低速ジューサーとは?
低速ジューサーとは、別名スロージューサーとも呼ばれ普通のジューサーよりも、刃の回転数を減らしゆっくりと野菜や果物を絞り出せる家電製品です。
従来のミキサーや高速ジューサーはブレードを高速回転させて食材を一気に粉砕するのに対し、低速ジューサーはブレードをゆっくりと回転しながら野菜や果物を圧縮し、搾りかすを分離させてジュースとなったところを飲むので、サラリとした飲み口のジュースになります。
高速ジューサーよりも多くの果汁を搾りきることができるのも特徴の一つです。
手軽に家庭でも使える低速ジューサーが増えてきたため、健康や美容のために、野菜や果物から美味しく栄養を取りたいという方に人気となっています。
低速ジューサーのメリット
従来のミキサーやジューサーにはない、低速ジューサーならではのメリットはどういったところにあるのでしょうか。
- 栄養分を壊さずにそのまま摂取できる
- 味のよい野菜や果物100%のジュースが飲める
- 音が静か
低速ジューサーのメリット①:栄養分を壊さずにそのまま摂取できる
一般的なジューサーやミキサーは1分間に8000〜15000回刃が回転し、その高速回転の摩擦熱によって、熱に弱い野菜や果物の酵素や栄養素が破壊されてしまいます。
低速ジューサーは1分間に30〜45回とゆっくり絞り出し、石臼のようなスクリューですり潰すので摩擦熱がなく栄養素や酵素を壊すことなく摂取することができます。
低速ジューサーのメリット②:味のよい野菜や果物100%のジュースが飲める
一般的なジューサーやミキサーは回転数が多く、その時にたくさんの空気を含みながら攪拌していきます。
空気か入ることで食材が酸化しやすくなるため、味や香りが落ちてしまいます。
低速ジューサーはゆっくり絞り出すため空気が入りにくく、空気による野菜や果物の酸化を抑えることができるので食材の味を生かした100%フレッシュな味わいを楽しめます。
低速ジューサーのメリット③:音が静か
低速ジューサーはゆっくりと石臼のようなスクリューですり潰していくため、一般的なジューサーやミキサーのような摩擦音、モーター音がないのが特徴です。
ゆっくり絞り出すため食材を砕くガリガリとした音もないので早朝や深夜など家族が寝ていたり、アパートやマンションなどでも気にせず使うことができます。
低速ジューサーのデメリット
低速ジューサーだからこそのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
- お手入れが大変
- 時間がかかる
- 食物繊維は摂れない
低速ジューサーのデメリット①:お手入れが大変
低速ジューサーはとても部品が多く、果汁と絞りかすを分けるためすべてを分解して洗浄する必要があります。
ミキサーなどは本体とフタのみで飲み物をグラスにうつした後は洗うだけなのでお手入れも簡単ですが、低速ジューサーは洗った後に再び組み立てる作業が必要なるので、分解・洗浄・組み立てという手間がかかってしまうことに大変さを感じる人もいます。
低速ジューサーのデメリット②:時間がかかる
通常のジューサーやミキサーは一気に野菜や果物を攪拌していくため、約1分で完成します。
低速ジューサーはゆっくり果汁のみを絞り出すため一杯のジュースを作るのに5分程度の時間が必要になります。
また、低速ジューサーは投入口も一般的なミキサーやジューサーに比べて小さいので野菜や果物をある程度の大きさまでカットしなければいけません。
朝、忙しい時間にささっと作って飲みたいという時には少し手間がかかるのがデメリットです。
低速ジューサーのデメリット③:食物繊維は摂れない
入れたものを全て細かく攪拌して飲めるようにしてくれるミキサーなどと違って、低速ジューサーは果汁のみを絞り出してサラサラと飲みやすいジュースが作れるのが特徴ですが、その時に野菜や果物に含まれている食物繊維は絞りかすとして除かれてしまいます。
フレッシュで飲みやすいジュースではありますが、便秘や美肌のために食物繊維を取りたいと思っている人には低速ジューサーでのジュース作りはもったいないです。
食物繊維などが全て絞りかすとして除かれてしまうため、一般的なミキサーやジューサーに比べて材料もたくさん必要になるのも金銭的な負担になってしまいます。
2019年おすすめの低速ジューサー8選
2019年のおすすめ低速ジューサーをご紹介します。
- siroca スロージューサー SSJ-201
- ヒューロム スロージューサー HK-EBA11
- アイリスオーヤマ スロージューサーISJ-56-W
- TESCOM スロージューサー TSJ500-S
- クビンスサイレントジューサーJSG-150
- クビンス ホールスロージューサー JSG-721R
- Huanyu ハンドジューサー(タイプD)
- ヒューロムスロージューサー アドバンスド100
2019年おすすめの低速ジューサー①:siroca スロージューサー SSJ-201
通常のミキサーなどに比べてサイズが大きいのがデメリットでもある低速ジューサーですが、こちらはスリムな縦長タイプでキッチンに出しっぱなしでも邪魔にならないデザインです。
用途に合わせたレシピ集付きなので、初めて低速ジューサーを使う人にもおすすめです。
2019年おすすめの低速ジューサー②:ヒューロム スロージューサー HK-EBA11
さらさらとした低速ジューサーならではのジュースを味わえるのはもちろんのこと、別売りの「スムージーストレーナー」を使うことで取り織としたスムージーを作ることもできます。
季節や飲む時間帯に合わせて食欲のない夏や寝る直前はサラサラのジュース、朝ご飯代わりには満腹感が出やすい飲みごたえのあるスムージーと使い分けることができるのでおすすめです。
2019年おすすめの低速ジューサー③:アイリスオーヤマ スロージューサーISJ-56-W
細メッシュフィルターでフレッシュジュース、粗メッシュフィルターでスムージー、フローズンアタッチメントを使えば凍らせたフルーツでフローズンスイーツを作ることができる3つのアタッチメント付きで家族みんなで一年中楽しめる低速ジューサーです。
幅12センチとコンパクトで3.6キロと女性でも持ちやすい軽量タイプです。
2019年おすすめの低速ジューサー④:TESCOM スロージューサー TSJ500-S
業界トップクラス3キロという超軽量のスリムボディーで収納もできる低速ジューサーです。
フィルターやスクリューは食洗器で洗うことができるので毎日簡単にお手入れができるので便利です。
目的や季節に合わせたレシピブック付きなので初心者でもすぐに使うことができます。
2019年おすすめの低速ジューサー⑤:クビンスサイレントジューサーJSG-150
サイレントジューサーと言われているだけあって、今までにない夜でも使えるほどの静音性でありながら、NASAの宇宙船にも使われるほどの耐久性のある素材、どんな食材でも圧縮して絞り出すスクリューと誰でも安全に作ることができるように食材押し込み棒まで付いています。
スムージーとフローズンが作れる技術と静音性、耐久性、デザインともに、世界的にも注目されている人気商品です。
2019年おすすめの低速ジューサー⑥:クビンス ホールスロージューサー JSG-721R
クビンズ独自の技術で、低速ジューサーでありながら小さめのリンゴや皮を剥いたオレンジならカットせずにそのまま投入できる大きな投入口は、今までのカットの手間をなくしてくれるので時間がなくてなかなか作れなかった人や男性でも気軽にできるようになっています。
低速回転、刃のない石臼式スクリューは最小限の摩擦熱なので野菜や果物の栄養を丸ごと摂ることができます。
2019年おすすめの低速ジューサー⑦:Huanyu ハンドジューサー(タイプD)
機械のようにモーター音や摩擦熱が一切ないのでいつでも使えて、完全フレッシュな栄養満点のジュースを作ることができます。
机に固定するタイプなので途中でズレたり転倒する心配もありません。
2019年おすすめの低速ジューサー⑧:ヒューロムスロージューサー アドバンスド100
メッシュで果汁を濾すという概念をなくした独自の樹脂製フィルターでは網目がないので食材の搾りかすがこびりついて洗うのが大変ということがなく、水で流すだけで簡単に洗浄できるようになりました。
本体とドラムは乗せるだけで簡単装着できるので難しい組み立ては一切なく、果汁を最後まで絞り切れる圧縮レバー付きなので無駄がありません。
低速ジューサーで人気のクビンス商品の魅力6選
低速ジューサーでとても人気な商品といえばクビンスですが、他の低速ジューサーに比べてどんな魅力があるのでしょうか。
- 8.2センチの投入口
- スクリューサイズが長い
- 普通に食べるより栄養吸収率3.8倍
- 低速ジューサーなのに出来上がりが早い
- ブレード(刃)を使用しておらず安全
- 水を入れるだけで簡単洗浄
低速ジューサーで人気のクビンス商品の魅力①:8.2センチの投入口
通常の低速ジューサーは投入口がとても小さいので、野菜や果物を細かくカットする必要があります。
クビンスの低速ジューサーは投入口が8.2センチと大きいのでリンゴは小さいものならそのまま、オレンジやキウイも皮だけカットすれば入れることができます。
低速ジューサーで人気のクビンス商品の魅力②:スクリューサイズが長い
クビンスのスクリューはとてもサイズが長いので、通常はカットしてから入れなくてはいけない小松菜など長さのある葉物野菜も茎だけ落としてそのまま入れることができます。
低速ジューサーで人気のクビンス商品の魅力③:普通に食べるより栄養吸収率3.8倍
空気を含まず酸化しないので、野菜や果物の栄養素をまるごと摂ることができます。
細かくすり潰すことで吸収率はそのまま食べるよりもより3.8倍も良いので、栄養をしっかり吸収するためにはそのまま食べるよりもクビンスの低速ジューサーでジュースにしたほうが良いのです。
低速ジューサーで人気のクビンス商品の魅力④:低速ジューサーなのに出来上がりが早い
300ccのオレンジジュースなら約1分で出来上がるというスピーディーさは、他の低速ジューサーにはない速さです。
ミキサーや高速ジューサーと同じスピードで出来上がり、酸化させず、栄養吸収率が高くて高速ジューサーによくある刃の金属っぽい風味やとがった味はせず、まろやかで飲みやすい仕上がりが人気です。
低速ジューサーで人気のクビンス商品の魅力⑤:ブレード(刃)を使用しておらず安全
カッターやブレードを使用したジューサーはお手入れの時にとても危険ですが、クビンスの低速ジューサーは石臼式のスクリューで圧搾するためとても安全です。
低速ジューサーで人気のクビンス商品の魅力⑥:水を入れるだけで簡単洗浄
低速ジューサーは部品が多くお手入れのときに分解して再度組み立てがとても手間だと言われていますが、クビンスの低速ジューサーは、水を注いで1分間マシーンを動かせば簡単洗浄することができるという手軽さが魅力です。
健康に公開的な低速ジューサーを使ったおすすめのレシピ6選
健康におすすめの低速ジューサーを使ったレシピをご紹介します。
- にんじん+トマト+しょうが
- にんじん+キャベツ+ブロッコリー
- にんじん+トマト+セロリ+ほうれん草
- にんじん+りんご+柿
- きゅうり+パイナップル+りんご+小松菜
- ブルーベリー+りんご+キウイ
健康に公開的な低速ジューサーを使ったおすすめのレシピ①:にんじん+トマト+しょうが
にんじんのβカロテンなど豊富なビタミン、トマトのリコピンは抗酸化作用、生姜のジンゲロールは血流を良くしたり、身体を温める作用があります。
寒い冬だけでなく、冷房などで身体が冷えやすい夏にもおすすめで、飲みやすい基本的なジュースです。
健康に公開的な低速ジューサーを使ったおすすめのレシピ②:にんじん+キャベツ+ブロッコリー
キャベツには豊富なビタミン類がたくさん含まれていて、特に芽キャベツがおすすめですが、無農薬の芽キャベツはなかなか手に入らないので普通のキャベツでもOKです。
ブロッコリーは美肌に欠かせない栄養素が豊富です。
ブロッコリーやキャベツは芯まで入れて作りましょう。
見た目は緑色の苦そうなジュースになりますが、キャベツの甘みでさっぱりと飲みやすいです。
健康に公開的な低速ジューサーを使ったおすすめのレシピ③:にんじん+トマト+セロリ+ほうれん草
セロリにはカリウムが多く含まれているので、むくみを改善したり、血圧が上がり過ぎるのを防ぐ効果があります。
また、アピインという成分を含んでいて、イライラ解消にも役立ちます。
ほうれん草はたくさんの栄養素があるのは良く知られていますが、アクが強いのでジュースには避けがちです。
湯がくとアクがとれますが、水溶性ビタミンが流れ出てしまうため、1分ほど水に浸けておくだけでもアクがとれます。
セロリは入れ過ぎると香りが強くなりすぎますが、そのほかはクセのない味のためトマトやにんじんの甘みで飲みやすいです。
食前に飲むのがおすすめです。
健康に公開的な低速ジューサーを使ったおすすめのレシピ④:にんじん+りんご+柿
りんごが赤くなると医者が青くなるということわざがあるように、りんごはとても健康に良いフルーツです。
柿はカロテンや食物繊維がフルーツの中でも多いので風邪予防にとても効果的です。
基本のにんじん+りんごに今回は柿ですが、季節のフルーツとしてパイナップルや桃、梨でも美味しいです。
季節のフルーツを食べることはとても美容や健康に良いのでおすすめですよ。
健康に公開的な低速ジューサーを使ったおすすめのレシピ⑤:きゅうり+パイナップル+りんご+小松菜
比較的どの季節にも手に入りやすい野菜や果物で作れるこのジュースは、豊富なビタミン類だけでなくカリウムなども豊富なのでむくみ改善に効果的です。
きゅうりと小松菜の青臭さはりんごとパイナップルが消してくれるので、野菜不足の子供にもおすすめのジュースです。
健康に公開的な低速ジューサーを使ったおすすめのレシピ⑥:ブルーベリー+りんご+キウイ
ブルーベリーのアントシアニンが疲れ目に効果的です。
フルーツだけで作るこのジュースはとても美味しくデザート感覚で飲むことができます。
野菜が苦手という人にもおすすめです。
低速ジューサーで作るおすすめのフローズンレシピ6選
低速ジューサーはジュースだけでなくフローズンも作れて、美容と健康に良いヘルシースイーツなのでおすすめです。
- キウイ+パイナップル
- りんご+白桃
- バナナ+ミックスベリー
- ほうれん草+プルーン+バナナ
- 甘酒+ヨーグルト+いちご
- あずき+豆乳
低速ジューサーで作るおすすめのフローズンレシピ①:キウイ+パイナップル
爽やかな酸味と甘みが夏にピッタリのフローズンです。
食欲がないときでも飲みやすいです。
低速ジューサーで作るおすすめのフローズンレシピ②:りんご+白桃
りんごはどんな野菜や果物とも相性がよいですが、白桃と合わせることで濃厚な甘みを楽しめるフローズンです。
白桃がない季節でも、缶詰で代用できます。
低速ジューサーで作るおすすめのフローズンレシピ③:バナナ+ミックスベリー
バナナを使うとバニラアイスのように濃厚でまったりとした舌触りになります。
ベリーはイチゴでもブルーベリーでも好きなものでOKですが、冷凍ミックスベリーを使うと手軽でいつでも食べることができます。
低速ジューサーで作るおすすめのフローズンレシピ④:ほうれん草+プルーン+バナナ
貧血気味の人におすすめのほうれん草とプルーンはそのままではたくさん食べれませんが、フローズンにすると1日に必要な量がしっかり摂れます。
バナナ多めにすることで、甘みが強く食べやすくなります。
低速ジューサーで作るおすすめのフローズンレシピ⑤:甘酒+ヨーグルト+いちご
飲む点滴と言われるほど栄養豊富な甘酒は冬に飲むイメージですが、実は夏の飲み物です。
熱中症対策や日焼け後の肌や疲れを回復させるのにもおすすめです。
甘酒の味が苦手な人は、ヨーグルトといちごを合わせることでいちごミルクのように食べることができます。
練乳をかければさらにデザート感が強くなります。
低速ジューサーで作るおすすめのフローズンレシピ⑥:あずき+豆乳
食物繊維が豊富なあずきと女性に嬉しい栄養たっぷりの豆乳をフローズンにすれば、和風デザートになります。
黒蜜やきな粉をかけてもいいですよ。
おすすめのジューサーレシピ本
料理研究家の浜内千波さんのジュースレシピ本で、自身もダイエットをした経験があることもあるため、おいしく食べて健康でキレイに痩せたい人にすすめです。
野菜別にレシピが載っているので冷蔵庫にある野菜、その時に手に入る季節の野菜で作りやすいです。
低速ジューサーは家族みんなで使える優れもの
低速ジューサーといえば、女性がダイエットや美肌のために飲んだり野菜不足を補うためのものだと考えがちですが、さらさらとして飲みやすいジュースは果物を混ぜれば子供で野菜嫌いの子供でも飲めて、自然な甘みを楽しめるフローズンまで作れます。
音も静かで搾りかすもパンケーキやカレーなどに入れて使うことができるので一回に一台あると家族みんなで使えるのでおすすめですよ。