掃除のコツ10選
掃除をより楽に効率よくするコツはいくつかあり、これらを自身の暮らしの中に上手く取り入れることもコツの1つです。
ここでは、いくつかある掃除のコツの中から知っておくと便利なコツを10個ご紹介します。
- 上から下の順番で
- 奥から始める
- トイレは外側から内に向かって
- 比較的汚れが軽い部分から
- 掃除グッズは使いやすいところに配置
- 便利グッズを活用
- 万能アイテムで掃除グッズを増やさない
- ついでに掃除
- 汚れにくいように対策
- 週に1度は掃除機をかける
掃除のコツ①:上から下の順番で
床をきれいにした後に、照明や家具の上に溜まったほこりを払うとせっかくきれいにした床がまた汚れてしまいます。
このような掃除の二度手間にならないようにするコツは、掃除を始める時はまず上にあるほこりを取り、さらに壁の拭き掃除もその後に行うことです。
掃除のコツ②:奥から始める
床掃除を行う時に掃除機でもフローリングモップでも始める時は、部屋の奥側から行うのがコツです。
奥という見方は一般的に隣の部屋もしくは廊下側から見た場合のことが多いです。
この奥から手前が掃除するコツである理由は、奥側を掃除して手前側に移動することで既に掃除してきれいになったところを踏まずに済むからです。
掃除のコツ③:トイレは外側から内に向かって
トイレ掃除のコツは、まずトイレ本体の掃除に取り掛かるのではなく、壁や床の掃除から始めることです。
トイレの壁や床便器の一部には、トイレシートなどをよく使いますが、比較的汚れが軽い壁から、床、便器の順に拭いていけば途中でシートを交換する必要がなくスムーズに掃除できます。
掃除のコツ④:比較的汚れが軽い部分から
例えばキッチンにおいて、シンクの水アカやコンロの油汚れを落としてすっきりしたいところですが、まずは比較的汚れが軽い部分から掃除を始めましょう。
キッチン掃除では布巾やウェットシートなどをよく使いますが、汚れが軽い部分を拭いた後のシートはそこまで汚れていないので交換無しでコンロ掃除に使うことができます。
その他にも、汚れがひどいところを拭いた布巾を洗っても完全に汚れを落としきれるわけではないので、その状態できれいなところを拭くと汚れを広げてしまう可能性があるからです。
掃除のコツ⑤:掃除グッズは使いやすいところに配置
掃除グッズをまとめて1か所に収納することは、しっかり整理整頓できるコツの内ですが、使う場所にそれぞれ掃除グッズを収納しておくことは、掃除に取り掛かりやすくなるコツでもあります。
例えば、リビングでお菓子をこぼしてしまった場合、近くにウェットシートなどあればそれでサッと床を拭くことができます。
掃除のコツ⑥:便利グッズを活用
モップや掃除用ウェットシートがあると、毎日掃除したい場所をサッと掃除できますし、キッチンの油汚れもウェットシートを使ってその日のうちにすぐ掃除する習慣がつきやすいです。
他にもマイクロファイバー素材の手袋やスリッパタイプのモップは、手で触るだけまたはスリッパで歩くだけでほこりやごみが取り除けるので、便利グッズ活用はより楽に掃除ができるコツです。
掃除のコツ⑦:万能アイテムで掃除グッズを増やさない
汚れが落ちて、除菌もできて、自然素材で小さいお子さんやペットにも優しい成分配合の万能アイテムを使うことも掃除が楽になるコツの1つです。
このような掃除の万能アイテムは、1本持っていればいろいろな場所の掃除に使うことができるので、収納に困ることもなく、あれこれ使い分ける手間も省けます。
掃除のコツ⑧:ついでに掃除
夜寝る前のトイレのついでに、ティッシュにクエン酸スプレーをかけたものやトイレシートなどでサッとトイレ本体を拭くだけでも、気になる臭いや黄ばみが無くなります。
また、最後に入浴する人はついでに温かいお湯で浴槽を洗い、床や洗面器、鏡をスポンジでこすり冷たいシャワーで流しておくと水アカやカビの防止につながります。
何かのついでに掃除することは、掃除に取り掛かるハードルが下がり継続して掃除できるコツです。
掃除のコツ⑨:汚れにくいように対策
エアコンやレンジフード、キッチンの換気扇は定期的に掃除をしないと、あまり効果を発揮してくれなくなるだけでなく、カビ臭さや油臭さが部屋に充満する原因になります。
しかし、これらの掃除は解体して洗浄したら、よく拭き上げて再度組み立ててと面倒くさいのでできれば掃除の負担や回数を軽減させるために貼るタイプの簡易フィルターで対策するのがおすすめです。
掃除のコツ⑩:週に1度は掃除機をかける
床に掃除機をかけて拭き掃除をするのは毎日だと時間が取れないことがあるので、普段はフローリングモップや雑巾で髪の毛や皮脂汚れを除去するだけでもきれいな状態を保てます。
しかし、フローリングモップだけではフローリングや畳の目に詰まっている細かいごみを取り除くのは難しいので、週に1度の掃除機がストレスが少なく隅々まできれいを保てるコツです。
部屋を掃除する頻度
掃除機をかけてフローリングモップまたは雑巾での拭き掃除を、最低でも1週間に1度行うことをおすすめします。
最後の掃除から3日も経てば外からの砂やほこり、髪が短い人でも抜け落ちた髪の毛が目に付くようになりますが、大きなごみはその都度拾うことが週に1度の掃除でもきれいを保てるコツです。
もちろんこれはあくまでも一般的な頻度の話で、部屋の使用人数やペットの有無、どの程度の清潔さを保ちたいかなど個人の考えによって異なりますので、自分の状況にあった頻度で掃除するのがベストです。
基本的な掃除の仕方
ここでは、家の中で日々過ごす時間が多いリビングを例に基本的な掃除の仕方を掃除のコツに沿って以下5つの手順でご紹介します。
- 動かせる物は床から上げる
- 上のほこり取りと壁拭き
- テレビや小物等をアルコール除菌
- 掃除機でごみとほこりを除去
- 床を拭いてざらつきや皮脂汚れを除去
基本的な掃除の仕方①:動かせる物は床から上げる
まず、部屋にあるテーブルや椅子、ソファなど動かせるものは違う部屋もしくは廊下に移動します。
他にも、床に置いている箱や植物も一旦部屋の外に移動させます。
物の移動は面倒くさく感じることも多く、意外と行っていない方も多いのではないでしょうか?
実は、床に物が無いということは、掃除の動線に無駄が無くなり掃除の時短のコツでもあるんです。
基本的な掃除の仕方②:上のほこり取りと壁拭き
次は、掃除のコツでもご紹介したように上から下に掃除をしていきましょう。
照明や棚の上のほこりをハンディモップで取って、天井のほこりや汚れが気になる方はフローリングモップを使って拭き掃除していきましょう。
その後は、壁も拭き掃除するのですが、壁や窓のような床に対し垂直の場所は洗剤の液だれを防ぐため下から上に掃除するのが、染みを作らずきれいに掃除できるコツです。
基本的な掃除の仕方③:テレビや小物等を拭いて除菌
高いところの掃除が終わったら、すぐ床掃除に行かずに細かいところの掃除をしていきます。
リビングにあるテレビ、リモコン、照明のスイッチ、ドアノブはどれも皮脂汚れがあるので、除菌できるスプレーやウェットシートを使って効果的に掃除するのがコツです。
基本的な掃除の仕方④:掃除機でごみとほこりを除去
さて、いよいよ床掃除に入っていきます。
まずは、掃除機やほうきを使って大きいごみやほこりを集め、フローリングや畳の目に詰まっている細かいほこりも一緒に取り除きましょう。
この時に掃除機の吸引力が高くなるコツは、掃除機のノズルを手前に引き寄せる時にごみを吸い取る意識をすることです。
基本的な掃除の仕方⑤:床を拭いてざらつきや皮脂汚れを除去
最後は、フローリングモップもしくは雑巾を使って、床のざらつきや皮脂汚れを取り除いていくのですが、掃除のコツでも紹介した奥から手前に掃除していくことを意識しましょう。
また、雑巾を絞る水にハッカ油を混ぜて使うと、清涼感のある香りですっきりできるだけなく虫よけ効果があるのでおすすめです。
掃除する部屋の順番5選
ここからは、家中をより速く効果的に掃除するコツである、掃除する部屋の順番を1番目~5番目までご紹介します。
- 水回り
- 二階があれば二階の部屋
- 寝室
- リビング
- 玄関
掃除する部屋の順番①:水回り
キッチンやお風呂場、トイレなどの水回りを一番最初に掃除するのは、水回りを掃除すると周りの床などに水が飛び散る可能性がありますし、掃除後濡れた足で床を歩いたりするからです。
その他にも、例えばキッチンであれば頑固な汚れを落とすために洗剤でつけ置きすることも多く、掃除完了まで時間がかかるので先に取り掛かっておくと丁度よいのです。
掃除する部屋の順番②:二階があれば二階から
上から下という掃除のコツに沿って、自宅に二階の部屋もしくはロフトなどがある場合は二階もしくはロフトから掃除を始めましょう。
また、二階も奥から手前という掃除のコツに沿って、奥の部屋から取り掛かりその後階段の掃除を行うという手順でやっていくと奥にあったほこりも手前に移動し効率よく下に落とすことができます。
掃除する部屋の順番③:寝室
各住宅の設計によって異なりますが、平屋やマンションなどの場合は一番奥に寝室が置かれていることが多いので、その場合は寝室から掃除を始めます。
布団のシーツ交換をする場合は、布団からほこりや髪の毛が落ちますので寝室の床掃除の前に行うようにし、ダニの繁殖を防ぐため1週間に1回程度は布団干しもしくはマットレス掃除をしましょう。
掃除する部屋の順番④:リビング
寝室掃除が終わったらリビングの上からほこりやごみを集めて、壁や小物、床をウェットシートや洗剤を使って拭いて皮脂汚れを取り除いていきましょう。
もし、リビングの窓ふきや窓のサッシ掃除などを行いたい場合は、汚れが部屋に上がることがあるので、まず窓ふきとサッシ掃除を行いリビング掃除に取り掛かるがおすすめです。
掃除する部屋の順番⑤:玄関
家中の部屋を掃除し終えたら、玄関までの廊下も掃除して最後は玄関掃除を行うので、玄関に置いているものはできるだけ移動させましょう。
玄関掃除はほうきとちりとりなどで砂やごみを集めて、床を濡らしてブラシやスポンジでこすれば掃くだけでは落とせなかった汚れもしっかり落とすことができます。
シューズボックスも掃除したい場合は、まずシューズボックスの中にあるものを取り出し、砂やほこりを掃いたらエタノールやアルコールなどで拭くと乾きが速く除菌もできるのでおすすめです。
共働き家庭の掃除の裏ワザ5選
最近は結婚後も仕事を続ける女性や出産後も復職する女性も多く、このような共働き家庭において夫婦で家事を分担するという意識はとても大切なことです。
そこで、今回は共働き家庭で時短で効率よく掃除できるコツを5つご紹介します。
- 5分ぐらいの毎日掃除を行う
- 手軽に掃除できるグッズを使う
- ルールを決めておく
- つけ置きで寝ている間にきれいにする
- こだわりすぎず、お互いに感謝の気持ちを忘れず
共働き家庭の掃除の裏ワザ①:5分ぐらいの毎日掃除を行う
共働きで忙しいからと誰も掃除をしなければ、家の中で快適に過ごすことができませんし、いざ掃除しようとする時に汚れが重すぎてかなりの労力を費やしてしまうことになります。
短い時間と少ない労力で快適な環境を保つコツは、毎日5分ぐらいで細切れの掃除をすることです。
例えば、毎朝フローリングモップで床をサッと拭いたり、夕食後にキッチンシートで調理台やコンロを軽く拭いたり、食器洗い後はシンクをスポンジでサッとこすっておくだけでも違います。
共働き家庭の掃除の裏ワザ②:手軽に掃除できるグッズを使う
ソファやカーペットの傍に粘着ローラーを置いておき、スマホを見ながらでもテレビを見ながらでもソファやカーペットをコロコロすれば、ながら掃除ができます。
また、トイレにクエン酸スプレーを置いておき、トイレ後に汚れたところをサッと拭いてもらったり、便器内に吹きかけてもらえると短時間の掃除で常にきれいな状態を保つことができます。
共働き家庭の掃除の裏ワザ③:ルールを決めておく
家庭内での掃除のルールを決めるのは共働き家庭での掃除の分担が上手くできるコツの1つです。
例えば、先に家を出る人がごみをまとめごみ出しをしたり、最後に入浴する人が浴槽や床、洗面器などを磨いて上がったりなどのようなことが挙げられます。
共働き家庭の掃除の裏ワザ④:つけ置きで寝ている間にきれいにする
食器拭きに使っている布巾や台拭き、茶渋が付着したカップなどは、使用後にあらかじめ酸素系漂白剤と水を入れたボールなどに入れるようなルール作りをしておくといいでしょう。
頑張ってこすって汚れを落とす労力も時間もかかりませんし、寝ている間に汚れ取りや除菌、漂白もしてくれるので、翌朝朝食の準備の前に取り出して乾燥させれば完了です。
共働き家庭の掃除の裏ワザ⑤:掃除の見える化
分担表などを作って、掃除を見える化することも夫婦で効率的にストレスなく掃除分担できるコツです。
また、掃除の内容もあまり長くなるのは考え物ですが、詳しく示すことも大切です。
例えば、ごみ捨てはリビング、寝室、トイレ、お風呂場など各部屋からごみを集めることも含まれるなど、相手も理解しやすいように分担表を工夫してみてください。
100均のおすすめ掃除グッズ5選
最近の100掃除グッズはこんなハイクオリティーなのに100円で買えるの!?と驚くものがたくさん出ていますよね。
そこで、今回はその中でも掃除をより簡単に、そして痒い所に手が届くようなおすすめの100均掃除グッズを5つご紹介します。
- 掃除用ウェットシート
- 隙間らくらくハンディワイパー
- マイクロファイバー手袋
- トイレスタンプ
- ワンキャッチ
100均の掃除グッズ①:掃除用ウェットシート
100均には手や口拭きのためのウェットシート以外にも、様々な場所の掃除に使えるウェットシートが豊富に取り揃えられています。
キッチン用・トイレ用・食卓用・フローリング用などあり、それぞれ使用する場所の近くに置いておけば手間なく気づいたときにサッと拭いてきれいにできますよ。
100均の掃除グッズ②:隙間らくらくハンディワイパー
見た目は細長いハエたたきのような形をしていますが、これにフローリングシートや古布などを再利用したウエスを取り付けるとハンディワイパーになります。
このハンディワイパーは厚さが薄くよくしなる素材なので、冷蔵庫の下などのほこりがたまりやすいが、掃除しずらくあまり手を付けない箇所をきれいにすることができます。
100均の掃除グッズ③:マイクロファイバー手袋
マイクロファイバー手袋はハンディワイパーのように簡単にほこりをキャッチすることができるだけでなく、水で濡らして使用すれば網戸掃除やシンクの水アカ取りにも活用できます。
ブラシやハンディワイパーなどの道具を使うよりもさらに細かい部分にも手が届き隅々まできれいにできますし、掃除機をかけながら一緒に棚やテレビ裏などのほこり取りもできる優れものです。
100均の掃除グッズ④:トイレスタンプ
トイレの便器の内側に粘着性のある洗浄剤をスタンプのようにつけて、トイレの水を流す度に洗浄成分が便器の内側をコーティングしてくれるので汚れにくくなり、香り付きのものは消臭効果もあります。
トイレスタンプはいろいろなメーカーからも出ていますが、100均商品も効果は十分ありますし、他メーカーより若干安いので、トイレスタンプを使ったことが無い方はお試しとしても使いやすいです。
100均の掃除グッズ⑤:ワンキャッチ
ほうきやモップ、粘着ローラーなど使用後は壁に立てて置いたり、かごや棚に収納している方も多いのではないでしょうか?
このグッズはそんな掃除アイテムを壁に掛けて収納できるようにするもので、粘着シートで壁や家具に貼り付けたらクリップに掃除アイテムをはめて、使う時は軽く引っ張れば簡単に取り出せます。
おすすめの整理整頓本
物がしっかり整理整頓されていると、無駄に床の上や台の上に物が置かれていないので自然と掃除がしやすくなります。
そこで、ここでは掃除のコツの1つでもある物の整理整頓に関するおすすめの本を1冊ご紹介します。
学校では教えてくれない大切なこと1 整理整頓
この本はフルカラーで見やすく、内容の紹介方法は漫画なので小さいお子さんでも理解しやすい本です。
実際にこの本は子供向けに編集されているのですが、片付けが苦手な大人の方でもちょっと片付けてみようかなと思えるような小技がたくさん紹介されています。
整理整頓が苦手な方は自分用に、自分は上手く整理整頓できているという方は家族用に一家に1冊あると誰でも整理整頓の基本が学べるのでおすすめです。
掃除のコツは1回の負担を軽くしてルーティン化すること!
掃除って「あれして、これして、あれもしなきゃ」と考えると面倒くさくなってなかなか取り掛かれなくなりますよね。
しかし、始める時間だけ決めて「とりあえずハンディワイパーでほこり取りだけしよう」などと掃除への負担を軽くして動くと、意外と次の掃除に取り掛かれたりすることが多いです。
そして、その行動がルーティン化すれば考えるより先に体が動くようになりますので、楽に掃除に取り掛かることができ、日々暮らす場所も時間の使い方もより快適に感じられるようになりますよ。