石油ストーブの特徴
寒いときの暖房アイテムとしてはもちろんのこと、最近では防災アイテムとして石油ストーブを用意する人が増えています。
石油ストーブは熱源に電気を使わず灯油だけで燃焼し、暖をとる他に煮炊きができることから、停電時にも有効で防災の見地からもおすすめ。
こちらでは特にポータブル、いわゆる置き型の石油ストーブの特徴について詳しく見ていきます。
灯油を燃料とする
そもそも石油とは石油製品を総称したものであり、石油ストーブという呼び方は昔のなごりで今に至ってます。
灯油は石油を精製して作った石油製品の一つなので、石油と言う呼び方は間違いではないのですが、燃料としての呼称は「灯油」が正しいのです。
近年ではすっかり「灯油価格」や「灯油燃料」など、「灯油」と呼ばれるようになりました。
この灯油を燃料として放熱するのが石油ストーブの仕組です。
停電でも使用できる
石油ストーブの中でもポータブルと呼ばれる置き型タイプは停電でも使用できることから近年再注目されるようにりました。
2018年発災の北海道での地震の停電でも電気を使わないポータブルの石油ストーブが重宝したことから、災害に備えるよう様々な機関でもおすすめしているほどです。
広い範囲を暖める
石油ストーブは灯油を燃やした熱を放射することでその周りや空間を暖めます。
エアコンのようにファンで温かい気流を広めるのではないので、広い空間でもじんわりと暖める効果に優れているので、乾燥が気になる人にもおすすめです。
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石油ストーブの種類
石油ストーブと一口に言ってもいろいろなタイプがあります。
主な種類としてポータブルではファンを使わないいわゆる石油ストーブタイプ、ファンで熱を送る石油ファンヒーター、外に排煙するFF式石油ストーブなどがあります。
こちらではポータブルのファンを使用しない石油ストーブの種類について詳しく見ていきます。
対流型石油ストーブ
対流型石油ストーブは燃焼部分が360℃遠赤外線の筒状となっており、放射熱で空間を暖めることから広い空間の熱源としてもおすすめです。
ファンの気流で人工的に熱を送るわけではないので、空気が乾燥にしにくいのも魅力です。
乾燥が気になる場合のおすすめは、炎を燃やしている筒の天板の上でお湯を沸かしたり、鍋で煮炊きをすると程よく湿気が回ります。
反射型石油ストーブ
反射型石油ストーブは燃焼部分の背面に金属製などの壁を作り、そこから熱を前面や天井に向けて放射するストーブのことをさします。
このため前面や側面に近い場所、ストーブの上では暖をとることができますが、本体の背面には熱が行かない仕様となっています。
この仕組みで壁に沿ってでしかストーブを置けない場合や、暖める場所を限定している場合にはおすすめ。
こちらも対流型同様、ストーブ上部の天板部分で煮炊きができるのでアウトドアや災害時にもおすすめのストーブです。
石油ストーブと他の暖房器具の違い
こちらでは石油ストーブと他の暖房器具の違いについて詳しく見ていきます。
電源を必要としない
前述の石油ストーブの特徴でも解説しておりますが、石油ストーブの中でもファンを使わないポータブルタイプは基本的に電気を使わないので、電源の確保の必要がありません。
点火に電池を必要とするタイプがありますが、電池以外で発火させたりマッチやライターなど手動で点火するタイプもあります。
万が一の災害に備えて用意する場合はこうした手動で点火するタイプがおすすめです。
どこでも使える
最近は手軽に使えるカセット式のガスで燃焼するストーブもおすすめですが、やはり燃焼時間や暖める範囲や場所を選ばず使える石油ストーブがおすすめです。
ただし、どのようなタイプの置き型ストーブも部屋の空気の入れ替えは欠かさず行うようにしましょう。
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石油ストーブの選び方
石油ストーブの特徴や種類、他の暖房器具の違いについて見てきました。
こちらでは石油ストーブの選び方について詳しく見ていきます。
対流型か反射型かで選ぶ
石油ストーブの種類でも詳しく見てきましたが、ポータブルで電源を必要としない石油ストーブには対流型と反射型があります。
ストーブによっておすすめの設置場所や置き方があるので、それぞれに合ったタイプを選ぶと良いでしょう。
広さや使う場所に合せて選ぶ
石油ストーブを検討するときに必ず表記されているのが対応畳数や広さなどです。
この数字はおすすめの広さなので目安にして選ぶと良いでしょう。
後ほどご紹介するおすすめのストーブの中でも「対応畳数」として書いているので参考になさってください。
メーカーで選ぶ
石油ストーブのメーカーは日本国内・海外といろいろあります。
メーカーが得意とするおすすめの機能やカラー、デザインなどを吟味して選ぶと良いでしょう。
雑誌やネットの特集で見て気に入ったおすめのメーカーから直観で選ぶのも案外間違いではないようです。
点火方法で選ぶ
石油ストーブの点火方法には電池を使うタイプ、マッチやライターなどを使い手動で点火するものがあります。
こちらの記事で紹介するおすすめの石油ストーブの中では手回しで発電して点火するタイプもあるので、自分で使いやすいタイプを選ぶことをおすすめします。
デザインで選ぶ
石油ストーブだけでなく、何かを選ぶ時に欠かせないポイントはデザインです。
せっかくのおすすめの機能や予算に合ったストーブでも、デザインがお気に入りでなければ日常的に使うにも気がのりませんよね。
できるだけ折り合いのつく範囲でお気に入りのデザインの石油ストーブを選ぶことをおすすめします。
おすすめの対流型石油ストーブ6選
なんとなく寒さを感じながら過ごしている人にはおすすめしたい対流式型石油ストーブです。
燃費もよく、電池以外は電源を必要としない(電池が無い場合は手動で点火でくるタイプもある)ので防災時のアイテムとしてもおすすめです。
こちらではおすすめの対流型石油ストーブ6選をご紹介します。
【ニオイセーブ消火が特徴】トヨトミ 対流型 石油ストーブRL-250
ランタンの形状を活かした傘の部分に熱が当たることで、下方にも熱が流れるので足元もぽかぽかの見た目以上におすすめの実力。
消火する時にありがちな嫌なニオイを未燃ガスを燃やしきるニオイセーブ消火機能が発生を押さえてくれるので、この臭いが苦手な人におすすめの石油ストーブです。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅38.8×奥行38.8×高さ48.5cm |
重量 | 6.2kg |
メーカー | トヨトミ(TOYOTOMI) |
対応畳数 | 木造7畳まで/コンクリート9畳まで |
電源 | 乾電池:単2×4本(別売り) |
【ナチュラルインテリアによくなじむ】 トヨトミ 対流型 石油ストーブ KR-47A-C
レトロシックなベージュとブラックのコンビネーションがさりげなくおしゃれで、和室も洋室もナチュラルインテリアによくなじむおすすめの石油ストーブです。
円筒部分がガッチリしていることから、アウトドア用のとしてもおすすめです。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅47.4×奥行47.4×高さ56.05cm |
重量 | 12kg |
メーカー | トヨトミ(TOYOTOMI) |
対応畳数 | 木造12畳まで/コンクリート17畳まで |
電源 | 乾電池:単1×2本(別売り) |
【広いスペースをまるごと暖房】コロナ 石油ストーブ 対流型 SL-6617
対流型石油ストーブの中でも人気実力ともにトップクラス、広いスペースをまるごと暖める暖房力。
デザインがシンプルなのでメインのストーブとして初めて買う人にもおすすめです。
おすすめの機能として点火時の動作がカラー点火つまみを押すだけなので操作が容易なのも◎。
2011年度グッドデザイン賞とロングライフデザイン受賞のダブル受賞、長い年月愛されてきた製品です。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅46×奥行46×高さ59.8cm |
重量 | 11.2kg |
メーカー | コロナ(CORONA) |
対応畳数 | 木造17畳まで/コンクリート23畳まで |
電源 | 乾電池:単1×2本(別売り) |
【お部屋全体をムラなく暖める】トヨトミ 対流形 石油ストーブ RB-25F
一般的なサイズの物よりもこちらの一回り小さいサイズが置き場所を選ばないことから人気のこちら。
お部屋全体をムラなく暖める実力のあるおすすめの石油ストーブです。
万が一の転倒に備えた2重構造の給油タンクと給油口を閉め忘れた時の備えの「こぼれま栓」機能は安全面でもおすすめです。
ボタン操作も視認性が良く、うっかりさんにおすすめのしっかりとした機能の石油ストーブです。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅38.8×奥行38.8×高さ47.5cm |
重量 | 6.2kg |
メーカー | トヨトミ(TOYOTOMI) |
対応畳数 | 木造7畳まで/コンクリート9畳まで |
電源 | 乾電池:単2×2本(別売り) |
【女子力の上がる】トヨトミ 対流形 石油ストーブ RB-250 ファインピンク
前述のトヨトミ石油ストーブとほぼ同じクォリティーですがストーブには珍しい限定カラーのファインピンクで女子力が上がると好評、女性におすすめの石油ストーブです。
炎を燃やす円筒が七色の光でお部屋をやさしく照らしてくれるので、暖めながら癒し効果としてもおすすめです。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅38.8×奥行38.8×高さ47.5cm |
重量 | 6.2kg |
メーカー | トヨトミ(TOYOTOMI) |
対応畳数 | 木造7畳まで/コンクリート9畳まで |
電源 | 乾電池:単2×2本(別売り) |
【寒い冬に最適】トヨトミ 対流形 石油ストーブ KS-GE67
トヨトミの中でも新シリーズで2019年新発売の「GEAR MISSION」(ギアミッション)はタフなイメージを基調とした室内外でも使えるおすすめの石油ストーブ。
人気のインテリアスタイル「男前インテリア」や インダストリアルデザインにもおすすめ。
スペックはレインボータイプ・ラウンドタイプ・反射式のラディアントタイプの3種類があります。
こちらはでは対流式のラウンドタイプの詳細をご紹介しております。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅48.2×奥行48.2×高さ58.5cm |
重量 | 11kg |
メーカー | トヨトミ(TOYOTOMI) |
対応畳数 | 木造17畳まで/コンクリート24畳まで |
電源 | 乾電池:単2×4本(別売り) |
※カラー | オリーブのみ |
おすすめの反射型石油ストーブ10選
反射型石油ストーブは壁面を有効に使えて、給油タンクも比較的容量も多いのであらゆる年代から支持されいます。
こちらではおすすめの反射型石油ストーブ10選をご紹介します。
【細かい火力調節も簡単にできる】コロナ 石油ストーブ RX-22YA
おすすめの親切設計で暮らしの中で使いやすく、昨今続いている様々な災害時に活躍してくれるコロナの反射型石油ストーブは一台持っていると安心なのでおすすめです。
点火は電源不要、操作部分は見やすい上、細かい火力調節も簡単にでき、給油タンクもこぼれにくい仕様となっています。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅45.2×奥行32.4×高さ47.5cm |
重量 | 7.4kg |
メーカー | コロナ(CORONA) |
対応畳数 | 木造6畳まで/コンクリート8畳まで |
電源 | 乾電池:単1×2本(別売り) |
【手回し発電・乾電池不要】トヨトミ 石油ストーブ RS-G240
点火する際の乾電池やマッチ・ライター不要、レバーを1~2回手回し発電で楽ちん点火。
日々の暮らしにはもちろんのこと、防災用としてもおすすめしたい反射型石油ストーブです。
2018年に起こった北海道での地震による大停電でも、手動で点火できる石油ストーブは暖房機能の他に煮炊きができるとことから防災の観点からもおすすめのアイテムとなっています。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅31.5×奥行42.8×高さ45.3cm |
重量 | 7.5kg |
メーカー | トヨトミ(TOYOTOMI) |
対応畳数 | 木造6畳まで/コンクリート9畳まで |
電源 | なし |
【コンパクトなのにハイパワー】トヨトミ 石油ストーブ RS-H2900
反射型のコンパクトな石油ストーブながら、対流型のコンパクト石油ストーブと変わらない2.44~2.87kWとおすすめのハイパワー暖房。
キャリングハンドル式で持ち運びしやすく、通常は燃焼部分の芯の交換が必要な場合も、「でるでる芯」で芯が長持ちして火力も回復するのでおすすめです。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅31.2×奥行35.6×高さ46cm |
重量 | 7.5kg |
メーカー | トヨトミ(TOYOTOMI) |
対応畳数 | 木造8畳まで/コンクリート10畳まで |
電源 | 乾電池:単2×4本(別売り) |
【簡単一発スパーク点火】トヨトミ 反射式石油ストーブ RS-W290
前述のトヨトミの反射型石油ストーブよりもさらに広い空間を暖めたい場合の反射型ストーブとしておすすめです。
点火つまみで一発スパーク点火、反射板がワイドサイズになっているので熱をより効果的に反射します。
トップが広いのでやかんと鍋を2つ置くことができ、煮炊きをしたい人にもおすすめ。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅58.6×奥行30.4×高さ44.2cm |
重量 | 9.4kg |
メーカー | トヨトミ(TOYOTOMI) |
対応畳数 | 木造8畳まで/コンクリート11畳まで |
電源 | 乾電池:単2×4本(別売り) |
【給油時に手が汚れない】コロナ 石油ストーブRXシリーズ 木目 RX-2917WY
ポータブルストーブは対流型・反射型に関わらず手動で給油しなければならなりません。
こちらは給油時に手が汚れない仕様になっているので給油作業が苦手な人にもおすすめとなっています。
給油サインが表示されたらタンクを取り出し、おすすめのワンタッチ仕様の給油口を開閉するだけです。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅61.8×奥行32.4×高さ46.7cm |
重量 | 9.3kg |
メーカー | コロナ(CORONA) |
対応畳数 | 木造8畳まで/コンクリート11畳まで |
電源 | 乾電池:単1×2本(別売り) |
【持ち運びに便利なキャリングハンドル】トヨトミ 石油ストーブ RS-FH290-H
前述の同タイプトヨトミ石油ストーブRS-H2900よりもホーローリング加工を施したことで遠赤外線量が20%アップした限定モデルです。
こちらも持ち運びに便利なキャリングハンドル付きなので、女性でも片手で簡単に移動できるのでおすすめです。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅31.6×奥行35.6×高さ46cm |
重量 | 7.5kg |
メーカー | トヨトミ(TOYOTOMI) |
対応畳数 | 木造8畳まで/コンクリート10畳まで |
電源 | 乾電池:単2×4本(別売り) |
【電子点火で素早く点火】アラジン 石油ストーブ AKP-S248/K
アラジンストーブの中でも反射型の石油ストーブはあらゆる場所に持ち運びしやすくシンプル設計なのが魅力。
特に電子点火で素早く着火するので、おすすめのアウトドアアイテムとして幅広い層から好評です。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅34.5×奥行34×高さ39.5cm |
重量 | 6.1kg |
メーカー | アラジン(Aladdin) |
対応畳数 | 木造7畳まで/コンクリート9畳まで |
電源 | 乾電池:単2×4本(別売り) |
【給油がしやすい】コロナ 石油ストーブ SX-E2415Y
前述の大き目サイズ、RXシリーズ木目 RX-2917WYよりも幅が約15cm細くなっており、おすすめのコンパクトサイズの石油ストーブとして人気です。
コロナおすすめの給油口「よごれま栓」で給油がしやすくて手も汚れず、栓を床に置くこともないので床も汚れないと好評です。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅45×奥行32.5×高さ51cm |
重量 | 7.7kg |
メーカー | コロナ(CORONA) |
対応畳数 | 木造7畳まで/コンクリート9畳まで |
電源 | 乾電池:単2×4本(別売り) |
【シンプル操作で分かりやすい】グリーンウッド 石油ストーブGKP-P248N-K
ポータブル石油ストーブの中でも価格が手頃でおすすめのコスパ優秀な反射式石油ストーブ。
電子点火の1アクションで着火できるシンプル操作で使いやすく、ニオイが控えめのスピード消火で日常使いにおすすめのコンパクトな石油ストーブです。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅34.5×奥行34×高さ39.5cm |
重量 | 7.1kg |
メーカー | グリーンウッド |
対応畳数 | 木造7畳まで/コンクリート9畳まで |
電源 | 乾電池:単2×4本(別売り) |
【暖かくて使いやすい】トヨトミ GEAR MISSIONシリーズ 反射型ストーブ RS-GE23
前章のおすすめの対流型石油ストーブの中でご紹介したトヨトミ対流形石油ストーブの反射型タイプです。
こちらのGEAR MISSION(ギアミッション)シリーズは暖かくて使いやすく、渋いオリーブカラーとストーブには珍しいカラーが魅力。
すぐに売り切れになってしまうほどの人気なので、気になっている人には早めに購入することをおすすめします。
商品詳細 | |
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サイズ | 幅42.2×奥行33×高さ44.6cm |
重量 | 6.6kg |
メーカー | トヨトミ(TOYOTOMI) |
対応畳数 | 木造6畳まで/コンクリート8畳まで |
電源 | 乾電池:単2×4本(別売り) |
石油ストーブのメリット
こちらでは石油ストーブのメリットについて詳しく見ていきます。
室内が乾燥しにくい
石油ストーブは灯油を燃やした熱を放射するので酸素と混ざり合う際に水蒸気が発生します。
この水蒸気が空気中に熱と一緒に放たれることから乾燥しにくくなります。
秋から冬にかけてはどうしても大気中の水分が少なくなり空気が乾燥してしまいます。
石油ストーブを使って乾燥が気になる場合はストーブの上にやかんを置いたり、鍋などに水を入れて置くことで乾燥対策になり一石二鳥でおすすめです。
音が静かである
石油ストーブはファンなどで熱を空気中に送る仕組みではなく、自然に熱を放射する仕組みなので音がほとんどしなくとても静かです。
モーター音などの人工的な音が気になる人にも石油ストーブはおすすめです。
お湯を沸かしたり煮炊きができる
石油ストーブの醍醐味とも言えるのが天板に鍋を置いてストーブ調理ができること。
とろ火調理のようにじっくり煮物が作れる他、おすすめは焼き芋や餅を焼いたりするのも楽しいですよ。
石油ストーブのデメリット
こちらでは石油ストーブのデメリットについて詳しく見ていきます。
灯油を購入しなければならない
石油ストーブは灯油を燃料としているので、灯油を常にタンクに入った状態にしておかなければなりません。
そのため、灯油を購入してポリタンクなどの専用容器にストックしておく必要があります。
給油をしなければならない
ポータブルの石油ストーブの場合、灯油をポリタンクなどの容器からストーブのタンクに給油をしなければなりません。
給油を行うときは必ず消火した状態で行いましょう。
灯油独特のにおいがある
灯油をストーブに給油する際、灯油が揮発することにより独特の臭いがします。
さらに灯油を燃やすことにより炭化した臭いが発生します。
どうしても石油ストーブの臭いが気になる場合は、燃焼中や消火の際にこの臭いをカットしてくれる機能を備えたストーブを使ってみることをおすすめします。
対流型石油ストーブのお手入れ方法
こちらでは対流型石油ストーブのお手入れ方法について詳しく見ていきます。
使わない期間はストーブの給油タンクを空にして、できるだけ全体の掃除を行いましょう。
ストーブの灯油タンクを空にする
ストーブの灯油タンクに灯油が入ったまま長い期間放置しておくと、使わない間に水分がやほこりなどが混じってしまい劣化します。
また、灯油は油なので酸化しやすい性質があります。
芯を空焼きする
石油ストーブの掃除を行う前には必ず燃焼部分の芯を空焼きして芯に残っている灯油を飛ばすようにしましょう。
空焼きすることで芯の酸化を防止できて次に使う時に点火がしやすくなります。
芯は定期的に交換することをおすすめします。
ホコリや汚れを拭き取る
点火に使う電池や取り外しできる部品は外しておきましょう。
ストーブのお手入れを行うときは新聞を敷いた上で行うことをおすすめします。
燃筒部分についている炭化したすすは乾いた布で拭き取ります。
燃焼部分に詰まったタールはブラシなどで取り除きます。
反射型石油ストーブのお手入れ方法
こちらでは反射型石油ストーブのお手入れ方法について詳しく見ていきます。
対流型石油ストーブ同様、使用しない間はストーブの給油タンクを空にして、できるだけ全体の掃除を行いましょう。
灯油タンクを外しておく
反射型の場合、灯油タンクを外してからお手入れを行うようにしましょう。
その後に本体に残っている灯油が抜けるまで空焼きをします。
筒部分のすすやホコリを取る
空焼き後、燃筒部分が冷えたのを確認してから外します。
乾いた布とブラシですすやホコリをできるだけ取り除きましょう。
こちらも燃焼部分の芯の炭化が進んでしまっている場合は新しい芯と交換することをおすすめします。
反射板を雑巾などで丁寧に拭く
ストーブ手前の柵などを外し、水で濡らした雑巾を硬く絞り反射板を拭きます。
仕上げにサビの原因にならないよう乾拭きすることをおすすめします。
石油ストーブの注意点
こちらでは石油ストーブの注意点について詳しく見ていきます。
換気をこまめに行う
ポータブルの石油ストーブの場合煙突からの排気がないので燃焼により一酸化炭素発生します。
石油ストーブを使うことで室内の酸素量が減るので定期的に窓を開けて換気を行いましょう。
24時間換気システムの住宅も換気は必要です。
できれば1時間ごとに換気を行うなど、時間を決めておくことをおすすめします。
消火を確かめる
消火したはずがまだ火がついたままなんてこともあります。
外出する前や就寝前に火が消えているか必ず確認しましょう。
最近はボタン一つで簡単に消化できる機能を備えたストーブも多くなりしたが、必ず目視で消火を確認してからその場を離れましょう。
ストーブ付近に燃えやすい物を置かない
石油ストーブに限らず、暖房器具の付近に燃えやすい物は置かないようにしましょう。
子供やペットがいる場合は安全も兼ねてストーブの周りに柵を設置することをおすすめします。
石油ストーブで効率よく部屋を温めるコツ
こちらでは石油ストーブで効率よく部屋を温めるコツをご紹介します。
立ち上がりにストーブとエアコンを併用する
冷え込んだ日など、できるだけ早急に部屋を温めたいものです。
そこでおすすめの方法が石油ストーブを点けた立ち上がりにエアコンの気流で部屋全体に温かい空気を循環させること。
部屋全体が暖まったらすぐにエアコンは切ります。
こうすることで熱源を効率良く使えるのでおすすめの方法です。
サーキュレーターで部屋の風を回す
エアコンではなく、サーキュレーターで部屋の空気を循環させるのもおすすめ。
部屋の間取りなどで空気が対流しにくい場合、サーキュレーターの使用が効果的です。
サーキュレーターの風がストーブに直接当たらないよう注意しましょう。
部屋の気密性を高める
ドアの隙間や窓の断熱などで部屋の気密性を高める方法もおすすめです。
この際、換気がしやすい状態で対策を行いましょう。
石油ストーブは灯油の保管に気をつければ手軽に使えておすすめ
石油ストーブは暖房器具としてだけでなく灯油だけで使えることから近年頻発する災害時の防災アイテムとして注目されています。
ストーブを効果的に使うためには灯油の保管方法にも注意しましょう。
灯油を保管するおすすめの容器は光が入りにくい色のついた物で、白など光が透過しやすいタイプは避けましょう。
いざ石油ストーブを使う場合、灯油が劣化していては安全に使うことができません。