餅が太るといわれる理由5選
なぜ餅を食べると太るといわれるのか、理由を5つご紹介します。
- 食べ過ぎてしまう
- 血糖値が上がりやすい
- 高カロリーな味付け
- 運動をしない休みに食べる
- ご飯一膳より満足感が少ない
太るといわれる理由①:食べ過ぎてしまう
餅は、お雑煮・磯辺焼き・きな粉・あんこなど食べ方のレパートリーが多く、お正月くらいしか食べる機会がありません。
そのため、年末にたくさん買い置きしている餅をお正月の休み中につい食べてしまいます。
それに加えて、餅は食事を作るよりも調理は焼いたりレンジでチンするだけで食べることができる手軽さから、お腹が空いたらすぐ食べれます。
餅1個ではそこまで太る要素はありませんが、つい3個、4個…と食べ過ぎてしまうため、太る原因となってしまうのです。
太るといわれる理由②:血糖値が上がりやすい
餅は、餅米から作られた炭水化物なので太る原因の糖質をたくさん含んでいます。
糖質をたくさん含んだ食品は血糖値が上がりやすく、インスリンが大量に分泌されることでエネルギーとして使われないものが脂肪として蓄えられてしまいます。
野菜などと一緒に食べると血糖値が一気に上がるのを抑えることができますが、餅は他のものと一緒に食べることは少ないので糖質オンリーで摂取することになります。
糖質制限ダイエットがあるように、餅だけではなく炭水化物やデザートなど糖質と含む食品は脂肪に変わりやすいため、食べ過ぎは太る原因といわれています。
太るといわれる理由③:高カロリーな味付け
餅の食べ方はたくさんありますが、基本的にはほとんどが太るとなるものです。
特に、きな粉や黒蜜、あんこ、おしるこなどは砂糖がたくさん入っているので餅のカロリーだけでなく、それらのカロリーが上乗せされてしまいます。
砂糖醤油やマヨネーズなど甘くない味付けでも太る原因となる糖質やカロリーが高めなので、餅は食べると太るといわれています。
太るといわれる理由④:運動をしない休みに食べる
餅を食べる機会はほとんどがお正月だと思います。
お正月は、お仕事もお休み、学校もお休み、おせちなどもあるため家事もいつもより休みがちです。
家族でゆっくりテレビを見て過ごしたり、親戚で集まって宴会をしたり飲み会をしたりすることが多いでしょう。
そんな全く運動をしない休みの時期に宴会や飲み会での食事もプラスにされて餅を食べることで、運動で脂肪を燃焼されることがないため、太ることになります。
これが、お正月太りといわれるものです。
餅だけが原因ではありませんが、いつも食べないものだからこそ「お正月にお餅を食べ過ぎて太った〜」と言う人も多いです。
太るといわれる理由⑤:ご飯一膳より満足感が少ない
餅は、揚げ物やラーメンと比べると1回食べたら太るほど高カロリーなものではありません。
しかし、ご飯一膳と一般的な切り餅2個がほぼ同じカロリーです。
ご飯はおかずなどと一緒に食べて一膳でかなり満足感がありますが、餅は2個では満足できない人もいますよね。
ご飯一膳食べた!という満足感に比べて、お腹も気持ちも同じカロリーの餅2個だけでは満足できないため、3個、4個…と食べてしまうため太るんです。
結果的に、ご飯を二膳食べたようなカロリーを餅だけで摂ってしまうのが太る原因になっています。
餅のカロリー
餅は、一般的に売られている切り餅一つの50gで117キロカロリーです。
ご飯は一膳が150gで252キロカロリーです。
切り餅2個でご飯一膳分とほぼ同じカロリーになります。
餅とご飯はどちらも炭水化物ですが、太る原因ともいわれている100gあたりの炭水化物量(糖質)は餅が25gでご飯が37gとご飯の方が多くなっています。
糖質制限ダイエットなどをする場合は、同じ量ならご飯よりも餅の方がおすすめです。
かみごたえのある餅はご飯よりもしっかり噛んで食べるので満腹感も得られやすく、腹持ちも良いですよね。
カロリーが低くヘルシーな食品というわけでははないので、食べ過ぎはもちろん太る原因となりますが、餅1個で罪悪感を持つほどのカロリーではないですよ。
太る餅の食べ方4選
太ると言われている餅の食べ方の代表である4種類をご紹介します。
- きなこ
- あんこ
- 砂糖醤油
- 揚げ餅
太る餅の食べ方①:きなこ
つきたてのお餅にきな粉をまぶして食べるきなこ餅はとても美味しいですよね。
きな粉は砂糖が含まれていないものならかなりヘルシーで健康的ですが、ほとんどが砂糖をプラスして甘くなっているので食べ過ぎると太り原因になります。
砂糖は食べ過ぎると太る糖質の塊なので太る餅の食べ方の代表です。
太る餅の食べ方②:あんこ
お正月には、おしるこなどを食べるためにあんこを小豆から作る家庭もあるのではないでしょうか。
あんこは小豆なので食物繊維も豊富ですが、作るときにはビックリするほど大量の砂糖が使われているため食べ過ぎは太る原因になります。
それが美味しい秘訣でもありますが、それをのせたあん餅やおしるこは太る食べ方といえるでしょう。
太る餅の食べ方③:砂糖醤油
甘いきな粉やあんこに比べて甘辛いと罪悪感が少ないような印象ですが、砂糖は糖質の塊なのでそれをたっぷりつけて食べると、当然太ってしまいます。
太る餅の食べ方④:揚げ餅
サクサクの衣がついたトンカツや唐揚げなどの揚げ物は高カロリーというのは、誰でも知っていると思います。
衣をつけていなくても、餅を油で揚げる揚げ餅はたくさんの油を吸収してしまうので、味付けがなくてもカロリーは上乗せされてしまいます。
太らない餅の食べ方4選
餅の食べ方の中でも太らないと言われているものを4種類ご紹介します。
- 磯辺焼き
- お雑煮
- 大根おろし
- 納豆餅
太らない餅の食べ方①:磯辺焼き
砂糖醤油と似ているような印象もありますが、磯辺焼きは焼いた餅に醤油をつけて乗りを巻くだけなので砂糖は使いません。
醤油と海苔だけなので太る可能性の少ない餅の食べ方です。
太らない餅の食べ方②:お雑煮
関東のお雑煮は野菜たっぷりのすまし汁に白餅が入ったものが多いですよね。
野菜と一緒に食べることと、温かいスープがあることで満腹感を感じやすいので、餅1個でも満足することができるため、お雑煮は太ることが少ない食べ方です。
白味噌やあん餅などを使ったお雑煮はカロリーも高くなるので太る原因となるため要注意ですよ。
太らない餅の食べ方③:大根おろし
アッサリと餅を食べたい時は、大根おろしとポン酢がおすすめです。
大根おろしには、おろすことで普通の大根よりも脂肪を燃焼させたり、吸収させにくくする働きなど太る原因をなくしてくれるのでダイエット向きの食材です。
餅と一緒に大根おろしを食べて、太る原因である脂肪として蓄えられないようにしましょう。
太らない餅の食べ方④:納豆餅
ネバネバの納豆を餅にかけて食べる納豆餅は、納豆の発酵食品の力で太る可能性の少ない健康的な食べ方です。
キムチや漬物など他の発酵食品と合わせて食べると、より満足感もあり腸内環境も良くなるので太ることもありません。
餅におすすめの食べ合わせ5選
餅はお正月にお雑煮やきな粉、あんこと一緒に食べることが多いですが、それ以外にもおすすめの食べ合わせがたくさんあるので、ご紹介します。
- チーズ
- 豚肉
- フルーツ
- マヨネーズ
- 韓国料理
おすすめの食べ合わせ①:チーズ
餅はチーズととても相性の良い食材です。
お餅を薄く切ってフライパンにピザのように丸く置いて、上からピザソース・ピーマン・コーン・マッシュルーム・たっぷりのチーズをのせて蓋をして焼けば「もちピザ」の完成です。
ピザ生地で作るピザよりも、モチモチとしていて腹持ちが良く、生地をこねる必要もないので簡単に作ることができます。
同じ要領で、照り焼きチキンピザや和風ピザ、上に鰹節やソースをかければ「お好み焼き風」にすることもできます。
ピザ風にしなくても、切り餅の上にチーズをのせて温めればチーズの塩気だけで味付けなしでもおいしく食べることができます。
ただ、たくさんのモチを使うことでカロリーは高いので太るのが嫌な人は食べ過ぎないようにしましょう。
おすすめの食べ合わせ②:豚肉
お好み焼き風にするときにも、豚肉を使うと更にボリュームもでて豚の油でよりおいしくすることができます。
餅に豚肉を巻き付けて、甘辛く味付けしながら焼く「餅の豚肉巻き」はお酒のおつまみにもおかずにもなるボリューム満点のレシピです。
出来立てはお餅が熱々でトロリとした食感、少し冷めると弾力のあるモチモチとした食べごたえになります。
同じようにベーコンで巻いて作ることもできます。
ベーコンは塩気が強いので、甘辛く味付けせずにそのままでもおいしく食べることができますよ。
おすすめの食べ合わせ③:フルーツ
餅とフルーツも相性の良い組み合わせです。
切り餅などが余ったときにも、レンジで柔らかくしてのばせしてからあんことフルーツを包めば「フルーツ大福」が簡単に自宅で作れます。
イチゴだけでなく、マスカットやサクランボ、キウイなども良く合います。
あんこはフルーツの甘みや酸味を味わえるように甘さ控えめにするか、アッサリとした白あんの方が合います。
おすすめの食べ合わせ④:マヨネーズ
ダイエットとは無縁の太る組み合わせになってしまいますが、マヨネーズも餅ととても良く合います。
餅に明太子やコーンをのせてその上からマヨネーズをたっぷりかけてトースターでこんがり焼けば、モチモチの食感と香ばしいマヨネーズで子供のオヤツやお酒のおつまみにおすすめの一品になります。
シンプルにマヨネーズだけかけで焼いてから青ネギや刻みのりをのせるのもおいしいです。
ピザとは少し違いますが、子供が自分で好きな具材をのせたり何種類もの味を楽しめるのでパーティーなどでも使うことができます。
おすすめの食べ合わせ⑤:韓国料理
韓国料理の代表でもある「トッポッキ」は、正式にはトックと呼ばれる煮込んでも溶けない韓国の食材を使うのですが、日本の切り餅でも代用できます。
少し食感は違いますが、即席で韓国料理を食べたいと思った時や、今までの味付けとは違う餅の食べ方をしたいと思っている時には挑戦してほしいメニューです。
餅だけをコチュジャンや調味料で煮込むだけでもおいしいですが、キャベツや玉ねぎなど野菜もプラスすることでボリューム満点で簡単なのでランチなどにもおすすめです。
おすすめのダイエット本
餅も太るといわれている糖質を含む食材ですが、糖質制限はどうすればいいのか悩んでしまいますよね。
糖質9g以下でも美味しくボリューミーなかさましレシピ・低糖質レシピで子供も自分もおいしく嬉しい絶品料理がたくさん載った一冊です。
餅が太るといわれるのは食べ過ぎや食べ方が原因
「餅=太る」というイメージがとても強いですが、餅自体はカロリーや糖質などの数値を見ても太る食材の上位ではありません。
太るイメージは、餅を食べるのが運動量の少ないお正月であること、手軽な調理、たくさんのおいしいレシピでつい食べ過ぎてしまうことが原因です。
太る食べ方以外でもたくさんのアレンジができるので、食べ過ぎに注意しておいしく食べましょう。