シフォンケーキ型の特徴
はじめにおすすめのシフォンケーキ型の特徴とは何かを見ていきます。
中央に煙突がある
シフォンケーキ型と普通のケーキ型の大きな違いは、中央に穴が開いていて煙突のようになっている形です。
そもそもシフォンとは薄い絹のことを指します。
そんなシフォンのような軽くてフワフワした魅力のシフォンケーキには、熱の通りが良くて冷めるのも早い型がこのような形で作られるようになりました。
高さがある
またシフォンケーキ型の特徴として通常のケーキ型よりも高さがあることが挙げられます。
熱を通すことで生地が縦に膨らむためこのような形になっています。
また通常のシフォンケーキ型よりも高さのある「トール」タイプは、お店のようなシフォンケーキが焼けるのでおすすめになっています。
種類が多い
主なシフォンケーキ型には紙製・シリコン・金属製の三種類があります。
それぞれにおすすめポイントがあるので、自分の作りたいスタイルに合ったケーキ型を選ぶことをおすすめします。
シフォンケーキ型の素材の種類
それではおすすめのシフォンケーキ型の素材の種類を細かく見ていきます。
紙製
100均などでも手軽に手に入るのがこの紙製のケーキ型です。
そのまま生地を流し入れ、オーブンで焼き上げることが出来るので手間いらずでおすすめ。
また型に入れたままラッピングしてプレゼントにすることもできます。
お誕生日のプレゼントやちょっとしたお返しとしてもおすすめです。
ただし紙製はケーキ生地の水分を吸ってしまう性質があるため、パサついてしまう可能性もあります。
シリコン製
こちらも100均などで手に入るおすすめのシフォンケーキ型。
シリコン製は使用後の手入れが簡単なのが特徴です。
使用後はしばらく水に漬けておいて、柔らかくなったら中性洗剤で洗い流すだけ。
何度も繰り返し使えてリーズナブルです。
しかしこのシリコン製は逆さにして冷ます際に型崩れしやすく、型から外しにくいというデメリットも。
金属製
業務用などでも一番多く使われているのがこちらの金属製です。
底部分がセパレートするタイプは、冷ます際や型から外す際に便利なのでおすすめ。
焼きあがったシフォンケーキは冷ます際にひっくり返してしばらく置くのですが、その時に型にくっついていることで、中で生地が縮まずふっくら仕上がります。
そのため出来れば型には紙を敷いたりバターを塗ったりしないようにしましょう。
同じ理由でテフロン加工された金属製のシフォンケーキ型もあまりおすすめできません。
また金属製は形を変えられないので、収納する際に場所を取ってしまう場合があります。
紙製シフォンケーキ型とシリコン製シフォンケーキ型の違い
それでは紙製とシリコン製のケーキ型の違いを見ていきましょう。
使い捨てか、繰り返し使えるか
紙製は一度きりの使い捨てになるのに対し、シリコン製は洗えば繰り返し使えます。
またシリコン製は使用しないときは小さくたたむこともできるので、食器棚やカウンターに収納する際にもおすすめです。
紙製は贈り物に出来る
紙製は焼きあがったらそのまま器代わりに贈り物にすることが出来るのが特徴です。
かわいらしいプリントのシフォンケーキ型などは、プレゼントにおすすめ。
シフォンケーキ型の選び方
それではおすすめのシフォンケーキ型の選び方を見ていきます。
種類
おすすめのシフォンケーキ型には、紙製・シリコン製・金属製の三種類があります。
それぞれにメリット、デメリットがあるのでよく理解したうえで選びことをおすすめします。
サイズ
シフォンケーキ型のサイズを選ぶ際には、使う卵の個数によって決めると良いでしょう。
卵を2個使うなら、一人用にピッタリな14㎝がおすすめ。
卵3,4個なら自宅で食べるのにちょうどよい17㎝にしましょう。
そして卵が5,6個ならば、カットしておすそ分けが出来る20㎝がピッタリです。
価格
100均でも購入することが出来るシフォンケーキ型ですが、金属製の業務用にもなる本格的な型は数千円することも。
また型につなぎ目が無いタイプはさらに高くなります。
シフォンケーキを比較的よく作る方は金属製の本格的な型を、一度きりもしくはたまにしか作らない方は安い型をおすすめします。
取り出しやすさ
またシフォンケーキ型で大切なのはその取り出しやすさです。
出来れば底がセパレートするタイプなら、取り出しやすいのでおすすめです。
耐熱温度
金属製には特に耐熱温度がありません。
家庭用や業務用のオーブンでも差し支えなく使えるのでおすすめです。
一方の紙製やシリコン製は200度前後の耐熱温度のものが多くあります。
またシリコン製はオーブントースターで使用することが出来ない種類もあるのでご注意ください。
おすすめの紙製シフォンケーキ型
それではおすすめの紙製シフォンケーキ型を見ていきます。
【初心者におすすめ】貝印紙製 シフォンケーキ型 DL-0084
こちらのおすすめ紙製シフォンケーキ型は、バターを塗らなくても生地を焼くことが出来ます。
16.5cmのシフォンケーキが作れ、このままラッピングすればプレゼントとしてもおすすめ。
商品名 | 貝印紙製 シフォンケーキ型 DL-0084 |
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サイズ | 165×165×120mm |
耐熱温度(℃) | 200 |
入り数 | 1 |
取り出しやすさ | 〇 |
【手土産に便利】パール金属 アンテノア 紙製 シフォンケーキ 焼型
イタリア製のおすすめシフォンケーキ型は、3枚入りでお得です。
敷紙を敷いたりバターを塗る必要がないので、お手軽に作れておすすめ。
商品名 | パール金属 アンテノア 紙製 シフォンケーキ 焼型 |
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サイズ | (約)外径170×高さ95mm |
耐熱温度(℃) | 200 |
入り数 | 3 |
取り出しやすさ | 〇 |
【手頃で簡単に使える】霜鳥製作所 シフォンケーキ型 ペーパーボード
直径18㎝のシフォンケーキが焼ける、おすすめのシフォンケーキ型です。
生地を入れても型が崩れず、このまま焼いてプレゼントにするのもおすすめ。
商品名 | 霜鳥製作所 シフォンケーキ型 ペーパーボード |
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サイズ | 外寸18.5cm(底径15.0)×高さ9.0cm |
耐熱温度(℃) | 200 |
入り数 | 3 |
取り出しやすさ | 〇 |
【一人でも食べられるサイズ】FBASC835スモールシフォンカップ12cm(白無地) 10枚
一人でも食べられる12㎝サイズの、おすすめシフォンケーキ型です。
10枚入っているので、お友達みんなにプレゼントすることが出来ます。
商品名 | FBASC835スモールシフォンカップ12cm(白無地) 10枚 |
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サイズ | 底径120×高さ60mm |
耐熱温度(℃) | 220 |
入り数 | 10 |
取り出しやすさ | 〇 |
おすすめのシリコン製シフォンケーキ型
お手入れが簡単なシリコン製のおすすめシフォンケーキ型をご紹介します。
【幅広い温度範囲に対応できる】サンクラフト シリコン シフォンケーキ型 SIL-52
こちらのおすすめシリコン製シフォンケーキ型は、耐熱温度が−50度から220度まで。
お手入れもしやすく洗うのも楽なのでおすすめです。
商品名 | サンクラフト シリコン シフォンケーキ型 SIL-52 |
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サイズ | 165×165×H85mm |
耐熱温度(℃) | −50度から220度 |
取り出しやすさ | △ |
【四角いシフォンケーキが焼ける】貝印 シリコン スクエア シフォン型
ちょっと変わった四角いシフォンケーキが作れる、おすすめのシフォンケーキ型。
中央の穴の開いた部分にホイップクリームを詰めれば、雰囲気の違うケーキが楽しめるのでおすすめです。
商品名 | 貝印 シリコン スクエア シフォン型 |
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サイズ | 170×170×102mm |
耐熱温度(℃) | 耐熱温度230℃ 耐冷温度-40℃ |
取り出しやすさ | △ |
【おしゃれに焼ける】緩めやすい大型中空丸9インチのシフォンケーキ型ギアプレートシリコーンケーキ型ベーキングツール (Farbe : Purple)
大型の波打つ形が特徴の、おすすめシフォンケーキ型です。
シフォンケーキの他にもスポンジケーキやガトーショコラなどが作れるのでおすすめ。
商品名 | 緩めやすい大型中空丸9インチのシフォンケーキ型ギアプレートシリコーンケーキ型ベーキングツール (Farbe : Purple) |
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サイズ | 18㎝X10cm |
耐熱温度(℃) | 耐熱温度230℃ |
取り出しやすさ | 〇 |
おすすめの金属製シフォンケーキ型
汎用性があり取り出しやすい、おすすめの金属製シフォンケーキ型はこちら。
【ふわっと焼けて型離れしやすい】貝印 アルミ シフォンケーキ型 21cm
貝印のおすすめシフォンケーキ型は、熱伝導の良いアルミ製で焼きムラもありません。
また紙製やシリコン製と違い短時間で焼きあがるのもおすすめポイントです。
商品名 | 貝印 アルミ シフォンケーキ型 21cm |
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サイズ | 22×22×12.5cm |
耐熱温度(℃) | 250 |
取り出しやすさ | ◎ |
【取り出しやすい】パール金属 アンテノア アルミ シフォンケーキ 焼型
表面に薄いアルマイト塗膜を塗った、おすすめのシフォンケーキ型です。
底の部分が取り外しできるので、型から取る時も崩れにくくきれいな形をキープしてくれるのでおすすめ。
商品名 | パール金属 アンテノア アルミ シフォンケーキ 焼型 |
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サイズ | 外径223×高さ132mm |
耐熱温度(℃) | 250 |
取り出しやすさ | ◎ |
【フッ素コートが魅力】遠藤商事 業務用 シフォンケーキ型 底取
三か所に足が付いているので、焼き上がりに逆さにして冷ます際にも安定感がありおすすめ。
また熱伝導や耐久性に優れたスチールのアルミメッキは、業務用のおすすめシフォンケーキ型です。
商品名 | 遠藤商事 業務用 シフォンケーキ型 底取 |
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サイズ | 内径×深さ(mm)200×100 |
耐熱温度(℃) | - |
取り出しやすさ | ◎ |
【お手入れ簡単】浅井商店 つなぎ目のないアルミシフォンケーキ型
煙突部分に継ぎ目がない、おすすめのシフォンケーキ型です。
取り出す際の引っ掛かりがなく、スルッと型から外せるだけでなくお手入れもしやすいのでおすすめ。
商品名 | 浅井商店 つなぎ目のないアルミシフォンケーキ型 |
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サイズ | 内寸約168(155)XH80(煙突を含めて126)mm |
耐熱温度(℃) | - |
取り出しやすさ | ◎ |
シフォンケーキ型の使い方
それではシフォンケーキ型のおすすめの使い方をご紹介します。
生地を入れたら平らにならす
材料を混ぜ合わせた生地をシフォンケーキに入れたら、表面をゴムベラなどで軽く均して平らにします。
こうすることで焼き上がりがきれいになるのでおすすめです。
ちなみにシフォンケーキ(17㎝型)の材料はこちらです。
- 卵 4個
- 砂糖 70g
- 油 大さじ2
- 牛乳 50ml
- 薄力粉 70g
- バニラエッセンス 適量
応用として、これに紅茶の茶葉を砕いて入れれば紅茶シフォンケーキになります。
他にもコーヒーやココア、バナナや抹茶などを使えば更なるアレンジも可能。
軽く持ち上げて落とす
生地を型に入れたら、少し持ち上げて軽くトンと落としてください。
これは一度で大丈夫です。
こうすることで生地の中の空気が程よく抜けて、大きな気泡が出来るのを防いでくれます。
あまり何度もトントンとやると、メレンゲの空気が抜けてしまいふっくら焼きあがらなくなってしまいます。
紙や油は引かない
そして大切なことは型に敷き紙を敷いたり油などを引かないということ。
通常のケーキを作る場合には型に生地がくっつかないので良いのですが、シフォンケーキを作る際には型に生地がくっついて欲しいためです。
どうして型に生地がくっついた方が良いかという理由はこちらです。
逆さにして冷ます際に、生地は小さく内側に萎もうとします。
この時に型離れが良いと生地が縮んで硬くなってしまいます。
それを避けるためにわざと型に生地がくっつくようにするのです。
生地が型にくっついたまま冷えると、生地の中に程よく空気が入った状態でフワフワの食感になるということ。
シフォンケーキを上手に焼くコツ
それではシフォンケーキを上手に焼くコツをご紹介していきます。
メレンゲの泡を消さないように混ぜる
シフォンケーキのフワフワ感はしっかりと泡立てたメレンゲのおかげ。
そのメレンゲをつぶさないように混ぜることがコツです。
へらを切るようにしてスピーディーに混ぜることで、メレンゲの中の空気をつぶすことなく混ぜ合わせられます。
170度のオーブンで30分焼く
オーブンは170度の余熱にして、30分ほど焼き上げます。
一度取り出して竹串を刺してみて、生地がくっつかないようならOK。
オーブンの種類によってはもっと時間がかかる場合もあるので、きちんと焼けたかを確認しながら焼くことをおすすめします。
焼きあがったら逆さにして冷ます
焼きあがったら型から外す前に、逆さにしてしっかり冷ますようにしましょう。
時間は3~6時間程、しっかりと中まで冷えるまで待つのがおすすめ。
シフォンケーキを逆さまにして冷ます理由は、重力によって冷めた時にしぼんでしまうのを防ぐため。
型にくっついた状態で下方向に引っ張られるので、中に空気がとどまってフワフワの食感になります。
まだ温かいまま型から外してしまうと、せっかく膨らんだシフォンケーキがしぼんでしまうことも。
出来れば一晩置いて、翌朝型から外しても良いでしょう。
シフォンケーキを型から取り外すコツ
それでは最後の難関、シフォンケーキを型から取り出す際のコツをお教えします。
型からはみ出た部分をカット
膨らみすぎてシフォンケーキ型からはみ出てしまった部分は、シフォンケーキナイフでカットしましょう。
こうすることで方から外して皿に置いた時に、きれいに見えるのでおすすめです。
出来ればシフォンケーキ専用のナイフをおすすめします。
専用ナイフがない場合は、なるべく長めで刃の幅が広くないナイフが扱いやすくおすすめです。
手を使って押しながら
型にくっついたままの生地を優しく手で押しながら少しずつはがしていきます。
場所をちょっとずらしながら一周したら、今度は内側の部分も同様に手で押していきます。
型の下部分までしっかりとはずれたことを確認したら、優しく型を外してください。
押し付けるとシフォンケーキがつぶれてしまいますが、時間が経つとふっくらと元に戻りますので心配ありません。
ナイフで型と生地を剥がす
手で取り外すのは難しいという方には、ナイフを使う方法がおすすめ。
シフォンケーキ用ナイフを生地と型の間に差し込んでいきます。
この時刃の内側をケーキ側に押し付けると、ケーキが傷ついてしまいます。
なるべく型の方に押し付けるように、少しずつナイフを移動させていってください。
内側の円も同様にナイフではがしていったら完成です。
おすすめのシフォンケーキ型で美味しいケーキを作ろう!
シフォンケーキ型には紙製やシリコン製、金属製など様々な種類があります。
それぞれに特徴があるので、自分が作りたいシフォンケーキにあった型を選んでください。
フワフワのシフォンケーキをお家で作ってカフェのように楽しみましょう!