ドアノブは自分で外せるもの?
ドアノブは自分で外せるものでしょうか。
家の中外にドアノブがありますが、経年変化でグラグラして外れそうになっていませんか。
難しいと思われるドアノブの交換ですが、上手く外せる方法さえ分かれば意外と簡単に外して交換できます。
業者に頼むと結構お金がかかってしまいますが、自分でできれば安価に交換が可能です。
ドアノブの種類別に、そして鍵の種類別に紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。
外し方を知る前に!ドアノブの種類9選
ドアノブには様々なタイプがあります。
外し方を知る前に、主なドアノブの種類を9つ紹介します。
- レバーハンドル
- 表示錠
- プッシュプルハンドル
- サムラッチハンドル
- 間仕切錠
- 握り玉
- インテグラル錠
- 円筒錠
- チューブラ錠
ドアノブのそれぞれの特徴と形状を知ることで、交換方法が分かってくると思いますので参考にしてください。
外し方を知る前に!ドアノブの種類1:レバーハンドル
ドアノブの種類として、レバーハンドルというタイプがあります。
良く使われているレバーを下げて、ドアを開けるタイプです。
握って手首をひねることでドアを開閉するタイプと比べて、レバーを下げるだけの軽い力でドアを開閉できるのが特徴です。
そのため、力のない方やお子さん、高齢者の方にも扱いやすくなっています。
便利なので多方面のドアに使われています。
また、タイプによって施錠できるものもあります。
外し方を知る前に!ドアノブの種類2:表示錠
ドアノブの種類に表示錠というタイプがありますが、主にトイレのドアノブに使われていますので、ご存じの方も多いでしょう。
この表示錠は片側からのみ施錠・解錠が可能なのが特徴です。
反対側からは非常時に解錠できるような仕組みになっているので、その点で間仕切錠との共通点を持っています。
しかし、間仕切錠との違いは、鍵の施錠や解錠を色で表示する窓がついていることで、それが特徴です。
外し方を知る前に!ドアノブの種類3:プッシュプルハンドル
ドアノブの種類には、プッシュプルハンドルというタイプがありますが、主に玄関のドアで使われています。
ドアについているハンドルを内側から軽く押すだけで、外側からは軽く引くだけで開閉できるドアハンドルのことです。
最近の玄関ドアについているハンドルの主流であり、玄関に使用されている場合は鍵がついているタイプが多くなっています。
構造が複雑なため、取り外しと交換は業者にお願いすることをおすすめします。
外し方を知る前に!ドアノブの種類4:サムラッチハンドル
ドアノブの種類には、サムラッチハンドルというタイプがあります。
このタイプの特徴は親指(サム)でレバーを押し下げて、ドアを固定するラッチボルトを引っ込めるドアノブです。
一般的に玄関ドアで使われる場合が多く、錠前がついていて装飾が施されていることが多くなっています。
サムラッチ錠は、最初動きが良く操作が軽いのですが、長く使っていると劣化が進み親指で操作する部分が固くなる弱点があります。
素人には交換が難しいドアノブです。
外し方を知る前に!ドアノブの種類5:間仕切錠
ドアノブの種類には、間仕切錠というタイプがあります。
このドアノブは表示錠と同じく、片側からのみ施錠・解錠が可能なのが特徴で、反対側からコインなどで非常時に解錠できるような仕組みになっています。
間仕切錠との大きな違いは、鍵の施錠や解錠を色で表示する窓がついていないことです。
施錠が必要な書斎や浴室、そしてトイレに使用されていることが多くなっています。
外し方を知る前に!ドアノブの種類6:握り玉
ドアノブの種類として、握り玉というタイプがあります。
玉座といわれる丸い形状のノブを握って回すことで、開閉するタイプのドアノブです。
これまで主流として使われていて、家の様々な場所やオフィスなどで多く使われていました。
必要な場合はシリンダー錠を内蔵させることで、施錠できるものが多くなっています。
しかし、近年は他の便利で特色のあるドアノブが普及してきたため、減少傾向にあります。
外し方を知る前に!ドアノブの種類7:インテグラル錠
ドアノブの種類には、インテグラル錠というタイプがあります。
見かけは握り球に似ていますが、このインテグラル錠はラッチボルトとは別に施錠用のデッドボルトがついています。
そして片方が鍵穴になり、もう片方はサムターンになっているのが特徴です。
鍵を掛けると、デッドボルトが出てきて施錠されるようになっています。
主に住宅の勝手口に使われているでしょう。
外し方を知る前に!ドアノブの種類8:円筒錠
ドアノブの種類として、円筒錠というタイプがあります。
この円筒錠は握り玉タイプのドアノブになっていて、玄関のドアにも昔はよく使用されていました。
しかし、防犯性が高くないので最近は屋内のトイレや浴室などの、室内ドアに多く使われています。
握り球の内側にボタンタイプや、サムターンタイプの円筒錠が使われています。
ボタンタイプでは、ボタンを押すと内部にあるシリンダーにより、ドアノブの回転ができなくなり固定される仕組みです。
外し方を知る前に!ドアノブの種類9:チューブラ錠
ドアノブの種類には、チューブラ錠というタイプがあります。
このチューブラ錠のドアノブは、室内の子ども部屋やトイレ、そして浴室のドアに多く取り付けられています。
ドアノブの機能が、チューブの形をしたケースの中にまとめて収納されているのが特徴です。
チューブラ錠には施錠をできるものとできないものがあり、施錠可能なタイプの場合は、ラッチの動きを固定して、ドアが開かないようにします。
【種類別】ドアノブの取り外し方4つ
ドアノブの外し方を種類別に4つ紹介しますので、自分で交換する際に参考にしてください。
- 円筒錠
- チューブラ錠
- インテグラル錠
- ハンドルタイプ
ドアノブの種類によっては、道具やプライヤーなどの工具が必要になるタイプもあります。
また、レバーハンドルタイプといっても、外し方が違うタイプもあります。
ドアノブの取り外し方1:円筒錠
ドアノブの取り外し方ですが、円筒錠の場合は多少道具や工具が必要になります。
円筒錠の外し方と手順は、ドアノブの付け根の小さな穴に細い金属棒などを差し込み、押しながらドアノブを引き抜きます。
さらに、丸座の穴が開いている部分に、マイナスドライバーを差し込んで押し上げ、丸座を外して、その裏金のビスを外して外側のドアノブを引き抜きます。
あとはフロントのビスを取り、フロントを引き抜いて取り外し終了です。
ドアノブの取り外し方2:チューブラ錠
ドアノブの取り外し方ですが、チューブラ錠の場合はネジ回しが必要になりますので用意しておいてください。
チューブラ錠は外側のノブの芯棒が内側のノブ穴にはまって連結していますので、固定しているネジを緩めて、台座をドア板から外し、芯棒を引き抜きます。
交換して組み上げるときは、逆の工程で外側のノブの芯棒を内側のノブ穴に組み入れてから、台座をネジでドアに締めこんで固定します。
ドアノブの取り外し方3:インテグラル錠
ドアノブの取り外し方ですが、インテグラル錠は比較的簡単に行うことができます。
インテグラル錠の外し方と交換の手順は、まず内側のドアノブの根元を反時計回りに回して取り外します。
この時、プライヤーが必要なこともあります。
次に丸座裏金を留めているビスをネジ回しで取り外して、外側のドアノブを取り外します。
そして、ドア側面の上下2か所のネジを外して、フロントと内部のケースを取り出したら終了です。
プライヤーが必要なとき
インテグラル錠の外し方のなかでプライヤーが必要な場合は、最初の内側のドアノブの根元を、反時計回りに回して取り外す際に使います。
インテグラル錠を外すときにドアノブの根元に小さな穴がある場合には、プライヤーの突起をその小さな穴に差し込んでから回しましょう。
ドアノブの取り外し方4:レバーハンドル
レバーハンドルタイプのドアノブは、種類によって違いがありますので、説明書をよく読んでから行ってください。
レバーハンドルタイプのドアノブの外し方と交換方法ですが、最初に内側のレバーハンドルの根元のビスを取り外して、内側のドアレバーを引き抜きます。
そのあと外側のドアレバーを引き抜きます。
台座の上下のビスを取り外せば両方の台座を取り外せ、フロントのビスを取り、引き抜いて終了です。
台座とハンドルが一体型の場合
台座とハンドルが一体型の場合には、最初にレバーハンドルのネジを外す必要がありません。
台座とハンドルが一体型の台座のネジを外せば、ドアレバーを台座ごと引き抜くことができますので、レバーハンドルだけを外す必要はありません。
お持ちの製品の使用説明書で確認して、作業を行いましょう。
ネジが表に出ていないとき
レバーハンドルを外す際に、レバーハンドルにネジが表に出ていない製品があります。
最初にレバーハンドルを外さないと邪魔になってドアから外せないのですが、ネジが見あたらない製品は、ハンドルと台座が一体になっている場合があります。
この場合は、台座の2本のネジを取れば、台座ごとハンドルレバーが取り外せます。
ドアノブの外し方を知って修理やDIYにチャレンジしよう
ドアノブの外し方を知れば、自分で簡単な修理や交換ができますので、DIYにチャレンジすることで家の修理代を安く済ますことができます。
ドアノブ自体は突然の故障はなく、緩みやガタツキから始まり作動不良に陥ることが多いです。
異常に気付いたら早めに対処することで、修理も簡単にできることが多いので常日頃から異変に気を付けてください。
自分で手に負えなくなっても、専門業者がいますので安心してDIYに挑戦しましょう。