ジンの特徴
では先ずおすすめのジンを紹介していく前に、ジンの3つの特徴から見ていきましょう。
ジュニパーベリーのスパイスの香り
まず、ジンの1つの概念として必要となってくるのが『ジュニパーベリー』という名前のスパイスの香味。
日本ではあまり馴染みがないので、初耳といった方も多いかもしれません。
さりとて、ヨーロッパ地方では古来から薬として用いられるほど馴染みの深い植物となっています。
ジュニパーベリーの香味はジンでは必要不可欠となっており、ジュニパーが用いられていないお酒はジンではない。
そう言われるほど、ジンにとって重大なスパイスとなっているんですね。
瓶詰めされており、37.5%以上のアルコール度数
EUで制定されている規律によると、上記のジュニパーベリーの香味に加えて。
瓶詰めされていて、酒精度数が37.5%以上を超えている事が条件とされていますね。
穀物など土台としてお酒を作り、そこにジュニパーベリーなどの自然由来なハーブで香り付け。
そして度数が37.5を超えていて、瓶詰めされていればひとまずジンとなり得る訳です。
他のお酒に比べて健康に良い
ジンは他のお酒に較べると、体を健常な状態にするのに良いというのはご存知でしょうか。
古来では薬として駆使されてきたジン。
蒸留酒に薬用効果のあるハーブを混入させることによって、弱くなった胃腸を健全な状態にしたり。
意図的に尿意を促すことで、体にとっては不要な老廃物として排出していた訳ですね。
現代になってお酒という贅沢品のカテゴリに入るようになりましたが、根本的な製造方法は古来からそのままでおすすめなお酒です。
駆使されるボタニカルの種類にもよりますが、消化器官の能力の向上。
喘息や滋養強壮の効力、血流を良くして新陳代謝を高め精神面への改善効果などが期待できます。
ソーダ水やジュース等で割れば、アルコール度数も自分に合った飲み方に変更できておすすめといえますね。
ジンの種類
引き続き、ジンの4つの種類を確認していきましょう。
ドライジン
現代のジンの過半数が、このドライジンといっても過言ではありませんね。
バーなどで銘柄関係なくジンを注文したら、ひとまずドライジンが出てくるといって良いレベルです。
上記で書いたようにジュニパーベリーのボタニカルな香味が含まれているので、好き嫌いが明瞭になりやすいともいえます。
そのまま飲むのがキツイ場合は、他のお酒と混ぜてカクテルにしてしまうと大分飲みやすくなりおすすめ。
あと氷を入れて冷やしつつ、ちょっとずつ口に含んでいくのもおすすめですね。
度数がかなり高めですから、一気に飲んだりするのは当然ながらおすすめ出来ませんよ。
ジュネヴァ
簡単に書いてしまうと、ジンのご先祖様と言われているのが『ジュネヴァ』
ご先祖様と言われているだけあり、昔から伝わっている製法で製造されており『クラシックジン』等とも呼称されます。
大麦麦芽の原料を通常のジンに較べて多めに混入し、単式の蒸留器で数蒸留を行い酒精度数を高くしていきます。
大麦と香味がかなり強めで、コクも深くなっているのでこれまた好きな人と嫌いな人が判然としやすいですね。
冷凍庫で冷却すると、カドが取れて味に円やかさが出るのでおすすめですよ。
オールドトムジン
ドライジンが主流となる前に製造されていたジンですね。
お酒の中に余計な味が入り込まないよう、砂糖を足し合わせて精製されていたジンとなります。
生成過程はドライジンとほぼ一緒なのですが、最後の最後に砂糖を加えるという特性を持ちます。
砂糖が入っているので他のジンに較べて口当たりが甘めで、ビギナーの方にもおすすめ。
カクテルとの相性もいいので、カクテル好きな方はそちらの方がおすすめかもしれませんね。
スロージン
スロージンのスローとは、すもものカテゴリーに属する果実の事。
すももの果実を用いているので、リキュールに分類されていますね。
仕上がりは他のジンとちょっと異なり、柑橘っぽい爽快なさと西洋すもも特有の甘酸っぱい香味が特有的。
スロージンを堪能するなら、炭酸水やジュースなどを加えて生成する『フィズ』の飲み方がおすすめ。
ベリーの甘くもほろ苦い香りが、スロージンにとても合っていてビギナーの方にもおすすめですよ。
ジンとウォッカの違い
続いて、ジンとウォッカの違いを確認しておきましょう。
ジン
ジンの土台となる原材料は大麦やライ麦といった穀物類。
それらを蒸留酒にして、先程も書いたジュニパーベリーなどの香味を投入しているのが『ジン』となりますね。
ウォッカ
ウォッカの原材料はジンとほぼ大差がなく、大麦やライ麦等から製造されています。
そこから蒸留してお酒を生成していく訳ですが・・・
相違点として挙げるなら、出来上がった原酒を白樺の炭に通して濾している点ですかね。
炭で濾過する事によってジン特有の癖のある味わいを抑え込むという訳です。
尖った部分が少なくなるので、ストレートやロックで飲んだり。
カクテルとの相性もいいのでおすすめですね。
ジンの選び方
続いて、おすすめなジンの選び方を見ていきます。
ストレート向きか、カクテル向きか
ジンは上記で説明した通り、種類ごとにストレート向きかカクテル向きか変わってきます。
そのまま飲んだり、氷を入れてロックで堪能したい方は香味と癖が強い『ジュネヴァ』がおすすめ。
そのままだとちょっとキツイから他のジュース類と混ぜてカクテルにして飲みたい。
そういった方は『オールドトムジン』や『スロージン』などがおすすめですね。
ご自身の飲み方と合わせて、撰ばれる事をおすすめしますよ。
飲みやすさや口当たり
ジンはジュニパーベリーの香料がキツイ部分もあるので、なるべく尖っていない物から飲むのがおすすめ。
飲みやすさや口当たりの柔らかさで撰ぶなら『ボンベイ』『ビーフィーター』『タンカレー』
このあたりは、爽快で比較的飲みやすく口当たりもいいのでおすすめですよ。
ボタニカルを確認してみる
ボタニカルとは簡単に書いてしまうなら香料の事ですね。
ジンを象徴するボタニカルは先程から書いているジュニパーベリーですが、他のボタニカルも混入されている品もあります。
飲みやすさを考えるなら柑橘系の『レモンピール』や『オレンジピール』などは甘めな香りでおすすめ。
スパイシーさを求めるなら『コリアンダー』や『ジンジャー』あたりもおすすめですよ。
ボタニカルの品種によって香りもかなり変わってきますから、是非チェックされる事をおすすめします。
ボトルのデザイン
太陽光で劣化しにくいジンは、ボトルのディザインも様々な物があって面白いですよね。
よくお酒好きな方へのプレゼントに撰ばれる事も多いです。
プレゼント用に包むなら、外観のボトルディザインにも凝ってみる事をおすすめします。
ハイカラなディザインのボトルのジンをプレゼントされたら、きっと大喜びしてくれますよ。
有名なブランドもチェック
ジンは古来より精製されてきたお酒なので、各品種によって様々なブランドが確立されています。
『 ヘンドリックス』や『コーヴァル』に『モンキー47』あたりはかなり有名なブランドでおすすめ。
ひとまず迷ったら、お店の人に有名な銘柄がなんなのか聞いてみる事をおすすめしますよ。
知名度が高い商物なら、大きく外れる心配もなくおすすめです。
おすすめのドライジン
それでは、おすすめのドライジンから見ていきましょうか。
【個性のある香り】タンカレー ロンドン ドライジン
ドライジンの中ではかなり有名なタンカレー社の商物。
香りにとてもキレがある特有性を持ち、ドライな味わいが印象的な逸品。
医薬品のようなクセっ気もなく、スイスイ~っと飲めてしまうのでストレートスタイルがお好みの方におすすめですね。
内容量 | 750ml |
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アルコール度数 | 47.3度 |
原産国 | イギリス |
【香りが鼻に抜ける】ボンベイ・サファイア
こちらもドライジンではかなり有名な商物。
タンカレーに較べてこちらはボタニカルの香味が強まり、少々クセが強い感じに。
好き嫌いが明瞭に分かれるところですが、このフレーバーが癖になってリピートする方も多いといいます。
雑味が全くないので、ビギナーの方でも手が出しやすい点でおすすめですね。
内容量 | 750ml |
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アルコール度数 | 47度 |
原産国 | イギリス |
【柑橘系の味わい】サントリー ビーフィーター ジン
イギリスに本拠地を構えるビーフィーター社のドライジン。
1820年頃から作られて以来、ずっと同じ製法で製造され続けており、9種のボタニカルが芳純かつリッチな風味を生み出しています。
味とコスパの面から見ても、スタンダードと言っても良いくらいおすすめな製品ですね。
内容量 | 700ml |
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アルコール度数 | 40度 |
原産国 | イギリス |
【一度は飲みたい】モンキー 47 ドライ・ジン
『モンキー 47 ドライ・ジン』はハーブの香味がかなり強めな商物ですね。
酸味が強めで味も結構複雑なところがあるので、好きな人嫌いな人でかなり分かれるかもしれません。
ジン好きな方にはその良さが分かるのではないでしょうか。
ドライなのにトロリしたまろみがあり、喉を過ぎると鼻から清涼な香りが抜けていきます。
お酒好きなら一度は飲んでおきたい一本に数えられるほど、おすすめな品ですよ。
内容量 | 500ml |
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アルコール度数 | 47度 |
原産国 | ドイツ |
おすすめのジュネヴァ
続きまして、おすすめのジュネヴァを見ていきましょう。
【素朴な味わい】ボルス オード・ジュネヴァ ジン
ボルスメーカーの『オード・ジュネヴァ』
現在実際にあるメーカーの中では世界最古ともされ、ジンの製造に関しては17世紀あたりから係っているとされます。
オードジュネヴァは癖のあるジュネヴァベリーの香味を抑えているので、フレイバーがとっても質朴な感じで飲みやすいです。
陶器製のボトルはあまりないので、プレゼントにもおすすめですね。
内容量 | 1000ml |
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アルコール度数 | 35度 |
原産国 | ドイツ |
【穀物の香り】ズイダム ジュネヴァ 1年
ズイダムの商物は、古来より伝わっている製法を受け継いで精製されています。
厳選に厳選を重ねた大麦麦芽やライ麦などを採択し、現代でも風車と石臼をつかってゆっくり挽き潰しています。
そして数回の蒸溜工程を経て、樽の中でゆっくり成熟させていく訳ですね。
時間を掛けて精製されているだけあり、その味わいは高潔さを感じられるバニラの甘さ。
穀物の豊かなフレイバーを直に感じられる仕上がりとなっており、おすすめです。
内容量 | 1000ml |
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アルコール度数 | 38度 |
原産国 | オランダ |
【ウイスキーのよう】ボルス ジュネヴァ
再びのボルス社より『ジュネヴァ・リキュール』のご紹介。
その味わいはジンというよりはウィスキーに近い風味で、口に入れると豊潤で濃厚な香りが広がっていきます。
レモンジュースとの親和性がかなり良く、レモンジュースと炭酸水とを加えればかなり飲みやすくなりおすすめですよ。
内容量 | 700ml |
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アルコール度数 | 42度 |
原産国 | オランダ |
【レモンの香り】シトロン ジュネヴァ
デカイパーの『シトロン ジュネヴァ』
オランダ女王から「ロイヤル」の称号を頂くほどに歴史と伝統のあるメーカーです。
シトロンの名前の如く、レモンのフレーバーが前面に出てくる感じでフレッシュな飲み口が印象的。
ロックスタイルやソーダ割り、カクテルにしても相性が良くおすすめですよ。
内容量 | 700ml |
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アルコール度数 | 20度 |
原産国 | オランダ |
おすすめのオールドトムジン
次に、おすすめのオールドトムジンを見ていきましょう。
【マティーニにおすすめ】タンカレー ラングプール
『タンカレー ラングプール』は酒精度41とかなり高め。
さりとて、口に入れるとその刺戟は思ったほど強くなくスイスイ~っと飲めるほど。
ほどよくライムの香りもするので、トニックウォーターを入れるだけですぐさま「ジントニック」のカクテルが出来上がります。
マティーニとの親和性も高くおすすめですよ。
内容量 | 1000ml |
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アルコール度数 | 41度 |
原産国 | イギリス |
【10種のボタニカル】ヘイマンズ オールドトム ジン
ヘイマンズの商物は、かなり大事に保存されてきたオリジナルレシピを元に精製されたジンとの事。
10種類ものボタニカルが混入されており、それぞれの香味が絶妙なバランスで調和。
ジンの良さを損なわず、甘さを含んだ製品に仕上がっています。
ストレートでも、カクテルにしても美味しく飲めておすすめです。
内容量 | 700ml |
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アルコール度数 | 41.4度 |
原産国 | イギリス |
【オレンジフレーバー】ジンクス オールドトム・ジン
ジンクスメーカーのオールドトムジンは、甘さは他の商物に較べるとちょっと抑え気味です。
その分、柑橘系のオレンジの香りが前面に出てきてフレッシュさを感じられる事でも有名。
2種類のオレンジピールと共に、レモンピールも加わっているので苦味と甘味。
そして酸味のバランスのマッチ具合がまさに絶妙です。
キリッとしつつも、柑橘系のフレーバーを堪能したい方におすすめですよ。
内容量 | 700ml |
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アルコール度数 | 43度 |
原産国 | イギリス |
【甘みが飲みやすい】ハイウッド オールド トム ジン
ハイウッドの製品はカナダのバンクーバーにて精製されているとの事。
ドライジンに砂糖を加えているので、その分甘めに仕上がっており口当たりもまろやか。
甘めなのでカクテルとの相性が良いですね。
ビギナーの方は、カクテルにして飲まれる事をおすすめしたいです。
内容量 | 750ml |
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アルコール度数 | 40度 |
原産国 | イギリス |
おすすめのスロージン
続きまして、おすすめのスロージンのご紹介です。
【華やかな風味】モンキー 47 スロー・ジン
『モンキー 47 スロー・ジン』は西洋すももとジュニパーの香味のハーモニーが絶妙。
口に含むとちょっとアーモンドの味も感じられて、なかなか複雑でいて深いテイストを味わえます。
ジン好きな方にはおすすめですよ。
内容量 | 500ml |
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アルコール度数 | 47度 |
原産国 | ドイツ |
【フルーティ】ゴードン スロージン
『ゴードン スロージン』は、ワイルスローベリーと呼ばれるすももの香味が入っている特有性を持ちます。
すもも特有の清涼さと甘酸っぱい感じがカクテル等にぴったりでおすすめ。
氷を入れてロック形式にしたり、ソーダで割ってレモン果汁などを入れても美味しく頂けます。
内容量 | 700ml |
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アルコール度数 | 26度 |
原産国 | イギリス |
【軽めのテイスト】ロクストン スロージン
ロクストンの商物は、梅酒や果実酒などがお好みの方におすすめですね。
果実の風味が前面に出ているので、口に含むとトロピカルな味わいが口内に広がっていきます。
食前酒にしたり、食後にちびりちびりと飲んだりお好みのスタイルでどうぞ。
内容量 | 500ml |
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アルコール度数 | 25度 |
原産国 | イギリス |
【すももの香り】レイクス SLOE GIN LIQUEUR(スロー ジンリキュール)
レイクスメーカーの製品はラズベリージャムのの香りが好きな方におすすめですね。
カンブリアンジュニパーを土台として、全部で14種類もの香料を組み合わせて精製されています。
すもものフルーティさとシナモンの甘い香りが広がるので、カクテル等との親和性が高くおすすめですよ。
内容量 | 700ml |
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アルコール度数 | 25度 |
原産国 | イギリス |
ジンのおいしい飲み方
続いて、ジンの美味しいおすすめな飲み方を紹介していきましょう。
ロック
おすすめな飲み方の1つ目はロック形式。
多いのはグラスに氷を入れて、まったり口に含んでいくスタイルですね。
氷が常温で溶けていけば、徐々にジン自体の酒精も薄まっていくので飲みやすさが上がっていきおすすめ。
丸みをもたせたい方は、ジンボトル自体を最初から冷凍庫に入れて冷却しておく方もいるようです。
ストレート
ジンそのもののの風味や香味を直に堪能したい。
そういった根っからのお酒好きな方は、ストレートスタイルがおすすめ。
癖のあるジンの美味しさを生で体感できるので、カドが有る方が好きな方に向いていますね。
ソーダ割り
ジンはソーダ水で割るのも親和性が良く、喉に入れていくと清涼さを感じられておすすめ。
特にレモンジュースと砂糖。
更に炭酸水でを加えた『ジン・フィズ』のカクテルはレモンの味わいも加わって更に飲みやすくなりおすすめです。
ストレートだと癖が強すぎると感じる方は、こういった遣り口もいいですね。
ミリオン・ダラー
『100万ドルのカクテル』という異名を持つ、結構有名なカクテルですね。
日本では大正時代の頃から伝わったとされており、現代に至るまで評判のいい品目です。
ジンを土台にパイナップルジュースやグレナンデシロップなどを加えているので、非常に飲みやすく何倍でも飲めてしまいそうです。
ビギナーの方にも甘口なのでおすすめですよ。
マティーニ
こちらは『カクテルの王様』とも称される、バーではお馴染みのカクテルですね。
バーテンダーの腕によって、その味わいにもかなりの差が出るとの事。
ジンの癖とキレの良さがそのまま伝わってくるカクテルでもあるので、お酒好きな方におすすめですよ。
ジンと相性の良いおつまみ
引き続き、ジンと相性の良いおすすめなおつまみを5点紹介していきましょう。
チーズ&ナッツ
おすすめなおつまみの1つ目はチーズ&ナッツ。
チーズとナッツはつまみ系の中では定番中の定番かと思われますが、ジンの中でもロック系との相性が良いですね。
ジンは氷を入れてのロック式にしたり、冷凍庫に保管しておくととろみが出てテイストがとてもまろみのある状態になります。
尖った感じが削がれてくれるので、まろやかな風味を堪能するなら濃い目のおつまみがおすすめ。
そこでおすすめしたいのがチーズ&ナッツ。
塩気の強めなチーズとナッツなどを少しずつ口に運びながら、ちびりちびりと飲んでいくととても優雅な時間を楽しむ事ができます。
現代のジンはだいたいがイギリス産が主流となっていますから、イギリスの象徴ともいえる『チェダーチーズ』
あと、世界三大チーズの1つに数えられている『スティルトン』もおすすめですね。
塩辛い系に属するパルジャミーノやゴルゴンゾーラ等も、非常にマッチしておすすめですよ。
ナッツ系の場合は何でもアーモンドやカシューナッツ等何でも合いますが、特にピスタチオはおすすめ。
ジン特有のクセのある香りと、ピスタチオの塩気が絶妙なのでぜひ試してみてください。
ちくわの蒲焼き
おすすめなおつまみの2つ目はちくわの蒲焼きです。
ジンにちくわの蒲焼き?そう思う方も多いかもしれませんね。
蒲焼きといったら多くの方が思い浮かべるのは「うなぎ」ではないでしょうか。
そのうなぎの代用品としてちくわを採用したのが、こちらの料理でなかなかおすすめ。
作り方は至って簡単。
砂糖、醤油、酒を混ぜ合わせて合わせ調味料を予め作っておきます。
ちくわは蒲焼きっぽくなるように切り開くように包丁を入れ、竹串などで両端を刺しておきましょう。
フライパンに油を敷いて表面に少し焦げ目が付く程度に焼けたらトロ火に調整。
そして合わせておいた調味料を投入し、しっかり味をつけていきます。
砂糖が入っている分、すぐに焦げてしまうのでくれぐれも火加減には気をつけてください。
甘辛くちょっと濃い目の味付けは日本酒等があいますが、これはジンとの相性もよくおすすめですね。
アボガドと生ハムの組み合わせ
おすすめのおつまみの3点目は『アボガドと生ハムの組み合わせ』
この2つの取り合わせも、お酒のあつまみでは定番といえるのではないでしょうか。
先程もちょっと書きましたが、ジンの主要原産国はだいたいがイギリス産。
とはいえ『モンキー47ドライジン』や『ボルス オード・ジュネヴァ ジン』
あと『シュタインヘーガー』等のジン等はドイツ産となっています。
そしてドイツと耳にすると、ふと生ハムやチーズを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
これらのジンは独創的な香味とテイストで人気が高いですが、塩気が強い生ハムと特にマッチするんですよね。
そこにナッツに似た風味のアボガドが合わさる事で、かなり美味しく感じられておすすめです。
更にクリームチーズなどを加えると、濃厚さが更に強まっておすすめですよ。
鶏の唐揚げ
おすすめなおつまみの4つ目は鶏の唐揚げ。
唐揚げ系は特にビール等との相性が秀抜と言えますが、ジンとの相性もなかなか良くおすすめ。
ジンを美味しく飲む唐揚げにする場合は、特に下味の漬け方にこだわりたいところですね。
醤油と酒に、すりおろしたニンニクやしょうが。
あと顆粒ガラスープの素などを混入させた下味液に、一晩じっくり漬け込む。
そうすると味がしっかり染み渡り、濃い目で美味しい唐揚げが出来上がります。
外側はカラッと、内側はジューシーに仕上がった濃い目の唐揚げと。
ドライでさっぱりしたジンとの相性がバツグンでおすすめです。
ちなみに、下味液にはちみつを少々加えておくと肉質が柔くなって、更に美味しさが増しますよ。
とってもおすすめなので是非試行してみてください。
熟成チョリソー
ラストにおすすめするおつまみは熟成チョリソー。
チョリソーとは解説するまでもないかもしれませんが、一応解説を。
粗挽きに挽いた豚肉にパプリカやニンニク等を混入し、腸詰めにしたソーセージですね。
パプリカと耳にするとつい赤いピーマンを思い浮かべるかもしれませんが、辛みがない唐辛子のスパイスを指します。
チョリソーのもともとの語源はラテン語からきているそうで『塩辛い』などの意味を指しているとの事。
塩辛さと共にパプリカの香辛料もふんだんに入っているチョリソーは、まさにジンとの相性が良くおすすめ。
特にしっかり熟成に熟成を重ねたチョリソーは、その塩気と辛さも秀逸。
チョリソーを口に運びながら飲むジンも、また格別でおすすめですよ。
ジンの保存方法
最後に、ジンのおすすめな保存方法を解説していきましょう。
ジンのみに限った事ではないですが、全てのアルコールに共通して言える事。
それは開けているかいないかに関わらず、直接陽の光に当たらない場所に保管する事。
陽の光と書きましたが、厳密に言うと『紫外線』がお酒にとって悪影響でおすすめできないんですね。
ジンは不純物が少なめな蒸留酒なので、紫外線が当たる事によって一気に劣化する訳ではありません。
それでも、直射日光に当てるのはおすすめしません。
ひとまず紫外線が当たらない、冷暗所などに格納しておく事をおすすめしたいです。
あとおすすめな保存方法が冷凍庫に入れておく事。
記事の冒頭で書きましたが、ジンはアルコール度数が37.5度以上とかなり高め。
その融点はマイナス114.5度との事で、家庭用の冷凍庫に入れても水の様に氷になる事がありません。
では冷凍庫で保管するとどうなるのかといえば、キンキンに冷えているのにとろとろになるという。
ちょっと面白い状態にジンそのものが変質するんですね。
冷凍庫という冷え切った空間内で冷やされる事によって、クセのある尖った風味が丸くなりかなり柔らかくなります。
香りもそのままで、美味しい部分のみが目立つようになるのでかなりおすすめな保管方法です。
業務用の冷却性能が段違いの冷凍庫だと、瓶が破損する危険性は0ではないといいます。
さりとて、家庭用で保存する分にはなんの問題もないとの事。
なのでジン特有の尖った風味が苦手な方は、冷凍庫に入れて貯蔵される事をおすすめしますよ。
おすすめなお気に入りのジンを見つけて楽しいお酒ライフを
今回はおすすめのジンについて、各々の種類や特徴。
選び方や美味しい飲み方、更に相性の良いおつまみや保存方法などを解説していきました。
ジンは一風変わったクセの強いお酒とも言えますが、慣れるとその味いやコクの違いが分かるようになってきます。
一般の人にも飲みやすいように尖った部分を抑え込んだ商物から、フルーティでまろやかな口当たりをした物など。
ブランドやメーカーごとに特色が大きな差異があるのも、ジンの魅力の1つといえます。
ぜひあなたに合ったおすすめなお気に入りのジンを見つけて、お酒の席を楽しい時間にしてくださいね。