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2019/07/07

嫁入り道具とは?現代の傾向から今どきの嫁入り道具を様々ご紹介

結婚が決まって新しい生活をするにあたって、新しく家電や家具を買い換える人も多いですよね。
最近では嫁入り道具として親から子へプレゼントする人もいますよ。

嫁入り道具は母や祖母の世代では必ずと言っていいほど持っていたアイテムです。
嫁入り道具の歴史や近年で嫁入り道具としてプレゼントされるアイテムなどご紹介しましょう。

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そもそも嫁入り道具とは?

嫁入り道具とは

嫁入り道具とは、女性が男性の家に嫁ぐ時に用意する家財道具のことを言います。
男性方へ嫁入りするのに困らないようにと、女性側の親は豪華な家具や道具を持たせることが多くありました。

結婚に際して、嫁および嫁側の家族が婿方に持参する荷物。
嫁荷ともいう。
婿方から嫁方に贈与される結納に対するものであり、嫁の持参金に類似する性格をもつ。

<引用>コトバンク

名古屋では、嫁入り道具を紅白幕を掲げたトラックで運んで行脚しており、今でもその風習が残っているところもあります。
それだけ、嫁入り道具は大切なものであり、高価であることから丈夫で長持ちするものが多いです。

とても大きく沢山の道具を運ぶので、昔は何台ものトラックが連なって運ばれる光景がよくありました。

<下に続く>

伝統的な嫁入り道具

嫁入り道具とは

では、嫁入り道具として定番だったものを3つご紹介しましょう。
皆さんの自宅や実家にもあるかもしれませんね。

  1. 桐たんす
  2. 着物
  3. 布団

伝統的な嫁入り道具①:桐たんす

とても大きく立派な桐たんすは嫁入り道具として定番です。
ひとつひとつ手作りのため、高価であることが多いです。

しかし、大きな桐たんすは着物がシワにならないように収納できますし、カビ予防にも繋がり衣服の収納には最適の素材です。
1年を通して多湿と乾燥の時期がある日本にとって、多湿時に木の膨張で防湿され、乾燥時に収縮で隙間ができ調湿できる優れたアイテムですね。

桐たんすの歴史は、女の子が産まれた時に家の庭に桐の木を植え、結婚した時に大きくなった桐を切ってたんすを作ったことが由来とされています。

嫁入り道具として浸透したのが江戸時代からとされており、それが今でも受け継がれているのはステキなことですよね。

最近では桐たんすを娘へ、孫へと引き継ぐ人もいて、修繕をしたり形や色、金具を変えてリニューアルする人もいますよ。

伝統的な嫁入り道具②:着物

着物も嫁入り道具として有名なアイテムですよね。
母親や祖母の世代の家に様々な着物が置いてある人も多いのではないでしょうか。

嫁入り道具としての着物は留袖や喪服が多く、結婚してから着るであろう着物を全てオーダーメイドで作っていました。
贈られた着物は通常、嫁入り道具である桐たんすにしまって保管されています。

今ではレトロな模様の着物が流行っているので、母親や祖母から譲り受けて若い人が着ても素敵ですよね。
他にも、最近ではカバンや小物入れ、ワンピースなどに生まれ変わって使う人もおり、和柄のアイテムは人気ですよ。

伝統的な嫁入り道具③:布団

棉がぎっしり詰まった重い布団も嫁入り道具のひとつです。
色が華やかで分厚い布団も昔は職人がひとつひとつ手作りされていました。

昔の布団は重たいですが、それだけ丈夫に作られているので長く使い続けてもへたりません。
婚礼布団も何組か用意して、お客さんが泊まりに来た時にきちんと布団が準備がされていることが良い嫁であるとも言われました。

布団と一緒に、分厚い座布団と夏用の座布団も一緒に仕立ててもらう人も多く、押入れには布団と座布団でいっぱいの家も多かったですよ。

<下に続く>

現代において嫁入り道具は要相談

嫁入り道具とは

様々な嫁入り道具をご紹介しましたが、昔は嫁入りの時は旦那さんの実家へ嫁ぐことが多かったので嫁入り道具は十分に入ることができました。

しかし、最近では2人が住めるような賃貸マンションなどに住むことも多いので大きい家具を設置するスペースが少なく、加えて結婚前に一緒に住んで家具が揃っていることもしばしば。

自分の娘のために嫁入り道具を揃えてあげたいと思う人もいますが、必要不必要がありますので、事前に相談しましょう。
自身のライフスタイルに合わせたり、自分自身で好みの家具を買いに行ったりする人も多いですね。

<下に続く>

嫁入り道具は娘の幸せを願う親心

嫁入り道具とは

最近では嫁入り道具を不要になるパターンもあります。
元々、嫁入り道具は「嫁入りに困らないように」との意味を込めて豪華で丈夫な家具や道具を用意していました。

「嫁に行くのだから良いものを」という親の娘を思う気持ちの表れでもあります。
それは昔も現在も変わらないのではないでしょうか。

結婚して新しい生活を始めるからには、高価だけれど良いものを長く使いたいですよね。
自身の母親が同じようにしてもらったからこそ、娘にも同じようにしてあげたいと思うはずです。

<下に続く>

今どきの嫁入り道具

嫁入り道具とは

それではここで、最近の嫁入り道具としてのオススメグッズを5つ見ていきましょう。

  1. 大型家電
  2. 大型家具
  3. 来客用のコーヒーカップ
  4. 新しい苗字の印鑑
  5. フォーマルドレス

今どきの嫁入り道具①:大型家電

実家に住んでいたり、一人暮らしをしていた人にはワンサイズ大きな家電が必要になりますね。
特に冷蔵庫や洗濯機などの白物家電は近年の嫁入り道具として人気でオススメです。

大型家電は、特に子供を産みたいと考えている人は2人用ではなく、3〜4人用の大きな家電を選ぶようにしましょう。
大きな家電の方が省エネが良い場合もあります。

今どきの嫁入り道具②:大型家具

大型家具も嫁入り道具として今も昔もよく贈られています。
ダイニングテーブルやベッドなど、家族で使うものを選んでみてくださいね。

今では安くてオシャレな家具がたくさん販売されており、店頭で購入したものは後日配送してくれたり無料で組み立ててくれるところも。
自分好みのデザインを夫婦で買いに行くのも楽しいですね。

大型家具は、新居で使えるサイズを買っても玄関のサイズに入らなかったりやマンション内のエレベーターに入れないこともあるので、注意して購入しましょう。

今どきの嫁入り道具③:来客用のティーカップ

結婚直後は親戚や知人など来客が多くあります。
できれば来客用の食器は新しいキレイなものを用意しておきたいですね。

昔ながらの花柄のティーカップもステキですし、高級ブランドから出されているティーカップも可愛いものが多くあります。
お客さんも、新婚さんのお宅にお邪魔してステキなティーカップが出て来たら一目置かれること間違いなしです。

今どきの嫁入り道具④:新しい苗字の印鑑

女性は結婚すると銀行や免許証などの名義変更が必要になり、新しい苗字の印鑑が必要になります。
ぜひ印鑑は安価のゴム印ではなく、オーダーメイドで作られた印鑑をオススメします。

銀行などで使う認印や銀行印と印鑑証明で使う実印の複数を用意しておきたいですね。
結婚した直後は忙しく、いざ手続きしに行っても印鑑がないとできないので、できれば結婚する前には持っておきたいアイテムです。

今どきの嫁入り道具⑤:フォーマルドレス

結婚した後に喪服で使うフォーマルドレスを購入する人が多いですよ。
あまり使う頻度がありませんが、喪服に関しては突然の報告から準備するのは大変なので、いざという時のために持っておきたいですね。

自分の体型に合ったフォーマルドレスはシルエットがキレイに見えきちんとしている印象を与えます。
同時にパールネックレスも揃えておいても良いでしょう。

<下に続く>

〈嫁ぐ娘に贈る〉おすすめの嫁入り道具もご紹介

嫁入り道具とは

続いて、最近の嫁入り道具としてオススメのものを5つご紹介します。

おすすめの嫁入り道具①:パールのネックレス

前述でフォーマルドレスを嫁入り道具として近年購入されていることをご紹介しました。
ぜひセットで揃えておきたいのがパールのネックレスです。

パールはランクや球の大きさなど様々ですが、上質なパールを使いたいところ。
ネックレスは結婚式でもお悔やみの時でも使える1連のネックレスを持っておくと便利です。

ネックレスはピアスとセットになっていることもあるので、パールのピアスも同時に購入することをオススメします。

おすすめの嫁入り道具②:夫婦で使う夫婦箸

箸は縁起の良いものとしてプレゼントに最適なアイテムです。
幸せの箸(橋)渡しとも呼ばれ、夫婦お揃いの箸は嫁入り道具としてオススメです。

最近では100円ショップでも箸が買えますが、できれば新しい生活に向けて高級な素材の箸を使ってみてはいかがでしょうか。
箸がお揃いで新しいと、夫婦での食事もとても華やかで楽しいものになりますね。

おすすめの嫁入り道具③:毎日使う調理器具

新しい生活に向けて調理器具も一新してみても良いでしょう。
特に大きな調理器具は嫁入り道具としてオススメです。

圧力鍋や無水調理ができるクッカー、ストウブなどの高級鍋など、いつのも調理で長く使えるものを揃えてみましょう。
新しい調理器具で食事を作るのがますます楽しくなりますね。

おすすめの嫁入り道具④:母から受け継ぐ留袖

着物は昔から嫁入り道具として贈られていましたが、保存状態がよければ譲り受けて使うという人もいます。
色留袖は結婚式に、黒留袖は慶弔時に使えるので持っていても良いでしょう。

着物は袖や丈を調整できるので、母親と背丈が違うようなら着物屋さんで仕立て直してもらいましょう。
自分の背丈に合った着物はとても上品に見え、着物を着こなせると好感度が上がりますね。

着物は常にクローゼットに置いておくとカビが発生してしまうので、定期的に湿度を低くし、着物は虫干しを年2回は最低でも行いましょう。

おすすめの嫁入り道具⑤:高級ベッド・布団

結婚してベッドや布団を買い直す人も多いので、嫁入り道具としてはオススメです。
昔の家は畳が多く布団を用意していましたが、最近の住宅はフローリングが多いので、ベッドを置く人が多いですね。

特にマットレスは長年使うものなので、頑丈で良い素材を使用しているマットレスを検討しましょう。
布団も最近では夏用の羽毛布団、冬は夏用の布団と重ねて2枚構造になっているものもあり、とても便利です。

<下に続く>

おすすめの嫁入り道具に関する本

嫁入り道具とは

嫁入り道具の花ふきん教室
1620円

刺繍が好きな人、コツコツ作業が得意な人はぜひ花ふきんを作ってみましょう。
花ふきんは、たくさんの柄違いのふきんを嫁ぐ娘に持たせる風習がありました。

様々な柄の刺繍が写真付きで解説されてあり、初心者でも始められやすい刺繍の本になっています。

100人の嫁入り道具―ハッピーな結婚生活は、モノ選びから始まる!
2160円

家具やキッチン雑貨など、嫁入り道具の選び方が詳しく書かれています。
また、100人の嫁入り道具がそれぞれ掲載されており、家族への思いや新しい家庭への思いなども書かれていてほっこりする内容となっています。

これが嫁入り道具なの?と思うユニークなアイテムも面白いですよ。

<下に続く>

嫁入り道具は今も昔も変わらない

嫁入り道具とは

嫁入り道具は昔は高級な家具や布団などをトラックに運んでいましたが、今でも家具や家電などを結婚時に購入しており、形は変われど親から娘へのプレゼントとしては変わりません。

最近では同棲してそのまま結婚し、生活スタイルが変わらない人もいるので嫁入り道具は不要な人も多いです。
しかし、母親が使っている嫁入り道具は長持ちして機能性がバツグンなので、譲り受けるということもできますね。

良いもの長く大事に使うことは結婚生活の中でも大切なことです。
一度、自身の母親や祖母の嫁入り道具を見直してみても良いのではないでしょうか。

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