- 苗字と名字と姓の違い3選
- かっこいい苗字【マンガや小説に出てきそう】10選
- かっこいい苗字【賢そう】25選
- かっこいい苗字【スポーツ万能な印象】15選
- かっこいい苗字【イケメン・美人な印象】20選
- かっこいい苗字【自然・ナチュラルな印象】18選
- かっこいい苗字【癒し系】15選
- かっこいい苗字【情熱的】10選
- かっこいい苗字【植物のイメージ】20選
- かっこいい苗字【古風・和風】25選
- かっこいい苗字【明るい印象】25選
- かっこいい苗字【貴族・お金持ち】25選
- かっこいい苗字【神や仏の印象】25選
- かっこいい苗字【幻想的な印象】10選
- かっこいい苗字【音楽に関連】15選
- かっこいい苗字【色のイメージ】18選
- かっこいい苗字【漢字一文字】25選
- かっこいい苗字【漢字二文字】25選
- かっこいい苗字【漢字三文字】30選
- かっこいい苗字【珍しい苗字】10選
- かっこいい苗字【初見では読めない漢字】5選
- 憧れる苗字ランキングTOP4
- 響きのキレイな苗字のメリット3選
- おすすめのかっこいい苗字が掲載された書籍5選
- かっこいいとか関係なく苗字は誇り
苗字と名字と姓の違い3選
英語でいうとファミリーネームとなりますが、日本語では、苗字、名字、姓、色んな言い方をしますね。
これは、どう違うんでしょうか、紹介しますね。
- 苗字とは
- 名字とは
- 姓とは
意味が解ると、面白いですよ。
苗字と名字と姓の違い①:苗字とは
苗字とは、すなわち、家の名前です。
建物の事ではなくその人の血縁関係の所属を表し、私はどこの家族に所属する人なのか を表す、その人の看板みたいなものと言うことが出来ますね。
苗はなえとも読みますね、植物の苗です。
苗は種をまくと、すくすくと生え、成長していき花を咲かせて最後には実を付けます。
つまり苗字とは、その血族の流れを受け継いできた末裔、遠い子孫と言う意味になり、同時に次の世代にも受け継いでいかれる名前である事も言い表してくれますね。
苗字は江戸時代からある言葉なのですが、最近は使われなくなってきているんですよ。
苗字と名字と姓の違い②:名字とは
名字も読み方はみょうじです。
しかし、苗字とは全然意味が違うんですよ。
まず、名字は苗字よりも歴史が長く、平安時代に起源があります。
平安時代には、権力階層の人達はすでに姓を名乗っていましたが、あまりにも増え過ぎて姓の数も足りなくなってしまったのです。
時代が変わって鎌倉時代、貴族の時代から武士の時代になり、武士は戦いの褒美に土地をもらうようになりました。
すると、「●●という土地の●●さん」という区別を付ける呼び方が出来るようになり、これが名字の始まりとなったのです。
つまり、血縁関係に土地の場所、名称をプラスしたのが名字なんですね。
苗字と名字と姓の違い③:姓とは
姓も家系を表すのですが、そもそもは、身分や地位を表す呼び名です。
職業が世襲制だった時代、その仕事をする一族の人達、と言う意味で天皇から役職名みたいな感じで与えられるものだったのですね。
今でも、薬師(やげん)とか司(つかさ)とか、この由来の苗字を持つ人は結構いらっしゃいますよ。
この系統の苗字は、古風で、現在でも、ものすごくかっこいいイメージのものが多いですね。
かっこいい苗字【マンガや小説に出てきそう】10選
かっこいい苗字がいっぱい登場すると言えば、漫画や小説と言った創作の世界ですね。
しかし、そこで登場する苗字は架空の苗字ばかりではないのですよ、実在する苗字を紹介しますね。
- 青鬼(あおき)
- 暁(あかつき)
- 射鹿(いるか)
- 漆葉(うるは)
- 王隠堂(おういんどう)
- 海月(かいげつ)
- 月花(げっか)
- 竜宮(たつみや)
- 音琴(ねごと)
- 宝剣(ほうけん)
本当にかっこいいですよね。
上記の苗字はどれも、実在するかっこいい苗字なんですよ。
よく知っている2字、3字の組み合わせでも、読み方を変えるだけでかっこいい印象を与えるんですね。
逆に、良くある読み方で違う漢字を使う、と言うのもあって、流(みずゆき)とか夢藤(むとう)などが良い例ですね。
この系統のかっこいい苗字は鶏冠井(かいで)、天ヶ瀬(あまがせ)など、地名がそのまま苗字になっている、というのも結構多いんです。
そんなかっこいい苗字を冠する人はその名前の土地にルーツ**を持つ人なのかもしれませんね。
そんなところから、創作活動している方、自作キャラクターの名づけに困ったら、地図や地名一覧を見てみるのもおすすめですよ。
また、月や星など天文に関する漢字、剣や龍など冒険を思わせる漢字を選ぶのは、かっこいい苗字のキャラクターを簡単に誕生させる、すごくおススメの方法です。
かっこいい苗字【賢そう】25選
すごく頭がよさそう、あるいは、何だかの分野で秀でていそうな感じがする苗字もありますね。
特にかっこいいと感じさせせる、実在の賢そうでかっこいい苗字を紹介しますね。
- 武者小路(むしゃのこうじ)
- 国立(くにたち)
- 一(はじめ)
- 先生(せんじょう)
- 天明(てんめい)
- 一筆(いっぴつ)
- 才神(さいかみ)
- 図書(としょ)
- 薬研(やっけん)
- 慶(けい、いわい、きよん)
- 如月(きさらぎ) 12.司(つかさ)
- 西園寺(さいおんじ、さいえんじ)
- 知識(ちしき、ともしき、ちおり)
- 葉加瀬(はかせ)
- 神宮寺(じんぐうじ)
- 明智(あけち)
- 財前(ざいぜん)
- 勅使河原(てしがわら、てしかはら)
- 綾小路(あやこうじ)
- 東海林(しょうじ)
- 結城(ゆうき)
- 徳川(とくがわ、とくかわ)
- 池上(いけがみ)
- 浅見(あさみ)
本当にかっこいい、色んな苗字がありますね、中でも司(つかさ)や慶(けい)はファーストネームとしても良く使われます。
しかし中には、かなり稀少でちょっとびっくりするものも、先生(せんじょう)は読み方は違うとはいえ、学校に通っている間はちょっと辛そうですね。
賢そうでかっこいい苗字は、古風・和風な苗字、数学など理系の分野でよく使われる漢字の入った苗字が多いと言われるのですが、必ずしもそうでない所があります。
漢字や読み方はわりとシンプルで、結構良く聞く苗字でも、その苗字を名乗る賢い有名人がいるために、賢そうに見える苗字もあります。
江戸川(えどがわ)とか工藤(くどう)とか金田一(きんだいち)とか、漫画や小説に登場する賢いキャラクターの苗字なんかは、そのいい例ですね。
戦国大名や昔の将軍の名前などは、賢いイメージだけでなく、強そうと言うイメージもセットになりますね。
皆、歴史の授業で聞いた事ありますから、全国どこで、誰に言っても覚えてもらいやすくて、得ですよね。
かっこいい苗字【スポーツ万能な印象】15選
かっこいい苗字から連想するものは賢さや能力、人間の能力には運動神経という物もありますね。
スポーツに関わる漢字を使ったかっこいい苗字も結構あるんです、紹介しますね。
- 速水(はやみ)
- 風斗(ふうと)
- 飛鳥(あすか)
- 弓波(ゆみなみ)
- 綿矢(わたや)
- 小鳥遊(たかなし)
- 華翔(かしょう)
- 多々良(たたら)
- 来栖(くるす)
- 遊馬(ゆうま)
- 今久留主(いまくるす)
- 氷室(ひむろ)
- 向坂(さきさか)
- 七海(ななみ)
- 一堂(いちどう)
スポーツと言えば、走る、飛ぶ、泳ぐ、舞う、投げる、射る等、色んなものがありますが、苗字では、先ほど挙げた動作を表す漢字、あるいは狭義の場所をイメージさせる風や水、勝利の条件の1つである速さを表す漢字を使われているものがたくさん見られます。
氷室(ひむろ)とは冷凍庫がなかった時代、冬場の雪を夏場まで保管しておく場所の名前で、苗字としても結構多いのですが、こちらはスキーなどのウインタースポーツを連想させるのでしょう。
スポーツには、ボールを使うものもありますが、これを連想させるかっこいい苗字には金鞠(かねまり)、鞠谷(まりたに)がありますね。
雨車(うるま)、車澤(しゃざわ)もスポーツをイメージできますね。
どちらかと言うと、自動車系のかっこいい、になりますね。
水泳なら泳ぐですが、泳ぐはフワフワと浮いている、漂っていると言う意味でシャキッとしたイメージがない為、あまり好まれないのか、苗字で使われていません。
ちなみに、船が水面を行く様子は走ると表現するんですよ。
かっこいい苗字【イケメン・美人な印象】20選
容姿の美しい人は見ているだけで気分が明るくなりますし、あこがれの対象ですね。
容姿の良さの要素には、かわいいだけでなく、かっこいいというのも含まれますよね、実在する、イケメン、美人系のかっこいい苗字を紹介しましょう。
- 如月(きさらぎ)
- 九条(くじょう)
- 早乙女(さおとめ)
- 神宮寺(じんぐうじ)
- 白鳥(しらとり)
- 氷室(ひむろ)
- 斎藤(さいとう)
- 薬師寺(やくしじ)
- 武蔵(むさし)
- 漣(さざなみ)
- 水篠(みずしの)
- 天花寺(てんげいじ)
- 天堂(てんどう)
- 愛(あい)
- 耀(あかる)
- 花野井(はなのい)
- 清滝(きよたき)
- 雫石(しずくいし)
- 一華(いっか、ひとはな)
- 八乙女(やおとめ)
こんな名前を聞くと、出会う前からもうかっこいい人なんじゃないかって思いますね。
本当にお得な苗字です。
昔からの重みのあるイメージの苗字もありますが、イケメンや美人ではないかと想像を書きたてるかっこいい苗字は、空や水の透明さ、花や若い乙女の可憐さや華やかさを思わせる漢字を使われているのが多いですね。
ここまでに紹介したかっこいい苗字で出て来たものもありますね。
それは、1つのかっこいい苗字からイメージする事は、結構たくさんあるという事を意味します。
そういう目で見てみると、創作キャラの苗字にも適している苗字のが結構多いですね。
青空や水、花、透明感、可憐さを意識しながら、自分のキャラクターに名づけをすると自然とかっこいい名前になって良いですよ。
この考え方での名づ方は、これから赤ちゃんが生まれる人にもおすすめですね。
この項で紹介したかっこいい苗字を参考にアレンジしてファーストネームを考えてあげると、美人、イケメンなかっこいいお名前になりますよ。
女の子なら透明感や花を連想できる漢字、男の子なら透明感や空を連想できる漢字を選ぶと良いでしょう。
しかし、かっこいい名前にこだわりすぎて、キラキラネームみたいにならないようにしてあげてくださいね。
かっこいい苗字【自然・ナチュラルな印象】18選
自然は美しく時に恐ろしいですが、かっこいいものでもあります。
海に囲まれ、山が多いこの国、自然を表す漢字を使ったかっこいい苗字もたくさんありますね。
中でも、特にかっこいい苗字を紹介しましょう。
- 樹(いつき)
- 四季(しき)
- 葉室(はむろ)
- 花曲(はなわ)
- 東雲(しののめ)
- 風晴(かぜはる)
- 春海(はるみ)
- 五月(さつき、ごがつ)
- 綾瀬(あやせ)
- 大地(だいち)
- 楓(かえで)
- 雲母(うんも、きらら)
- 熊狼(くまおか)
- 木葉(このは、きば)
- 夏海(なつみ)
- 白雪(しらゆき)
- 染葉(そめば、あいば)
- 獅子堂(ししどう)
まず、言葉の説明空になりますが、雲母(うんも)とは鉱物の1つで、火山の近くで良く見つかる、電気を通しにくい石のことです。
石も自然のものですよね。
自然と一括りにしても、その中には、空や海に大地、そこで発生する風や波や雨、その恵みを得て生きる動植物の存在があります。
日本の、自然を感じさせるかっこいい苗字には、海や山に植物を思わせるものが多いですね。
しかし、動物由来のかっこいい苗字もない訳ではありません。
リストの中に出てきましたが、熊狼(くまおか)や獅子堂(ししどう)がそれの当たります。
いずれも中々かっこいいですが、熊や狼はまだしも、獅子(ライオン)は日本にいませんね。
虎が付くかっこいい苗字の人もいますが、こちらも同様です。
獅子堂(ししどう)ってかっこいい苗字ですが、これは滋賀県に多くて、明治時代に生まれた新しい苗字なんです。
滋賀県大津市に栄泉寺という浄土真宗のお寺があるのですが、そこの山号が獅子吼山だったんですね、よって、獅子堂というかっこいい苗字が生まれたわけです。
ちなみに、虎が付く苗字の人は、東京や宮城県石巻市の辺りに多いんですよ。
かっこいい苗字【癒し系】15選
かっこいいのに癒し系なんて、何か矛盾している気がしますが、そんな苗字、本当にあるんですよ。
実例を紹介しますね。
- 文月(ふづき)
- 秋穂(あきほ)
- 綿貫(わたぬき)
- 愛洲(あいす)
- 一ノ瀬(いちのせ)
- 有栖(ありす)
- 八乙女(やおとめ)
- 微笑(ほほえみ)
- 日下部(くさかべ)
- 夢咲(ゆめさき)
- 春花(はるはな)
- 千草(ちぐさ)
- 楠(くすのき)
- 明里(あかり)
- 愛徳(なるえ)
苗字と言うよりは、女の子向けのかっこいいファーストネームって感じがしますね。
漢字としては、愛や夢、植物に関連したものが多いです。
特に愛や夢と言う漢字は、漢字の形もその意味もかっこいいですね。
この記事の始めの方で紹介した夢藤(むとう)も癒し系のかっこいい名前と言えるでしょう。
夢と言うと、夜に見るあの夢や、何の苦しみもない世界をイメージしますが、苗字としての夢は租税や年貢が免除されている土地と言う意味も含んでいるんです。
ゆめのめは免除のめなんですね。
また、苗字としての愛は藍や阿井に由来しています。
愛の入ったかっこいい苗字は、愛川(あいかわ)とか愛野(あいの)とかバリエーション豊富ですが、ルーツや意味は結構色々なんですよ。
いずれにしても、かっこいい名前ですね。
かっこいい苗字【情熱的】10選
情熱的な人はそれだけで頼もしく、かっこいいです。
苗字がそういうものなら、もっとかっこよくなりますね、そんなかっこいい苗字もありますよ、紹介しますね。
- 金剛寺(こんごうじ)
- 四天王(してんのう)
- 等々力(とどろき)
- 剛力(ごうりき)
- 雷電(らいでん)
- 丁嵐(あたらし)
- 獅子王(ししおう)
- 男虎(おのとら)
- 百目鬼(どうめき)
- 無敵(むてき)
読んでも聞いてもかっこいい、強そうな苗字ばかりですね。
動物の名前が入っている苗字も、虎や獅子など肉食系動物や、龍と言う架空の強い動物ばかりですね。
四天王(してんのう)なんてもう、この上はボスしかいないと言うぐらい強そうですし、無敵(むてき)なんてかっこいいを通り越しています。
また、苗字に鬼って入っている人、結構いますが、これは日本各地に鬼伝説のある土地は結構あることを意味しているんですよ。
鬼は確かに強いですし、基本、良いイメージを感じる人は少ないんですが、性格は鬼によって個性が分れ、色々なんですよね。
日本の鬼伝説をいろいろ読んでいると、悪いことする鬼ばかりではない、むしろ、人間を助けてくれる、良い事をしてくれる鬼もいるのに気づかされますよ。
無敵(むてき)はかなりの稀少姓で、日本に20人ぐらいしかいらっしゃいませんが、このかっこいい苗字は1866年の長州討伐に由来します。
この争いに、現在の下関市の餅屋さんがお餅を投げて参戦したんですね。
この功績を讃えられ、この餅屋の御主人は無敵幸之進勝之という名前を高杉晋作から賜ったのが由来なのです。
武士に混じって商人が武器らしい武器ではなく、お餅を持って参戦するって、現代の私達が聞いてもちょっと真似できないかっこいい行動ですよね。
かっこいい苗字【植物のイメージ】20選
ここまでにもいくつか出て来ていますが、植物に由来した苗字は日本にはとても多いです。
植物は癒し系もありますが、かっこいい系もありますね、また実例を紹介しましょう。
- 桂(かつら)
- 橘(たちばな)
- 紅葉(もみじ、こうよう)
- 槐(えんじゅ)
- 柊(ひいらぎ)
- 八重桜(やえざくら)
- 桜宮(さくらみや)
- 杜若(かきつばた)
- 花栗(はなぐり)
- 山吹(やまぶき)
- 葡萄原(ぶどうはら、ぶどはら)
- 胡桃沢(くるみざわ、くるみさわ)
- 菊輪(きくわ)
- 百合園(ゆりぞの)
- 牡丹(ぼたん)
- 草薙(くさなぎ)
- 春夏冬(あきなし)
- 撫子(なでしこ)
- 藤春(ふじはる)
- 栗栖(くりす)
植物と言うだけあって、木、葉、花の字、また、その名称に関する漢字が並んでいますね。
桜のつく苗字は、とても春らしいですし、日本の国ならではと言う感じがします。
柊(ひいらぎ)は京都府を中心とした関西にある苗字なのですよ。
植物としての柊は、どうしてもクリスマスの木と言うイメージがあるので、北の寒い大地にあるのかと思いがちですが、そうではなく、台湾や西日本に広く分布する常緑樹なんですね。
植物にはそれが結んだ実もあります。
ここでも胡桃沢(くるみさわ)や葡萄原(ぶどうはら)が登場しましたが、他にも、イチゴやリンゴ、ミカンがつく苗字も本当にあるんですよ。
かっこいい苗字【古風・和風】25選
古風な苗字、和風な苗字は雰囲気があってとてもかっこよく感じますね。
和風ですから、やっぱり、日本にはそんなかっこいい苗字、いっぱいありますよ、紹介しますね。
- 綾小路(あやのこうじ)
- 勘解由小路(かでのこうじ)
- 北大路(きたおおじ)
- 二階堂(にかいどう)
- 伊集院(いじゅういん)
- 京極(京極)
- 雅楽(うた)
- 久我(くが)
- 和歌(わか)
- 月見里(やまなし、つきみさと、すだち)
- 調(しらべ)
- 祇園(ぎおん)
- 吉良(きら)
- 風祭(かざまつり)
- 奉日本(たかもと)
- 篁(たかむら)
- 京(かなぐり)
- 伊武(いぶ)
- 九重(ここのえ)
- 韮崎(にらさき)
- 東京(とうきょう)
- 庵(いおり)
- 温泉(おんせん)
- 国宝(こくほう)
- 東三条(ひがしさんじょう)
どの苗字も本当に古くからあるって感じがして、かっこいいですね。
雅楽(うた)などは平安時代の貴族を連想させてくれますし、祇園(ぎおん)や京極(きょうごく)、北大路(きたおおじ)は苗字だけでなく地域名や通りの名前として、今も京都市内にありますね。
和風なかっこいい苗字には東京(とうきょう)だけでなく、大阪(おおさか)、鹿児島(かごしま)、都道府県名がそのまま苗字の人も結構いるんですよ。
しかし、都道府県名の苗字だからと言って、必ずしもそちらにルーツのある人であるとは限りません。
月見里について、これをどうしてやまなしと読むのか分からない人が多いでしょう。
これは、月を見るには、山がない方が美しいという思いから生まれた苗字なのです。
日本の人達も古くから月の美しさに魅せられてきましたから、その月が美しく見られる里は、皆の憧れだったのでしょう。
月見里(やまなし)の苗字の人は静岡県や千葉県にいらっしゃいますよ。
かっこいい苗字【明るい印象】25選
決してキラキラネームではありませんが、明るく、快活なイメージの苗字も良いですよね。
かっこいいのも結構ありますから、紹介しましょう。
- 大日向(おおひなた)
- 明光(あけみつ)
- 旭日(あさひ) 4.七楽(ならく) 5.入夏(いりなつ、にゅうか)
- 服部(はっとり)
- 天方(あまかた)
- 一光(いっこう)
- 稲光(いなみつ)
- 明石(あかし)
- 明(みょう、あきら、あかり、めい、あき、あけ)
- 夏至(げし)
- 明日(ぬくい、あけひ、みょうが、ぬくひ、あけび)
- 朝輝(あさひ)
- 輝元(てるもと)
- 金照(かねてる)
- 光照(こうしょう)
- 旭天(きょくてん)
- 太陽寺(たいようじ)
- 快勝院(かいしょういん)
- 天晶(あまあき)
- 活山(かつやま)
- 海透(かいとう)
- 上向(うえむかい)
- 新栄(しんえい、あらえ)
明るいイメージ、快活なイメージは、やっぱり、光や太陽に関する漢字から得ることが多いですね、明るく活発になれる季節である夏が入った苗字も多いです。
しかし、こうして並べてみると、なんだか、お坊さんの名前一覧みたいな感じもします。
それだけ、明るくかっこいい苗字は縁起の良い、深い意味のある漢字が入った苗字と言えるのでしょう。
ちょっと話はそれますが、二十四節気そのままの苗字の人も結構いるもので、他にも冬至(とうじ)、清明(せいめい)なんて苗字もあって、清明は福井県に、冬至は石川県にいらっしゃいますよ。
大日向(おおひなた)をはじめ、日向とかいてひなた、ひゅうがと言う苗字の人は結構多いですね。
日向は全国区のかっこいい苗字ですが、どちらかというと、東日本に多いんですよ。
快活なイメージのある快の字を使う苗字は少ないですが、ここで紹介した、すごくかっこいい気になる苗字快勝院(かいしょういん)も、東京都や長崎県にしかいらっしゃらないぐらいの、ものすごい稀少姓なんです。
快勝院の由来は不明な点が多いのですが、いかにも快活でスポーツマン、明るい、しかも強いって感じがしますね。
かっこいい苗字【貴族・お金持ち】25選
お金持ちは誰もが憧れますね。
名前からしてもう、お金がいっぱいありそうな、かっこいい苗字も憧れます。
お金持ちと言えば、この国では貴族を連想させますね、これらをイメージさせる、かっこいい苗字を紹介しましょう。
- 冷泉(れいぜい)
- 金箱(かねはこ)
- 近衛(このえ)
- 醍醐(だいご)
- 菊亭(きくてい)
- 花園(はなぞの)
- 小倉(おぐら)
- 天花寺(てんげいじ)
- 金持(かねもち)
- 冨家(とみいえ)
- 長者(ちょうじゃ)
- 烏帽子(えぼし)
- 五影堂(ごえいどう)
- 権守(ごんのがみ)
- 貴家(さすが)
- 刃金(はがね)
- 鳳条(ほうじょう)
- 若王子(わかおおじ)
- 砂金(いさご、いさごがね)
- 宝船(ほうせん)
- 大金(おおがね)
- 金成(かねなり)
- 千石(せんごく)
- 華頂(かちょう)
- 宮鷹(みやおう)
お金持ちを連想させるかっこいい名前には、やっぱり、金や宝の字が多いですね。
富ももちろん、お金持ちの意味になりますし、石は昔のお米の量の単位、つまり、千石(せんごく)はすごいお金持ちという意味になるのです。
貴族風のかっこいい苗字についてですが、現在も、本当の貴族の末裔でこの苗字の人がいますね。
ここで紹介した冷泉(れいぜい)は藤原定家の子孫でいらっしゃいますし、近衛(このえ)は、平成時代の総理大臣に近衛文麿の孫にあたる方がいらっしゃたので、よくご存じの人が多いでしょう。
いずれにしても、貴族、お金持ち風のかっこいい苗字で使われている漢字も、ファーストネームに採用されることが多いですね。
富子、富夫も結構ありますし、貴は、男女問わず採用されることの多い漢字です。
逆に、金や宝、石はファーストネームに見かけることがあまりありませんね。
苗字専用の漢字みたいになってしまっているのでしょうか、確かに、ファーストネームに石は、どう考えても使いにくいですね。
それはそれとして、貴族みたいなイメージの苗字、また実際の貴族の苗字は、縁起のいい漢字ばかりです。
イケメン、美人系のかっこいい苗字でも紹介したように、子どもの名づけの際にはそこから字をもらうのは非常に要領よく良い名前を決められる方法ですよ。
縁起が良い漢字という事も含めて、貴族や、金持ちをイメージさせる苗字は、会社の社名、屋号に採用しても良ですね。
かっこいい苗字【神や仏の印象】25選
宗教っぽいと言ってしまえばそれまでですが、神や仏を連想する苗字もかっこいいですよね。
八百万の神と言う言葉があるこの国には、神を連想する名前も仏を連想する名前もたくさんあります、紹介しましょう。
- 神(じん、かみ)
- 神々(みわ)
- 観音(かんのん、かんおん)
- 本宮(もとみや)
- 神納木(こうのき)
- 神子戸(みこと)
- 神楽(かぐら)
- 東宮(とうぐう)
- 神代(かみしろ)
- 天宮(あまみや)
- 天国(あまくに)
- 釈迦郡(しゃかごおり)
- 聖生(せいりゅう、せいじょう)
- 仙人(せんにん)
- 聖(ひじり)
- 法師丸(ほうしまる)
- 御巫(みかなぎ)
- 御菩薩池(みぞろけ)
- 無神(むじん)
- 薬師神(やくしじん)
- 安仏(あんぶつ)
- 絵馬(えま)
- 大仏(おさらぎ)
- 地蔵(じぞう)
- 霊仙(れいせん)
神や仏を連想させるかっこいい苗字には、神が入っているのが多いのは非常に納得納得できるのですが、実際の所、神社を連想させるものが多いですね。
絵馬(えま)や御巫(みかなぎ)は神社そのものって感じがします。
逆に、仏を使った苗字はあまり聞きません。
仏は、仏教の本来の意味では仏陀(ぶっだ)、修行を積んで悟りを開いた人の事で、特に、釈迦の事を指すんですね。
日本では鎌倉時代から独自の仏教が生まれ広がり、仏教が民衆化されてから仏の捉え方も変わりました。
どんな人も仏の下に平等、亡くなればどんな人も仏になる、といわれるようになったのは、鎌倉仏教の誕生からなのです。
仏には慈悲深いと言うイメージがありますが、同時に恐れ多いという気持ちから、苗字にもあまり採用されなかったのでしょう。
そういう意味では地蔵も仏教関連で仏の一種となりますが、すが、日本人の苗字としては思っている以上にあるもので、全国各地にいらっしゃいますね。
もう1つ、神や仏をイメージするかっこいい名前に共通する漢字は宮です。
宮とはそもそも、王様や神様のお住まいを意味する漢字で、宮殿なんて言葉は物語に良く出てきますし、皇居にも東宮(とうぐう)御所ってありますね。
地名にも宮が付くところは多く、大宮やなどは地図を見ていると、規模はともかく全国各地にあるぐらいです。
しかし、苗字で使われる宮は、基本、神社の意味ですね。
今回紹介したかっこいい苗字の中で、ちょっと不思議なのは無神(むじん)ですね。
広島県にいらっしゃるんですが、その由来はいまだに分からず、今や10人ぐらいしかいらっしゃらない、本当に珍しい名前なんですよ。
かっこいい苗字【幻想的な印象】10選
ミステリアスな感じがする人は、どこかかっこよく、魅力があります。
同じく、ミステリアスな苗字の人は苗字を聞いたとたんに、かっこいいって思ってしまいますね。
具体例を紹介しましょう。
- 月待(つきまち)
- 星月(ほしつき)
- 星宮(ほしみや)
- 小夜(さよ)
- 幻中(まもなか)
- 三日月(みかづき)
- 月精(げっせい)
- 七星(ななほし)
- 幻(まぼろし)
- 輝夜(かぐや)
幻想的、ミステリアスなかっこいい苗字には、月、星、夜が多いですね。
輝夜(かぐや)なんてもう、幻想的の頂点を行く苗字ですね、推理小説のキャラクターなんかに付けると良さそうです。
月は満ち欠けしますね、その通り、かっこいい苗字にもその様子が表されています。
三日月(みかづき)もわりと聞きますが、十五夜の次の日の月を意味する十六夜(いざよい)と言う苗字も実在しますし、すっかり姿をかくしてしまった新月(しんつき、あらつき、にいつき)も実在しますよ。
十六夜(いざよい)はもう、1家族しか存在しない苗字ですし、新月(しんつき、あらつき、にいつき)も大阪府の河内長野市に10人程度いらっしゃるのですが、望月(もちづき)と言う苗字はとても多いですよね。
望月(もちづき)とは満月のことで、そのまま満月(まんげつ)と言う苗字の人もいます。
望月(もちづき)は日本全国の苗字200位以内にランクインするほど多いですが、満月(まんげつ)はものすごく少なくて全国に125人程度なんですね。
同じ意味なのに、望月(もちづき)と満月(まんげつ)がいつどこでどうして別れたのかは、まだ解明されていません。
星についてですが、かっこいい苗字に星が入っているのは納得できますが、天体観測に向かない日本の地に、星を苗字に取り入れようと言う発想は、ちょっと不思議な気がしますね。
日本で昔から知られている星は、北斗七星、オリオン座の三連星、ぎょしゃ座の五角形、おおいぬ座のシリウス程度のものです。
この記事で紹介した七星(ななほし)は、北斗七星に由来した苗字ですよ、ピント来た人もいるかもしれませんね、しかも、全国に100人ぐらいしかいない、かっこいい稀少姓なんです。
かっこいい苗字【音楽に関連】15選
音楽でかっこいいと言えば、ロックなどをイメージしますが、音楽に関連したかっこいい苗字は、ロックみたいな苗字でなくてもあるんですよ。
具体的に紹介しましょう。
- 笛吹(ふえふき、うすい)
- 雅楽代(おとしろ)
- 音葉(おとは)
- 琴(こと)
- 三鼓(みづつみ)
- 矢歌(やうた)
- 調(しらべ、ちょう、つぎの)
- 音喜多(おときた)
- 鼓(つづみ)
- 琴宮(ことみや)
- 歌枕(うたまくら)
- 歓喜(かんぎ)
- 弓波(ゆみなみ)
- 花曲(はなわ、はなきょく)
- 音無(おとなし)
やはり、現代風のロックやポップの様なイメージではなく、和楽器やクラシックを連想させる苗字が多いですね。
特に和楽器に関わる漢字を使った苗字は、貴族的な感じもしてかっこいいです。
歓喜は苗字としてはかんぎと読ませるのですが、ベートーベンの第九を連想しますし、またそこから転じて壮大さを連想させてくれてかっこいいですね。
歓喜(かんぎ)の苗字を持つ人もかなり珍しいですが、奈良県、広島県、山口県にいらっしゃるんです。
ここまで紹介してきたかっこいい苗字には、結構、無という漢字が多いのに気づかれているでしょう。
苗字で意味する無も、やっぱり、ないと言う意味です。
しかし、ないということは、決して悪い事ばかりではありませんね。
それがある為に返って危険だったり、居心地が悪くなったりします。
ここで紹介したかっこいい苗字音無(おとなし)は、音が無い所、すなわち、静かな所、と言う意味になります。
皆さんも考えてみて下さい、住んで暮らすためなら、やっぱり、静かな所を選びますよね。
かっこいい苗字【色のイメージ】18選
音楽と同じように、色も、色そのものにかっこいいイメージがあると言うのもありますが、色を表す漢字が入っているかっこいい苗字には、色そのもののイメージとはまた違うイメージを醸し出します。
これも紹介しますね。
- 青陽(あおよう)
- 一色(いっしき)
- 紅葉(もみじ)
- 雪入(ゆきいり)
- 紅花(べにはな)
- 白羽(しらは、しらはね)
- 白石(しらいし)
- 紫藤(しどう、むらさきふじ)
- 紅梅(こうばい)
- 小紫(こむらさき、こし)
- 宇緑(うろく)
- 目黒(めぐろ)
- 浅黄(あさぎ)
- 紫関(しせき)
- 緑川(みどりかわ)
- 青砥(あおと)
- 草薙(くさなぎ)
- 水越(みずこし)
日本人の苗字はなかなかカラフルです。
色の名称を表す漢字が全て苗字に採用されていると言っても過言でないぐらいなんですね。
特にかっこいいものを18点紹介しましたが、気づいた方も多いでしょう。
色を表す漢字かっこいい苗字には、白、黒、赤、青が入っているのが多いのです。
実はこの4つの色が入った苗字は歴史も長くて、8世紀前半にはもう、存在していたんですよ。
ちょうど、日本書紀や古事記が書かれた頃ですね。
同じ三原色である黄は、それよりもっと後、12世紀の終わりごろ(平安時代末期)から苗字に採用され始めます。
そう考えると新しいんですね。
ちなみに、紫や緑が苗字に採用始めたのも同じく12世紀の終わりごろなんです。
どちらも古くから知られている色だったと思いますが、特に紫は身分が高く、高貴なイメージがある色なので、苗字にするのは恐れ多かったのかもしれませんね。
かっこいい苗字【漢字一文字】25選
日本人の苗字は漢字2文字の人が圧倒的に多いですが、漢字1文字の苗字の人もいます。
これもまた、かっこいい感じますね、中でもかっこいいものを紹介しましょう。
- 秦(はた)
- 仁(じん)
- 湊(みなと)
- 京(かなどめ)
- 愛(あい)
- 伴(ばん)
- 誓(ちかい)
- 紫(むらさき)
- 芥(あくた)
- 縣(あがた)
- 巫(かんなぎ)
- 龍(りゅう、たつ)
- 政(つかさ、まつりごと)
- 膳(かしわで、かしわ)
- 篝(かがり)
- 倭(やまと)
- 舘(たら)
- 皇(すめらぎ)
- 奏(かなで)
- 舘(たち)
- 帳(とばり)
- 鳳(おおとり)
- 朝(あさ)
- 凪(なぎ)
- 榊(さかき)
どれも本当にかっこいいですね。
苗字は感じ1つで引き締まって、ファーストネームを合わせて全体に良い感じにまとめると、ものすごくよい名前になりそうです。
全体的に、昔の役職名を感じさせるものが多いですね。
皇(すめらぎ)、榊(さかき)、 伴(ばん)、政(つかさ、まつりごと)、巫(かんなぎ)などは、遠い祖先は政治や神社の中心的な役職をしていた人たちなのでしょう。
漢字1文字でかっこいい苗字は、古風でかっこいい苗字とも言えそうです。
他のイメージをもつ苗字にも結構漢字1文字のものがありましたね。
幻想的、宗教的な雰囲気 のある苗字以外に、植物を思わせる苗字も結構、漢字一文字の苗字が多いんです。
楠(くすのき)など、樹木の名前もそうですが、果物の名前を冠する苗字にも結構あるんですよ。
桃(もも)、梨(なし)、杏(からもも)、李(すもも)柚(ゆ、ゆう)、まだまだたくさんあります。
そう考えていくと、漢字1文字の苗字は思っている以上にたくさんあるんですね。
かっこいい苗字【漢字二文字】25選
この国の苗字に一番多いのは漢字2文字の苗字ですよね。
ここまで紹介した苗字もほとんど漢字2文字です、中でも、特にかっこいいものを紹介しましょう。
- 極殿(ごくでん)
- 夜陣(やじん)
- 行徳(ぎょうとく)
- 加護(かご)
- 道家(どうけ)
- 不破(ふわ)
- 黒瀬(くろせ)
- 鶴丸(つるまる)
- 武道(ぶどう)
- 高遠(たかとう)
- 朱雀(すざく、しゅじゃく)
- 鶴来(つるぎ)
- 似鳥(にとり)
- 海北(かいほう)
- 涼風(すずかぜ)
- 八箇(はっか)
- 鳳凰(ほうおう)
- 比嘉(ひか)
- 椎名(しいな)
- 真道(しんどう)
- 碓氷(うすい)
- 深山(みやま・ふかやま)
- 冠城(かぶらぎ)
- 剣持(けんもち)
- 宗方(むなかた)
漢字2文字のかっこいい苗字は、全国各地に、しかも、数えきれないぐらいありますが、特に、沖縄県にはそういう苗字の人が多いですね、比嘉(ひか)はその代表格で、また、沖縄県で一番多い苗字でもあるんですよ。
歴史を振り変えるとご理解いただけると思いますが、沖縄県は苗字に関しても独自の創作、変化を遂げてきたと言えます。
鳳凰(ほうおう)なんて漢字の並び、イメージからかっこいいですし、昔からあると言うよりもう、伝説の時代からって感じがしますね。
長船(おさふね)は日本の名刀、備前長船(びぜんおさふね)
を連想してしまいます。
朱雀(すざく、しゅじゃく)と言う苗字もあるんですね。
朱雀は日本の東西南北を守る神、四神(霊獣)のうち、南を守る神ですが、北を守るのは玄武(げんぶ)、東を守るのは青龍(せいりゅう)、西を守るのは白虎(びゃっこ)です。
四神(霊獣)については、アニメやゲーム好きな方なら良く御存じですよね。
実は、玄武(げんぶ)、青龍(せいりゅう)、白虎(びゃっこ)という苗字も、数少ないですが実在するんです。
いずれにしても、古風な苗字、想像上の動物の名前の入った苗字、武具の名前が入った苗字は、無意識にかっこいいって思ってしまいますね。
かっこいい苗字【漢字三文字】30選
漢字三文字の苗字の人は、漢字一文字の人よりはたくさんいらっしゃる印象がありますね。
また、漢字を3つ使う分、かっこいい苗字も創作しやすいようにも思えます。
特に、かっこいい苗字を紹介しましょう。
- 馬酔木(あしび)
- 五百雀(いおじゃく)
- 加賀美(かがみ)
- 花山院(かさんのいん)
- 七々扇(ななおうぎ)
- 我孫子(あびこ)
- 院瀬見(いせみ)
- 御法川(みのりかわ)
- 国府方(こくふかた、こふかた)
- 久留主(くるす)
- 三栗屋(みくりや)
- 江波戸(えはと)
- 紀伊馬(きいま)
- 栗花落(つゆり)
- 蜂須賀(はちすか、はちすが)
- 竜造寺(りゅうぞうじ)
- 城屋敷(じょうやしき)
- 室之園(むろのその)
- 祁答院(けどういん、けとういん)
- 小鳥遊(たかなし)
- 堀ノ内(ほりのうち)
- 仲村渠(なかんだかり)
- 一ノ瀬(いちのせ)
- 螢光院(けいこういん)
- 比留間(ひるま、ひどま)
- 今給黎(いまきいれ)
- 大御門(おおみかど)
- 諏訪部(すわべ)
- 高見沢(たかみざわ)
- 金剛丸(こんごうまる)
漢字が3文字になると、それだけでも印象深い苗字になりますね。
かっこいい苗字と言っても、難しい漢字ばかりでなく、小学校で習う漢字で構成されている苗字も結構多いのが分かります。
金剛丸(こんごうまる)というと、何か、船の名前みたいですが、かっこいいし、しかも馴染みやすいですね。
リストには載せていませんが五郎丸(ごろうまる)という有名なスポーツ選手もいます。
ちなみに、金剛丸(こんごうまる)は福井県の伝統的な苗字で、今でも福井県にいらっしゃいます。
五郎丸(ごろうまる)はゴロゴロした大きい石がたくさんある川や山、また、五郎と言うファーストネームの人がいた場所に由来するんですよ、福岡県北部がその始まりなので、今でも福岡県や山口県にいらっしゃいますね。
漢字3文字のかっこいい名前、どれも超激レア級の稀少姓な感じがしますが、そうでもないんですよ。
蜂須賀(はちすか、はちすが)は全国苗字の数ランキングで3000位以内に入っており、4800人ぐらいおられますし、高見沢(たかみざわ)も同じぐらい多くて、やはり、4800人ぐらいいらっしゃいます。
蜂須賀(はちすか、はちすが)は関東を始め東日本に、高見沢(たかみざわ)は長野県を中心とした信州に多くいらっしゃいますね。
ちなみに、ここで紹介した、かっこいい漢字三文字苗字で一番多いのは早乙女(さおとめ)です。
全国の苗字の数ランキングでは、2100位に入っている苗字ですし、実際、6900人ぐらいの人がこの苗字を名乗っています。
早乙女(さおとめ)というと、すらっとして刀を下げているような時代劇の主人公を連想してしまいますが、かっこいいですし、どこか凛々しい感じがしますね。
ちなみに早乙女(さおとめ)は栃木県の地名に起源があり、現在は栃木県を中心に、関東地方に集中して見られる、かっこいい苗字です。
かっこいい苗字【珍しい苗字】10選
ここまで、かっこいい苗字を360個、紹介して来ましたが、どれも珍しい苗字ばかりでしたね。
ここでは、かっこいいとかは別として、極めて珍しく、ユニークな苗字を紹介しましょう。
- 素麺(そうめん)
- 愛徳(なるえ)
- 世界(せかい)
- 禿川(とくがわ)
- 卍山下(まんじやました)
- 天馬(てんま)
- 凸守(でこもり)
- 陸上(くがうえ)
- 焼塩(やきしお)
- 勘解由小路(かでのこうじ)
どれも、日本にごくわずかしかいらっしゃらない苗字ですよ。
しかし、素麺(そうめん)とか焼塩(やきしお)とか、苗字としては確かに珍しいですが、言葉としては普段から聞き馴染んでいるものもありますね。
食べ物をそのまま苗字にしているものはわりとあるもので、米(こめ)と言う苗字も実在しますよ。
天馬(てんま)なんてかっこいいですし、創作のキャラクターにも多いですね、わりといらっしゃいるような気がしますが、実際は珍しい苗字で、神奈川県にごく少数いらっしゃる程度なんです。
日本は島国ですから、陸上(くがうえ)は少ないというのは理解出来ますね。
こちらは、兵庫県に実在する珍しい苗字で、現在は10人程度しかいらっしゃいません。
一番びっくりするのは苗字に凸や卍といった、記号の様な感じが入っているのがあることですね。
勘解由小路(かでのこうじ)はここまでの記事でも紹介しましたが、日本に2つしかない5文字の苗字であると同時に、平安時代の公家にルーツを持つ、超激レアのかっこいい苗字なんですよ。
かっこいい苗字【初見では読めない漢字】5選
かっこいい苗字は、読みやすいものもあれば、とても読めないものもありますね。
それは、難しい漢字を使っているものにとどまりません、中でも、特に読めない苗字を紹介しますね。
- 久乗(くのり)
- 四月一日(わたぬき)
- 楽々浦(ささうら)
- 台(うてな)
- 直下(そそり)
他にもたくさんあるんですが、このぐらいにとどめておきましょう。
かっこいい苗字【初見では読めない漢字】①:久乗(くのり)
どちらも小学校で習う漢字の組み合わせですが、初見できちんと読むのは難しいですね。
こちらは九里の漢字を変えたもので、京都府、愛知県、石川県、北海道にいらっしゃるのですが、やはり稀少姓なのです。
特に多いのは京都府ですが、石川県では農業をしていた人たちだったと言われています。
いずれにしても、江戸時代から使われ始めた新しい苗字なんですよ。
かっこいい苗字【初見では読めない漢字】②:四月一日(わたぬき)
これはもう、絶対にわたぬきと一発で読める人はいませんね。
癒し系の苗字の項で紹介した、綿貫(わたぬき)と起源が同じなんですよ。
世代交代のどこかで分かれて、表記する漢字も変わって行ったのです。
ちなみに四月一日(わたぬき)は桓武天皇の流れの人達で、平家の末裔なんですよ。
今では、宮崎県のみにいらっしゃいますね。
かっこいい苗字【初見では読めない漢字】③:楽々浦(ささうら)
こちらもささうらとはとても読めないですね。
ららうら、と読んでしまいそうです。
楽々浦(ささうら)は兵庫県の日本海側で生まれた苗字なのです。
楽々浦の裏は、裏の意味をあらわしているんですよ。
これも稀少姓で、今は、静岡県に10人程度しかいらっしゃらないんですね。
かっこいい苗字【初見では読めない漢字】④:台(うてな)
台と書いてうてなと読みます。
普通にだいと読む人もいますから、この苗字に出会ったら、御本人に確認して下さいね。
関東、中国地方西部、九州北部、東北の岩手県と宮城県に多くいらっしゃいます。
稀少姓と言いながらも、全国の苗字の数ランキングでは5000位台なので、そんなに稀少でもないんですね。
かっこいい苗字【初見では読めない漢字】⑤:直下(そそり)
直下と書いてそそりと読みます。
なおしたと読む場合もありますね。
こちらは、崖などが高くそびえている場所、と言う意味持つ苗字なんですよ。
中臣鎌足の時代に起源を持つ、とても古い苗字なんです。
石川県発祥の苗字なので、今でも、石川県や富山県にたくさんいらっしゃいますね。
憧れる苗字ランキングTOP4
かっこいい苗字はとても憧れます。
そうでなくても憧れる苗字ってありますね、どんな苗字が人気なのでしょうか、紹介しましょう。
4位:橘(たちばな)
橘(たちばな)がランクインするのは、何となくわかりますね。
古風で、何かのお家元みたいなかっこいい感じがしますし、人に言ってもあまり驚かれないからでしょう。
漢字としては少し難しいですが、書き慣れれば何ともなくなります。
ただ、この苗字の家の子どもとして生まれた場合、小さいうちは中々自分の名前を漢字で書けないかもしれませんね。
3位:伊集院(いじゅういん)、田中(たなか)
伊集院(いじゅういん)はともかくとして、田中(たなか)もなかなか人気なんですよ。
画数が少なく、シンプルで誰もが知っている苗字なので、これから結婚を考えている女性には非常に人気があるのです。
たくさんいらっしゃる苗字は、同姓の人も多くなるのがちょっとデメリットですね。
2位:佐藤(さとう)
シンプルで覚えてもらいやすいと言う意味で、佐藤(さとう)も憧れの苗字にランクインしていますね。
佐藤(さとう)は2019年現在、日本の苗字ランキング堂々の1位なんですよ。
田中と同じく、同性の人、下手したら、同じ学校や職場に同姓同名者が何人かいる、と言う状態になりそうですね。
同じくさとうと呼んで砂糖と書く苗字の人もいます。
こちらはさすがに稀少姓で、砂糖を扱っていたお店の屋号として生まれ、引き継がれた苗字で、九州に多いんですよ。
1位:五十嵐(いがらし)
2019年現在、一番憧れられている苗字は五十嵐(いがらし)なんです。
かっこいいですし、難読姓ですか、それほど知られていないわけでもないですよね。
五十嵐(いがらし)は、語源やルーツについては諸説あるんです。
現在でも北陸や東北地方に多い苗字ですね。
響きのキレイな苗字のメリット3選
読んだり漢字を見たりすると綺麗なイメージを引き出す苗字の人は、ほんとに得だなって思いますよね。
御本人もやっぱりメリットを感じているようです。
どんなところがメリットなのか、紹介しますね。
- 会う前から興味を持ってもらえる
- 良い人だと思ってもらえる
- 自分の名前に誇りを持てる
どれもなるほど、ですよね。
響きのキレイな苗字のメリット①:会う前から興味を持ってもらえる
まず、名前だけ紹介される場合、綺麗なかっこいい名前だと、本当に出会う前から良い意味で「どんな人かな?」って思ってもらえますね。
履歴書などは写真を貼っていますが、この場合は写真より名前の方に注目されることの方が、どうしても多くなります。
第一印象以前の段階で良い印象を持ってもらえますから。これは本当に、メリットと言えますね。
響きのキレイな苗字のメリット②:良い人だと思ってもらえる
響きのきれいな苗字のメリットは、初めから良い人だと思ってもらえる事です。
人間、誰しも良い人だと思われたいと言う願望を持っていますね。
また、響きが綺麗でかっこいい苗字は珍しいですから、自分の名前だけで周りの人と話しが盛り上がる、と言うメリットもあるんです。
響きのキレイな苗字のメリット③:自分の名前に誇りを持てる
響きの綺麗なかっこいい苗字の最大のメリットは、自分に誇りを持てる、という所ですね。
こういう苗字は、基本的に周りの人から良いイメージを持たれます。
そのおかげで、世間からの風当たりも強くならなかったりして、愛されていると言う気持ちも持ちやすいですね。
周りから良い意味で認めてもらいやすいゆえに、自分の中にも自然と誇りが生まれ、育っていくのです。
おすすめのかっこいい苗字が掲載された書籍5選
かっこいい苗字を扱っている書籍も結構本屋さんにありますよ。
おすすめのものを紹介しますね。
おすすめのかっこいい苗字が掲載された書籍①:難読苗字辞典
かこいい苗字でなくても、苗字はとても読めない物も多いですよね。
この本は、難読苗字を1000個、実例を挙げて読み方らからルーツまで紹介しています。
辞書お体裁になっていますが、普通に本として読るので、教養向けの本ですね。
おすすめのかっこいい苗字が掲載された書籍②:47都道府県・名字百科
苗字は地名に由来するものも多いですね。
こちらは、その都道府県に特有の苗字にクローズアップして紹介している本です。
室町時代以降に生まれた苗字なら、苗字からその人のルーツを探すことができるそうですよ。
自分のルーツを知る機会になるかも知れませんね。
おすすめのかっこいい苗字が掲載された書籍③:日本人の名字と家紋
苗字にはセットで、家紋がありますね。
若い人でも見せてもらった事ある人、結婚していたら、既に、自分の家の家紋はよくご存じでしょう。
こちらは、苗字や家紋についての素朴な疑問に対して素直に答えてくれる本です。
もちろん、深いお話しも載っていますよ。
おすすめのかっこいい苗字が掲載された書籍④:日本人のおなまえっ! 日本がわかる名字の謎
超激レアな苗字まで登場する本なら、こちらですね。
苗字にまつわる面白く、感動的でびっくりなエピソードがたくさん紹介されている一冊です。
自分の苗字への愛着が、更に深くなりますよ。
おすすめのかっこいい苗字が掲載された書籍⑤:名字ずかん (見る知る考えるずかん)
子ども向けの苗字本もありますよ。
こちらは監修もちゃんとした方ですし、イラストも入っていて、子どもにとっても、非常に読みやすいデザインにされています。
おうちの本棚にはもちろん、小学校の学級文庫、小中学校の図書室に置いても良いですね。
かっこいいとか関係なく苗字は誇り
日本には30万種類も苗字があると言われています。
これは、世界的に見ても多いんですね。
人名と地名を正しく読むにはきちんと確認しなければならない、と言いますが、その通り、地名と、特に苗字は非常に密接な関係にあるんです。
苗字はかっこいいとか関係なく、あなたの誇りです。
あなたがどこから来たのか、どんな先祖から命のバトンを受け継いだのかを示してくれるものですからね。