高温期8日目はどんな時期?
高温期という言葉を聞いたことがありますか?
妊活中の女性には、体温はとても重要なものになってきます。
ですから妊活中の女性は基礎体温表というものをつける必要があるのです。
基礎体温とは、最も脈拍などが安静状態になっている起床時に寝床で計測して初めて分かるものです。
例えば普段の基礎体温が36度の人が、妊活を始めてしばらくしてから37度を記録したという時、高温期になったと言えるのです。
高温期は通常10日間ほど続くと言われています。
高温期8日目は、体温が基礎体温より高い期間の8日目という状態なのですね。
高温期8日目で体温が下がる理由
- 子宮に着床していないから
- 生理になった可能性
- 黄体機能不全の可能性もある
高温期8日目で体温が下がる理由①:子宮に着床していないから
高温期8日目で体温が下がる理由の1つ目は子宮に受精卵が着床していないからというものです。
通常、子宮に受精卵が着床した場合は体が赤ちゃんを安全に保護しようと、体内で黄体ホルモンというホルモンが働きます。
このホルモンは赤ちゃんを守るために子宮の壁を厚くしたり、乳腺に働きかけて赤ちゃんが効率良く母乳を飲めるように準備をしたりするのです。
このホルモンが活発に働くことで体温が上がるのです。
しかし体温が下がったら、受精卵が着床していないので黄体ホルモンが働いていないと言えます。
高温期8日目で体温が下がる理由②:生理になった可能性
高温期8日目で体温が下がる理由の2つ目は生理になった可能性があるというものです。
子宮に受精卵が着床すると黄体ホルモンが働いて体温が上昇します。
しかし生理がくると、黄体ホルモンは「子宮に受精卵が着床していない」と判断し、活動をやめてしまいます。
そうなることで体の温度が上がったままではなく下がってしまうのです。
高温期に8日目で体温が急に下がったという人は生理が来ていないかどうかを確認してみて、不安な場合は医者に相談してみましょう。
高温期8日目で体温が下がる理由③:黄体機能不全の可能性もある
高温期8日目で体温が下がる理由の3つ目は黄体機能不全の可能性もあるというものです。
黄体機能不全とは、女性の体内で赤ちゃんを守るため、子宮の壁を厚くしたりする黄体ホルモンが分泌されにくくなっているというものです。
黄体ホルモンが働きにくくなっていると体温はがくんと下がってしまいます。
しかしその時子宮に受精卵が着床していないんだと自己判断するのは非常に危険です。
黄体ホルモンが働きにくくなっているのみで、着床している可能性があるからです。
高温期8日目のおりものの変化
高温期8日目にはおりものの様子が変わります。
いつもよりサラサラしていたり、いつもより粘着性があるようなおりものになっていたり、量が増えたりします。
これは働いてた黄体ホルモンが体外に排出されているのです。
おりものがたくさん分泌されるので、下腹部は清潔に保ちましょう。
そうしないと細菌が繁殖してしまう場合があります。
おりものが増加しすぎて不安だという人は病院に行って相談してみてください。
しかし大抵は黄体ホルモンの影響なので心配しすぎないで大丈夫です。
高温期8日目の身体の症状
- 倦怠感があって体が重く感じる
- 腰痛が起こって辛くなる
- 頭痛がする
- ひどい眠気があり居眠りをしてしまう
- 胸焼けして吐き気を感じる
高温期8日目の身体の症状①:倦怠感があって体が重く感じる
高温期8日目に身体に表れる代表的な身体の症状の1つ目は倦怠感があって体が重く感じるというものです。
体が子供を迎えようと準備をしているので、様々な症状が表れます。
それの最たるものが体の倦怠感です。
ホルモンの影響や体の変化の影響でいつもより体を重く感じてしまいます。
そういう時は無理をしないでゆっくり休んでください。
倦怠感が軽い時は、少しウォーキングなどをして妊娠、出産のために体力をつけておきましょう。
慎重に体を動かしてください。
高温期8日目の身体の症状②:腰痛が起こって辛くなる
高温期8日目に身体に表れる代表的な身体の症状の2つ目は腰痛が起こって辛くなるというものです。
これは黄体ホルモンの影響で子宮の壁が厚くなって大きくなっているからです。
今までになかった変化なので体に腰痛という負担となって表れているのですね。
くれぐれも腰を冷やさないように注意しましょう。
暖かい湿布などを貼って痛みを軽減させましょう。
家族に協力してもらって、腰の付近を軽くマッサージしてもらうのもいいですね。
あまり動き回らないようにしましょう。
高温期8日目の身体の症状③:頭痛がする
高温期8日目に身体に表れる代表的な身体の症状の3つ目は頭痛がするというものです。
赤ちゃんを迎える準備をしている黄体ホルモンは血管の収縮を抑える役割もあるので、脈動する脳を血管が締め付けてそれで頭痛を引き起こしているのです。
頭を冷やすと、多少は軽減されるので冷却シートや氷枕などを当てて痛みを軽減させましょう。
目を疲れさせるようなスマホやパソコンはあまりいじらないように気をつけてください。
ゆっくり目の周りを軽くマッサージするのもいいですね。
高温期8日目の身体の症状④:ひどい眠気があり居眠りをしてしまう
高温期8日目に身体に表れる代表的な身体の症状の4つ目はひどい眠気があり、居眠りをついしてしまうというものです。
黄体ホルモンが活発に働いているので、体内では一生懸命に赤ちゃんを迎える準備をしています。
その影響で体を休めるようにと眠気が発生するのです。
ひどい眠気があると、普段はしない失敗などをしてしまうことがありますので少し仮眠をとるのが望ましいですね。
15分から30分ほど仮眠をとると眠気がすっきりとれますよ。
高温期8日目の身体の症状⑤:胸焼けして吐き気を感じる
高温期8日目に身体に表れる代表的な身体の症状の5つ目は胸焼けして吐き気を感じるというものです。
これは子宮が黄体ホルモンの影響で大きくなり、内臓を押し上げているからです。
それによって普段感じない胸焼けや、吐き気を感じるのです。
しかし食べないと体力がつきません。
消化によく、体が温まる食事を摂りましょう。
ショウガなどを使った食事は体を温める効果があるのでおすすめですよ。
ぜひ試してみてくださいね。
高温期8日目のフライング検査で陽性がでることも!
高温期8日目に到達すると、子宮に受精卵が着床しているんじゃないかと妊娠検査薬で検査をする人もいるかと考えます。
しかしその検査結果は全く意味がないと言えます。
何故ならその時陽性反応が出てもその後調べたら陰性という結果が出たということも少なくありません。
逆もそうですので、高温期8日目で陽性反応が出たとしても、その時点で子宮に受精卵が着床したとは限らないのです。
本格的な結果が分かるのはその後約15日程経ってからと言ってもいいでしょう。
おすすめの妊活関連本
高温期8日目を迎えたという人も、迎えてない人でも妊活中の女性におすすめの本を紹介します。
それが「35才からの妊娠(赤ちゃんが欲しいシリーズ)」です。
一般的に30代半ばの妊娠や出産は高齢出産と言われますが、この本には30代半ばから妊活を始めたという人の体験談が記録されています。
高齢出産で周囲から心配されたけど成功したという体験談や、初めての妊活だから不安だったという声など、様々なことが記録されていますので参考にしてみてくださいね。
高温期8日目に到達したらあまり無理をしないようにしよう
高温期8日目に表れる代表的な症状や、おりものに変化があるというのはとても驚きましたね。
現在妊活中、またはこれから妊活を始めるという人はしっかりとした食事、適度な運動、休養を取りながら赤ちゃんを迎える準備を整えておきましょう。
周囲の人の助けを借りながら妊活をしてくださいね。