エンジンオイルの種類
何気なくガソリンスタンドやディーラーでエンジンオイルを交換してもらっていると、種類もよくわからないですよね。
ここでは詳しく種類を説明していきます。
エンジンオイルの種類①:ガソリン用エンジンオイル
まずはガソリン車用のエンジンオイル。
一番乗っている人が多いであろうガソリンの自動車やバイクに使うエンジンオイルです。
カー用品のお店などで缶入りのものを購入すれば、自分でもエンジンオイルの交換ができるんですよ。
エンジンオイルの種類②:ディーゼル用エンジンオイル
こちらは先ほどとは違い、ディーゼル車に使えるエンジンオイルです。
一般的な家庭用乗用車はガソリン車が多いですが、最近はディーゼルの乗用車もあるので、このタイプが必要な方もいますよね。
ディーゼル用のエンジンオイルもカー用品などのショップで購入できます。
ガソリン車・ディーゼル車どちらにも使えるエンジンオイルもあるので、兼用オイルを使うのもおすすめです。
エンジンオイルの種類③:2サイクルエンジンオイル
2サイクルエンジンオイルは、2サイクルエンジンのバイク用のエンジンオイルです。
最近では、4サイクルエンジンのバイクがほとんどになりますが2サイクルエンジンのバイクには専用のオイルを使うようにしましょう。
2サイクルエンジンオイルは、走行していると減っていきます。
そのため、給油をする必要がありますので、チェックを怠らないようにしましょう。
エンジンオイルの粘度
エンジンオイルは、ガソリン用・ディーゼル用・2サイクル用と種類が分かれているだけではなく、オイルの粘度も自分の車にあったものを選ぶ必要があります。
粘度の見方はこちら。
W(winter)の左側の数字の意味
エンジンオイルの容器を見てみると、右下に5W-20となっているのが見えますね。
このWはwinterの意味で、その前の数字は、低温の寒い時期の粘度を表しているんです。
この数字が小さければ小さいほど柔らかくサラサラのオイルになります。
始動性がよく、寒さに強く冬におすすめですよ。
粘度も間違えるとエンジンの動きが悪くなりますので、メーカーがおすすめする自分の車に合った粘度のものを選びましょう。
高温時の粘度の数字の意味
先ほどのWの前の数字は低温時の粘度を表していましたね。
逆に-の右側の数字は高温時の粘度を表しているんです。
この数字が大きくなればなるほど、高温時の粘土が高く、固いドロドロとしたオイルになります。
どろっとしていることによって、エンジンを保護する役目も果たすんですよ。
灼熱でのレースなど、過酷な環境化では高温粘度の高いオイルがおすすめになります。
エンジンオイルのベース
エンジンオイルは、ベースとなるオイルにも種類があるんです。
それぞれの特性はこんな感じ。
エンジンオイルのベース①:化学合成油
化学合成油は、鉱物油に添加物を入れているのですが、手間がかかるので一番値段も高く、性能的にはいいものになります。
そのため、レース用の車や、車にこだわりのある人におすすめですよ。
寒冷地でも硬化が少ない
化学合成油はエンジンオイルを作る際に、添加物を入れて不純物を限りなく取り除いたものです。
そのため、とても安定性があるんです。
寒冷地でも硬くなりづらく、サラサラの状態を保つことが出来るので、始動性がさがらないので、冬場に使うのもおすすめ。
高温になっても粘度の変化が少ない
低温時に硬くなりづらいだけではなく、反対に高温でも粘度の変化が少ないのが安心できる点ですよね。
オイルは高温になるとさらっとしてしまう性質があるのですが、あまりオイルがさらっとなってしまってはエンジンが傷みやすくなります。
粘度が大きく変化しないので、エンジンを保護する役割をきちんと果たしてくれておすすめです。
耐火性がある
エンジンオイルも油なので燃焼するものですが、化学合成油は燃えにくい性質があるんです。
エンジンオイル自体が燃えてしまうと、その分オイルが減ってしまうのですが、燃えにくい性質のおかげでオイルが減りにくいのが特徴。
オイルが燃えるとエンジン内の燃焼室に付着してエンジンの性能が下がってしまうので、エンジンに優しいオイルと言えますね。
酸化しにくい
エンジンオイルもだんだん酸化していくものですが、化学合成油は添加物を入れて安定させているので、酸化にも強いんです。
酸化しづらい性質のおかげで、エンジンオイルが長持ちするので、頻繁にオイル交換をしたくない人にはおすすめですよ。
限りある資源の保護にもつながるのでおすすめできます。
劣化しにくい
上記の酸化しにくいのと同じく、やはり化学合成油は劣化もしにくい点がおすすめできます。
添加物によって不純物を取り除き安定させているので、エンジン内の過酷な環境にも酸化・劣化しにくい耐性があります。
やはり頻繁にオイル交換となると大変ですし、古オイルの処理なども大変なので、単純に交換の回数を減らしたい人におすすめできますね。
蒸発しにくい
燃えにくいという特性からも、オイルが減りにくいということが言えましたが、化学合成油はエンジン内で蒸発もしにくい性質を持っています。
オイルが傷みにくく減りも遅いので、長持ちという点でやはりおすすめですね。
潤滑性能が高い
エンジン内部は金属がハイスピードで動いているのですが、オイルによってスムーズに動き、金属同士の摩擦などを防ぎます。
化学合成油だと、部品がスムーズに動く潤滑性能が高いので、エンジン内が焼きついてしまったりする心配も低くなるんですよ。
交換の頻度が少なくなる
ここまで述べてきたように、化学合成油は不純物を取り除きエンジン内で安定するように作られているので、酸化・劣化しにくいので長持ちします。
また、燃焼・蒸発もしにくく減りも遅いので、しょっちゅう交換しなくていいんです。
やはりオイル交換となると、古い油を抜いて入れ替えてと手間もかかり、貴重な資源にもなるので、長持ちすれば環境にも優しくなる点でもおすすめできます。
エンジンオイルのベース②:部分合成油
先述した化学合成油は性能が良い分、価格は高くなってしまいます。
その点で部分合成油は、元になる鉱物油と化学合成油をかけあわせたもので、値段性能ともにバランスのとれたおすすめのエンジンオイルなんです。
化学合成油に比べると熱に弱かったりと性能は落ちますが、毎日通勤に使ったり高速道路に乗るような使い方をする人には部分合成油が十分バランスも良くおすすめ。
エンジンオイルのベース③:鉱物油
鉱物油は、一番スタンダードなオイルです。
化学合成油や部分合成油に比べると性能は劣りますが、街乗りや長距離運転をあまりしない人は値段も安くちょうどいい、おすすめのエンジンオイルです。
ただ、やはりその分劣化もしやすいので、頻繁に交換する必要があるのは玉に瑕かもしれないですね。
車用エンジンオイルの基本的な選び方
では、自分でオイル交換をする場合どのようなことに気にして選べばいいでしょうか。
チェックするポイントはこちら。
メーカーが推奨する粘度のエンジンオイル
やはり自分の車にあったオイルを選ばなければエンジンが劣化してしまったりします。
そこで一番間違いなくおすすめできるのが、メーカーの純正品を選ぶこと。
メーカーが出しているものなので、安心して使うことができますし、やはり車との相性もいいので、性能が悪くなってしまうこともありません。
メーカーおすすめの粘度は、取扱説明書などに記載があるので確認してみてくださいね。
粘度
自分が走行する地域や季節から粘度を合わせて選ぶのもおすすめ。
低温時の粘度が低ければ寒冷地に向いているものになるので、冬は低温時の粘度の数値が低いものを選ぶのもいいですね。
ただ、日本は極端に寒かったり暑すぎるというような気候帯ではないので、そこまで気にしなくても大丈夫です。
また走行距離が伸びている車だとエンジンも古くなっているので、エンジンを保護するためにだんだん粘度の高いオイルを選んでいくのもおすすめですよ。
ベースオイル
ベースオイルを基準にして選ぶのもおすすめ。
前述したように、性能の順で言うと、化学合成油≫部分合成油≫鉱物油です。
しかし、そんなに車にこだわりもなく休日に家族と出かけるときだけに乗るような場合、化学合成油を使う必要はなく、鉱物油でいいのです。
毎日長距離の運転をするような場合は部分合成油にしてみるなど、自分の日々の走行距離や車の使い方に合わせて選ぶのがおすすめですよ。
車用エンジンオイルの選び方
基本的な部分の他には、どんなことに注目してエンジンオイルを選べばいいのでしょうか。
チェックするポイントはこちら。
規格
エンジンオイルにも規格があり、やはりいい規格のものは安心して使えますよね。
以下の規格のエンジンオイルを選ぶのが間違いなくおすすめですよ。
API規格
API規格とは米国石油協会が定めている、石油に関する規格のこと。
日本ではエンジンオイルの規格として名が知られていますが、石油全般の規格の総称です。
エンジンオイルオイルのグレードは、ガソリン用・ディーゼル用でそれぞれオイルの酸化・安定・サビ・蒸発などさまざまな観点から分類されています。
最近では、エンジンへの影響のみならず、二酸化炭素の排出量など環境分野も視野に入れたグレード評価になっているのも特徴です。
ILSAC規格
ILSACはInternational Lubricant Standardization and Approval Committeeの略称です。
そんなILSAC規格は、日米の自動車工業会によって定められている規格です。
上述したAPI規格を元に、省燃費性能を追加で考慮した規格になっています。
ILSAC規格ができるまでは米国ではAPI規格しかなく、API規格の品質表示がされていても、実際は規格外の低品質のエンジンオイルがたくさん流通していました。
市場から低品質のオイルをなくすために米国が日本と協力して発足したのが、ILSAC規格です。
ACEA規格
ACEA規格は、欧州自動車工業会によって定められている規格。
ヨーロッパ向けの車用と言えます。
ACEA規格のオイルは、添加剤の量が多く高性能で、高級なものが多いんです。
そのワケは、ドイツのアウトバーンのような高速道路を長距離走ることを考えて作られているからで、エンジン保護を目的に作られているからなんですよ。
欧州産の車向けではありますが、国産車でも性能がいいオイルなので使用はおすすめですよ。
使用期限
エンジンオイルにもやはり使用期限はあります。
記載のないものでも未開封2年くらいを目安に使いきれるようなサイズを選ぶようにしましょう。
記載のあるものは期限を守りましょう。
また、開封したあとはやはり空気に触れることで酸化していってしまいますので、早めに使い切るのが鉄則です。
内容量
上述したように、エンジンオイルにも使用期限があります。
そのため、使う量を考えて購入するようにしましょう。
カー用品のショップなどでさまざまなサイズが売られていますよ。
4Lほどの使いきりタイプや、大きい缶に入った20Lを複数に分けて使うタイプなどがあります。
毎日車に乗って走行距離がすぐに伸びる人は、大きいタイプを購入するのがお得でおすすめです。
バイク用エンジンオイルの基本的な選び方
ここまでは主に車のエンジンオイルについて説明してきましたが、バイクでの選び方についても説明していきます。
モトブロガーのGesoさんにもアドバイスをいただきました。
エンジンストロークに合わせたエンジンオイル
バイクにはエンジンにも種類があるんです。
エンジンオイルはそれに合わせて選ぶ必要がありますよ。
4ストローク用or2ストローク用
バイクには4ストロークと2ストロークのものがあり、エンジンオイルも専用のものを使います。
2ストロークのものは排ガスが多く、燃費も悪い上うるさいとあって今や少なくなっていて、4ストロークのものは、燃費が良く排ガスも少ないのが特徴です。
また、2ストロークのものはオイルをガソリンと一緒に燃焼してしまうので、追加する形になりますが、4ストロークのものは、車と同じように交換すればOK。
50ccのスクーターなどはほぼ4ストロークエンジンですが、確認してオイルを購入するようにしましょう。
最適な粘度
粘度の数字の見方は車の時と同じ。
では、最適な粘度はどんなものでしょうか。
低温粘度
エンジンオイルの選び方は車と同じように、やはり推奨粘度はメーカーによっても変わってきます。
そのため、メーカー推奨のものを買うのが間違いなくおすすめです。
自分で選ぶ場合は、そうとうの寒冷地などでなければ、低温粘度は10Wくらいがベストですよ。
かなり寒い地域だと、冬場は0Wや5Wを選ぶのもおすすめ。
高温粘度
高温時の粘度は、日本の気候くらいだとだいたい30~40くらいがおすすめです。
低温時の粘度と合わせて見ると、10W-30や10W-40が幅広い気温に対応しているので使いやすいですよ。
高温粘度の数値はだいたいの外気温の目安になるので、よっぽど真夏にレースに参加するのとかでなければ、30~40くらいが◎。
モトブロガー直伝のおすすめの選び方
モトブロガーのGesoさんにおすすめのエンジンオイルの選び方について教えていただきました。
やはりメーカー推奨のものは不協和音を生み出しにくくおすすめです。
高度なカスタマイズテクニックを持ち合わせている方を除いてやはりメーカーにしたがって推奨されているものを購入するのが良いでしょう。
バイク用エンジンオイルの選び方
他にもベースオイル別や規格を考慮して選ぶのもおすすめです。
ポイントはこちら。
用途に合わせたベースオイル
バイクも車と同じようにエンジンオイルのベースオイルが3種類あります。
どんな用途で選んでいけばいいか見ていきましょう。
鉱物油
鉱物油は前述したように、一番スタンダードなエンジンオイルになります。
通勤など普段遣いには鉱物油が価格もリーズナブルでおすすめです。
ただ、やはりもちにかんしては悪く劣化もしやすいので、マメに交換したり追加したりする必要があります。
化学合成油
化学合成油は、エンジンの能力を最大に発揮できるものです。
とはいえ、高級なものになるのでバイクにさほどこだわりがない人は普段使いする必要はありません。
サーキットレース用のバイクや、普段から高速道路などを長距離走行するバイクにはおすすめです。
部分合成油
部分合成油は、価格も鉱物油・化学合成油の中間。
性能も中間くらいで、バランスのとれたオイルです。
バイクが好きな人でよくツーリングに行ったり、長距離運転をするという人にはもってこいのおすすめのオイルですよ。
JASO規格を確認
バイクのエンジンオイルにも、車とはまた違った規格があるんです。
それがJASO規格。
バイクの種類によって選ぶオイルが変わってくるので、チェックのポイントを見ていきましょう。
小型・中型
JASO規格には、MAとMBがあり、MBは摩擦特性が低く、MAは摩擦特性が高いエンジンオイルになります。
ギア付きの小型・中型マニュアルバイクにはMA1のオイルを選びましょう。
MA1のエンジンオイルは、粘度が低めになるので大型バイクには負担が大きくあまり向きません。
大型
マニュアルの大型バイクの場合は、MA2のエンジンオイルを選ぶのが◎。
MA2は、MA1よりも粘度が高いのが特徴です。
そのため、排気量の多い大型バイクでも、高温になっても粘度が保たれやすく、エンジンを傷めにくいんですよ。
オートマ
オートマのスクーターにはMBのエンジンオイルがおすすめです。
MBのオイルは摩擦特性が低いので、マニュアルバイクには不向き。
逆に、スクーターにMAのオイルを入れてしまうと、粘度が高く抵抗が大きくなってしまうので、燃費が悪くなってしまう可能性がありますよ。
使用期限
エンジンオイルの使用期限は車の時と同じく、バイクでも未開封2年が目安です。
開封するとやはり空気に触れて酸化していってしまいます。
あまり大きな容量だと使い切れないので注意が必要です。
だいたい目安は半年に一度か、走行距離にして3000~5000kmを目安に交換するように考えて選びましょう。
内容量
バイクのエンジンオイルも20Lの業務用タイプのサイズなども販売されています。
しかし、個人の範囲ではなかなか使い切るのは難しいです。
大型のバイクだと1回で4Lくらい使うこともありますが、原付などの小さなバイクだと、1回で800ccほどしか使わないので、それを考慮して内容量を選ぶようにするのがおすすめです。
おすすめの車用エンジンオイル
選び方はなんとなくわかっても、どんなメーカーのどんなエンジンオイルを選んだらいいかまでははっきりわからないという人もいますよね。
ここでは、車用におすすめのエンジンオイルを10種類紹介していきます。
【高温粘度特性に優れている】カストロール エンジンオイル EDGE
オイル名 | カストロール エンジンオイル EDGE |
---|---|
規格 | API SN、ACEA A3/B4 |
ベースオイル | 全合成油 |
粘度 | 5W-40 |
容量 | 4L |
こちらカストロールのエンジンオイルは、高温時の粘度が優れていて、エンジンオイルの劣化を抑えることができるのが特徴です。
全合成油は化学合成油よりも少し性能は劣りますが、エンジンの効率もよく、長期間に渡ってエンジンが良いパフォーマンスができるようになっているので、おすすめです。
ガソリン車・ディーゼル車どちらにも使えるのはうれしいですよね。
【ディーゼルとの兼用オイル】TOYOTA エンジンオイル キャッスル
オイル名 | TOYOTA エンジンオイル キャッスル |
---|---|
規格 | API SN、ILSAC GL-5 |
ベースオイル | 鉱物油 |
粘度 | 10W-30 |
容量 | 4L |
TOYOTAは50年前からメーカー純正のオイルを先駆けて販売している安心のエンジンオイルです。
純正品とあって、品質も安心でTOYOTAの車に乗っている人にはとてもおすすめです。
鉱物油なので値段もお手頃なのはうれしいですよね。
また、こちらもガソリン車・ディーゼル車兼用なのでどちらにも使えます。
【エンジン保護性能に優れている】Mobil エンジンオイル モービル1
オイル名 | Mobil エンジンオイル モービル1 |
---|---|
規格 | API SN、ACEA A3/B3、A3/B4 |
ベースオイル | 化学合成油 |
粘度 | 5W-40 |
容量 | 4L |
モービル1は、高温粘度が40と、エンジンを摩擦から守り高温時でも粘度が保たれるオイルになっています。
低温粘度も5Wと、厳しい寒さにも耐えられる仕様なので、寒い地域の冬用におすすめですよ。
ガソリンにもディーゼルにも対応していて、ベースオイルも化学合成油なので、オイルも劣化しづらく、優れたエンジンパフォーマンスを発揮できます。
【バイクから車まで幅広い車両に適用】ワコーズ PRO-540 プロステージS
オイル名 | ワコーズPRO-540 プロステージS |
---|---|
規格 | API SM |
ベースオイル | XHVI(合成油) |
粘度 | 10W-40 |
容量 | 4L |
ワコーズのオイルはバイクから車まで、幅広い車種に使えるので、どちらも乗る人は兼用で使えるのもうれしいですね。
車とバイク、どちらも乗る人にはこれ1つでOKなのでおすすめですよ。
ベースオイルは鉱物油がベースではないXHVIという分類。
新世代のベースオイル技術で開発された合成油です。
耐熱性や蒸発しづらくなっていて、引火する温度も高くなっているので、高温に強いエンジンオイルと言えます。
【メーカー製なので品質は保証済み】日産純正 SNスペシャル5W-30 部分合成油 ガソリン車用エンジンオイル
オイル名 | 日産純正 SNスペシャル5W-30 部分合成油 ガソリン車用エンジンオイル |
---|---|
規格 | API SN、ILSAC GF-7 |
ベースオイル | 部分合成油 |
粘度 | 5W-30 |
容量 | 20L |
SNスペシャルはメーカーの純正オイルで大容量でリーズナブル、日産の車にはもちろん、その他にもとってもおすすめのエンジンオイルです。
API規格も最高水準のSN認定なので、品質は安心。
粘度も5W-30と、幅広く使いやすい数値なのもうれしいですね。
20Lあれば複数回使えるので、毎回購入しなくていいのも人気の秘密です。
【約15000kmまで交換の必要がない】アウディ純正 エンジンオイル
オイル名 | アウディ純正 エンジンオイル |
---|---|
規格 | アウディ規格:504 00 |
ベースオイル | 化学合成油 |
粘度 | 5W-30 |
容量 | 1L |
このオイルは、初めに紹介したカストロール社が作っているものをアウディが純正採用したものなので、安心の品質なんですよ。
こちらアウディの純正オイルは、化学合成油で品質もいいので、15000kmまで交換なしでも大丈夫なので、頻繁に交換をしたくない人にはおすすめ。
ただ、アウディの車体はオイルの継ぎ足しが必要な構造なので、この1Lタイプをストックしておいて、減ったら継ぎ足すようにするのがおすすめです。
【世界中の車両に合わせたオイル】TAKUMIモーターオイル エンジンオイル 化学合成油 HIVI
オイル名 | TAKUMIモーターオイル エンジンオイル 化学合成油 HIVI |
---|---|
規格 | API SN、ILSAC GF-5 |
ベースオイル | 化学合成油 |
粘度 | 5W-30 |
容量 | 20L |
TAKUMIモーターオイルのエンジンオイルは、日本のみならず、世界に流通する車両に合わせたオイルで、全5ラインナップがあります。
モータースポーツのサーキット走行から、ターボ車、一般的な乗用車まで使えるのはうれしいですよね。
高品質×低価格のコストパフォーマンスも人気の秘密。
どんなオイルを選んだらいいかはわからないけど、高品質のものを使いたい人にはとてもおすすめですよ。
【厳しい審査基準をクリア】タクティーキャッスル ガソリンエンジンオイル
オイル名 | タクティーキャッスル ガソリンエンジンオイル |
---|---|
規格 | API SN/CF、ILSAC GF-5 |
ベースオイル | 鉱物油 |
粘度 | 10W-30 |
容量 | 20L |
キャッスルブランドは、トヨタ純正モデルです。
厳しい審査基準をクリアし、API、ILSACともに最高グレードのエンジンオイル。
鉱物油ですが、マメに交換するタイプの人にはおすすめできるエンジンオイルです。
こちらも容量20Lなので、何回か使うことができて便利ですよ。
ターボエンジンの車にもおすすめのオイルです。
【エンジン内部を保護してくれる】ルート産業 エンジンオイル モリドライブ サイレントプラス
オイル名 | ルート産業 エンジンオイル モリドライブ サイレントプラス |
---|---|
規格 | API SN/CF、ILSAC GF-5 |
ベースオイル | 全合成油 |
粘度 | 5W-30 |
容量 | 3L |
こちらのモリドライブサイレントプラスは、粘度は5W-30と一般的ですが、熱に強くエンジンに負担の大きい軽やコンパクトカーにおすすめなんです。
エンジンをしっかり保護してくれるので、エンジンも長持ちしますよ。
また、名前のとおりエンジン音が静かになるのも人気の秘密です。
エンジン保護性能が優れているので、ターボ車にもおすすめですよ。
【オイルの清浄性の向上】マツダ ディーゼルエクストラ SKYACTIV-D
オイル名 | マツダ ディーゼルエクストラ SKYACTIV-D |
---|---|
規格 | JASO DL-1 |
ベースオイル | 全合成油 |
粘度 | 0W-30 |
容量 | 20L |
こちらマツダの純正のオイルで、SKYACTIV専用に独自に開発されたエンジンオイルです。
オイルの清浄性が向上していて、燃費も向上するオイルなんですよ。
JASO規格のクリーンディーゼル向けのグレードにも認証されていて、環境負担も軽減する特徴なのもうれしいですよね。
環境問題に関心がある人にも自信を持っておすすめできます。
モトブロガーおすすめのバイク用エンジンオイル
Gesoさんが実際におすすめするバイク用エンジンオイルについて紹介します。
Honda(ホンダ) 2輪用エンジンオイル ウルトラ G2 SL 10W-40 4サイクル用 1L 08233-99961 [HTRC3]
規格 | ベースオイル | 粘度 | 内容量 | |
---|---|---|---|---|
① | API規格:SL●SAE規格:10W40 | 油種:部分化学合成油 | 10W40 | 1L |
カストロール エンジンオイル POWER1 4T 10W-40 4L 二輪車4サイクルエンジン用部分合成油 MA Castrol
規格 | ベースオイル | 粘度 | 内容量 | |
---|---|---|---|---|
② | JASO MA●SAE 10W-40 | 部分合成油 | 10W40 | 4L |
おすすめのバイク用エンジンオイル
バイク用のエンジンオイルも10種類、おすすめのものを紹介していきますよ。
【規格品質ともに優れたオイル】Honda(ホンダ)2輪車用 エンジンオイル ウルトラG2
オイル名 | Honda(ホンダ)2輪車用 エンジンオイル ウルトラG2 |
---|---|
規格 | API SL |
ベースオイル | 鉱物油 |
粘度 | 10W-30 |
容量 | 1L |
ホンダのエンジンオイルは、規格だけではなく品質も性能もクリアしたおすすめのエンジンオイル。
ホンダのエンジンのために開発されたオイルなので、ホンダのバイクには相性ピッタリです。
値段もリーズナブルなので、とても使いやすいので、普段使いにとってもおすすめです。
【加速性能がアップ】カストロール エンジンオイルPOWER 1 4T
オイル名 | カストロール エンジンオイルPOWER 1 4T |
---|---|
規格 | JASO MA |
ベースオイル | 全合成油 |
粘度 | 5W-40 |
容量 | 4L |
カストロールのこちらのエンジンオイルは、シャープな加速を実現できる高性能なオイルです。
この5W-40の粘度は、レース車にも使えるくらい加速性能が優れているんですが、街乗りのバイクにも使えてそれぞれのシーンで活躍するので、誰にでもおすすめ。
エンジンに素早く行き渡るので、過酷な状況であってもエンジンをしっかり保護してくれますよ。
4サイクルの2輪車専用です。
【不純物が少ない分劣化しにくい】AZ(エーゼット)MEO-012 バイク用 4サイクルエンジンオイル
オイル名 | AZ(エーゼット)MEO-012 バイク用 4サイクルエンジンオイル |
---|---|
規格 | API SL |
ベースオイル | 化学合成油 |
粘度 | 10W-40 |
容量 | 1L |
こちら、AZのオイルは化学合成油のため、鉱物油に比べて不純物が限りなく少なく、酸化や劣化がしにくいのが特徴です。
耐熱性にも優れているので、高温になっても粘度の変化が少なく安心。
浄化性能にも優れていて、滑らかなエンジン始動。
容器も注ぎ口が細くなっていて、使いやすいのでおすすめです。
【耐熱耐摩耗性】ヤマハ(YAMAHA)二輪車用エンジンオイル オートルーブスーパー
オイル名 | ヤマハ(YAMAHA)二輪車用エンジンオイル オートルーブスーパー |
---|---|
規格 | JASO FD |
ベースオイル | 半合成油 |
粘度 | - |
容量 | 1L |
ヤマハ純正の2輪車用エンジンオイルは、耐熱耐摩耗性に優れています。
2ストロークエンジン用で、2ストロークエンジンのバイクは少ないですが、エンジンに負担が大きいので、あまり安いオイルだと煙が出たりすることもありますが、このオイルは本当におすすめ。
過酷な運転にも耐えられる性能を持っていて、寒い冬にも始動もばっちりですよ。
【熱安定性や酸化安定性を重視したオイル】カワサキ純正(KAWASAKI)エンジンオイル R4
オイル名 | カワサキ純正(KAWASAKI)エンジンオイル R4 |
---|---|
規格 | JASO MA |
ベースオイル | セミ合成油 |
粘度 | 10W-40 |
容量 | 4L |
カワサキのエンジンオイルR4は、4ストローク用ですが、ジェットスキーなどにも使うことが出来るんです。
高回転のエンジンに対しても、熱安定・酸化安定性が重視されているので、エンジンに負担が掛からないのでおすすめ。
エンジン内はオイルで汚れやすいですが、常に清潔に保たれるように配合されているのもうれしいですよね。
【優れた清浄性でバルブの汚れを防止】ワコーズ 2CTツーシーティー分離給油用 2サイクルエンジンオイル
オイル名 | ワコーズ 2CTツーシーティー分離給油用 2サイクルエンジンオイル |
---|---|
規格 | JASO FC |
ベースオイル | 化学合成油 |
粘度 | 粘度40℃cSt 61.5、粘度100℃cSt 8.69 |
容量 | 1L |
ワコーズのオイルは、バイク好き憧れのおすすめの存在。
こちらの2CTも、高性能なオイルで、JASO規格の最高グレードをクリアしています。
清浄性が優れているので、排気バルブや燃焼室の汚れを最大限防止できるので、いつでもキレイ。
バイクだけでなく、2サイクルエンジンの発電機やスノーモービルに使いたい人にもおすすです。
【コスパ優秀】UTC バイク用 4サイクルオイル
オイル名 | UTC バイク用 4サイクルオイル |
---|---|
規格 | JASO MA |
ベースオイル | 鉱物油 |
粘度 | 10W-40 |
容量 | 1L |
UTCのエンジンオイルは、なんといってもコスパが最高です。
高いオイルを使うよりも、UTCのようなオイルをこまめに交換するのがエンジンにも結果的に負担をかけなかったりするので、おすすめですよ。
4サイクルエンジン専用なので、2サイクルエンジンには使えないので要注意です。
【エンジン出力を最大化】MOTUL 300V 4T Factory Line
オイル名 | MOTUL 300V 4T Factory Line |
---|---|
規格 | API SL相当、JASO MA |
ベースオイル | 化学合成油 |
粘度 | 10W-40 |
容量 | 4L |
MOTULのこのエンジンオイルは、2輪車専用のダブルエステルテクノロジーという技術を採用していて、この技術によりエンジン出力を最大化が可能になりました。
その上、後輪にエネルギーも無駄なく伝えることが出来るんです。
10W-40の粘度は幅広く使用できるので、サーキットでのレース車両や、普段使うストリート走行どちらにもおすすめ。
【ライダーが違いを体感できる】スズキ純正 エクスターバイク二輪エンジンオイル
オイル名 | スズキ純正 エクスターバイク二輪エンジンオイル |
---|---|
規格 | JASO MA |
ベースオイル | 全合成油 |
粘度 | 10W-40 |
容量 | 1L |
スズキ純正のエクスターエンジンオイルは、プレミアムな品質のオイルです。
スロットルレスポンスの良さ・シフトフィーリングの軽さ・吹け上がりの早さなど、ライダーがほかのオイルとははっきり違いを実感できますよ。
バイクやエンジンオイルにこだわりを持っている人には、堂々とおすすめできるオイルです。
サーキットでのレースのみならず、ストリート仕様にも最適なオイルですよ。
【2ストローク用だからスクーターにも】elf(エルフ)バイク用ギアオイル/MOTO GEAR OIL
オイル名 | elf(エルフ)バイク用ギアオイル/MOTO GEAR OIL |
---|---|
規格 | - |
ベースオイル | 部分合成油 |
粘度 | 10W-40 |
容量 | 1L |
エルフのバイク用ギアオイルは、エンジンオイルとしても使うことができますが、正しくは別物になります。
しかし、元々エンジンオイルの方が高温には強いですが、エルフのギアオイルは高温時でも安定性を発揮するのでエンジンオイルとして使うのもおすすめですよ。
こちらは2ストロークエンジン用のオイルですので、専用設計のスクーターにも使えます。
エンジンオイルの廃棄方法
今までオイル交換を任せていた人は、自分で交換となると、古いエンジンオイルの廃棄の仕方がわからなかったりしますよね。
ここではいくつかおすすめの廃棄方法を紹介していきます。
Gesoさんに教えていただいた方法をメインに紹介していきます。
購入した店舗に引き取ってもらう
オイルを購入したお店で、廃オイルを引き取ってもらうのはおすすめ。
その時は、必ず購入した際のレシートを保管しておくようにしましょう。
ただし、引取りに費用がかかる店舗もありますので、オイルを購入時に確認しておくことをおすすめします。
ガソリンスタンドで引き取ってもらう
ガソリンスタンドでも廃オイルを引き取ってもらえます。
ただし、こちらも購入店と同じく、オイル交換を行っていないガソリンスタンドだと引取りも行っていなかったりと、スタンドによって条件も変わってきますので、事前に確認することをおすすめします。
灯油のポリタンクなどに入れて中身だけ引き取ってもらえたり、容器ごと引き取ってもらえる場所なども変わってくるので、要注意。
廃油処理箱を利用する
オイル交換で古いオイルを排出する際に廃油処理箱でオイルを固めて破棄するのもおすすめ。
カー用品のお店やホームセンターでも取り扱いがあるので簡単に手に入ります。
ただ、廃油処理箱で油を固めると、油ではなくなりガソリンスタンドや購入店で回収不可になるので、注意が必要です。
店舗や自治体に問い合わせることも重要
廃油処理箱の利用はとても便利ですが、自治体によっては回収不可の場合も。
やってしまってからでは、店舗でも引き取ってもらうこともできませんので、必ずオイル交換の前に自治体の規定を確認するようにしましょう。
店舗やガソリンスタンドで引き取ってもらう場合も、事前に確認したり、持ち込む前に連絡したりなど、マナーを守ってオイル交換をしたいですね。
エンジンオイルを交換するタイミング
エンジンオイルは、走行距離と期間を目安に交換がおすすめされています。
車種などによって少し変わってきますが、通常の場合は走行距離1万5000km、または期間にすると1年に1回交換するのが◎。
軽自動車などはもう少し早めに交換するのがおすすめ。
また、ディーゼル車の場合も1万kmくらいを目安にガソリン車より少し早く変えるのがおすすめです。
バイクの場合はまた違って、3000km~5000kmくらいで交換するのがおすすめ。
期間にすると、半年に1回くらいのペースで交換するのがちょうどよくおすすめですよ。
オイル交換を怠ると、エンジンが傷んだりして故障の原因にもなりかねませんので、しっかり忘れないように確認するようにしましょう。
おすすめを参考に最適なオイルを選んで自分で交換してみよう
今まではオイル交換は業者さんに任せっきりだったという人も、これを読んでおすすめのオイルでオイル交換を試してみるのはいかがですか?
自分の乗っている車やバイク、推奨粘度さえ頭に入れておけば、そこまで難しく考えなくても大丈夫。
自分でオイル交換することによって、ますます車やバイクに愛着がわくので一度挑戦してみるのはおすすめですよ。
youtubeにて2年ほどモトブロガーとして活動しています。
バイク乗りとして、ツーリング、試乗、レビューなど様々な動画を作成していて、チャンネル作成から3ヶ月ほどで、視聴回数5万回超えの動画もあります。
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