コーヒー粉の消費期限
コーヒー粉は空気に触れた時点で酸化が始まるとされてます。
豆を挽いてしまったコーヒー粉はできれば2週間から1か月くらいで飲み切るようにしましょう。
ただし、コーヒー粉になった状態でも真空パック処理されたものですと未開封の状態で2か月くらいは美味しく飲むことができると言われてます。
いずれにしても豆の状態よりは粉にしてしまうと消費期限は短くなります。
お菓子なども袋を開けると酸化して油臭くなってきますよね?
同じようにコーヒー粉も空気に触れると温度や湿気で脂質が変化しどんどん酸化の一途をたどるのです。
コーヒー粉の保存で注意することは4つ
コーヒー粉は開封してしまうと以外と賞味期限が短いことがわかりました。
こちらでは保存している間に注意すべき4つのポイントを見ていきます。
- 空気に触れない
- 湿度を避ける
- 紫外線に当てない
- 涼しい場所を選ぶ
続いてコーヒー粉の保存で注意すべき4つのポイントを詳しく見ていきます。
コーヒー粉の保存に関する注意点①:空気に触れない
コーヒー豆は焙煎してあるので大丈夫なのでは?と思ってる人も多いのですが、焙煎も生豆に熱を加えた加工の一種なので、焙煎することでコーヒー豆に含まれている脂質が焼けて酸化が早くなるんです。
コーヒー豆に限らず脂質は空気に触れることで酸化することを覚えておきましょう。
粉にすることで表面積が増えることから、コーヒー粉はできるだけ空気に触れないよう保存してくださいね。
コーヒー粉の保存に関する注意点②:湿度を避ける
米の保存は湿度が大敵なのは皆さんご存知でしょう。
コーヒーも同じく湿気にさらされることで水分を吸ってしまうと酸化が進みます。
空気中の湿度とはいえ、水分には酸素が含まれているので①と同様、脂質が劣化する要因となるので湿度管理にも気を付けましょう。
コーヒー粉の保存に関する注意点③:紫外線に当てない
コーヒー粉のパッケージなどに「高温多湿をさけ、直射日光の当たらない冷暗所で保存してください。」のような注意書きを目にすることが多いはず。
このような注意書きはコーヒー粉に限らずお菓子などにも書かれていますよね。
こちらも酸化と同じ理由ですが、紫外線に当たることで脂質(油)の劣化を早めてしまいます。
透明の瓶容器など、紫外線を通す容器に保存した場合は直射日光や電球の光が強く当たる場所に置くのは避けましょう。
コーヒー粉の保存に関する注意点④:涼しい場所を選ぶ
③でも前述しましたがコーヒー粉は冷暗所で保存で保存することが肝心です。
冷暗所とは涼しく日の当たらない場所なので、一般的には冷蔵庫や冷凍庫が最適と言われてます。
コーヒー豆を販売しているお店のショーケースは温度管理された状態で生鮮食品として扱われ陳列されています。
お店で粉に挽いてもらうときは飲む分だけ買うか、なかなか買いに行けないなどの理由で量を多く買う時は1週間くらいで使いきれる量に小分けして冷凍すると良いでしょう。
コーヒー粉の保存方法
これまではコーヒー粉の消費期限や保存するときに注意しなければならないポイントを見てきました。
こちらではコーヒー粉の保存方法についてご紹介します。
- 常温保存の方法
- 冷蔵保存の方法
- 冷凍保存の方法
続いてコーヒー粉の保存方法について詳しく見ていきましょう。
方法①:常温保存の方法
コーヒー粉の消費期限を考慮して2週間以くらいで飲み切れる量を目安にし、できるだけ密閉容器に入れて保存することをおすすめします。
冷蔵庫に入れると出し入れで結露が発生してしまい湿度が上がる原因になるので、このくらいの量であれば常温保存の方が良いでそしょう。
常温保存の場合、保存に関する注意点でも説明しましたが、できるだけ直射日光など紫外線に当たらない涼しい場所を選ぶようにしましょう。
方法②:冷蔵保存の方法
2週間以上経過するとコーヒー粉の酸化が進み味も酸味が増してくるので、季節によっては常温で保存するよりも冷蔵庫の奥に入れておくようにしておくことをおすすめします。
家族が多いお宅など冷蔵庫をしょっちゅう開閉する場合、冷蔵庫の扉裏などに保存すると温度変化が激しく結露の原因になりやすいのでできるだけ奥の方に置くようにしましょう。
方法③:冷凍保存の方法
コーヒー粉の状態でたくさん頂きものをしたり、多めに購入した場合は「コーヒー粉の保存に関する注意点④:涼しい場所を選ぶ」でも前述してますが、1週間くらいで使いきれる量に小分けして冷凍することをおすすめします。
冷凍保存する時は解凍した後もできるだけ美味しく飲めるようジッパー付きの袋に二重に入れてできるだけ空気を抜きます。
真空パック機や、ビニール袋口を閉じるシーラーをを持っている人は利用しない手はありません。
できるだけ厚手のビニール袋やアルミバッグに入れて保存しましょう。
コーヒー粉保存におすすめの容器
コーヒー粉をできるだけ美味しく飲めるよう保存におすすめの容器を厳選してご紹介します。
どれもamazonで手に入る容器ですので気になったら試してみてください。
①:カルディオリジナル キャニスター缶 ブラック 1個
カルディは輸入食品店の印象が強いですが、コーヒー豆を喫茶店に卸す焙煎業から始まった、コーヒー販売を得意としたお店なんです。
だからコーヒー豆やコーヒー粉の保存方法も得意としているので、そのカルディオリジナルの保存容器なら間違いないですね。
サイズ:直径約10cm×高さ約14cm、200gのコーヒー粉(挽き豆)がちょうど入るサイズ。
新鮮なうちに飲み切れるコーヒー粉の量が常温で保存できます。
②:セラーメイト 密封びん 0.5L 日本製 220001
ソーダガラス瓶はいつの時代も保存容器として優秀で、密閉できることからも重宝されてます。
今では100均でも手に入るほどで、サイズもいろいろありコーヒー粉保存だけでなくジャムを入れたり用途は様々。
コーヒー粉の保存にもうってつけなので、使う前に煮沸消毒すると滅菌もできて臭い移りも少なくできます。
0.5Lサイズはコーヒー粉が150g入る容量になってます。
③:HARIO (ハリオ) 珈琲キャニスターM ブラック MCN-200B
コーヒー関連の器具を得意とするガラスの王様「玻璃王」HARIO が生んだ保存容器なら、安心してコーヒー粉の保存もできます。
本体はハリオお得意のガラスでできていますが、丈夫な特殊ガラスで手入れもしやすくなってます。
ツマミを上下することでフタを密閉できるので、力を入れずにフタの開閉ができます。
サイズ:幅9.9×高さ14.2×口径9.6cm、コーヒー粉が200g入れられる大きさです。
④:江東堂高橋製作所 茶筒生地缶 平缶200g
茶筒がコーヒー粉を保存するにのに向いているのをご存知ですか?
お茶葉も焙煎したものを保存して楽しむ飲み物なので、茶筒にコーヒー粉を入れて常温保存するのに最適なんです。
特にこちらの江東堂高橋製作所の茶筒はスチール製の日本製なので、光を通さず、コーヒー粉の保存に肝心な湿気や酸化を防止してくれます。
また、においが移りにくいのでコーヒー粉の他にも開封したお菓子入れなどにもおすすめです。
⑤:無印良品 耐熱ガラス丸型保存容器 2 約直径7.5×高さ11cm 約320ml
コーヒー粉の保存と言えば無印の保存容器を使っている人が多いのではないでしょうか。
耐熱ガラス製なので電子レンジにも使える保存容器として人気のアイテムですが、調味料入れとしても最適なのでコーヒー粉の保存容器としてもおすすめです。
こちらはコーヒー粉だと150gくらい入るサイズですが他にもサイズがあるので、使う容量に応じたサイズがお求めいただけます。
⑥:【業務用】ジップロック フリーザーバッグ M 120枚入
とにかく備えていると安心なジップロック フリーザーバッグはコーヒー粉を冷凍するのにおすすめです。
コーヒー粉を小分けして冷凍保存する場合、Mサイズがちょうど良いとされていて、必ず二重にして冷凍しましょう。
一人暮らしの人や、あまりコーヒーを嗜む機会が少ない人はSサイズに小分けすると良いでしょう。
おすすめのコーヒーに関する本
コーヒー焙煎所アアルトコーヒーの庄野雄治さんによるコーヒーの基本から美味しいコーヒーの淹れ方が物語のようなスートーリー仕立てで読める一冊。
イラストレーターとして活躍する平澤まりこさんの可愛らしくほのぼのとしたイラストも人気です。
コーヒーの知識があまりない人でも一気に読めて、気が付けば「コーヒーツウ」になっているかも知れません。
コーヒー粉は保存短めで消費しよう
コーヒー豆、コーヒー粉は鮮度が命なので、できれば保存は短めにして飲むことをおすすめします。
お得な値段でたくさん買ってしまったときなどはホットコーヒー用でも濃いめに淹れてアイスコーヒーにするのも手です。
SUMICAではコーヒー豆などが挽ける電動ミルを特集した記事も必見です。
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