食パンを冷蔵保存してはいけない理由3選
実は食パンは、冷蔵保存が不向きとされています。
その理由を紹介します。
- デンプンの老化を早める
- 乾燥しやすくなる
- 硬くなる
食パンを冷蔵保存してはいけない理由①:デンプンの老化を早める
冷蔵保存がNGな理由1つ目は、デンプンの老化を早める、です。
夏場は特に、涼しいところで食パンを保存した方が良いかも、と思い冷蔵してしまいがちです。
確かに暑い夏は、食品の劣化が進みやすいので、常温保存は心配になりますよね。
しかし食パンに関しては、冷蔵保存はNGとなります。
まず常温に比べて、冷蔵庫の温度は0度~4度くらいですよね。
その温度は、デンプンの劣化が進みやすい温度とイコールです。
パンに多く含まれているデンプンの劣化が進むと、せっかくのパンの風味が損なわれてしまいます。
パンの焼いたときの香りが、損なわれるなんてちょっとがっかりしますよね。
食パンを冷蔵保存してはいけない理由②:乾燥しやすくなる
冷蔵保存がNGな理由2つ目は、乾燥しやすくなる、です。
そもそも冷蔵庫の中は、乾燥しがちですよね。
冷蔵庫に入れる食品は、乾燥しないようにラップに包むというのは常識です。
では食パンも乾燥しないように、ラップに包めばOKというわけでもありません。
そもそも1つ目の理由として、デンプンが劣化してしまうため、冷蔵はオススメしないと紹介しましたよね。
このデンプンが劣化すると水分がなくなる事に繋がり、結果として乾燥が進みます。
ラップで包んでも乾燥が進む、というのはデンプンが関係していたということですね。
食パンを冷蔵保存してはいけない理由③:硬くなる
冷蔵保存がNGな理由3つ目は、硬くなるです。
硬くなる理由も1つ目と2つ目の理由に関連しています。
食パンには多くの水分が含まれているため、ふんわりと柔らかい食感に仕上がっていますよね。
そのため水分が失われると、硬くなりパサパサの食感になると言うことです。
今流行のふんわりとした舌触りの食パンが、冷蔵保存するだけで硬い食パンになってしまう可能性があるということですね。
食パンの正しい保存方法3選
冷蔵保存がNGだと分かったことで、正しい保存方法を紹介しますね。
- 常温保存
- 冷凍保存
- 食パン用の容器で保存
常温保存
食パンの保存方法1つ目は、常温保存です。
まず大前提として、食パンはカビが発生しやすいため、常温保存であっても早めに食べることをオススメします。
保存方法としては、乾燥が大敵なため、しっかりと封を閉めて空気があまり入らないようにしましょう。
また保存する場合には、置き場所も重要ですよね。
カビが発生しないようにするため、なるべく湿気が少なくかつ直射日光が当たらない所で保存してください。
またもし可能なら、常温保存であっても食パンを1枚ずつラップに包んで保存すると乾燥を防げますよ。
冷凍保存
食パンの保存方法2つ目は、冷凍保存です。
常温保存は短期の保存方法のため、消費期限内に食べきれない場合はぜひ冷凍保存してくださいね。
冷凍保存する場合の1番オススメ方法は食パンを1枚ずつアルミホイルに包むことです。
もしアルミホイルだとかさばる、という場合はラップで包んでからジッパー付きの保存袋に入れてくださいね。
保存期間としては、2週間から1ヶ月がベストですよ。
食パン用の容器で保存
食パンの保存方法3つ目は、専用容器で保存です。
最近話題なのが食パンの専用容器ですよね。
色々な種類のものが販売されていますが、食パンの保存としてオススメは木の素材です。
食パンの天敵である乾燥を適度に防ぎつつ、通気性があるためカビの発生も防げるためですね。
冷凍保存した食パンを美味しく解凍するコツ3選
食パンを冷凍保存するのがオススメと紹介しましたが、食べるときには解凍が必須ですよね。
解凍するコツを紹介しますね。
- 解凍せずそのまま
- 霧吹きで水分を足す
- 電子レンジ
美味しく解凍するコツ①:解凍せずそのまま
解凍のコツ1つ目は、解凍せずそのまま、です。
解凍するかどうかは、賛否両論あるようですがここでは解凍せずそのまま焼くことをオススメします。
どの食材も解凍することで、水分が外に出てしまいますよね。
なかなか自宅で上手に解凍することは難しく、水分が失われることでべちゃっとなるだけでなくパサつきの原因にもなります。
そのため食パンは、凍ったままトースターで焼くだけでOK!
食パンの中の水分がそのままふわっとさせてくれるので、美味しく焼き上がりますよ。
美味しく解凍するコツ②:霧吹きで水分を足す
解凍のコツ2つ目は、霧吹きで水分を足す、です。
冷凍するために、アルミホイルやラップで包んでも水分が失われることは避けられませんよね。
また焼くときにも水分が失われるため、どんなにふわふわ食パンでもパサつきがちです。
そのためトーストする前に、少しだけ霧吹きで水を拭きかけるとふわふわ食感が損なわれにくくなりますよ。
ただし水は吹きかけるときは、全体に薄く、がポイントです。
やり過ぎは厳禁です!
美味しく解凍するコツ③:電子レンジ
解凍のコツ3つ目は、電子レンジです。
もし冷凍する期間が長くなってしまった場合は、電子レンジを活用しましょう。
冷凍期間が長くなるほど、水分が失われますよね。
そのため霧吹きなどで水分を足すのも、少し限界があります。
そんなときは電子レンジで少しだけ温めてから、トーストすることでふわふわ食感が復活します。
電子レンジは、ラップなしで600Wで50秒ほどが目安。
いずれの方法も、元々の食パンの水分含有量やパンの好みもありますので、色々と試してみてくださいね。
食パンの保存期限
食パンの保存方法について紹介しましたが、保存期間はどれくらいでしょうか。
- 常温の場合
- 冷凍の場合
- 保存容器の場合
常温の場合:3~4日ほど
まずは一番手軽な方法の常温保存方法ですが、保存期間としては短くなります。
概ね3~4日ほどが目安となりますね。
しかし消費期限が記載されている物の場合は、その消費期限が基準となりますよ。
また冬場であれば、涼しい部屋で5日ほどまでならOKです。
ただしこの目安は、保存状態が良い場合に限りますよ。
食パンはカビの発生がしやすく、仮に2日ほどでも異臭がする場合があります。
焼く前に匂いなどを少し確認してから、食べることをオススメしますよ。
冷凍の場合:2週間~1ヶ月
食パンの保存方法として、一番長い方法が冷凍保存になります。
そのため、2~3日以内に食べきれない量の場合は冷凍保存することをオススメしますよ。
冷凍保存なら最高で、1ヶ月ほどまでは食べることが出来ます。
ただ冷凍する保存方法は、冷凍焼けの懸念がありますよね。
冷凍焼けは普通の家の冷蔵庫では、避けることは難しいです。
1ヶ月は大丈夫だから、と過信せず早めに食べるようにしてくださいね。
保存容器の場合:3~4日ほど
専用の保存容器に入れたら、保存期間も伸びると思いがちですよね。
どのような保存容器に入れるかによって、差はありますが基本的には、常温保存と一緒になります。
容器の素材によって、乾燥や風味が変わることはありますが、保存期間には影響しません。
食パンだけでなく他のパンであっても、早めに食べることをオススメします。
食パン保存容器おすすめ10選
食パンだけでなく、パンの専用容器をキッチンに置くことは憧れもありますよね。
ここでは人気の保存容器を紹介します。
- 木製ロールアップケース
- ブレッド缶 3. ステンレスケース
- ホワイトロールアップケース
- ホーローブレッドケース
- プラスチックケース
- パンナイフ付きパンケース
- 桐ブレッドボックス
- ジップロック
- 食パン袋 1斤用
食パン保存容器①:木製ロールアップケース
保存容器1つ目は、木製ロールアップケースです。
天然の木のぬくもりが感じられるようなデザイン性で、北欧風のキッチンには相性がピッタリですね。
もちろん見た目だけでなく、食パンの保存方法としても木の素材は通気性があるためオススメです。
ただし食パンの種類によっては、1斤が入らないこともある、との口コミもあります。
購入する際は注意してくださいね。
食パン保存容器②:ブレッド缶
保存容器2つ目は、ブレッド缶です。
コロンとした形と、ナチュラルホワイトのカラーは、キッチンツールとしては憧れですよね。
また描かれているホースは、北欧では幸運のシンボルとされているそうです。
サイズが大きいため、食パン2斤を入れても少し余裕があるため家族でパンを食べる、という方にはオススメです。
ただし大きすぎて、キッチンでは場所を取るとの口コミもありますので、サイズを確認の上、購入してくださいね。
食パン保存容器③:ステンレスケース
保存容器3つ目は、ステンレスケースです。
メタルなデザインは、ブルックリンスタイルや男前スタイルのインテリアとの相性がいいですね。
こちらは小さめサイズのため、ひとり暮らしなどキッチンが狭い場所に置くのにオススメするサイズ感です。
また食パンは半斤ほどが目安となるとの口コミもありますので、家族でパンを食べるという方では不向きかもしれませんね。
シンプルなデザインのため、ブレッドケースとしてだけでなく、インテリアとして使うことも出来ますよ。
食パン保存容器④:ホワイトロールアップケース
保存容器4つ目は、ホワイトロールアップケースです。
ホワイトの色合いが、マットなため目立ちすぎずどんなインテリアにもマッチしますよ。
スライド式の扉は、音や衝撃を吸収するためシリコンが付いています。
また奥行きも十分にあるため、食パンだけでなく調味料入れとしてもオススメですね。
シンプルイズベストを求めている方には、ピッタリですね。
食パン保存容器⑤:ホーローブレッドケース
保存容器5つ目は、ホーローブレッドケースです。
しっかりとしたホーローで作られた、ブレッドケースになります。
ホーローは匂いが付きにくいので、食パンなどシンプルなパンへの匂い移り防止になりますよね。
デザインがオシャレなため、このブレッドケースがあるだけで気分が上がりそうですね。
ただしパンが縦に入らない、との口コミもありますので購入の際はサイズなどに注意ですよ。
食パン保存容器⑥:プラスチックケース
保存容器6つ目は、プラスチックケースです。
銀イオンを配合されているため、抗菌仕様のプラスチックブレッドケースになります。
しっかりとしたゴムパッキンで完全密封できるため、ふわふわ食感が持続すると口コミでも人気の商品になります。
またホームベーカリーで焼いた場合は、保存料などを使用していませんよね。
市販の物より保存方法に気をつけたいはず。
このケースなら食パンも1斤が丸々入りますので、家でパンを焼くのが趣味、という方にもオススメですよ。
食パン保存容器⑦:パンナイフ付きパンケース
保存容器7つ目は、パンナイフ付きパンケースです。
よくパンを1斤買ったときに困るのは、保存方法とスライスの方法ですよね。
ふわふわの食感は魅力的ですが、なかなかきるのが難しいので潰してしまいがちです。
この商品は、パンの保存だけでなく食パンをお好みの厚さで綺麗にカットすることが出来ますよ。
ナイフ付きと言うこともあり、コスパがいいと口コミでも人気です。
食パン保存容器⑧:桐ブレッドボックス
保存容器8つ目は、桐ブレッドボックスです。
高級素材である桐を使った、ブレッドボックスは憧れの存在とも言えますよね。
桐は湿度調整するのが得意な素材として、「自ら呼吸する木」と称されることも。
また虫などを寄せ付けない素材としても、有名ですね。
そんな桐を使ったブレッドケースは、1斤の食パンが余裕ではいることが出来るサイズです。
パンの日持ちやふわふわ感の持続などが、他のブレッドケースより格段に良い、と口コミでも高評価ですよ。
食パン保存容器⑨:ジップロック
保存容器9つ目は、ジップロックです。
こちらは食パンがそのまま1枚がピッタリ入るようなサイズ感になります。
そのため普段の保存用だけでなく、サンドイッチにしてお弁当として持って行くときにも使えると人気の商品になります。
もちろん食パンだけでなく、普通の小分けした物の保存にも使えますよ。
ただしこちらは普通のジップロックとは、サイズ感や質感が異なります。
口コミでも素材が薄い、ため長期保存に心配の声もあります。
購入する際は、ご自身での使い方などを踏まえて購入してくださいね。
食パン保存容器⑩:食パン袋 1斤用
保存容器10個目は、食パン袋 1斤用です。
こちらは透明な袋で、よくお店で見かけるような食パンを入れる用の袋になります。
しっかりと1斤の食パンが入るため、ご自宅での保存だけでなくプレゼントにも使えますね。
ホームベーカリーで焼いたパンをお裾分けする、というときに使ってみませんか。
口コミでもプレゼントように重宝している、と人気ですよ。
100均の食パン保存容器おすすめ5選
食パンの保存容器、欲しいけど少し高いなとも思いますよね。
ここでは100均で購入できる保存容器を紹介しますね。
- 何でも保存容器
- なるほどパック ニューパンケース
- ブレッドケースDIY①
- ブレッドケースDIY②
- フリーザーパック
100均食パン保存容器①:何でも保存容器
保存容器1つ目は、何でも保存容器です。
ダイソー商品の食品の保存容器になります。
こちらは商品名の通り”何でも”保存できますが、食パンの保存にオススメです。
夏場などカビが発生する時期には、特に使いたい商品ですね。
100均食パン保存容器②:なるほどパック ニューパンケース
保存容器2つ目は、なるほどパック ニューパンケースです。
セリアの商品ですが、ダイソーの物と少し似ているかもしれませんね。
同じく食パンがすっぽりと入るだけでなく、透明なので残りの量が一目瞭然ですね。
100均食パン保存容器③:ブレッドケースDIY①
保存容器3つ目は、ブレッドケースDIY①です。
憧れのブレッドケースを、100均の材料でDIYする方法もありますよね。
こちらのインスタは、セリアの材料でDIYしたものになります。
買ってきたパンをディスプレイしたら、お店みたいになりそうですね。
100均食パン保存容器④:ブレッドケースDIY②
保存容器4つ目は、ブレッドケースDIY②です。
DIY作品の2つ目の例です。
ブレッドケースの2つの扉にすれば、大きいサイズも作ることができますよね。
家族でパンが大好き、というご家庭にはこちらDIYはいかがでしょうか。
100均食パン保存容器⑤:フリーザーパック
保存容器5つ目は、フリーザーパックです。
こちらはセリアの商品になりますよ。
いわゆるジッパー付きの袋になりますが、商品名として”食パン用”となっています。
その名の通り、食パン1斤がきちんと全て入る設計になっているのが嬉しいですね。
山型食パンもすっぽり入るので、ホームベーカリーで作ったパンの保存にもオススメですよ。
ホームベーカリーの本
食パンは今や生食パンなどの呼称で、再注目されていますよね。
ただ毎日高級の食パンを買う、というのはなかなか難しいのも現実ですよね。
そんなときはホームベーカリーで、好みの食感のパンを焼いてみませんか?
この本はパンのプロが、基本の食パンからふわふわ食感のもの、もちもち食感、ハードなものなどさまざまなパターンのものが作れるように紹介されています。
また粉も小麦だけでなく、健康志向の方に人気の全粒粉を使った食パンなども作ることができますよ。
ぜひこの1冊で、美味しい食パンを自宅で焼いてみませんか。
食パンを正しく保存しておいしく食べよう
食パンは毎日食べているという方も多く、絶対に自宅にある、という方も多いですよね。
しかし食パンはあまり日持ちしないため、美味しく食べるためには正しい保存方法が必須となります。
正しく保存しないことで、せっかくの美味しい食パンにカビが生える、なんてことは避けたいですよね。
ぜひここで紹介した保存方法や保存容器を活用して、美味しい食パンを食べてくださいね。