突っ張り棒とは?
突っ張り棒とは、平行に向かい合った壁と壁の間に押し当てることでネジなどを使わずに取り付けることのできる伸縮性のある棒です。
ご存知の方も、既に家にある、という方も多いのではないでしょうか。
壁を傷つけることなく取り付けられる使い勝手の良さからここ数年で人気が高まり、それに伴ってデザイン性の高い突っ張り棒も多く発売されています。
突っ張り棒の選び方のポイント
突っ張り棒は、用途に合わせて「バネタイプ」と「ジャッキタイプ」を使い分けることがポイントです。
パイプの中にバネが内蔵されている「バネタイプ」は圧着力・耐荷重は弱いものの、100均などにも売っていて、取り付けやすくパイプが細いため見た目もスマートです。
一方、パイプを伸ばしてネジで固定する「ジャッキタイプ」は、「バネタイプ」よりも高価でパイプも太いのですが、その分圧着力は強く、重いものを収納したい場合におすすめです。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア11選
見た目・使い方はシンプルですが、アイデア次第で活躍の場がグンと広がるのが突っ張り棒のすごさです。
そんな突っ張り棒のおしゃれで便利な活用法をご紹介します。
簡単にできるものばかりなので、既に突っ張り棒が家にある方も、そうでない方も、おしゃれなお家作りやデッドスペース活用の参考にしてみてください。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア1:カーテンレールに使う
カーテンの付いていない小窓や収納棚の目隠しとして、カーテンをつけたいときに突っ張り棒がカーテンレールになります。
突っ張り棒をつけたい場所の横幅と取り付けたいカーテンの長さ・重さを確認して合ったタイプの突っ張り棒を選びましょう。
取り付け方は様々で、取り付け用の穴が空いているカーテンやフック付きのカーテンを選んでも良いですし、好きな布をおしゃれなクリップで挟むだけの方法もあります。
特に、クリップを使ったやり方は、カーテンの長さ調整がしやすく失敗も少ないため、DIY初心者さんもチャレンジしやすいです。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア2:トイレのデッドスペースを使う
狭いトイレも突っ張り棒を使えば、デッドスペースもおしゃれに活用できます。
1本だけでもトイレットペーパーを壁に立てかけたり、グリーンを飾ったりと収納・インテリアとして活躍してくれます。
棚の目隠しカーテンとしても簡単に設置できるので、トイレットペーパーのストックや掃除道具が目につかないスタイリッシュなトイレに変身させられますよ。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア3:棚板に使う
靴箱の棚に靴を入れても、その上のスペースにもう1足くらい入りそう…という時は、突っ張り棒を2本セットすれば棚板代わりになってくれます。
その際、奥の突っ張り棒を手前のものより少し低くすることで、下に置いた靴が取り出しやすくなります。
自分の靴のサイズに合わせて設置する位置を簡単に調整できるのも良いですね。
収納する際には、上段にはパンプスやサンダルなど軽いものを、下段にはスニーカーや革靴など重いものを置くようにしましょう。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア4:傘の収納に使う
突っ張り棒があれば、玄関の傘収納ボックスやシューズボックスとドアとの隙間もフル活用できます。
傘収納ボックスの中に手前と奥で高さを変えて突っ張り棒を設置すれば、より多くの傘を綺麗に収納することができます。
シューズボックスがないお家でも、玄関のちょっとした隙間に短い突っ張り棒を設置すれば、傘収納スペースに早変わりします。
床置きしないので玄関のお掃除も楽チンにしてくれるアイデア収納術です。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア5:セパレートカーテンに使う
手軽に設置できるため、キッチンなどでセパレートカーテンとして利用するのもおすすめです。
キッチンの入口は出入りが多いので、のれんにするのが良いでしょう。
元からのれんの形の布を用意しても良いですし、好きな布を同じ大きさに揃えて2枚吊り下げるだけでものれんになります。
キッチンを隠すことができるだけでなく、おしゃれな空間にすることもできますね。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア6:壁スペースの収納に使う
突っ張り棒2本とワイヤーラティスと結束バンドで壁にも収納スペースを作れます。
2本の突っ張り棒の間に結束バンドでワイヤーラティスを固定し、設置したいスペースに縦に突っ張って設置しましょう。
材料に加え、ワイヤーラティス専用のフックやカゴも全て100均で揃えられます。
カラーや素材(木製・アイアン製等)も豊富で、取り付け場所の雰囲気に合わせて選ぶのがおしゃれにするポイントです。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア7:スプレー用品の収納に使う
突っ張り棒はスプレー用品とも相性抜群です。
掃除用・消臭用とスプレー用品の多いトイレですが、デッドスペースに突っ張り棒を1本取り付ければ、あとはそこにスプレーのレバー部分を引っかけるだけです。
突っ張り棒を設置する際は、少し壁から離して設置するようにしましょう。
並べて引っかけてあるだけなのに、整理整頓されているように見えますし、床置きしないので衛生的です。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア8:洗濯機上の棚の取り付けに使う
デッドスペースになりがちな洗濯機上のスペースも、突っ張り棒を使えば棚を作ることができます。
突っ張り棒2本を洗濯機上のスペースに同じ高さで設置し、それを土台にして板やすのこなどをのせることで棚になります。
棚として使うので、圧着が強力な「ジャッキ式」がおすすめです。
棚板を少し短いものにして、棚板がないところにハンガーやタオルをかけるなどアイデアひとつでアレンジ収納も可能になります。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア9:ベビーフェンスに使う
買うと高いベビーフェンスも突っ張り棒を使えば安い材料で自作できちゃいます。
ワイヤーラティスの両端に突っ張り棒を結束バンドで取り付け、キッチンや階段など小さい子どもの侵入を防ぎたいところに取り付けましょう。
取り付けの際にはきつめに固定し、子どもが力を加えても簡単に外れてしまわないようにすることが大切です。
また、子どもの成長に合わせて強度を確認するようにしましょう。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア10:ベッド下の収納に使う
突っ張り棒は、どうしても生活感の出てしまうベッド下収納の目隠しとしても活躍してくれます。
ベッド下のデッドスペースを活かして収納しても、それが丸見えの状態では生活感が出てしまいます。
そこで、ベッド下に突っ張り棒を設置して、カフェカーテンを取り付ければ簡単に隠すことができます。
ベッドや寝室の雰囲気に合わせて突っ張り棒やカーテンを選ぶと統一感も出て素敵な寝室になりますよ。
突っ張り棒のおしゃれな活用アイデア11:子供服の収納に使う
サイズの小さい子ども服掛けとしても突っ張り棒が役立ちます。
押入れの上の方と真ん中にそれぞれ突っ張り棒を設置すれば、子どもの洋服が2段でかけられるハンガーラックになります。
突っ張り棒を上の1本だけにして下に衣装ケースを置いたり、コート掛けとして使ったりと突っ張り棒があればデッドスペースを無くして空間を有効活用できます。
すぐにサイズが変わったり、かさばったりして収納に困りがちな子ども服もすっきり片付きますよ。
突っ張り棒を使う4つのメリット
ご紹介してきたたくさんの活用法からもわかるように、突っ張り棒はアイデア次第で、様々な使い方ができる超便利アイテムです。
その4大メリットを押さえて、突っ張り棒を有効活用しましょう。
突っ張り棒のメリット1:インテリアとして使える
収納目的ではなくインテリアとして使える突っ張り棒もたくさんあります。
ワイヤーラティスや突っ張り棒数本を組み合わせて間接照明やグリーンを設置したり、白い突っ張り棒で統一して清潔感のある収納ラックにしたりと、デザイン性の高い突っ張り棒があれば収納×おしゃれなインテリアを叶えられます。
100円ショップでは、突っ張り棒のラインナップも豊富で、一般的な白や黒だけではなく、グレーや木目、濃い木目など自分のお家にぴったりな突っ張り棒が見つかります。
いっしょにつけたいカフェカーテンの布もいろんな種類が置いてあるので合わせて選べるのもいいですね。
突っ張り棒のメリット2:スペースを増やせる
限られた家の中のスペースを有効に活用できるのも突っ張り棒を使うメリットです。
収納棚の中に突っ張り棒を1本設置して2段したり、家具と壁の隙間に短い突っ張り棒を設置することで小物を収納・飾るスペースにしたりと工夫次第でいろんなアレンジができます。
いろんなサイズの突っ張り棒が100均でも手に入るので、低コストなのも魅力的です。
突っ張り棒のメリット3:使い分けが簡単にできる
長さや細さ、カラー、耐荷重などにより様々な場所で使い分けが簡単にできるのもメリットのひとつです。
例えば、長い突っ張り棒2本を本棚に横向きで設置することで、マガジンラックのようにおしゃれに本を収納できますし、ミニ突っ張り棒は冷蔵庫に設置し、クリップをつけたチューブ型調味料をひっかけて収納するのに使えます。
2mや3mの長いタイプの突っ張り棒もホームセンターやネットショップ等で購入できるので、目的に合ったものを選ぶことができます。
また、大型家具やテレビの転倒防止専用の突っ張り棒も販売されており、突っ張り棒は耐震にも力を発揮しています。
突っ張り棒のメリット4:ネジが不要でデッドスペースを改善できる
ネジで壁を傷つけることなく簡単に取り付けられる手軽さも突っ張り棒のメリットですね。
乗せたり掛けたりするものが重いものの場合は、耐荷重を見て選べば問題ありません。
圧着力の強いものは、ホームセンターの他、ネットショップでも購入できるので、手軽にお家のデッドスペースを改善してみましょう。
突っ張り棒を使っておしゃれな収納スペースを作ろう!
デッドスペースをただ有効活用できるだけでなく、おしゃれに収納できる突っ張り棒は魅力満載です。
ローコスト、かつ釘などの工具がいらないので手軽にチャレンジできますし、壁を傷つけることがないので賃貸のお家にもピッタリのDIYですね。
突っ張り棒を使ってお家をスタイリッシュに模様替えしてみてくださいね。