プラスチックについたシールのベタベタを取る方法3選
プラスチックに着いたシールのベタベタを除去するには、大きく分けて3つのやり方があります。
- シール剥がしを使う
- ドライヤーで温める
- セロハンテープを使う
シール剥がしを使う
ダイソーなどに置いてある、シール剥がしを塗るという方法です。
シール剥がしは、主に「有機溶剤」という物質を含んでおり、これによってシールのベタベタが効率的に剥がれるようになります。
この商品を適切に利用する順序は、
- シールの上を塗る
- 1分ほど待つ
- 綿棒やヘラを利用して剥がす
- 粘着剤が残った場合は、1,2,3を繰り返す
途中で1分ほど待つのは、剥がし剤を十分に浸透させるためです。
ドライヤーで温める
これはシールの粘着剤が熱に弱いことを利用した方法です。
シールの素材は主に、アクリル系とゴム系に分けられますが、主にゴム系の粘着剤の場合、この方法が最適です。
ドライヤーの最高温度で、1分ほど温めると、ベタベタを残すことなく剥がすことができる場合が多いです。
セロハンテープを使う
この方法は多くの人がやったことがあると思います。
この場合、一度思い切ってシールを剥がし、ベタベタ指定いる部分を、セロハンテープを使い取っていきます。
身近にあるものででき、思いつきやすいこの方法ですが難点もあります。
それは、剥がしづらいという点です。
何度かセロハンテープをつけて剥がすため労力がかかります。
またセロハンテープの粘着力よりシールのベタベタの粘着力が頑丈なときは、剥がしずらくなってしまいます。
周りに剥がし剤やドライヤーがなかった場合に、試してみるのも良いでしょう。
金属についたシールのベタベタを取る方法3選
車やパソコンにシールやステッカーを貼る人も多いのではないでしょうか。
ステッカーを貼る金属は高価なものである事例も多く、なおさら丁寧に剥がしたいものです。
金属からシールのベタベタを綺麗に取る方法を3つ紹介します。
- シール剥がしを使う
- 消しゴムを使う
- 金属専用のシール剥がしスプレーを使う
シール剥がしを使う
これはプラスチック同様に有効な手段の一つです。
手順もプラスチックの場合と同様です。
しかし金属にベタベタが着いている場合、プラスチックとは異なり、お酢や、無水エタノールで代用することはお勧めしません。お酢酸性の液体であるため、金属に塗布すると、錆びたり変色したりする恐れがあります。
また無水エタノールを代用すると、シールのベタベタのみならず、装飾まで剥がれる可能性があります。車のステッカーを剥がす場合などは、無水エタノールは使用しない方が良いでしょう。
消しゴムを使う
摩擦に強い金属の場合、消しゴムでゴシゴシとベタベタを取るのも一つの手です。
誰もが身近にあるもので、利用しやすい方法の一つです。
セロハンテープを利用する場合より、強力であるため、ベタベタが剥がれやすい一方で、下地の金属が傷つかないように注意が必要です。
金属専用のシール剥がしスプレーを使う
金属の表面からシール跡を剥がす場合のためのスプレーもあります。
ホームセンターなどを探してみるとあるかもしれません。
金属から剥がす場合のみを考慮して作られているので、パソコンや車に貼られたステッカーをはがす場合も、塗装がはげる心配はありません。
ネットで購入できる商品は、下部で紹介しています。
壁紙についたシールのベタベタを取る方法3選
小さいお子さんのいる家に多くあるのが、壁紙に貼られたシール。
親御さんが剥がそうとして、上手く剥がせず、白いベタベタが残ってしまうのはよくあることです。
このような場合にもってこいの、壁紙から綺麗にシールを剥がし、ベタベタを取る方法を3つ紹介します。
- ドライヤーで温める
- メラミンスポンジでこする
- ガムテープを使う
ドライヤーで温める
プラスチック同様、ドライヤーで温める方法は効果的です。
熱によって粘着剤の粘着力を弱めます。
金属の場合、ドライヤーで熱すると高温になってしまいますが、壁紙の場合はその心配はありません。
手順はプラスチックからベタベタを除去する場合と同じです。
シールをなるべく綺麗に丁寧に剥がし手からその後に、残ったベタベタを、ドライヤーで温めながら剥がしましょう。
メラミンスポンジでこする
メラミンスポンジとは、大掃除には必要不可欠な掃除アイテムです。
水垢や、マジックの汚れなど、あらゆる汚れを落とすのに適しています。
メラミンスポンジは、通常のスポンジより網目が細かく、たわしと同じような原理で、汚れを根こそぎ落とします。100円ショップなどに行けば、置いてあることが多いです。
剥がし剤をつけてこするなど、合わせ技を行うと効果的ですが、壁紙なのでなるべく濡らさない方が良い場合が多いでしょう。そのような場合はメラニンスポンジだけでも、ベタベタは十分に落ちるでしょう。
摩擦の力でベタベタを取り除く点では、消しゴムもありますが、摩擦力が大きすぎて壁紙が剥がれてしまう恐れがあるため、お勧めできません。
ガムテープを使う
3つ目はガムテープを使って、ベタベタをはがす方法です。
水分がないため、壁紙からベタベタを落す際にも利用できる方法の一つですが、他の方法に比べ労力はかかるでしょう。
プラスチックからベタベタを除去する時に役立つ、セロテープと似ていますが、いくつか相違点があります。
ガムテープはセロテープに比べ粘着力で勝り、ベタベタをなくす場合に良いです。
しかし、面が大きいため細かいベタベタを落とす場合は、セロテープが適しています。
場合に応じて使い分けましょう。
シール跡のベタベタを取る際の注意点3選
シールのベタベタを取り除く時には注意すべきポイントがあります。
すでに記事内で紹介したものもありますが、おさらいしていきましょう。
- シール剥がし使用時は換気を忘れずに
- メラミンスポンジの利用には注意
- 消しゴムでこする際は注意
シール剥がし使用時は換気を忘れずに
シール剥がしを利用してベタベタを剥がすときは、必ず換気のいい場所でおこなってください。
シール剥がし剤には、アセトンという物質が入っています。これは、シンナーに似た成分と言われ、吸いすぎると脳が通常の働きをしなくなる、と言われています。
同じくアセトンを含むものとして、マニキュアの除光液があります。
実際に、母親がマニキュアの除光液を利用していた横で寝ていた赤ちゃんが、アセトン中毒になるという事件も起きています。
窓を開けて利用するなどの工夫が必要かもしれません。
メラミンスポンジの利用には注意
壁紙からシールを剥がす方法の一つとして、メラミンスポンジをお勧めしました。
このスポンジは通常のスポンジより、強力である一方で、使用には注意も必要です。
まず人の肌には使わないようにしましょう。この理由はメラニンスポンジの強度と、原料にあります。
通常のスポンジに比べて目が荒く、肌が荒れる危険があります。また、メラニンスポンジはホルムアルデヒドとメラミンという物質からできています。
これらの物質は、皮膚障害を引き起こすものです。
また車など金属に用いると、塗装が剥がれたり、傷ついたりするため、使用は控えましょう。大事な車を、シールを剥がすために傷つけるのはあんまりです。
消しゴムでこする際は注意
金属からシールを剥がす際に紹介した、消しゴム。身近にあり、摩擦力も強力であるためベタベタが落ちやすく、お勧めですが、この方法が適さない場合もあります。
特に壁紙などからシールを剥がす場合。
消しゴムの強い摩擦力によって、壁紙ごと破れてしまう恐れは大いにあります。
強固な金属や、プラスチックから、ベタベタを取る際に、この方法は使いましょう。
シール剥がしにおすすめ専用アイテム
ここからはシール剥がしにお勧めのアイテムを紹介していきます。
- シール剥がし
- 無水エタノール
- メラミンスポンジ
- 金属専用のシール剥がしスプレー
1. シール剥がし
プラスチックからシールのベタベタを剥がすのに適したシール剥がしはこちらです。
2. 無水エタノール
プラスチックや壁紙からシール跡のベタベタを剥がすのに適する無水エタノールです。
変色や錆びの恐れがあるため、金属には適しません。
3. メラミンスポンジ
壁紙からベタベタはこすり落とす時にお勧めな、メラニンスポンジです。
使用の際は注意が必要です。
4. シール剥がしスプレー
車やパソコンに貼ったステッカーをはがすのに最適な、シール剥がしスプレーです。
こちらも使用の際は、換気をしましょう。
シール跡のベタベタを綺麗に
これまで様々なパターンの、シール跡の剥がし方を紹介してきました。
この記事を読めば、もうシール跡のベタベタに悩まされることも無いと思います。
様々な道具を駆使して、シール跡の悩みから解放されましょう。