舌を出す意味4選
舌を出す行為は、何を意味しているのか見てみましょう。
- 相手をバカにしている
- 恥ずかしい気持ちをごまかしている
- 誘惑している
- 自分の弱みを見せる
舌を出す意味①:相手をバカにしている
「笑顔の裏で舌を出す」という言葉、は慣用句です。
この慣用句には、人をバカにするという意味があります。
舌を出すという言葉は、その行動をそのまま指すのではなく、慣用句としてバカにしている様子を表現する場合が大半です。
話しをしていたら、その相手が急に舌を出すとします。
その場合たいていの人は、バカにされていると感じますよね。
相手に対してバカにした気持ちを持っていると、無意識のうちにその心理が舌に表れてしまうこともあります。
舌を出す意味②:恥ずかしい気持ちをごまかしている
何か失敗してしまって、その恥ずかしい気持ちをごまかすために舌を出すという意味です。
いわゆる「テヘペロ」を表した行為と言えます。
舌を出す、で慣用句です。それだけで、恥ずかしさをごまかすという意味を表します。
①の人をバカにしている、と同様の使い方です。
漫画なんかで見たことのある仕草ですよね。
少女漫画で舌をペロっとだして、やっちゃったといったセリフを言っている場面は、恥ずかしい気持ちを隠してごまかそうとしている象徴です。
舌を出す意味③:誘惑している
女性が舌を出す行為をすると、男性を性的な意味で誘っている、という意味を持つ場合があります。
舌を出すと、相手に甘えているようなふんわりした印象を与えて、かわいく見せる効果があるからです。
女性が舌を出すと、それをセクシーな仕草だと感じる人は多いです。
性的に刺激があるという印象を与えるからです。
それは舌を出すことに、誘惑するという意味があったからなのです。
直感的な印象には、根拠があったということですね。
舌を出す意味④:自分の弱みを見せる
舌は通常体の内部に収納してある部位です。
普通に生活していれば、見せる機会はそうそうありません。
舌を出すということは、あえて自分の内側にある部分を、相手に見せる行為です。
つまりその相手に気を許している、という意味にもなります。
舌を出す人の心理状態8選
意識せず、知らないうちに舌を出すこともありますよね。
その行為には意外な心理が働いているかもしれません。
- バカにしている
- 放っておいてほしい
- 焦っている
- 照れている
- 緊張している
- 心を許している
- 集中している
- 誘惑している
舌を出す人の心理①:バカにしている
子供がやるように、べーといった感じで舌を出すのは、相手を蔑んでバカにした行為です。
子供が大人に向かってやるところは想像しやすいですよね。
あっかんべーとされたら、大人はその子供にバカにされていると感じます。
しかし子供の方は大人をバカにしてやる、と明確に意識してあっかんべーとやっている場合は少ないでしょう。
つまり、子供が大人をバカにしている心理状態でいると、自然とそのような行為をするということです。
子供がべーと舌を出すのは、そのときの子供の心理を表した行為と言えます。
舌を出す人の心理②:放っておいてほしい
そんなの嫌だと、相手を拒絶したい心理状態であることを表しています。
理論物理学者のアインシュタインが、舌を大胆にべーと出している写真は有名です。
この写真が撮られたときのエピソードの1つは、まさにその状態です。
アインシュタインは写真が嫌いでした。
そんな彼はマスコミに撮影されるのを嫌って、べーと舌を出すおどけたような顔をしたという説があります。
撮影をせずに放っておいてくれという心理があったために、舌を出すというユニークな行為につながったのです。
アインシュタインが舌を出し、ユニークな表情で写真に写った本当の理由は断定されていません。
しかしそのような解釈はよくされています。
舌を出す人の心理③:焦っている
慌てたくなるような局面になると、舌を出すという行動をとってしまっているかもしれません。
これは、気まずくなったその場を放棄して逃げ出したいと、焦っている心理状態を表しています。
本人も舌を出すことで、実際に問題が解決すると思ってやっているわけではありません。
つまり気まずくなって焦っている心理のために、知らないうちにやっている行為といえます。
舌を出す人の心理④:照れている
褒められたときに感じる、嬉くて少し恥ずかしい気持ち、それらと同時に感じる「照れ」を、舌を出すことで隠してごまかしてしまおうという心理です。
この場合も➂の焦っている心理状態のときと同様、照れた心理のため無意識で舌を出していることが多いでしょう。
しかし照れています、という気持ちを表すために、ジェスチャーとしてわざと舌を出す場合もあり得ます。
焦っているときよりは、照れている状況のときの方が精神的に余裕があるからです。
舌を出す人の心理⑤:緊張している
緊張した心理状態のとき、その状態を紛らわそうと、舌を出す場合があります。
これは緊張で乾いてしまった唇を潤そうとする、本能的な動きからくるものです。
また、今から嘘をつこうとしている人が舌を出すのも、この理由が大きいです。
うまく嘘をつこうと、緊張しているのです。
舌を出す人の心理⑥:心を許している
舌を出すという行為は、一緒にいる相手に心を許し、緊張していない状態であるという心理を表す場合もあります。
⑤の緊張しているとは正反対のことですが、実は緊張をほぐすための方法として、舌を出すというものがあります。
舌を出すことで、筋肉をほぐして、同時に緊張もほぐすというものです。
緊張していない、つまりリラックスしている状態のときは、意識しなくても舌を出す行為をする場合があるのです。
舌を出す人の心理⑦:集中している
子供によく見られるのですが、何かに集中していると舌を出す行為が現れるというものです。
集中した心理状態のため、自分では気づかないうちに舌が出ているというものです。
これは、脳の働きが関係しているという説もあります。
子供の集中力は大人より高く、本能的に舌を出しています。
大人の場合は、舌を出すなんて恥ずかしいから見られたくないという気持ちがあり、意識して舌を出さないようにしようとします。
恥ずかしい気持ちを忘れるくらい深く集中した場合、大人も舌を出すという行動をとってしまっているかもしれません。
理性のない本能的な状態では、自分でも気づかない動きをするものだからです。
舌を出す人の心理⑧:誘惑している
男性を誘惑しようという心理状態で女性は無意識、またはもしかしたら、わざと意図的に舌を出すことがあります。
これは舌を出すことで、性的なアピールをして女性らしさを強調しているのです。
女性の舌をセックスアピールと感じる男性はいます。
確かに口元は、何かと性的な象徴として扱われます。
意識している男性の前では、本能的に舌を出す行為をしてしまっている女性もいるでしょう。
もしかしたら、その効果を知っていてやっている強者もいるのかもしれません。
小悪魔ですね。
舌を出す癖を改善する方法4選
思いがけない心理状態を表す、舌を出すという行為。
もし知らずのうちに癖になってしまっているのなら、どのように治せば良いのでしょう。
- 恥ずかしいという気持ちを持つ
- 自分以外の舌を出している人を観察する
- 精神的な問題を解決する
- 筋機能療法を行う
舌を出す癖の改善方法①:恥ずかしいという気持ちを持つ
あっかんべーの例でもわかる通り、舌を出すというのは稚拙な行為です。
子供ならかわいいものですが、大人がやっているのは社会的に恥ずかしいですよね。
自分のキャラクター作りとして、わざとやってしまっている人も少なからずいるはずです。
その場合は、改めて舌を出すという行為は恥ずかしいという認識を持つことをお勧めします。
わざとではなく、単純に癖である場合も多いはずです。
まさか自分は舌なんて出したりしていない、と思い込まずに、思い切って回りの人に聞いてみましょう。
もしそれで、舌を出すことが癖になっていることがわかったら、恥ずかしいと意識を強く持つことで改善される場合あります。
舌を出す癖の改善方法②:自分以外の舌を出している人を観察する
身近な人で、舌を出す行為をしている人がいないか、注意深く見てみましょう。
その様子をよくよく観察してみると、違和感を感じるはずです。
もし自分も舌を出す仕草をやっている場合、周りからはそのように見えているのです。
今すぐ辞めよう、という気持ちになりますよね。
舌を出す癖の改善方法③:精神的な問題を解決する
舌を出す行為の原因は、精神的な部分にある場合も多いです。
緊張しやすかったり、カッとなって考えずに行動にすぐ出てしまうといったものです。
精神面の問題を解決するのは簡単ではありませんが、カウンセリングを受けるなど対処することで、舌を出すことが減る可能性もあります。
舌を出す癖の改善方法④:筋機能療法を行う
こちらは口の中の筋肉トレーニングです。
内容は、舌を口から出して回したり、上下に動かしたりして運動するといったものです。
トレーニングを行うことで、舌を出す癖を改善する効果が期待できます。
またこのトレーニングは、正しい噛み合わせや呼吸法の見直しの機会になります。
トレーニングはできるだけ子供のうちに行うことが望ましいですが、大人になってからでも効果はあります。
生活面の意外な問題も解決してくれる可能性があるトレーニングです。
舌はそれだけ、体の中でも重要な部分ということがわかります。
詳しい方法は、歯科医院で教えてもらいましょう。
舌を出す人の印象4選
心理などの難しいことではなく、印象は直感的に相手に与えてしまうものです。
舌を出すことで、どのような印象を与えているのでしょうか。
- お茶目
- 気持ち悪い
- 女性に嫌われそう
- 軽い女性
舌を出す人に対する印象①:お茶目
比較的軽い場面で、かわいらしい雰囲気や仕草とともにちょっと舌を出す場合は、その人の印象をお茶目なものにします。
元々そのような雰囲気の人であれば、その人らしいと思われることでしょう。
普段そのような印象を与えていない人が、お茶目に舌を出していれば、意外と親しみやすいタイプであることを印象付けることができます。
これは、良い意味での印象のギャップを与える例です。
このように場面と使い方によっては、良い印象を与えることができます。
舌を出す人に対する印象②: 気持ち悪い
残念ながら、舌を出すに人に対する印象はあまり良いものは多くありません。
気持ち悪いなんていう印象を与えてしまう場合すらあります。
出した舌がきれいであれば、まだましかもしれません。
それが汚れていたとしたら、最悪の印象です。
イケメンで売っている俳優でも、舌を出している演技が気持ち悪い、なんてSNSに書き込まれたりします。
俳優ですらそのような印象を与えるのですから、舌を出す癖があるなら、極力治した方が良さそうですね。
舌を出す人に対する印象③:女性に嫌われそう
これは、男性に対して媚を売っている女性が、女性に嫌われるという意味です。
男性目線から見ればかわいいと映る場合もあるかもしれませんが、その状況を外から見る女性の視線は冷ややかです。
舌を出すことは、女性が男性を誘惑する行為というのは前出の通りです。
積極的に男性を誘うような女性を、女性が好むはずもありません。
また舌を出すことで、お茶目な印象を回りに与えていることも説明しました。
この行為を見て、ぶりっ子をしていると感じる女性は少なくありません。
このように、舌を出すという仕草を武器にしている女性は、同性を敵にするタイプになってしまうリスクがあります。
舌を出す人に対する印象④:軽い女性
舌を出すことで男性を引き付けている女性に対して、冷やかな視線を送るのは女性だけではありません。
冷静な男性は、そのような女性を軽い女性と判断します。
誰にでも舌を出すことで女性らしさをアピールしている女性を、本命の彼女にしたくないと思うのは自然なことです。
例え1人の男性にしかそのような仕草を見せていなかったとしても、男性は警戒してしまいます。
赤ちゃんが舌を出す理由4選
本能に忠実で原始的な赤ちゃんは、どような理由で舌を出すのでしょうか。
見てみましょう。
- 満腹であることを伝えるため
- 食べ物が嫌いな味であることを伝えるため
- 歯茎がむずむずするため
- 物の感触を確認するため
赤ちゃんが舌を出す理由①:満腹であることを伝えるため
赤ちゃんが母乳を飲んだり、食事をしている途中で舌を出すのは、もうお腹がいっぱいになったことを伝えるためです。
赤ちゃんはこれ以上はいらいない、という意思表示を言葉で言うことができないので、舌をコミュニケーションツールとして使っています。
赤ちゃんは舌を出すというジェスチャーで伝える手段を、本能的に身につけているのです。
赤ちゃんが舌を出す理由②:食べ物が嫌いな味であることを伝えるため
赤ちゃんは食べ物の味が好みではないことを伝えようと、舌を出す場合もあります。
この場合は、満腹なわけではないので、他の好きな食べ物であれば食べる可能性があります。
①か②か、見分けるのは簡単ではありませんが、赤ちゃんとの付き合いが長くなればなんとなくわかるようになります。
大人でもあまりに不味いものを食べたら、舌を出す、または吐き出したくなりますよね。
好まない味、体に害のあるものなどが口に入ったとき、そのような反応をするのはごく自然なことです。
赤ちゃんが舌を出す理由③:歯茎がむずむずするため
赤ちゃんに初めての乳歯が生えるとき、歯茎がムズムズして不快感を感じます。
それを紛らわすために、本能的に舌を出すことがあります。
対処としては、噛んで遊ぶおもちゃで歯固めをさせたり、歯茎を冷やしてあげると良いです。
乳歯が抜けて、永久歯が生えてくるときの感覚を思い出すと、赤ちゃんの気持ちがわかります。
舌を出したり、歯茎をぺろぺろしたりして、触りたくなりそうなムズムズした感覚ですよね。
赤ちゃんが舌を出す理由④:物の感触を確認するため
赤ちゃんはいろいろな物の手触りを、舌を使って確認する時期があります。
赤ちゃんの舌は、大切な情報収集のための道具の1つです。
大人は見た目だけで物のだいたいの手触りを想像することができます。
それは長年生きてきて、身につけた知識があるからです。
それがない赤ちゃんは、まず舐めてみて感触の情報を集めるのです。
赤ちゃんが舌を出す、そして舐めるのは発達過程で大切な行為と言えます。
赤ちゃんのおもちゃを選ぶときは、あらかじめ舐めるのに適したものにすることも大切です。
あえて舐めることを目的にしたおもちゃもたくさんあるので、積極的に取り入れたいですね。
癖を直せるおすすめの本
舌の使い方1つで、生活上の様々な問題を解決することができるということが書かれています。
更に舌の使い方で、脳を活性化させることもできるという、驚きの内容の著書です。
舌の癖を治し正しい使い方を学ぶことで、たくさんのメリットがあることを学ぶことができます。
男女問わず、幅広い年齢層の方に向けた著書なので、さっそく試してみたいですね。
舌を出す癖を改善するために、精神的な問題を解決するという方法があることは、前出の通りです。
パニック障害やあがり症は、舌を出す癖に結び付く精神的問題と言えます。
それらの症状を改善するために役立つ著書です。
精神科医を受診する勇気はないけど、何とかしたいとお悩みでしたら、まずはこちらをお試しください。
またその他のおすすめアイテムについてはこちらも参考にしてください!
舌を出すと誤解を招く
このように、舌を出すという行為は本当に多くの意味を表します。
これだけ意味があると、自分の意図とは違う解釈をされてしまう場合も多いでしょう
知らないうちに、間違った自分の印象を回りに与えている可能性があるのです。
ご紹介した方法で舌を出す癖を治して、誤解のないコミュニケーションを楽しみましょう。