洋服ブラシの種類と特徴
洋服ブラシには、「毛を使った洋服ブラシ」と「エチケットブラシ」があります。
こちらではそれぞれの特徴をご紹介します。
毛を使った洋服ブラシの特徴
洋服ブラシをつかうと、ほこりや汚れを落としながら、生地の繊維を整えることができます。
毛を使った洋服ブラシはその素材によって大きく三つに分かれます。
天然の毛のブラシは静電気が起きにくくおすすめです。
馬毛の洋服ブラシの特徴
馬毛の洋服ブラシは、デリケートな衣類にも使うことができます。
しなやかで柔らかな毛質が特徴です。
さまざまな衣類に安心して使うことができるため、おすすめ。
しなやかでキメの細かい質感という特徴を持つ馬毛ブラシは、繊細なアンゴラなどにぴったりです。
撫でるよりも払うようにブラッシングしましょう。
豚毛の洋服ブラシの特徴
豚毛の洋服ブラシは、黒豚毛と白豚毛で柔らかさが異なるのが特徴です。
黒豚毛はコシのつよさ、白豚毛はしなやかさがあります。
豚毛の洋服ブラシをつかうと、細かな汚れをかきだすことができます。
目の詰まっているスエードやウールのジャケットなどにおすすめです。
ブラッシング際に力が入らないように注意しましょう。
また、双方を合わせたブラシもあります。
化学繊維の洋服ブラシの特徴
化学繊維だけのブラシは静電気が起きやすいことがおおく、おすすめしません。
しかし、静電気対策をした化学繊維と馬毛などを組み合わせることで、スムーズに汚れを取り除ける洋服ブラシもあります。
エチケットブラシ
エチケットブラシも洋服ブラシ同様にホコリや毛玉などを取り除いてくれるアイテムです。
携帯しやすいサイズの商品が多く、持ち運びにおすすめです。
外出先でも毛やほこりなどが気になったとき、手軽に使えます。
エチケットブラシの特徴
スーツや制服などに付着した糸くずや毛、ホコリなどを簡単に取り除くことができるエチケットブラシ。
持ち運びがしやすい大きさが多く、手軽さが特徴です。
洋服ブラシの選び方
ひとくちに洋服ブラシといっても、さまざまな種類のがあるので迷ってしまいますよね。
こちらでは素材や形状から、洋服ブラシの選び方をご紹介します。
素材
洋服ブラシには、馬毛の洋服ブラシ、豚毛の洋服ブラシ、化学繊維の洋服ブラシのほかにエチケットブラシなどがあります。
天然の馬毛や豚毛は、静電気が起こりにくく、さまざまな衣類に安心して使うことができるため、おすすめです。
また、衣類によって相性のいいブラシの素材が異なります。
洋服のコンディションを整えることができるので使い分けがおすすめです。
カシミヤのニットなど
カシミヤのニットなどのデリケートな素材には、しなやかなキメの細かい馬毛のブラシがおすすめです。
少しコシの強い馬毛のブラシは、ウールのセーターなどに適しています。
ウールのコート(厚手) スウェードのジャケット など
織り目が詰まっているウールのコートやスウェードのジャケットなどは、ハリとコシがある硬めの豚毛のブラシがおすすめです。
絡みついた糸くずや汚れなどをしっかり取り除きつつ、繊維の流れを整えてくれます。
黒豚毛の特徴はコシの強さ、白豚毛の特徴はしなやかさです。
白豚毛のみを用いた、デリケートな衣類に対応した高級ブラシもあります。
硬さ
馬毛のブラシはデリケートな衣類、豚毛は織り目の詰まった衣類と一般的に使い分けられますが、ブラシの固さによっても使い分けられます。
硬い毛のブラシはデリケートな衣類にはおすすめしません。
素材はもちろんのこと、硬さも考慮すれば失敗を避けることができます。
生地によって、ブラシの硬さで使う洋服ブラシを選びましょう。
迷ったら、やわらかい生地にはやわらかいブラシの使用がおすすめです。
ただし、革の場合は注意が必要です。
硬いブラシを使うと、傷つけてしまう場合があります。
革には弾力のある柔らかな馬毛がおすすめですよ。
形状
日常的に使うものですから、使いやすい形状のものがおすすめです。
必要な時にサッと取り出せるようにしたいなら、クローゼットなどにつるして保管できるよう、ひも付きの洋服ブラシがおすすめ。
また、短時間で効率よくブラッシングを済ませたいなら、ブラシ面が大きいとブラッシング回数を減らせるので楽ちんですね。
背中やスカートなど、広く平らな箇所をササッときれいにできます。
一方、カーブしている形状の洋服ブラシもあります。
袖に絡みつく猫の毛や、肩に落ちた髪などを効率よく取り除くのにおすすめです。
サイズ
毎日のように使うものですから、扱いやすいサイズを選びましょう。
自分の手の大きさにフィットしたサイズを選ぶことがおすすめです。
効率的に済ませたいからと、自分の手に合わない大きすぎる洋服ブラシはおすすめしません。
扱いづらいので正しく洋服ブラシを扱えず、生地を傷める可能性もあります。
持ちやすさ
実際に持つことができる場合は、ブラシを持ってみましょう。
洋服を着たままブラッシングするときは、利き手と反対の手で使用することもあります。
持ちやすい大きさを選ばないと、好ましくない角度でブラシを使ってしまい、生地の糸をひっかけてしまう可能性もあります。
持ちやすく、軽い洋服ブラシがおすすめです。
価格
天然の馬毛や豚毛の洋服ブラシがおすすめですが、よい素材のものはどうしても高価になりがちです。
化学繊維を使ったブラシはリーズナブルなことが多いですが、静電気で生地を傷めてしまうことがあるのでおすすめしません。
しかし、洋服ブラシには、静電気を抑える化学繊維と組み合わせることで価格を抑えているタイプもあります。
素材をよく見て、選びましょう。
おすすめの洋服ブラシ
洋服ブラシは、洋服の素材によって使い分ける必要があります。
こちらでは、おすすめの洋服ブラシをまとめました。
お気に入りを探す際の参考にしてくださいね。
【高密度】池本刷子工業 ケント静電気除去洋服ブラシ
本体サイズ | 毛の素材 | 価格 |
---|---|---|
6.7×5.1×27.2㎝ | 白馬毛、銅イオン含浸アクリル繊維 | 4,000 円 |
静電気が気になる方におすすめ。
白馬毛と静電気除去繊維を混ぜているため、静電気で取りにくいほこりもしっかり取り除いてくれます。
【手ごろな価格】Snana 洋服ブラシ
本体サイズ | 毛の素材 | 価格 |
---|---|---|
22.5×3.0×5.3㎝ | 馬毛 | 1,150円 |
馬毛のヘアブラシでもお手頃価格な洋服ブラシを探している方におすすめです。
ブラシが汚れてしまっても、水洗いができます。
ブラシもきれいにしておきたい方におすすめです。
【やわらかい毛質】KENT 洋服ブラシ カシミヤ&ウール用
本体サイズ | 毛の素材 | 価格 |
---|---|---|
22.0×5.0㎝(毛の長さ:2.5~3.3㎝) | 白豚毛 | 7,344円 |
繊細な洋服におすすめです。
カシミヤやウールにも安心して使えます。
気軽に使えるサイズなのも嬉しいですね。
【持ちやすいサイズ】LELEKEY 洋服ブラシ
本体サイズ | 毛の素材 | 価格 |
---|---|---|
25.0×5.0×3.0㎝ | 白馬毛、銅イオン含浸アクリル繊維 | 999円 |
持ちやすいブラシをお探しならこちらがおすすめです。
また、静電気が気になる方にもおすすめ。
天然毛に静電気除去繊維が混ぜているので、静電気を気にせずホコリが取れます。
【毎日のお手入れに】バリイチゴ屋 馬毛洋服ブラシ
本体サイズ | 毛の素材 | 価格 |
---|---|---|
全長22.5㎝ 毛足の長さ25.0㎝ | 馬毛 、ハイテクノロジー素材、静電気除去繊維 | 1,080円 |
スーツについた花粉を落としたい、など毎日のお手入れにおすすめです。
洋服だけでなく、ソファーや布団、靴にも使えます。
【ニットもなめらかに】ショージワークス 洋服ブラシ ウール・混紡用
本体サイズ | 毛の素材 | 価格 |
---|---|---|
7.0×23.5×4.5㎝ | 白豚毛、茶馬毛 | 3,600円 |
馬毛と豚毛を組み合わせているブラシです。
ニットのお手入れにおすすめ。
ブラッシングで洋服を長持ちさせたい方にもおすすめです。
【クリーナーコーム付き】Orienex 洋服ブラシ
本体サイズ | 毛の素材 | 価格 |
---|---|---|
38.8×28.0×1.4㎝ | 馬毛 | 1,580円 |
毛足が長いので、細かいところに入り込んだ汚れもしっかり取り除けます。
靴掃除用としてもおすすめです。
【デリケートな服にも】江戸屋 洋服ブラシ カシミヤ用
本体サイズ | 毛の素材 | 価格 |
---|---|---|
26.5×5.5×5.0㎝ | 豚毛 | 7,560円 |
カシミアや和服など、繊細な衣類におすすめです。
毛皮やアンゴラにも使えるのが嬉しいですね。
【極上なブラシ】江戸屋 手植え洋服ブラシ 万能タイプ極上
本体サイズ | 毛の素材 | 価格 |
---|---|---|
26×5.5×6.5㎝ | 豚毛 | 16,200円 |
熟練した職人によって丁寧に作られています。
天然素材で作られた、一級品です。
繊細な衣類のお手入れをするための特別なブラシを探している方におすすめです。
【老舗のブラシ】浅草アートブラシ カシミヤブラシ・匠
本体サイズ | 毛の素材 | 価格 |
---|---|---|
4.5×4.3×21㎝ | 白馬毛 | 5,400円 |
女性が扱いやすい大きさです。
カシミヤはもちろん、繊細な衣類におすすめ。
おすすめのエチケットブラシ
こちらではおすすめのエチケットブラシをまとめています。
手軽に使えるエチケットブラシがあると便利ですね。
【サッと使える】日本シール エチケットブラシ
本体サイズ | 素材 | 価格 |
---|---|---|
24.5×5.5×4.7㎝ | ナイロン(パイル)100% | オープン価格 |
左右どちら向きでもブラッシングができます。
日常的に手軽に使えるエチケットブラシをお探しの方におすすめです。
洗濯物の仕上げやカーシートのお掃除など、幅広く使えるのが嬉しいですね。
【回転式で使いやすい】日本シール エチケットブラシ回転式
本体サイズ | 素材 | 価格 |
---|---|---|
6.0×4.5×26.3㎝ | ナイロン(パイル)100% | 918円 |
回転式で使いやすいエチケットブラシをお探しの方におすすめです。
独自加工のブラシが、しっかりゴミを取り除いてくれます。
しつこいペットの抜け毛の掃除にも便利。
【細かい毛も取れる】pylife 洋服ブラシ
本体サイズ | 素材 | 価格 |
---|---|---|
5.0×7.5×33.0㎝ | ABS樹脂 | オープン価格 |
両面ブラシなので片側のものより効率的にお手入れができます。
ほこりなどをスピーディーに取り除きたい方におすすめです。
取れた毛やほこりをゴミ箱にためて捨てられます。
【お手入れ簡単】夢ゲンブラシ
本体サイズ | 素材 | 価格 |
---|---|---|
5.5×30×2cm (ケース:8.0×20.0×4.7cm) | ナイロン | 1,296円 |
ブラシについたほこりや毛を取り除くのは大変ですよね。
こちらなら、ケースに差し込めばゴミやほこりが簡単に取れます。
お手入れを簡単に済ませたい方におすすめです。
ゴミ捨ても手間がかかりません。
【カーペットにも使える】日本シール エチケットブラシ ぱくぱくローラー
本体サイズ | 素材 | 価格 |
---|---|---|
18.9×19.7×5.5cm | ナイロン | オープン価格 |
カーペットクリーナーとしてもおすすめです。
高品質のブラシが、掃除機や粘着テープでも取りきれなかった毛やほこりなどをしっかり取り除いてくれます。
ワンタッチでフタが開くので、ゴミ捨てもかんたんです。
【コンパクトサイズ】日本シール エチケットブラシ
本体サイズ | 素材 | 価格 |
---|---|---|
10.5×4.0×6.5cm | ナイロン | オープン価格 |
携帯に便利なコンパクトサイズです。
持ち運びをしたい方におすすめ。
ビジネスシーンをはじめ、旅行にもおすすめ。
洋服ブラシの正しい使い方
こちらでは、洋服ブラシの使い方をご紹介します。
洋服ブラシを正しく使えば、衣類を長持ちさせることができるのでおすすめです。
洋服ブラシの使い方【スーツ・コート編】
はじめに、スーツやコートは厚みのあるハンガーに掛けておきます。
次に、繊維の流れと逆の方向に優しくブラッシングし、繊維の奥に入り込んでいるホコリなどの汚れをかき出します。
「汚れを払う」気持ちで優しくブラッシングするのがおすすめです。
小さなごみをしっかり取り除きたいからと強くこするのは生地を傷めるため、おすすめしません。
ホコリがたまっているところは、歯磨きと同じように洋服ブラシを小刻みに動かすとうまくいきますよ。
仕上げは繊維に沿ったブラッシング。
このときも繊維に空気を含ませるように、払うような動きでブラッシングしましょう。
洋服ブラシの使い方【ニット・セーター編】
セーターは置いた状態でブラッシングします。
ハンガーよりも、おいて作業する方がやりやすいのでおすすめです。
セーターは編んである衣類ですので、毛糸と毛糸の間にブラッシングをしていくイメージで、斜めにかけていきます。
優しくソフトにブラッシングするようにしましょう。
洋服ブラシを使うメリット
衣類の日常的なケアには洋服ブラシがおすすめです。
埃やゴミをしっかり除去
制服やスーツなど頻繁にクリーニングに出すことが難しい衣類もありますよね。
洋服ブラシを使えばホコリやゴミをしっかり取り除くことができます。
さらに洋服ブラシは花粉症の方にもおすすめのアイテムです。
玄関先に置いておき、玄関の外でブラッシングすれば家の中に花粉を持ち込まずに済みます。
毛の流れを整える
お気に入りのセーターが、いつの間にかくたびれていた……ということはありませんか?
じつは、この問題も洋服ブラシで解決できます。
洋服を着ていると生地がこすれあうので摩擦が生じてしまうのです。
その際に繊維同士が繊維同士が絡まり、毛玉になってしまいます。
繊維同士が絡まりあう前にブラッシングをすれば、毛玉を防止できますよ。
毛の流れを整えると、見た目もよくなりますので、こまめなケアがおすすめです。
洋服の型崩れを防ぐ
たたんで保管していた洋服を着ようと思ったら、型崩れしていた、ということはありませんか。
実は、洋服をたたんでしまっていると、衣類に空気が通ららないので繊維がつぶれてしまいます。
ブラッシングをしてあげることで、つぶれてしまった繊維に空気が通ります。
型崩れ防止のためにも、洋服ブラシはおすすめです。
お気に入りの衣類には洋服ブラシがおすすめです
ホコリなどの汚れを取り除き、衣類の繊維を整えることで洋服をケアできる洋服ブラシ。
大切な衣類の日常的なケアにおすすめです。
大切なお気に入りの服を長くきれいな状態で着続けることができるのはうれしいものです。
自分の手にフィットした、使いやすい洋服ブラシを見つけてくださいね。