生ひじきと乾燥ひじきの違い
乾燥ひじきは生ひじきを乾燥させて誰でも手軽に取り扱えるようにしたものです。
乾燥ひじきと生ひじきの違いはまず賞費期限です。
乾燥ひじきは商品にもよりますが約1年になっています。
日持ちするのですぐに使い切らなくても保存ができます。
乾燥ひじきに比べると、生ひじきは賞費期限が短く冷蔵庫で保管して2,3日の日持ちになっています。
乾燥ひじきも水で戻した後は生ひじきと同様2,3日で食べるようにしましょう。
ひじきは栄養が豊富に含まれています。
特にひじきにたくさん含まれているのがカルシウムです。
ひじきには100g当たり1,400㎎ものカルシウムが含まれています。
それ以外にも食物繊維やマグネシウムも豊富に含まれているので積極的に食べたい食材のひとつです。
以前はひじきといえば鉄分が豊富と言われていました。
しかし最近になりそれは間違いであることがわかってきました。
実はひじきに含まれていた鉄分は鍋の鉄がひじきに付着したものだったのです。
しかし鉄分が全く含まれていないわけではありませんし、そのほかの栄養も豊富に含まれています。
これらの栄養は乾燥ひじきでも生ひじきでも同様に摂取ができます。
ひじきを食べると長生きできると昔から言われていますので積極的に食べるといいですね。
生ひじきは下処理が必要?
生ひじきは乾燥ひじきと違い水戻しすることなく食べられます。
しかし生ひじきは水戻しの代わりに下処理が必要です。
生ひじきは殺菌するために一度熱湯で湯がきましょう。
5分以上湯がけば食べても安心なレベルまで雑菌を落とすことができます。
より安心しておいしく食べるためには生ひじきを水でよく洗い、その後熱湯で10分ほど湯がくといいでしょう。
生ひじきは消費期限が短いですが下処理をしておけば余った分は冷凍保存することができます。
小分けにして冷凍しておけば次に解凍してすぐに使うことができて便利です。
大人気!生ひじきのレシピ『煮物』3選
ひじき料理といえばひじきの煮物を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
そこでここではひじきを使ったおいしいひじきの煮物のレシピをご紹介します。
基本のひじき煮
ひじきの煮物といえば定番なのが油揚げ、にんじんを使った煮物です。
基本のレシピになるのでぜひ覚えて作れるようにしたいですね。
にんじんと油揚げは食べやすく細切りにします。
フライパンでひじき、にんじん、油揚げを炒めます。
醤油、みりん、砂糖、酒、水、ほんだしをいれて落し蓋をしたら水分が飛ぶまで煮詰めます。
大豆や枝豆を加えてもおいしいですよ。
豆腐とひじきの煮物
コンビニでも売っていて人気の豆腐が入ったひじきの煮ものです。
通常のひじき煮もおいしいですが、お豆腐入りもおいしいです。
このレシピでコンビニの味がおうちでも簡単に作れます。
材料は生ひじき、にんじん、油揚げ、木綿豆腐です。枝豆、鶏ひき肉、干しシイタケもあれば入れるとおいしくなります。
崩した豆腐とひじきなどの材料をごま油で炒めます。
砂糖、醤油、みりん、酒、を入れて水分がなくなるまで炒め煮します。
最後に枝豆を入れてさっと混ぜます。
醤油で味を調えて完成です。
ひじきのごま煮
材料はひじき、にんじん、油揚げです。
鍋ににじき、細切りにしたにんじん、油抜きして細切りした油揚げを入れます。
だし汁を入れて沸騰したら酒、砂糖、みりんをいれて落し蓋をします。
5分ほど煮たら醤油とすりつぶしたごまを入れてさらに5分ほど煮ましょう。
ごまをたっぷり入れることでコクが出て風味もアップします。
ボリュームアップのために鯖缶を入れてもおいしくできます。
アレンジレシピとして、サバ缶を入れることでメインの一品にすることもできますよ。
生ひじきのレシピ『炊き込みご飯』2選
ひじきを使った炊き込みご飯もおいしいです。
炊飯器に材料を入れて炊くだけなので非常に簡単にできます。
献立のメインにもできますよ。
今回はひじきを使った炊き込みご飯のレシピを2つご紹介します。
素朴な味の炊き込みご飯
炊飯器に研いだお米と細切りにした油揚げ、にんじん、ひじきを入れます。
調味料は醤油、お酒、塩、ほんだし、みりんです。
あとはいつも通り炊飯器にお任せしましょう。
炊きあがったらしばらく蒸らすといいですよ。
どんなおかずにも合う素朴な味わいの炊き込みご飯が出来上がります。
ひじきと塩昆布の炊き込みご飯
ひじきと塩昆布、ツナ缶、にんじん半分を使います。
千切りにしたにんじんなどの材料を炊飯器にすべて入れます。
塩昆布で塩味がつくので調味料は醤油とみりんのみで作ります。
通常通りスイッチを入れて炊きましょう。
炊きあがったら仕上げにいりごまをかけるのがおすすめです。
冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめです。
シーチキンが入ってるので子供も喜びますよ。
生ひじきのレシピ『サラダ』5選
ひじきのサラダもおいしいですよね。
サラダは下ごしらえしたひじきを冷凍しておけば解凍して和えるだけで簡単にできるレシピもあるので時間がないときや、ご飯を作るのが面倒な時にもおすすめです。
レンコンとひじきのサラダ
材料
レンコン、にんじんは薄切りにして5分ほど茹でます。
枝豆、コーン、ひじきと合わせます。
マヨネーズ、醤油、はちみつ、お酢、ほんだし、白ごま、塩コショウで味付けをしましょう。
簡単にデパ地下風のおしゃれでおいしいひじきサラダが出来上がります。
ほうれん草とひじきのサラダ
ほうれん草とひじきを使ったサラダは鉄分が豊富に含まれます。
妊娠中や授乳期の方は特に鉄分が不足しがちなのでおすすめのサラダです。
まずは茹でたほうれん草の水気をよく切ります。
ほうれん草とシーチキン、コーンをボウルに入れてマヨネーズ、醤油、すりごま、砂糖で味付けをしましょう。
キャベツやにんじんなどもこのサラダにあうのでお好みでいれてみてもいいでしょう。
コーンの黄色で鮮やかなサラダになります。
ひじきと白滝のサラダ
白滝が入っていることで腹持ちのいいサラダになります。
栄養も豊富なのでダイエット中にもおすすめのサラダですよ。
食べやすく切った油揚げ、にんじん、ひじき、しらたきを茹でます。
あまり茹ですぎないように気を付けましょう。
にんじんに火が通っていれば大丈夫です。
水分をしっかり切ったらキュウリを加えます。
醤油、お酢、めんつゆ、砂糖、ごま油、ごまで和えたら出来上がりです。
おこのみで一味唐辛子をかけるのもいいでしょう。
出来上がってすぐに食べるよりも、しっかりと冷めるまで時間をおいてから食べたほうが味がなじんでおいしいですよ。
たっぷり作って作り置きしてもおいしく食べることができます。
ひじきと豆腐のサラダ
お豆腐が入ってさっぱり食べられるサラダです。
アレンジレシピとしてシーチキンを入れてもコクが出ておいしいです。
作り方はまず木綿豆腐を角切りにします。
それを濃い塩水に5分ほどつけておきます。
塩水につけておくことで豆腐に塩味がついて沖縄の島豆腐風になります。
この時、味の染み込みやすい木綿豆腐を使うのがポイントです。
豆腐を塩水につけている間に茹でたにんじん、玉ねぎ、ひじきの水分をしっかり切ります。
醤油、めんつゆ、お酢、ごま油、ごま、一味唐辛子和えます。
最後に塩水につけておいた豆腐を加えて豆腐がつぶれないように気を付けながらざっくりと混ぜ合わせます。
紹介したのは火を使って作るレシピですが、火を使うのが面倒な時は違う作り方のレシピもあります。
材料を茹でることはせずににんじんは塩もみ、玉ねぎは水にさらして辛みを抜くことでも作ることができます。
長いもとひじきのサラダ
長いもは太めの短冊切りにします。
ドレッシングは種を除いて焼いた梅干、お酢、こめ油、いりごまです。
ひじきと長芋にお手製のドレッシングを好きな量かけるだけでおいしく食べることができます。
とてもさっぱりしていて疲労回復も期待できそうなサラダです。
焼き梅干しは梅干をアルミホイルで包んで焼くだけで簡単に作ることができます。
焼き梅干しにはダイエット効果や血液がサラサラになる効果も期待できます。
夏バテの時にも食べやすいサラダです。
おつまみにもおすすめです。
レシピのこめ油がない場合にはサラダ油で作ることもできますよ。
生ひじきのレシピ『おかず』2選
ひじきを使ったおかずをご紹介します。
ひじきは煮物などの定番料理以外にも使うことができますよ。
ひじきを使ってできるメイン料理にもなるレシピをご紹介します。
ひじきの豆腐ハンバーグ
水切りをした木綿豆腐と鶏ひき肉に片栗粉を少し加えて粘り気が出るまでよくこねます。
フライパンで焼き、焼き色がついたらお酒を入れてふたをして蒸し焼きにします。
これで仕上がりがふっくらしますよ。
たれはお酒、みりん、醤油、砂糖を煮たものがおすすめです。
焼きながら豆腐ハンバーグに絡めましょう。
和食のようなフワフワした食感のハンバーグが出来上がります。
シイタケやにんじんなどの野菜類をみじん切りにして一緒に混ぜて焼くのもおすすめです。
たれは市販のポン酢などでもおいしいですよ。
ひじきがんも
水切りした木綿豆腐とみじん切りしたにんじんを使います。
鶏ひき肉、ひじき、木綿豆腐、にんじん、片栗粉、塩をよく混ぜ合わせます。
フライパンに揚げ油を熱します。
そこに小さめのスプーンを使い捏ねたひき肉を油の中に落とし入れます。
きつね色になったら取り出して油をきりましょう。
ポン酢や醤油などお好みのものを付けて食べてください。
外はカリッと中はふわふわでとてもおいしいです。
おすすめの生ひじきのレシピ本
これ一冊にひじきをおいしく食べるコツがギュッとつまっています。
ひじきだけでなくわかめやもずくなどの海藻についても基本の扱い方が解説されています。
海藻を使った定番の和食料理はもちろん、洋食やイタリアンのレシピも紹介されています。
シンプルながらもおいしいレシピが満載の本です。
生ひじきは手軽でおいしい
下処理が面倒なイメージのある生ひじきですが意外と簡単に使うことができますね。
また一度にたくさん下処理して冷凍しておけば好きな時に使うことができて非常に便利です。
様々なレシピを紹介しましたが気になるレシピはあったでしょうか。
今回紹介したレシピを参考にしていろいろなひじき料理を作ってみてください。