現金書留の封筒はコンビニで買えることは少ない
切手やはがき、レターパックの封筒などはコンビニでも手に入るところが多いですが、現金書留の封筒はコンビニで取り扱っているところはまず無いと言ってよいでしょう。
まれに個人商店からコンビニになったお店が昔からの習慣で販売していたり、郵便局が遠くにしかなく代理で取り扱っているところはあるようですが、ほとんどの場合コンビニで現金書留の封筒の取り扱いはしておらず買うことはできません。
現金書留封筒は郵便局の窓口か、夜間休日対応のゆうゆうゆう窓口で購入することができます。
現金書留は郵便局の窓口でのみ発送できる
現金書留の発送はポスト投函できないので気を付けましょう、また、ゆうパックのようにコンビニからの発送はできません。
必ず郵便局に行き窓口で発送手続きを行わなければなりなせん。
現金書留は現金を書留で送るという特徴があるので、この書留には「万一の毀損や紛失の場合、損害要償額の範囲内で実損額が差出人に対して補償される」という制度があります。
この損害賠償要償額と書留に付与される追跡番号が書かれた受領書をもらわくてはならないので窓口に出向く必要があるのです。
現金書留の封筒のサイズと料金
現金書留の封筒は現金のみ入れて使う(手紙用の封筒程度なら入る)定型郵便サイズと、ご祝儀袋などがそのまま入れられる定形外郵便向けの大きいサイズの2種類が販売されており、どちらも価格は21円です。
定形郵便サイズ | 定形外郵便サイズ | |
---|---|---|
縦 | 約119mm | 約142mm |
横 | 約197 mm | 約215 mm |
重量 | 約8.5g | 約10.7g |
価格 | 21円 | 21円 |
定形外郵便用の封筒でしたらご祝儀袋やお香典袋などもそのまま入れることができるサイズなので使い勝手は良いでしょう。
自分は多忙でなかなか赴くことができないような人は、お祝いごとや不幸があった時にすぐに送れるよう現金書留の封筒を何枚か用意しておくのもいいですね。
現金書留の封筒に入らないのし袋などを送りたい時
のし袋の水引が立派なものを使いたい場合など、どうしても専用の定形外の現書留封筒にも入らない場合は現金封筒を使用しなくても、現金書留とすることができます。
この場合、定形外郵便に書留のオプションサービスを付ける形になるので、引き受けから配達までを記録、万が一届かないなどの事故があった場合に実損額を賠償してくれるので安心して送ることができます。
日本郵便 参考:書留 ご利用に当たって
このやり方でまれに郵便局によっては対応できないなどと言われることがあるそうなので、事前にお近くの郵便局や「お客様サービス相談センター」に確認した方が良さそうです。
日本郵便 お電話でのお問い合わせ:お客様サービス相談センター
現金書留の封筒の使い方
現金書留の封筒の使い方とはどういうものなのか具体的に説明しますね。
- 現金書留用封筒の用意
- 封筒に宛名や差出人など必要事項を記入する
- 現金を入れる
- のりを付けて封をする
- 封緘をする
では、続いて詳しく手順を見ていきましょう。
手順①:現金書留用封筒の用意
前述の方法で郵便局の窓口にて現金書留の専用封筒を購入します。
手順②:封筒に宛名や差出人など必要事項を記入する
表面の「お届け先」と「ご依頼主」欄に郵便番号・住所・氏名・できれば電話番号を記入します。
窓口で現金書留の専用封筒を購入後、郵便局のテーブルで記入することもできるので、わからないことがあれば郵便局員さんに教えてもらいながら記入しましょう。
手順③:現金を入れる
現金書留の封筒は二重仕様になっているので現金は(持参した封筒のまま入れてもOK)中の封筒にきちんと入れましょう。
この他に手紙などもあるのでしたら一緒に入れることもできます。
手順④:のりを付けて封をする
現金封筒の裏側に「封の仕方」として手順が記載されているので、その通りにのりを付けて封をします。
- 封筒の説明2の下ふたを起こす
- 封筒の説明1の中ふたを貼る
- こちらの手順2の上にふたを貼る
- こちらの手順3の上にふたを貼る
手順⑤:封緘をする
手順④でのりを付けて封をしたら、点線の丸印のところに認印・シャチハタで割印をするか、手書きで名前を書いて丸で囲みます。
割印をしておくことで万が一途中で誰かが封を開けてもすぐにわかりますし、勝手に開封させないよう防止する効果もあります。
SUMICAでは現金書留の送り方や受け取り方・料金・日数などについて詳しく紹介している記事があるのでこちらも必見です。
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現金書留の封筒を使う時の注意点
現金書留の封筒を使う時の注意点として、発送手続きはポストへの投函やコンビニからは発送できないので、必ず郵便局の窓口に行き手続きを行い、封筒に入れる金額を正確に伝えます。
この際、受領書としてレシートや手書きの「書留・特定記録郵便物等差出表」の控えを受領書として渡されます。
この受領書には現金書留の発送に割り振られた追跡番号(お問い合わせ番号)と、中に入れた現金が紛失した場合などに補償してくれる「損害要償額」が書かれているので、配達が完了するまで大切に保管しておきましょう。
手元に切手がある人は現金書留の料金の支払いとして切手を使えて、足りない分の差額だけ現金で支払うなんてこともできるので活用するのもいいですね。
現金の他に手紙も入れることができるので、一筆添えたい場合や書類なども同封できます。
この他に封筒に入るものでしたら郵便法で定められた物品も同封することができますが、重量自体が郵送料金にかかわるので重さを確認して入れるようにしましょう。
おすすめの郵便に関する本
表紙を見るだけで郵便局へ行きたくなってしまうユニークなこちらの本は、35年かけて約24,000局ある郵便局の63%(15,240局)を踏破した著者が綴る「郵便局巡り」の趣味の旅の様子がわかる一冊。
趣味の域を超えた「究極のスタンプラリー」の様子などが手に取るように読めてしまう珠玉の内容となっています。
現金書留専用の封筒の購入と発送は郵便局へ行きましょう
現金を郵送行う時に現金書留以外の方法で送ることは法律で禁じられているので、必ず現金書留を使って送りましょう。
現金書留の専用封筒は郵便局でしか手に入りませんが、現金さえ持って行けば窓口で教えてもらいながら手続きしてもいいですね。
お祝いなどで現金を送る場合も気持ちのこもったお手紙を入れられるので、ちょっとばかり送料がかかっても手紙の良さを改めて知れるのでおすすめです。
SUMICAでは現金書留を発送した後の追跡方法などがわかる記事もおすすめです。
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