鍋の焦げ付きの落とし方を動画で解説
こちらの動画では、料理にも使用されており安全性の高い、重曹を使った鍋についた焦げを落としていく方法を見ることができます。
動画に出てくる鍋には、黒焦げがびっしりとこびりついています。
果たしてきれいに落としていけるのか心配になるレベルですね。
まず、動画では、たっぷり水を入れた鍋に重曹を加えて加熱していくようです。
沸騰したら蓋をして20分加熱します。
20分経ち蓋を開けたら、水は焦げで真っ黒に。
水を流してから木べらで鍋底をこすると、頑固にこびりついていた汚れをすっきり落としていけます。
これは驚きですね。
つぎに、焦げの落ちが少し足りなかったため、再度重曹と水を鍋に加えて、先ほどの工程を繰り返します。
汚れが落ちづらいときは、何度もこの作業を繰り返すときれいにできます。
そして、動画の最後には、あんなに頑固な焦げがすっきりきれいになっていました!
重曹を使うとこんなに簡単に焦げが落とせるんだと実感できる動画になっているので、ぜひ焦げの落とし方がわかる上記の動画をご覧ください。
鍋の焦げつきの落とし方
それでは、頑固な鍋についた焦げに効果的な方法について、詳しく解説します。
- 重曹を使用する
- 酢を使用する
- 小麦粉を使用する
- クエン酸を使用する
- 玉ねぎを使用する
- クレンザーを使用する
鍋の焦げつきの落とし方①:重曹を使用する
いまやお掃除の定番ともなっている重曹は、鍋についてしまった焦げにお悩みの方の強い味方です。
そんな重曹を使う時の落とし方は、いたって単純です。
まず、重曹と水を入れた鍋を加熱します。
水が沸騰したら、そのまま10分待ち、火を止めましょう。
水がぬるくなるまで放置したら、スポンジ等で鍋底にある焦げを落としていきます。
その後水で洗い流したら、完了です。
重曹は、ホームセンターや百円ショップ、スーパーなど、さまざまな場所で購入できる点もおすすめするポイントです。
ただし、これから紹介しますが、アルミ素材の鍋など、重曹を使った落とし方に不向きな鍋の素材も存在するため、お持ちの鍋の素材をよく確認してくださいね。
鍋の焦げつきの落とし方②: 酢を使用する
鍋についた焦げにいいのが、どのご家庭でも常備しているであろう酢です。
酢を使う方法も、重曹の手順とほとんど変わりません。
まず、水を入れた鍋に酢大さじ2を加え、沸騰するまで火にかけます。
そして、焦げが浮き出てきたら、スポンジや木べらで焦げをこすり、水で洗い落としたら終わりです。
特別なものを買う必要がないので、まず酢を使った落とし方を実践してみるのもいいですね。
鍋の焦げつきの落とし方③:小麦粉を使う
鍋の側面や底面の焦げつきにお悩みの場合は、小麦粉を使った落とし方で落としてみましょう。
まずは、小麦粉に水を少しずつ加えて小麦粉ペーストを作ります。
小麦粉と水の割合は3:1です。
つぎに、鍋の側面や底面の黒くなったところに先ほど作った小麦粉を塗布して、しばらく乾かします。
ペーストが水分を失いパリパリの状態になったら、スポンジで軽くこすって落としたら完了です。
普段お料理に使用する小麦粉で鍋の掃除ができるのは驚きですね。
鍋の焦げつきの落とし方④:クエン酸を使用する
オレンジなどの柑橘系に含まれているクエン酸は、鍋についてしまった焦げを落としやすいです。
そんなクエン酸を使用した手順は、ずばり沸騰させたクエン酸と水を加えた鍋をしばらく浸け置きし、スポンジで落とします。
ちなみに、クエン酸は油汚れにも効果を発揮するため、鍋だけでなく、ガスコンロやIHコンロの掃除にも重宝します。
一つ持っていると、掃除が大幅にはかどることでしょう。
鍋の焦げつきの落とし方⑤:玉ねぎを使用する
主婦の大敵である鍋についた焦げは、玉ねぎの皮を使って落としていくこともできます。
普段捨ててしまう玉ねぎの皮を鍋掃除に再利用できたらお得ですよね。
肝心の方法ですが、初めに玉ねぎと水を加えて鍋を沸騰させます。
鍋の中の水が茶色く濁ってきたら火から下ろし、お湯が冷めてからスポンジ等で焦げを落として完了です。
玉ねぎに含まれる硫化アチルなどの成分が焦げを浮かすのに効果的であるということです。
今まで捨ててしまっていた玉ねぎの皮がこんな形で再利用できるなんて、今すぐ試してみたくなりますね。
鍋の焦げつきの落とし方⑥:クレンザーを使用する
みなさんも水回りのお掃除に使っているであろうクレンザーも、鍋についた焦げをきれいに落としていくには有効です。
クレンザーを使う場合は、ふきんなどの布切れにクレンザーを付けて鍋についた焦げを軽く優しくこすります。
焦げを落としたら水で洗い流して完了です。
ただし、気を付けていただきたいのが、クレンザーは研磨剤入りのため強くこすりすぎると傷がついてしまうことです。
布で焦げを落とすときには、力加減に気を付けてください。
鍋の素材別の焦げのおすすめの落とし方や注意点
鍋は使われている素材によって、鍋にしっかり付いてしまった焦げをみるみる落としていくことができる、効果的な方法や気を付けてほしいポイントが存在します。
つぎに、鍋の素材ごとに推奨される落とし方や気を付けるポイントについてご紹介します。
- ステンレス素材
- テフロン素材
- アルミ素材
- ホーロー素材
- 鉄素材
- 銅素材
- 土素材
- ガラス素材
鍋の焦げの落とし方や注意点①:ステンレス素材
みなさんのご家庭にも一つはあると思われるステンレス鍋は、重曹を使うと焦げを簡単に落としていくことができます。
重曹と水を投入した鍋を沸騰するまで加熱し、しばらく置いてからスポンジでこすれば終了。
アルミ鍋などであれば、重曹を使用した場合には変形の恐れがありますが、ステンレス鍋はその心配がないため、気軽にこの落とし方が試せますね。
ステンレス鍋はさびにくく保温効果が高いという利点がありますが、一方で焦げつきやすいという欠点があり、焦げのお掃除がこまめに必要になるでしょう。
鍋の焦げの落とし方や注意点②:テフロン素材
テフロン素材といえばフッ素加工がしてあり焦げつかないことで有名ですが、非常にデリケートな素材でもあるため、水を加熱し沸騰させるやり方で焦げを落としていくようにしてください。
もともと焦げつきにくい素材なので、たいていはこの方法で足りますが、難しい場合は玉ねぎの皮を使って焦げを落としていきます。
テフロン素材の鍋に関する注意ポイントとしては、重曹を使用してしまうとコーティングが落ちてしまう可能性が考えられるということです。
あまりにも頑固な汚れでやむを得ず重曹を使用する場合も、ごく少量を加えるようにして、テフロン鍋のコーティングが落ちないように気を付けましょう。
鍋の焦げの落とし方や注意点③:アルミ素材
アルミ鍋の焦げに最も効果的といわれるのは、酢を使って落としていく方法です。
水と酢をアルミ鍋に投入してからブクブクいうまで熱をかけ、放置してからスポンジなどでこすると、頑固についた焦げもラクラク落とすことが可能です。
アルミ素材についた焦げに対しては、どのご家庭でも常備している酢が非常に重宝されるのですが、一方で鍋に黒ずみが生じる可能性もあります。
その際は、クエン酸などを使用すれば鍋の黒ずみは落とせますが、手間が増えてしまうので、アルミ素材の鍋についてしまった黒焦げを落としていくときは酢の分量に注意してください。
また、アルミは重曹の持つ弱アルカリ性に弱く、腐食してしまう可能性があるため、重曹以外での方法を試してください。
鍋の焦げの落とし方や注意点④:ホーロー素材
おしゃれな見た目で女性に人気のホーロー鍋は、重曹を使用することで黒くこびりついた焦げもラクラク落としていけるでしょう。
水の張ったホーロー鍋に重曹を加えてブクブクいうまで加熱し、しばらく置いたあとにスポンジなどで軽くこすれば完了です。
スポンジを使用して鍋についた汚れを落としていくときは、強くこすらないように気を付けてください。
ホーロー鍋は衝撃や摩擦に弱いため、傷がつきやすいたわしや水回りの掃除に欠かせないクレンザーなどは厳禁です。
コーティングに傷がついてしまうと、せっかくのおしゃれなホーロー鍋がさび付いてしまうことがあるため、お掃除の際は傷がつかないようくれぐれも注意しましょう。
鍋の焦げの落とし方や注意点⑤:鉄素材
中華料理でおなじみの鉄鍋は、クレンザーとたわしを使うことで焦げが落としていくことができます。
少量のクレンザーを鉄鍋に垂らし、たわしでゴシゴシこすっていきます。
少し力がいるかもしれませんが、この方法を取ると焦げがきれいに落ちてピカピカの鉄鍋に早変わり!
きれいにならない場合は、鉄鍋を空焚きしてからたわし等でこすると焦げが落ちやすいです。
また、お手入れ後はクレンザーをしっかり洗い流し、食用油を薄くなじませるのを忘れないようにしてくださいね。
鍋の焦げの落とし方や注意点⑥:銅素材
一生物ともいわれる銅鍋の焦げには、酢を使った落とし方がおすすめです。
酢と水を銅鍋に投入してから沸騰するまで加熱させます。
冷ましてから焦げをやさしくこすります。
その際、たわしを使用すると銅素材の鍋に傷がついてしまうおそれがあるため、スポンジなどを使用するようにしましょう。
また、焦げつきの強い味方である重曹を銅鍋に使用するのはNGなので、上にあるような酢を使った方法を試してくださいね。
鍋の焦げの落とし方や注意点⑦:土素材
旨味がギュッと凝縮した美味しい料理が作れる土鍋の焦げには、重曹や酢を使う方法が向いています。
重曹または酢を土鍋に投入してから沸騰するまで加熱したら、しばらくそのまま置いてからスポンジを使って焦げをゴシゴシ落としていってください。
土鍋の掃除をするときも、たわしを使うと傷ができてしまうので注意しましょう。
また、土鍋は割れやすいため、お手入れの際は落としてしまわないように気を付けてくださいね。
鍋の焦げの落とし方や注意点⑧:ガラス素材
おしゃれで電子レンジに対応した便利なガラス鍋は、もはや定番となっている重曹を使うことで焦げが落とせます。
重曹と水をガラス鍋に投入して加熱させたら、しばらく浸け置きします。
手を入れられるぐらいお湯が冷めたら、スポンジで軽く焦げを落として終了です。
ガラス鍋は急な温度変化を与えると破損の恐れもあるので、お手入れ時にお湯を冷ます際は、決して冷水を加えないようにしましょう。
焦げがつきにくいおすすめの鍋4選
これまで焦げの落とし方を紹介してきましたが、できれば焦げにくいお鍋を使って、掃除の手間を省きたいと思いませんか?
以下から、焦げがつきにくい4つの鍋について解説します。
おすすめの焦げがつきにくい鍋①:和平フレイズ 両手鍋 OR-7126
まずご紹介するのは、アマゾンの両手鍋のカテゴリでベストセラー1位に輝いた『和平フレイズ 両手鍋 OR-7126』です。
こちらはテフロン鍋で、フッ素コーティングが焦げを防止してくれる効果があります。
アマゾンの口コミでも、カレーやシチューを調理してもこの鍋なら焦げ付かないと絶賛する声がありました。
IH・ガス両方に対応しているので、安心して購入できます。
また、サイズ展開が多く、20㎝の鍋から32㎝の鍋まで全7種類の商品が存在しているため、あなたのご家庭にぴったりのサイズの鍋を見つけることができますよ。
たくさんの方から評価されている『和平フレイズ 両手鍋 OR-7126』を購入してみてはいかがですか?
おすすめの焦げがつきにくい鍋②:スケーター 水なし万能鍋ANWP1
つぎに、素材の旨味が凝縮されるとして話題の無水調理なべである『スケーター 水なし万能鍋ANWP1』をご紹介します。
鍋内部はダイアモンドコーティングがされており、調理の際に焦げ付きにくくなっています。
浅鍋と深鍋、ガラス蓋の3点セットで販売されており、これらを組み合わせて、炒め料理や茹で料理、蒸し料理、無水料理などさまざまな場面で活躍するでしょう。
これ一つで料理のすべてが完結するといってもよい『スケーター 水なし万能鍋ANWP1』は、ぜひとも使っていただきたい鍋です!
おすすめの焦げがつきにくい鍋③:匠 マグマプレート MGIT24
つぎにご紹介する焦げにくい鍋は、『匠 マグマプレート MGIT24』です。
こちらは熱伝導にすぐれている鉄鍋で、使っていくたびにだんだんと焦げにくくなっていきます。
使ったあとは必ず鍋を洗ったり、油ならしをしたりする必要がありますが、使っていくごとにどんどん味が出る鉄鍋は、調理器具にこだわりたい方におすすめです。
また、調理するたびに鉄分を摂取できるなど、鉄分が不足しがちな方にもぴったりです。
おすすめの焦げがつきにくい鍋④:丸新銅器 坊主鍋
さいごにご紹介するのが、美しい光沢が魅力の『丸新銅器 坊主鍋』です。こちらは、熱伝導率が高いといわれる銅製の鍋で、全体にまんべんなく熱がいきわたり、焦げが付きにくいところが特徴です。
銅鍋はプロも愛用しているものなので、美味しいお料理を作るには最適な鍋の一つといえるでしょう。
使用後はお手入れの手間がありますが、一度購入すればずっと使い続けることができます。
美しい見た目の銅鍋を使えば、いつものキッチンがグッとおしゃれになるでしょう!
鍋の焦げつきを落とす際に役立つおすすめグッズ
以上、鍋についた焦げを落としていく方法について解説してきましたが、どの方法でも落ちないという方に使っていただきたいのが『こげとりぱっとビカ』です。
鍋の焦げのある部分に歯ブラシなどを使って塗布し、乾かないようにラップで覆います。
そして、1~6時間後にラップをはがしてペーパーで軽く拭い、水で洗い流して終了。
成分がよく焦げに浸透するためきれいに落としていけますし、研磨剤を配合していないので傷の心配をする必要もありません。
アルミや銅、ホーロー鍋には使用できませんが、それ以外の鍋には使用できるので、ぜひ試してみてくださいね。
焦げのないきれいな鍋で料理を楽しみましょう!
今回は、鍋の焦げの落とし方や、素材別の注意点、焦げつきづらい鍋やグッズなどをご紹介しました。
焦げのないきれいでまっさらなお鍋にできたら、気分もスッキリしますよね。
今回ご紹介した方法はどれも簡単に試せるため、焦げの落とし方にお悩みの方は実践してみてください!