胎児の胎動としゃっくりの違い
お腹の中で胎児の体が動いていることが胎動。
成長の階段をあがることで、赤ちゃんがいることを感じ、親の自覚ができるもの。
早い場合、感じ始めることができるのは18週目くらいから。
位置や感じ方は、その時や人によって様々。
軽く触られているような感じ、ふわっとした感じがあります。
少しずつボコボコしたような感覚に変化していくでしょう。
一方、横隔膜というところをぴくぴくさせるものがしゃっくり。
胎動とは異なるので、パニックになるかもしれません。
人は生まれる前から、しゃっくりを繰り返しながら成長していきます。
これは横隔膜がまだ発達途中のため。
リズミカルに動いていたり、痙攣している感覚があるようです。
ぴくん、ぴくんと表現されることが多い。
胎児のしゃっくりの特徴5選
しゃっくりをする理由や感じ方の特徴をみていきましょう。
- 飲み込んだゴミを吐き出す
- 呼吸をしている
- リズミカル
- ママの体温が下がっている
- パパでもわかる
胎児のしゃっくりの特徴①:飲み込んだゴミを吐き出す
胎児はミルクの前に、まず羊水を飲んで過ごしています。
時には、中にはゴミがあったり、必要ない物を飲み込むこともあります。
余分な物を吐き出そうとしゃっくりをしていると考えられています。
また、うまく飲み込む力がたりていないだけかもしれません。
産後すぐは、1日に何回も授乳する必要がありますよね。
胎児のうちも、授乳と同じくらい羊水を飲んでいるみたいです。
きちんと栄養を摂って、成長している証です。
胎児のしゃっくりの特徴②:呼吸をしている
胎児である時は、肺での呼吸をする必要はありません。
しかし、生まれた後のための練習の一環と考えられています。
成長に合わせて、出てくるための準備をしているんですね。
肺の機能を強くするために頑張っています。
成長するために、しゃっくりするということにもなります。
ママは応援してあげましょう。
胎児のしゃっくりの特徴③:リズミカル
規則的に感じることが多いようですが、リズムは不規則な場合も。
胎児が大きくなるにつれて、スペースがなくなり、胎動は減ってくることがあります。
しかし、しゃっくりは終わる時が確実に決まっているものではありません。
その子の頑張りと体力次第です。
また、胎児のしゃっくりを止めなけらばと必死になる必要もありません。
異常があるわけではないので、問題ないでしょう。
自然に収まるのを、待つしかありません。
胎児のしゃっくりの特徴④:ママの体温が下がっている
胎児のしゃっくりが多いような気がするのは、ママの体が冷えているせいかも。
赤ちゃんも寒いのかもしれませんよ。
赤ちゃんが少しでも温かい所を探している可能性も。
妊娠中はホルモンのバランスが乱れやすいもの。
運動の量が減ることで、筋肉の量も減ってしまいます。
ちょっとした運動をしたり、末端を冷やさないよう心がけましょう。
筋肉の量が少ないと、体は冷えやすくなってしまいます。
少しでも冷えないための工夫をしておきましょう。
胎児のしゃっくりの特徴⑤:パパでもわかる
何を話しても、パパには反応が返ってこんない。
胎動を感じることができませんが、聞いていないわけではありません。
これは、一生懸命外で起こっていることを感じ取ろうとしているため。
しかし、自分でしゃっくりはコントロールができないもの。
この時なら胎児の動きをパパも感じとることができます。
パパと赤ちゃんが会話できるチャンスです。
胎児のしゃっくりを感じ始める時期
胎動と同じく、感じられるのは妊娠18週目ごろから。
ただ、この時期にママが必ず感じられるわけではありません。
もう少し週数が進んでから感じる場合もあります。
胎動を感じ始めると、もしかしてしゃっくりしているのかなと少しずつ感じるようになってきます。
はじめは、びっくりしてしまう人もいるかもしれません。
中にはあわてて病院に駆け込むママさんもいるようです。
自然に止まるものなので、気にしすぎることはありません。
胎児のしゃっくりを感じる位置5選
胎児はお腹の中で動き回っています。
そのため、決まった場所で感じるわけではありません。
- おへそまわり
- 恥骨
- 足の付け根
- お尻のあたり
- お腹を見てみる
しゃっくりを感じる位置①:おへそまわり
おへそのあたりで感じることが多いようです。
胎動とは感じ方が違う感じがするはず。
おへその上だったり、下だったり、人によって違います。
日によっても変わってきます。
触ってみると丸み(頭の位置)を感じることができるかもしれません。
しゃっくりを感じる位置②:恥骨
赤ちゃんの動きを、この辺で感じているママも。
しゃっくりで感じる動きは、胎児の体の使い方で変わります。
頭だけ使っている子や、体全部を使っている子。
ここにも個性が表れます。
また、胎動と同じで、常に決まっている場所で感じるわけではありません。
位置を記録しておくと、赤ちゃんの動きが少しわかるかも?
しゃっくりを感じる位置③:足の付け根
逆子の可能性など言われている場合。
足の付け根で胎児のしゃっくりを感じることが多いようです。
しかし、動き回るのが赤ちゃん。
一度そこで感じたからといって、逆子かどうかはわかりません。
また、週数によっては、逆子を治そうと必死になるのは逆効果。
胎児が動き回ることで、自分で位置を変える可能性もあります。
自己判断は思わぬトラブルのもとになりかねません。
医師がした判断に従いましょう。
しゃっくりを感じる位置④:お尻のあたり
胎児のしゃっくりをお尻の付近で感じているママの場合。
お腹の張りを感じることもあるようです。
肛門まで響いたり、ぎゅっとされているような感じがあります。
座っている方が感じやすいです。
赤ちゃんがしゃっくりを嫌がって動き回っているのかもしれませんね。
しゃっくりを感じる位置⑤:お腹を見てみる
お腹を見てみるだけで、わかるでしょう。
どこで赤ちゃんが動いているのかを目で確かめることができます。
そのため、赤ちゃんの位置を確認しやすくなります。
ポイントを探してムニッと押すと、別の場所に移動するみたいですよ。
赤ちゃんが移動するかは、気分次第かもしれませんが。
これを利用して、楽しんで赤ちゃんとしゃっくりで遊んでいるなんてママも。
胎児がしゃっくりする頻度には個人差がある
毎日同じ時間にしゃっくりをする子。
めったにしない子でもどちらも問題ありません。
よく動く子、動きが少ない子。
個性や個人の差は、しゃっくりであっても表れます。
呼吸の練習だから、しゃっくりをしていないといけないわけでもありません。
全てのママが妊娠中に感じるものでもないようです。
胎児の動きは独特なもの。
ぶるぶる震えて痙攣のように感じることがあります。
もしかしたら、おしっこをした後かもしれませんよ。
自然に起こることなので、あまり心配し過ぎないようにしましょう。
胎児のしゃっくりの頻度が多くても不安になりすぎない
しゃっくりが多いと、ダウン症の可能性があると巷では噂になっています。
しかし、根拠は何もありません。
しゃっくりを感じると、頭がどこにあるか気にして逆子になっていると考えるママがいます。
しかし、しゃっくり一つを判断材料にしてはいけません。
長くつづいているしゃっくりだと、どこかおかしいのかなと考えるママも。
これは胎児が苦しみを訴えているわけではありません。
胎児のしゃっくりが1時間続いても問題ないと言われています。
それだけ元気な子に育っているのだと構えていましょう。
障害があることがわかるわけではありません。
ママが不安いっぱいになってしまわないようにしてください。
胎児に悪影響を及ぼす可能性が高まります。
胎動やしゃっくりは胎児とママのスキンシップの時間と考えましょう。
胎児はママの語りかけることを、お腹の中でちゃんと聞いています。
リラックスして話しかけてあげましょう。
胎児のしゃっくり体験談5選
ママが感じたしゃっくり体験を紹介します。
- くすぐったい
- 肛門のあたりで
- お産の時に
- しゃっくりが頻回
- ママの体調で
体験談①:くすぐったい
うちは、しゃっくりを毎日していました。
毎日お腹をくすぐられているような感覚が。
笑いたくなるようなくすぐったさでした。
それだけ元気に育っているんだと嬉しかったです。(あゆみさん)
お腹がピクッと一定に動くのは少しむずむずっとしました。
しゃっくりをしてるんだと思うとかわいく思えていました。(まりさん)
しゃっくりする度にモゾモゾ動く事があります。
しゃっくりが嫌なのかなー?とか思ってます。(ちかさん)
体験談②:肛門のあたりで
肛門のあたりでしゃっくりを感じる事が多いです。
なんか変な感じ。(32週・初産・みかんさん)
私は二人とも肛門でしかしゃっくり感じた事ありませんでした!笑
穴がムズムズして仕方ありませんでした!(子供2人・なつさん)
しゃっくりだとわかるまでは、不安で心配でした。
しゃっくりできるなんて立派に育ってきている証拠ですよね。
そこらへんで感じるときは、お尻の穴らへんを抑えています。
トクントクンと感じるのが面白くて様子見てます。 (Meeiiiiさん)
体験談③:お産の時に
お産の時にしゃっくりしていました。
生まれた直後もしていて、こうやってしていたんだと感動しました。(みるさん)
体験談④:しゃっくりが頻回
しゃっくりをよくしている子のママさんの場合。
していない方が心配になってしまうようです。
うちの子もお腹にいる時、よくしゃっくりしてましたよ。
あ、またしてる、あ、またってよくいってました。
逆になかったら、心配したりしてました。
出てきてからも、笑うとしゃっくりしてます。(きみさん)
私は1人目も2人目もしゃっくりしてました。
2人目は今も続いていて、1日に3回はやってます。(miro)
大人以上にしてるのでこんなにするもの!?
不安になってしまいました。(すーじーずーさん)
胎動=しゃっくりみたいになっていました。
何か障害を持っているのかなとか、苦しくないかなと、心配でした。(ゆきさん)
体験談⑤:ママの気分や体調で
私が落ち込んでる時とか悲しんでる時とか。
そういう変なタイミングでしゃっくりが始まります。(さきさん)
お腹が冷えたりすると、しゃっくりが多かったです。
冷やさないようにすると回数少なかったと思います。(まりかさん)
赤ちゃんなりに励まそうとしているのかも。
また、ママの不調を敏感に感じ取っているのかもしれませんよ。
臨月が近づくと、ママは眠気に襲われることが多くなります。
逆に赤ちゃんが元気過ぎて、ママの邪魔をしてしまうことも。
最初は胎児のしゃっくりを楽しんでいました。
昼寝をしようとすると、しゃっくりをされて寝付けなく、「もう~!」って。(ほんさん)
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胎児のしゃっくりは元気の証
胎児のしゃっくりについて、おわかりいただけたでしょうか。
場所によっては、ママは少し苦しかったり、心配になってしまうかもしれません。
しかし、胎動と同じで元気に育っている証拠です。
赤ちゃんは苦しんでいるわけではないので大丈夫。
しゃっくりもその子の個性の一つです。
不安があったら、受診の時に医師に聞いてみましょう。
ママが安心していないと、赤ちゃんも困ってしまうかもしれませんよ。