効果
- ニキビや肌荒れ予防効果
メリット①:リラックスやデトックス効果
上記でご紹介したバナナに含まれているカリウムやマグネシウムには心のリラックスやデトックス効果があります。
冷凍することにより精神的な落ち着きや、便秘解消などが期待できるため自然とダイエット効果に結びついていきます。
メリット②:アンチエイジング効果
バナナを冷凍保存することで栄養価が2倍にアップするポリフェノールは、抗酸化作用に優れているのでシワやシミ、たるみなどの細胞の老化を抑えられる役目があります。
メリット③:ニキビや肌荒れ予防効果
バナナを冷凍すると栄養価がアップするポリフェノールには抗菌作用もあるので、ニキビや肌荒れの予防にも効果があります。
忙しい朝でも意識して冷凍バナナを食べておくと体の内側・外側にいいことずくめなんです。
冷凍バナナを使ったレシピ6選
冷凍バナナのレシピ①:バナナ寒天
材料(2人分)
- 冷凍バナナ:2本
- 寒天:4g
- 砂糖:小さじ1
- 水:適量
- ドライフルーツ:2粒
冷凍保存しておいたバナナをミキサーにかけてシャーベット状にします。
シャーベット状にしたバナナ・水・寒天・砂糖を小さめの鍋に入れてとろとろっとするまで煮込んでいきましょう。
とろとろになったら火を止めて冷ましてから容器に移し替え、冷蔵庫で冷やしていきます。
2時間ほど冷やして食べれる量だけ器に盛り、ドライフルーツをのせたらバナナの香ばしさが広がるバナナ寒天の完成です。
冷凍バナナのレシピ②:バナナのフルーチェ
材料(2人分)
- 冷凍バナナ:1本
- 牛乳:75cc
- 砂糖:小さじ1
- レモン汁:小さじ1
冷凍保存しておいたバナナを常温で自然解凍、もしくは電子レンジで30秒ほど温めて半解凍していきます。
半解凍したバナナをボウルに入れてフォークで潰してペースト状にしていきます。
ペースト状にしたバナナのボウルに牛乳、砂糖、レモン汁を入れてよくかき混ぜます。
とろみが出たらお皿に盛って冷蔵庫で冷やしたら、ひんやりしたバナナのフルーチェの出来上がりです。
缶詰のみかんやパイナップルなどを入れると彩りも綺麗になり子供が喜ぶおやつになります。
冷凍バナナのレシピ③:バナナマフィン
材料(3人分)
- 冷凍バナナ:3本
- 卵:2個
- 砂糖:60g
- ホットケーキミックス:200g
- サラダ油:60g
冷凍保存しておいたバナナを常温で自然解凍、もしくは電子レンジで30秒ほど温めて半解凍していきます。
半解凍したバナナをボウルに入れてフォークで潰していき、砂糖・溶いた卵・サラダ油・ホットケーキミックスを入れて泡立て器でよきかき混ぜて生地を作っていきます。
マフィンの型に混ぜた生地を流し込み、180℃の余熱で温めておいたオーブンで15分焼いていきましょう。
ふわっと柔らかくてほんのり甘いバナナマフィンの完成です。
バナナマフィンは出来立てよりも1日常温で放置しておいた方がしっとりして美味しく仕上がります。
冷凍バナナのレシピ④:バナナのホットケーキ
材料(2人分)
- 冷凍バナナ:1本
- ホットケーキミックス:100g
- 卵:1個
- 牛乳:50cc
- サラダ油:適量
- バター:適量
- メープルシロップ:適量
冷凍保存しておいたバナナを常温で自然解凍、もしくは電子レンジで30秒ほど温めて半解凍していきます。
半解凍したバナナをボウルに入れてフォークでよく潰し、溶いた卵とホットケーキミックスを入れて泡立て器でかき混ぜていきましょう。
フライパンにサラダ油を入れてホットケーキの生地を入れて両面こんがりと焼けていきます。
お皿にのせてバターとメープルシロップをかければバナナのホットケーキの完成です。
フライパンにホットケーキの生地を入れる際にあらかじめカットしておいたバナナをのせると見栄えもよくなるのでおすすめです。
冷凍バナナのレシピ⑤:バナナのオートミールクッキー
材料(8個分)
- 冷凍バナナ:3本
- オートミール:2カップ
- バニラエッセンス:適量
- ベーキングパウダー:小さじ1
- 塩:少々
冷凍保存しておいたバナナを常温で自然解凍、もしくは電子レンジで30秒ほど温めて半解凍していきます。
半解凍したバナナをボウルに入れてフォークでよく潰し、バニラエッセンスを数滴振ったらベーキングパウダー・オートミール・塩を入れてよくかき混ぜていきましょう。
好みの大きさに形を整えていき170℃の余熱で温めておいたオーブンに入れて15分ほど焼きましょう。
シンプルな見た目のローカロリーなバナナのオートミールクッキーの完成です。
レーズンやチョコレートを一緒に入れるとバナナの風味とあうのでおすすめです。
冷凍バナナのレシピ⑥:バナナケーキ
材料(4人分)
- 冷凍バナナ:2本
- バター:100g
- 牛乳:カップ1/2
- 砂糖:50g
- 小麦粉:100g
- バニラエッセンス:少々
- ベーキングパウダー:小さじ1/2
- ラム酒:小さじ1/2
冷凍保存しておいたバナナを常温で自然解凍、もしくは電子レンジで30秒ほど温めて半解凍していきます。
半解凍したバナナをボウルに入れてフォークでよく潰し、卵・小麦粉・ラム酒を入れてしっかりとかき混ぜていきましょう。
ケーキの型に流し込み180℃の余熱で温めておいたオーブンに入れて30分ほど焼いたらバナナケーキの完成です。
100均にも売っているかわいいケーキの型を使えば、友達のお家にお呼ばれした際に手土産として持っていくのもいいでしょう。
冷凍バナナで作る離乳食レシピ3選
冷凍バナナを使った離乳食①:バナナ粥
材料
- 冷凍バナナ:2センチ
- 10倍粥:大さじ2
冷凍バナナを丁寧にすりおろしていきます。
あらかじめ作っておいた10倍粥と混ぜて電子レンジで温めたら出来上がりです。
冷ましてから赤ちゃんに食べさせてあげましょう。
離乳食の初期に冷凍バナナを使ったバナナ粥はおすすめです。
多めに作っておいて冷凍保存するのもいいでしょう。
冷凍バナナを使った離乳食②:きなこバナナ
材料
- 冷凍バナナ:2センチ
- きなこ:小さじ1
- だし汁:大さじ1
だし汁に冷凍バナナを入れて電子レンジで10秒ほど温めます。
バナナをペースト状に潰してきなこを混ぜたら出来上がりです。
栄養価の高いバナナにきなこを加えるとより栄養がアップするし、冷凍バナナを使うことにより少量ずつ離乳食を作ることが出来ます。
冷凍バナナを使った離乳食③:バナナヨーグルト
材料
- 冷凍バナナ:小さじ2
- ヨーグルト:大さじ2
冷凍バナナを自然解凍し、食べやすいようにみじん切りにしてヨーグルトと合わせれば赤ちゃんも食べやすいバナナヨーグルトの完成です。
離乳食が終わっても使いまわせるレシピです。
おすすめのアイスメーカー
好みの具材を入れて混ぜるだけで簡単にアイスが作れて、お手入れもしやすいのはサーモスの真空断熱アイスメーカーです。
保存していたバナナを入れてアイスクリームを作ってみましょう。
冷凍バナナを常備して朝食やスイーツでバナナを活用しよう!
冷凍すると栄養価が高まるバナナは常に常備しておくのがいいでしょう。
値段も手頃なので朝食や子供のおやつにフル活用できるおすすめ食材です!