パイナップルの食べ頃は買ってすぐ!
パイナップルを購入したら、甘くて美味しい一番BESTな状態で食べたいですよね!?
だからこそ「より熟して甘くなってから食べよう!」と、購入してからもしばらく放置していませんか?
そんなあなた!
パイナップルの食べ頃を見逃していますよ!
実は…パイナップルは”追熟”しないフルーツなんです。
聞き慣れない方も多いかもしれませんが、”追熟”とは果物などを収穫したあと一定期間食べずに置いておくことで、甘さが増えたり果肉が柔らかくなったりすることを言います。
バナナや桃、そしてメロンなどを思い浮かべるとイメージできるのではないでしょうか?
しかし、パイナップルはバナナや桃・メロンとは違って追熟しないフルーツなので、購入後にしばらく置いていても残念ながら甘くなったり果肉が柔らかくなることはなありません。
でも、「パイナップルをしばらく置いておいたら黄色くなって甘くなったよ!」という経験を持っている方もいるかもしれません。
確かにパイナップルをしばらく置いておくと多少酸味が和らぐことはありますが、それは追熟しているのではなく腐っていく過程の途中なんだとか…!
つまり、パイナップルは完熟したBESTのタイミングで収穫して、その場ですぐ食べるのが一番なんです!
でも、そんな最高のタイミングでパイナップルを食べられるのはパイナップル農園で働いている方だけかもしれません。
パイナップル生産に関わっていない私達が少しでも食べ頃に近いパイナップルを食べるためには、購入後なるべく早い段階で食べるしかありません!
つまり、パイナップの食べ頃は『買ってすぐ』ですよ!
おいしいパイナップルの選び方7選
追熟しない果物である”パイナップル”!
と言うことは、購入する時点ですでに甘くて美味しいパイナップルを選ばなくてはいけないということです。
チョット難しそうに感じますが、「それは無理だ…」と諦めてはいけません!
実は、誰でも食べ頃の美味しいパイナップルを見分けることができる方法があるんです!
決して難しい見分け方ではないので、知っていれば誰でも簡単に食べ頃のパイナップルを見つけられますよ。
ぜひ、これからのパイナップル選びに役立てて下さいね。
- 軽くなくしっかりとした重さがある
- パイナップルらしい甘くて良い香りがする
- ふっくらと丸みを帯びている
- 実の部分の皮が黄色い
- 葉っぱの色がしっかりとした緑色のもの
- カビが生えていない
- ツヤツヤしてテカりがある
おいしいパイナップルの選び方①:軽くなくしっかりとした重さがある
パイナップルを店頭で選ぶ時は、ただ見て選ぶだけでなく一度手に取ってみましょう。
その時、ズッシリとしっかり重さを感じられるパイナップルが食べ頃でおすすめです。
ズッシリとした重さを感じるパイナップルは、中身がぎっしりと詰まっていて水分もしっかりと閉じ込められているので、みずみずしくジューシーに感じられます。
逆に、重さがあまりなく軽く感じられるパイナップルは、中身がスカスカになってしまっている可能性があるので要注意です。
おいしいパイナップルの選び方②:パイナップルらしい甘くて良い香りがする
パイナップルと言えば、甘酸っぱい良い香りも特徴です。
スーパーなどでパイナップルがたくさん並べられている売り場には、すでにパイナップルの良い香りで包まれているかもしれませんが、個体差があるのでしっかりと1個ずつ手にとって香りチェックをするようにしましょう!
パイナップルの香りは、葉っぱと反対側のお尻の部分でチェックします。
パイナップルのお尻から甘酸っぱい良い香りが感じられれば、そのパイナップルは食べ頃できっと美味しいパイナップルです。
おいしいパイナップルの選び方③:ふっくらと丸みを帯びている
パイナップルをよく観察してみると、1個1個少しずつ形が違うことに気付くと思います。
個性あるパイナップルの中で食べ頃のパイナップルを選ぶなら、全体的にふっくらしているもので決まりです!
パイナップルは縦に長い楕円形のような形をしていますが、特に下の部分がふっくらしているものがあればBESTです。
多くの方が思い浮かべる、”絵に描いたようなパイナップルの形”を思い浮かべながら選ぶと間違いないかもしれませんね。
おいしいパイナップルの選び方④:実の部分の皮が黄色い
パイナップと言っても、実は数多くの品種があることをご存知ですか?
中には、完熟しても皮が黄色にならず緑色のままの品種も…。
そのため、”一部の品種を除いて”という条件付きになりますが、パイナップルは完熟して食べ頃になる過程で皮の色が黄色っぽく変化していく果物です。
パイナップルを選ぶ時は皮がより黄色っぽくなっているものを選びましょう。
皮に緑っぽい部分が多く残っているパイナップルは完熟前に収穫されてしまったため、甘さよりも酸味の強いパイナップルかもしれません。
なお、完熟しても黄色にならないパイナップルの場合は、黄色にならない品種であることが明記されている場合が多いです。
パイナップルを購入する時は、値札などに記載されている品種紹介にも注意を払ってみると良いかもしれません。
おいしいパイナップルの選び方⑤:葉っぱの色がしっかりとした緑色のもの
実の部分だけをチェックしてパイナップルを見分けがちですが、実は葉っぱの状態からでも食べ頃になっているパイナップルを判断することができます。
たくさん太陽の光を浴びてすくすくと育ったパイナップルは、葉っぱの色が濃くしっかりとした緑色でツヤもあります。
そのため、葉っぱの色がしっかりとした緑色でツヤツヤ感があるもの、さらに葉っぱの先まで枯れることなく元気でピンとしているものを選べば、美味しいパイナップルにたどり着ける可能性が高いです。
葉っぱが茶色くなって枯れてしまっているようなパイナップルは、収穫してから日数が経っているかもしれないので、おすすめできません。
おいしいパイナップルの選び方⑥:カビが生えていない
パイナップルは、古くなってくるとお尻の部分(葉っぱと反対側の下部)から腐敗が進み、場合によってはカビが生えてくることがあります。
そのため、たとえパイナップルから強い甘い香りがしていても、お尻の部分に腐敗している様子が見られたりカビが生えていたら、当然ですがそのパイナップルを選んではダメです。
香りチェックでパイナップルを手に取った際に、腐敗やカビについても一緒にチェックしておくと安心です。
また、お尻の部分が若干柔らかいパイナップルは食べ頃である証拠ですが、柔らかくなり過ぎているパイナップルは痛み始めている証拠です。
購入前のパイナップルを力いっぱい押すのはNGですが、お尻部分を軽く押して柔らかさも確認してみましょう。
おいしいパイナップルの選び方⑦:ツヤツヤしてテカりがある
食べ頃のパイナップルは、皮の部分にテカりやツヤがあります。
薄く油を塗ったような状態をイメージするとわかりやすいかもしれません。
しかし、パイナップルを収穫してから多くの時間が経過すると、テカりやツヤがなくなり皮の表面が乾燥してきます。
そのため、皮の表面に乾燥がなくテカりやツヤがあるものを選ぶと、収穫から時間があまり経過していない食べ頃のパイナップルを選ぶことができます。
追熟しない果物であるパイナップルは、収穫からの食べるまでの時間が短ければ短い方が食べ頃に近い状態となるので、皮の乾燥チェックは欠かせません。
食べ頃じゃないパイナップルが甘くなる方法
美味しそうなパイナップルを選んだつもりでも、実際に食べてみたら食べ頃ではなく酸っぱかった…ということがあるかもしれません。
そんな時はどうしたらいいのでしょうか?
パイナップルは追熟しない果物なので、残念ながら甘くないパイナップルが自然と甘くなることはありません。
しばらく置いておくことで酸味が多少和らぐ事はありますが、同時に食べ頃からはどんどんと遠ざかって行きます。
もし食べ頃ではないパイナップルを選んでしまったら、下記の方法で美味しく食べる工夫をしてみましょう。
- シロップ漬けにする
- 砂糖を足してパイナップルジュースにする
- 酢豚など料理の具材にする
パイナップルのカット方法
「食べ頃だったとしても、丸ごとのパイナップルだとカットするのが難しいから買えないよ…」なんて思っていませんか?
そんな事ありませんよ!
丸ごとのパイナップルでもカットの方法さえ知っていればとっても簡単に食べやすくカットすることができるんです。
ここでは丸ごとパイナップルのカット方法を手順に沿ってご紹介します。
分かりやすい動画も最後にご紹介しますので、この夏一度チャレンジしてみませんか?
一度やってみれば、「想像していたよりも簡単だった!」と思えるはずですよ。
- 葉とお尻の部分をカットする
- 芯を切り落とす
- 食べやすく一口大にカットする
パイナップルのカット方法①:葉っぱとお尻の部分をカットして4等分にする
丸ごとのパイナップルを一口で食べられる形状にカットするには、不要となる葉っぱとお尻の部分をカットする必要があります。
しかし、丸ごとのパイナップルには多くの方がカットしにくいと感じてしまう問題点が3つもあったんです。
それは、”大きさ”と”固さ”と”コロコロと転がってしまう形”です。
この問題点を乗り越えて美味しいパイナップルを食べるためにも、カットする時はパイナップルが転がってしまわないようにしっかりと抑えて注意しながらカットするようにしましょう。
葉っぱとお尻の部分をカットできたら、パイナップルを縦に4等分(十字になるよう)にカットします。
ここまでカットすると、小船のような形をした縦長パイナップルが4本できます。
パイナップルのカット方法②:芯を切り落とす
パイナップルの中心には芯がありますが、この芯は固くて食べにくい部分なので、フレッシュパイナップルを食べる時は取り除いておくとより美味しく食べられます。
縦に1/4カットした船形のパイナップルを縦に置き、山の頂上部分にあたる芯を切り落としましょう。
ちなみに、パイナップルの芯は食べられないわけではありません。
水に入れてパイナップル水』にしたり、紅茶に入れて『パイナップルティー』に、さらにはすりおろしてお肉に塗り込めばお肉がビックリするほど柔らかくなります。
パイナップルの芯も捨てずに有効に活用してみましょう。
パイナップルのカット方法③:食べやすく一口大にカットする
芯をカットしたら、皮と実の間に包丁を入れて皮と実を切り離します。
最後に食べやすく一口大にカットしたら完成です。
皮ごとお皿に乗せて並べれば、食べやすくてお洒落なフレッシュパイナップルが楽しめますよ。
可愛らしいピックを刺すなど、チョットした一手間でお洒落感がぐーんとUPするので、色々試してみましょう。
下記はパイナップルのカット方法を詳しく紹介した動画です。
一度見ておくとイメージがしやすいので、実際にカットする際にスムーズにできるかもしれません。
食べ頃パイナップルの保存方法
パイナップルは”買ってすぐが食べ頃”です。
そのため、購入したら少しでも早く食べ切ってしまいたいところですが、大人数が集まるシーンでないと丸ごとのパイナップルを1度に全部食べるのはなかなか難しいのではないでしょうか。
そんな時はこれからご紹介する方法でパイナップルを保存しておきましょう。
上手に保存する方法を知っていれば、パイナップルが痛むスピードを遅らせて美味しさをキープすることができますよ。
- 新聞紙で包んで冷暗所もしくは野菜室で保存する
- ラップで包んで冷蔵庫で保存する
- 一口サイズにカットして冷凍庫で保存する
パイナップルの保存方法①: 新聞紙で包んで冷暗所もしくは野菜室で保存する
丸ごとパイナップルをそのまま保存したい場合は、新聞紙で包んで冷暗所もしくは冷蔵庫の野菜室で保存します。
その際、可能であればパイナップルの葉っぱの部分を下にして逆さまにしておきましょう。
逆さまの状態で保存すると、パイナップルのお尻部分に集まっている甘さが全体に行き渡るんだとか…!
すでにパイナップルを上手に保存を実施している先輩方の中には、逆さまに立て掛けるのが難しいという理由で、逆さまに吊るして保存している上級者もいるようです。
逆さまで立てておくのが難しい場合は、吊るすことも検討してみてはいかがでしょうか?
吊るしたパイナップルをお洒落なインテリアとして楽しむこともできますね。
なお、『この方法で保存すればいつまでも美味しいままで保存できる!』という訳ではないので、4~5日程度を目安に食べ切るようにしましょう。
パイナップルの保存方法②:ラップで包んで冷蔵庫で保存する
「丸ごとパイナップルをカットしたけど残ってしまった…」「すぐ食べる予定はないけど、安かったからカットパイナップルを購入しちゃった…」そんな時はどうしてますか?
カットしてあるパイナップルを保存したい場合は、冷蔵庫に入れておくのが一番です。
さらにその時、カットした面が空気に触れて乾燥しないようにパイナップルをしっかりとラップで包むのがポイント!
さらに、ラップで包んだパイナップルをビニール袋に入れておくとより乾燥を防げるので安心です。
この方法で保存すれば、パイナップルが傷んでいく速度を抑えながら2~3日の保存が可能です。
カットしたパイナップルがある場合はぜひ試してみて下さい。
パイナップルの保存方法③:一口サイズにカットして冷凍庫で保存する
食べ切れない食べ頃パイナップルがたくさんある場合は、冷凍保存がおすすめです。
食べやすく一口大にカットしたパイナップルをくっつかないようにトレーなどに間隔を空けて並べ、凍ってからチェック付きの袋などに入れて保存します。
凍ったパイナップルは、暑い夏にピッタリ!
アイスやシャーベットの代わりにあえて冷凍パイナップルを作っておくのも良いですよ。
冷凍保存すれば1~2ヶ月の保存が可能となるのでおすすめです。
おすすめの調理器具
パイナップルは自宅でも簡単にカットできるとご紹介しましたが、もっと簡単にパイナップルをカットしたい方におすすめなのがこの商品!
パイナップルにセットしてグルグルとハンドルを回すだけで、芯が綺麗に取れてカットまでしてくれます。
しかも、実の部分は綺麗にカットされますが皮はパイナップルの形のまま残るので、一口大にカットしたパイナップルの実を入れて器にすることもできます。
とっても気持ちよくカットできるので、一度は実際に試してみたくなる調理器具ですよ!
食べ頃パイナップルをおいしく食べよう
パイナップルが追熟しない果物であることを、今回はじめて知った方も多いのではないでしょうか?
衝撃の事実!だったかもしれませんが、今回ご紹介した食べ頃パイナップルの選び方でパイナップルを選べば、きっと甘くて美味しいパイナップルと出会えるはずです!
今年の夏は、食べ頃の美味しいパイナップルで暑い夏を乗り越えましょう!