服がカビ臭い時はどうしたら良い?
洗濯したばかりでキレイな服なのにカビ臭いとショックですよね。
クリーニングに出した服を長い間クローゼットの中に入れていたら、服にカビが発生していた、という方もいるはずです。
服のカビに困っている方にこんな声があると思います。
- 服についたカビを消したい
- カビが生えないようにしたい
こんな悩みがあると思います。
服にカビが生えてしまう原因は風通しの悪さや湿度の高い場所に保管しているなどがあります。
カビが生える原因とカビを生やさない対策をすることでカビを防いでいけます。
では、なぜカビが生えてしまうかという疑問をご紹介していきます。
服にカビが生える原因
では、服にカビが生えてしまうのは、なぜでしょうか。
原因は4つあります。
- 隙間なくぎゅうぎゅうに服を入れている
- 湿気がたまりやすい場所に保管している
- 洗濯物が生乾きのまま
- 洗濯機の中が汚れている
隙間なくぎゅうぎゅうに服を入れている
ぎゅうぎゅうに入れられた服は風通しが悪く湿気が逃げなくなってしまいます。
服のカビが発生する原因に隙間なくぎゅうぎゅうに服が入れられている場合があります。
湿気は水分が含まれていますので湿度が高い状態の場所で保管しているとカビが生えてきます。
服を保管する時は、適度に隙間を空けると良いです。
湿気がたまりやすい場所に保管している
高湿度の場所に服を入れて置いたままにするとカビがついてきてしまいます。
湿度は水分を含みカビが生息できる環境になる恐れがあります。
湿度が65%を超えるようになるとカビは数カ月で生えます。
短期間でカビが生える湿度は90%になります。
カビを生やさないように湿度が高くならない対策をしないといけません。
洗濯物が生乾きのまま
洗濯した服は充分に乾燥した状態で保管しないとカビが生えてしまいます。
外で干すよりも室内干しは乾きにくいため、襟元やわきの下が生乾きの時があります。
そのままの状態で保管してしまうと、服に水分を含んだまま湿度のある場所に保管することになってしまいます。
しっかりと乾いていない服だとカビが発生するので、服はしっかり乾いた状態で保管する必要があります。
洗濯機の中が汚れている
カビは菌なので、他のところにくっつきます。
普段洗濯に使う洗濯機は、いつも水気がありカビが発生しやすい場所です。
洗濯機が汚れていたりすると、毎日洗濯してもカビ菌が服に付着している場合があります。
洗濯した服にカビがつかないように洗濯槽を洗浄すると良いです。
洗濯だけでいい?服についたカビの落とし方
湿気が多いことや他のところからカビの菌がついてしまうと上記で挙げました。
では、服に付いたカビを落とすにはどうすればいいかを4つご紹介していきます。
- ブラシで落とす
- クレンジングシートでキレイにする
- 酸素系漂白剤で落とす
- 塩素系漂白剤で落とす
ブラシで落とす
ブラシでカビを落とすことが可能です。
ただし、カビの状態が軽度なときに使えるやり方です。
ただし、黒カビの場合はこの方法では難しいかもしれません。
やり方
- 服に付着したカビのところを優しくブラッシングします。
- ブラッシングして落としたカビの場所に、消毒液を染みこませたタオルで叩きます。
- カビを落とせたらもう一度洗濯機にかけます。
漂白剤などでカビを落とす時は、服を傷める可能性があるので、この方法はリスクが少ない方法となります。
クレンジングシートでキレイにする
化粧用のクレンジングシートで白カビをキレイにすることが可能です。
油性のクレンジングシートを選びます。
油性のものだと白カビは溶けやすい性質があります。
やり方
- クレンジングシートで服に付着した白カビの場所を軽く拭き取るようにします。
- 拭き取った後は、念のためにもう一度洗濯をした方が良いです。
油性のクレンジングシートだけでなく、オイル系のクレンジングシートでも大丈夫です。
酸素系漂白剤で落とす
深くに根を張ってしまう黒カビは、なかなかキレイにすることができません。
そんながんこな黒カビを落とす時は、酸素系漂白剤を使うと良いです。
やり方
- 服に付着したカビに酸素系漂白剤を直接染みこませます。
- 酸素系漂白剤とお湯を混ぜて漂白液を作ります。
- 漂白液に服を浸して1時間ほど放置してから服を取り上げてよくすすぎます。
あまりつけすぎていると色落ちや服を傷めるので注意が必要です。
漂白液につけている時はカビの落ち具合を確認しながら行ってください。
塩素系漂白剤で落とす
何度洗濯しても服についた黒カビが落ちない時は、塩素系漂白剤を使うのも一つの方法です。
しかし、この方法は服を傷める可能性が高いです。
塩素系漂白剤は強力な漂白力があり殺菌作用があります。
そのため色柄のものだと染料が落ちてしまうのでご注意してください。
やり方
- 50℃くらいのお湯に塩素系漂白剤を混ぜて服をつけおきします。
- お湯が冷めるまでつけおいたらもみ洗います。
- カビが落ちるまでお湯を入れるところから繰り返してください。
- カビが落ちましたら洗濯をして服を乾燥させます。
塩素系漂白剤は服を傷めてしまう可能性がありますので十分に注意して行ってください。
服に生えるカビの予防法
服にカビが生えてしまうと落とすのも一苦労です。
できれば服にカビが生えないように予防していきたいです。
では、服に生えるカビの予防法を4つご紹介していきます。
- クローゼットなど収納の掃除
- 除湿をする
- 洗濯機の清掃
- 空気を入れ替える
クローゼットなど収納の掃除
そもそもクローゼットなどの収納は風通しが悪く湿気が溜まりやすいです。
クローゼット内に埃や菌が発生してしまっていたら、しまっている服に付着しカビが生える原因になります。
また、服にカビや汚れがついたまま保管していると他の服にも付着してしまいます。
服は詰めすぎず隙間をあけて湿気の逃げ場を作ると良いです。
周期的にクローゼットを掃除して湿気を逃がし風通しよくするとカビの予防になります。
除湿をする
しめっぱなしのクローゼットは風通しが悪く湿気が溜まりやすいです。
湿気が溜まらないように除湿剤などを置いて湿気を減らすと効果があります。
また、クローゼットの中を開けて風を通したり除湿器をかけてあげると良いです。
クリーニングにかけた服にビニールがつけたままだと湿気が逃げていかないので取ってあげるとカビの予防になります。
洗濯機の清掃
洗濯機の中は水気がありカビが発生しやすい環境です。
汚れが溜まりますので定期的に洗濯槽を掃除してあげるとカビの予防になります。
洗濯槽を掃除するクリーナーがあるのでそちらを使って定期的に掃除をすると良いです。
洗濯槽クリーナーは酸素系と塩素系のタイプがあります。
しっかりとカビの菌を取り除きたい方は塩素系のクリーナーを使うと効果的です。
ただし、塩素系のクリーナーは、臭いが残ってしまうものもあるので注意してください。
汚れたままの洗濯機で洗濯をしてしまうとせっかく洗った服にカビの菌が付着してしまう可能性があります。
カビの菌が付着したままクローゼットにしまってしまうとカビが繁殖してしまいますので気を付けてください。
空気を入れ替える
洗濯物が外に干せない時に部屋干しをする際は、風通しを良くし湿度が高くならないようにしないとカビが発生してしまいます。
閉めっぱなしの部屋に洗濯物を干さずに風が通るようにして対策をした方が良いです。
また、除湿器やサーキュレーターをかけておくと湿度が高くならないので効果があります。
服のカビに困った時のカビ対策アイテム
では、服のカビ対策に使えるアイテムはどんものがあるでしょうか?
以下の服のカビ対策に効果的なアイテムを5つご紹介していきます。
- ソフティモメイク落としシート
- オキシクリーン
- 暮らしの過炭酸ナトリウム
- 水とりぞうさん 防虫付クローゼット用
- 袋ごと洗濯槽ヤシ油クリーン
ソフティモメイク落としシート
油性のメイク落としシートは白カビを溶かす効果があります。
服についたカビにシートで拭き取ってあげるだけなので手軽にできます。
コンビニやドラッグストアで簡単に買える商品で金額も安いのでおすすめです。
オキシクリーン
オキシクリーンは酸素系漂白剤です。
過炭酸ナトリウムを使った漂白剤でカビを除菌する効果はハイターなど次亜塩素酸ナトリウムが入っている漂白剤に比べて低いですが、服を傷めにくくなります。
服の色落ちを防ぎカビを落としたい時におすすめの洗剤になります。
暮らしの過炭酸ナトリウム
台所用、衣料用、住居用の漂白剤です。
過炭酸ナトリウムを主成分として汚れやカビを分解する効果があります。
服を傷めにくい漂白剤ですので色落ちを気にする方におすすめです。
洗濯槽の掃除も使えて塩素系クリーナーに比べて臭いが残りにくいのも特徴です。
水とりぞうさん 防虫付クローゼット用
クローゼット用の除湿剤です。
除湿、防虫、抗菌、消臭の4つの効果があり衣類に臭いがつきにくい商品になっています。
クローゼットに溜まる湿気を取り、ゼリー状に固まってくれるので液漏れの心配はないです。
タバコ臭や汗の臭い、ホルムアルデヒドの消臭効果があり服に臭いをつけません。
カビの繁殖をおさえ、6ヶ月と長く持ちおすすめの除湿剤です。
袋ごと洗濯槽ヤシ油クリーン
緑茶エキスと天然ヤシ油石鹸を使用した洗濯槽用のクリーナーです。
酸素の力で洗濯槽を洗浄しますので、見えないカビや汚れを洗い流してくれます。
袋のまま洗濯槽に入れるだけで手軽に使うことができ、袋が飛び散るなどの心配もないのでおすすめのクリーナーです。
おすすめの服カビ対策グッズ
お洗濯の便利帖 (晋遊舎ムック)
洗濯の裏ワザやアイディアが詰まった書籍です。
なかなか落ちない汚れや染みなどをもっと簡単に洗濯はできないかという悩みにこたえてくれます。
洗濯に悩む方に、もっと普段の洗濯を楽しくできるための情報がのっています。
NHKまる得マガジンMOOK お気に入りを長く着る 衣類のお手入れ
服のシミを落とす方法や服を傷めない洗濯方法など家庭に役立つ情報がのっています。
衣類の洗濯方法だけでなく効果的な収納方法もあります。
ちょっとしたコツがわかるように写真がのせてあり、具体的に書かれていていますのでわかりやすい本となっています。
服のカビの予防法と対策まとめ
服にカビが生える原因は湿気やカビの付着によるものです。
湿気が溜まらないように風通しを良くするか除湿剤を使って予防をしてください。
洗濯槽にもカビが生えることがあるので洗濯クリーナーを使って洗浄することも必要です。
もし、服にカビが生えてしまったら漂白剤を使って落とすことができます。
軽度なカビは、ブラッシングして消毒液で拭き取れば服の痛みを防げるので試してみてください。
服のカビに困らないように、カビの予防と対策をしてお気に入りの服を長持ちしましょう。