パンの賞味期限
パンの賞味期限について説明していきます。
賞味期限を簡単に説明すると、「未開封での保存状態のままで、美味しく食べられる期限」ということです。
ポテトチップスなどのお菓子や真空パックにされたレトルト食品など、簡単には腐ったりしない食品に対して記載されているのが「賞味期限」という表記になります。
パン系のスナック菓子の場合、カステラのお菓子などにも賞味期限の記載がされます。
賞味期限を過ぎてしまったとしても、その日になったからといって急に腐ったり、色が悪くなったりすることはありません。
おすすめされている訳ではありませんが、賞味期限が過ぎたとしても状態を確認して変色や臭いがおかしくなければ食べて大丈夫です。
パンの消費期限
次にパンの消費期限について説明していきます。
消費期限とは、「未開封状態でその日までに安全に食べられる期限」ということです。
生野菜を使ったサンドウィッチや、お惣菜系のパンなどは、日持ちがしにくく痛みやすいので賞味ではなく消費と記載されています。
サンドウィッチなどよりは比較的日持ちしやすい食パンも、消費期限の記載です。
消費期限を過ぎてしまった食品は、未開封だとしてもなるべく手を付けないようにしましょう。
パンは常温で保存する
パンをおいしい状態で食べたいなら、常温保存です。
とはいえ、気温や湿度によっては、常温保存が好ましくないこともあるので注意が必要。
気温が高くならない涼しい場所や、直射日光の当たらない場所に保存します。
消費期限以内に食べれるものだけを常温保存にして、あとは冷凍保存してしまうのもおすすめです。
暑い季節は、カビが生えやすい環境にあるので、消費期限前だとしても常温保存には注意が必要です。
食べきれないパンは冷凍保存がおすすめ
とりあえず食べきれなかったパンは冷蔵庫にしまっておけば大丈夫と思っている方が多いと思いますが、食べきれない分は冷凍がおすすめ。
消費期限がきれしまう前に、食べきれなそうなパンは早めに冷凍しておきましょう。
コストコや業務用スーパーでたくさん入ったパンを購入することってあると思いますが、そんな時は食べる分だけ出しておいて残りは早めに冷凍しちゃいましょう。
解凍する時に手軽に出せるよう、1つか2ずつ個別にラッピングして、その後フリーザーパックなどに入れて冷凍庫に保存します。
食べると時に自然解凍して、温めればホワホワになるんですよ。
冷凍したとしても、有効なのは3週間~4週間程度となります。
賞味期限切れのパンが食べられるかどうかの判断方法
賞味期限が切れてしまったけど、食べても大丈夫かな?平気そうだな、と思うパンってあると思います。
また、賞味期限が記載されていない、パン屋さんで買ってその場で袋に入れてもらったものは、どうやって賞味期限が切れたのか分からず、判断に迷いますよね。
ここでは、判断方法を4つ紹介します。
- 見た目で判断
- 臭いで判断
- パンの弾力で判断
- ひと口だけ食べて判断
それでは、詳しい判断方法を見ていきましょう。
判断方法①:見た目で判断
まずは、見た目で判断してみます。
パッと見にはわからないかもしれませんが、じっくり見てみると白カビが生えてしまっている可能性もあります。
よく見ると白いカビや青カビが発生していることもあるので、まずは見ためでチェックしましょう。
判断方法②:臭いで判断
目で見て大丈夫そうなら次は臭いをかいで判断してみます。
白カビが発生しているのが発見できなかったとしても、臭いをかいでみると異臭がすることもあります。
お総菜パンなどの場合、パンから臭いがしてパンが糸を引いていたなんてこともあるようです。
これはパンが腐っているという状況なので、もったいないと思っても絶対に食べるのは止めましょう。
判断方法③:パンの弾力で判断
パンの弾力でも判断方法もあります。
見た目も臭いも大丈夫だったとしても、パンに弾力がなく硬くなっていたりすることもあります。
また、パンが乾燥してしまい明かに弾力がなくパサパサしてしまった場合は、美味しい状態になりので食べるのを控えることをおすすめします。
そうなってしまった原因は保存状態の悪さなので、賞味期限内だったとしてもパンの状態は最悪になっていると言えるでしょう。
判断方法④:ひと口だけ食べて判断
最終的な判断方法ですが、とりあえずひと口食べてみるという方法です。
①~③で紹介したことが当てはまらなくて、でも賞味期限が過ぎてしまっていたら、大丈夫そうに見えても本当に食べても大丈夫なのか心配になりますよね。
とりあえず、ひと口食べて判断してみる。
食べてみれば、風味がなかったり腐った様な味がしたりしたら、食べるのは止めましょう。
賞味期限切れのパンの大量消費アレンジレシピ
賞味期限が切れてしまったパンを捨てるのはもったいないけど、全部食べるのは難しい。
そんな時に、活躍してくれるのがパンの大量消費アレンジレシピです。
パンをアレンジして美味しくいただいちゃいましょう。
ここでは、アレンジレシピを5つ紹介していきたいと思います。
- パンラスク
- カリカリクルトン
- ピザトースト
- パングラタン
- カレーパン
それでは、詳しいパンのアレンジレシピを見ていきましょう。
パンのアレンジレシピ①:パンラスク
まずは、パンで作る簡単ラスクです。
冷凍前でも冷凍したパンでも、同じレシピでラスクが作れます。
余ったパンを冷凍する前には、ラスク用にひと口サイズやスティックサイズにカットしてから冷凍しておくと、あとでアレンジしやすいのでおすすめです。
作り方も簡単で、たっぷりのバターを弱火でフライパンで溶かし、均等にバターが染み込むようにパンを投入します。
バターがよく絡み合ったら、その上から砂糖をかけて、あとはカリカリにあるまで焼くだけ。
パンのアレンジレシピ②:カリカリクルトン
小期限切れのパンを、クルトンにしてしまいましょう。
お好みのクルトンのサイズにカットして、オリーブオイルをフライパンにしいて後はカリカリになるまで焼くだけ。
フレーバーはお好みでガーリック塩や乾燥ハーブを振っておくとより美味しく出来上がります。
大量に出来上がったクルトンを冷凍保存しておきましょう。
パンのアレンジレシピ③:ピザトースト
次に紹介するのは、余ったパンを使ったピザトーストです。
冷凍前のパンでも、冷凍したパンでもどちらでも美味しいピザトーストが簡単に出来てしまいます。
お好みのピザソースを塗って、お好みの具材をのせて、たっぷりチーズをのせてトースターで焼くだけです。
冷凍のパンは自然解凍しなくても、そのままピザトーストが作れます。
パンのアレンジレシピ④:パングラタン
残りもののシチューと残りもののパンを合わせて、パングラタンが簡単に作れます。
耐熱皿の上に食べやすいように4分割にしたパンを並べて、その上にシチューととろけるチーズをのせて、あとはオーブンかトースターで焼くだけです。
もうシチューに味が付いているので、余計な調味料などを加えたりと手間もいりません。
大量に余ってしまったもの同士を合わせてアレンジすることで、おしゃれなランチの出来上がりです。
パンのアレンジレシピ⑤:カレーパン
最後に紹介するのは、残りもののカレーと残り物のパンで作るカレーパンです。
食パンに残りもののカレーをサンドして、まわりから出てしまわないように箸などでくぼみをつけておきます。
見た目、ランチパックのようになるように準備。
まわりに溶き卵とパン粉をつけて、後は揚げ焼きにしたらアレンジカレーパンの完成です。
ちなみに、パン粉も残り物の食パンで作れるんです。
冷凍しておいたパンを、ミキーサで粉々に砕くだけ。
おすすめのパン本
主婦たちのアイディアがたくさん詰まったクックパッドのレシピ本がおすすめです。
この本には、賞味期限が切れてしまいそうなパンを美味しく蘇らせてくれる、アイディアレシピがたくさん掲載されています。
まさか賞味期限が切れてしまったパンを使って、こんなにポップでおいしそうなパンができるとは思わないですよね。
この本を見ながら、大量に余ってしまったパンをどんどん片付けていきましょう。
美味しそうなレシピばかりなので、飽きることなく食べられそうです。
パンの賞味期限知っておいしく食べよう
パンの賞味期限についてや、賞味期限が切れてしまった大量のパンを使ったアレンジレシピなどを紹介しました。
冷凍保存をするとパンも賞味期限以上に長持ちするので、早めに冷凍保存をしておきましょう。
余ってしまったパンの食べ方を考えたり、冷凍保存したパン使って調理するのも楽しめそうですね。