レーズンパンに使う基本の材料
レーズンパンとは、生地にレーズンを練り込んで焼いたパンの事を指します。
それため、レーズンパンひとつ取っても多種多様のレシピがあります。
なので、まずはレーズンパンの基本の材料をご紹介いたします。
材料
強力粉 180g、スキムミルク 20g、ドライイースト 3g、砂糖 大さじ2、塩 小さじ1/2、牛乳 115〜130ml、無塩バター 20g
これに、フィリングとしてレーズン 80g、仕上げ用の牛乳 少量、グラニュー糖(又はざらめ) 小さじ1を使用します。
この分量で6個作れます。
フィリングに関しては、お好みでレーズンたっぷりにしても良いでしょう。
ちなみに、外国産小麦と国産小麦とで必要な水分量が変わってくるので、国産小麦を使用される際は、水分量を2~5%程減らしましょう。
シンプルなレーズンパンのレシピ
レーズンパンを作り始める前に、まずはレーズンをぬるま湯で洗い水気をしっかり取っておきましょう。
パン生地作り
強力粉、スキムミルク、砂糖、塩を混ぜます。
そこに温めた牛乳でドライイーストを溶かし入れ、まとまるまで混ぜましょう。
牛乳の温度はぬるめで大丈夫です。
まとまったら滑らかになるまでよく捏ねましょう。
最後に無塩バターを練り込んだら生地の出来上がりです。
生地の発酵
準備しておいたレーズンを先程作った生地と混ぜ、丸めたら1.5〜2倍の大きさになるまで一次発酵させましょう。
次に生地を切り分け一つずつ丸め直したらきつく絞った濡れ布巾を掛けて常温で15分程度生地を休憩させてあげましょう。
再度生地を丸め直し、1.5〜2倍の大きさになるまで二次発酵させます。
仕上げと焼成
オーブンを180℃で予熱しておきましょう。
オーブンに入れる直前、生地の表面に牛乳を塗り、ハサミなどで切れ目を入れ、グラニュー糖を乗せます。
予熱しておいたオーブンで14程焼いたらレーズンパンの出来上がりです。
詳しい作り方はリンク先より見ることができます。
出典:基本のレーズンパン by ちょろぇ
大人気!シュガーバター・レーズンパンのレシピ
レーズンパンの中でも特に人気があるシュガーバター・レーズンパン。
お砂糖とバターで甘くじゅわっと仕上がるので子供だけでなく大人にも大人気ですね。
珈琲やミルクとの相性もバッチリなので、朝食やちょっとしたランチにもおススメです。
そんなシュガーバター・レーズンパンは基本のレシピの材料の一部を変えるだけで作れてしまいます。
シュガーバター・レーズンパンのレシピ
生地作りから発酵までは、シンプルなレーズンパンの作り方と全て同じです。
変えるのは最後の仕上げになります。
シンプルなレーズンパンでは、焼成前の仕上げに牛乳を塗り最後にグラニュー糖を使います。
これを少量の水で薄めた溶き卵に変え、バターを乗せたら最後にグラニュー糖を乗せます。
又、お好みでアーモンドスライスを乗せるのも良いでしょう。
手こねで簡単にできる!レーズンパンのレシピ
最近はHB(ホームベーカリー)を使う事を前提としたレシピがよくあります。
気になるレシピを見つけても「HBを持っていない…」という方も多いのではないでしょうか?
HBは発酵や成型、ガス抜き等の手間を機械が全てやってくれるというものです。
つまり、HB向けのレシピと同じ分量を手ごねでも作ることができます。
更に、レーズンパンはパン作り初心者さんでも手こねで作れちゃう位簡単です。
そこで、簡単に手ごねでも作れるレーズンパンレシピをご紹介いたします。
【材料】
強力粉、インスタントドライイースト、塩、砂糖、スキムミルク、水、無塩バター、レーズン、仕上げ用グラニュー糖
作り方/出典:レーズンパン by 吉永麻衣子
【材料】
強力粉、スキムミルク、きび糖(砂糖)、塩、インスタントドライイースト、レーズン、水、牛乳
作り方/出典:手ごね☆バターなし☆レーズン食パン☆ by ひろハッティ
最後まで美味しく!レーズンパンのアレンジレシピ
ここまでレーズンパンの作り方をご紹介してきました。
次は作ったレーズンパンや市販されているレーズンパンをもっと美味しく食べる為のアレンジレシピをご紹介いたします。
- フレンチトースト
- アイスクリームサンド
- ハニートースト
- エルビスサンド
- ラスク
フレンチトースト
【材料】(2人分)
レーズンパン 2人分、バター 50g、砂糖 50g、牛乳 50g、卵 1ヶ
〖作り方〗
バターを溶かし、砂糖、牛乳、卵を加えてよく混ぜます。
溶液の中にレーズンパンを入れ、冷蔵庫に入れておきます。
液がパン全体に染み込んだらフライパンで焼いたら出来上がりです。
(オーブンを使う場合は、200℃で8分程焼きます。)
アイスクリームサンド
【材料】
レーズンパン 食べる分、お好みのアイス、(お好みで)シナモン 適量
〖作り方〗
レーズンパンを半分に切り、お好みのアイスを挟みます。
アイスにお好みでシナモンを振ったら出来上がりです。
ハニートースト
【材料】
レーズン食パン、バター、蜂蜜、バニラエッセンス、粉砂糖
〖作り方〗
レーズン食パンはお好みの厚さに切り、賽の目に切り込みを入れておきます。
バターを溶けやすい形に小さく切り、パンの上に乗せたらトースターで様子を見ながら温めます。
バニラエッセンスを数滴振り、蜂蜜と粉砂糖をお好みの量で掛けたら最後にバターを乗せて出来上がりです。
エルビスサンド
【材料】(1人分)
レーズン食パン 2枚、バター(又はマーガリン) 適量、ピーナツバター 適量、バナナ 2本、ベーコン ハーフ3枚、蜂蜜 適量
〖作り方〗
パンの1枚目の片面にはバター、もう1枚の片面にピーナツバターを塗っておきます。
バナナはカットし、フライパンで焼き目がつく程度に焼きましょう。
ベーコンも同様に焦がさないようにフライパンで焼きます。
ピーナツバターの面にバナナ、蜂蜜、ベーコンの順で乗せてたらバターを塗った方のパンで挟みます。
フライパンにパンを押し付けながら弱火で焼き目が付く程度に焼いたら出来上がりです。
ホットサンドメーカーで焼く場合は、あらかじめ温め、フライパン同様焼き色がつくまで焼いたら完成です。
ラスク
【材料】
レーズンパン、バター(又はマーガリン)、グラニュー糖、シナモンシュガー
〖作り方〗
レーズンパンを5mm厚位にスライスし、オーブンを140℃に予熱をしておきます。
パンにバターを塗り、オーブンシートを敷いた天板に並べていきます。
グラニュー糖やシナモンシュガーを振りかけたら予熱しておいたオーブンで30~40分程焼きます。
水分が抜けてカリカリになったら粗熱を取って出来上がりです。
レーズンパンをふわふわに仕上げるコツ
ふわふわなレーズンパンを作るためには、やはりパンづくりの基本を守ることが第一です。
- イースト菌を活発に働かせる
- 力強く捏ねる
- 時間の緩急をしっかりと
イースト菌を活発に働かせる
イースト菌は水分を得ることで活動が始まります。
その際に水温を35~45℃以内を保たないと、菌が上手く働かなかったり死んでしまいます。
又、卵やバターも常温に戻してから使うことで水温を下げることなくイースト菌が活発に働いてくれます。
そして、イースト菌は砂糖との相性は抜群ですが、塩との相性は最悪です。
働きを良くするためには混ぜる前まで塩と直接触れないように、砂糖のそばに入れましょう。
力強く捏ねる
パンは、こね不足だと発酵不良が起こり、仕上がりが硬いパンになってしまいます。
ふわふわに仕上げる為には生地がゴム風船のようになめらかで、伸ばした際に指が透ける位まで力強く捏ねましょう。
時間の緩急をしっかりと
レシピに記載されている時間はあくまでも目安になるので、発酵やベンチタイムは早すぎず、又遅すぎずしっかりと見極めましょう。
出典:ふわふわパンを作るコツ|簡単手ごねの時のコツもご紹介!
おすすめのレーズンパンのレシピ本
白崎 裕子著の「白崎茶会のかんたんパンレシピ」です。
安心できる材料だけを使って、家庭でかんたんに作れるパンをテーマに50レシピが紹介されています。
基本の生地の作り方が載っているので、初心者の方にも安心です。
レシピ次第でお好きなレーズンパンにアレンジ出来る著書となっております。
梶原 慶春、浅田 和宏著の「パンづくりに困ったら読む本」です。
プロから学ぶパンづくりの基本から、それに伴う疑問や陥りがちなミスなどが掲載されております。
こちらの書籍ではアレンジパンとしてレーズンナッツスティックのレシピが紹介されています。
人気レシピで美味しいレーズンパンを作ってみよう!
レーズンパンの人気レシピとコツをご紹介しました。
簡単に作れるのでパンづくり初心者の方でも手軽に始めることが出来ます。
作って楽しく、アレンジして美味しく、食べて美しさと健康を。
ぜひ、お気に入りのレシピを見つけて美味しいレーズンパンを作ってみませんか?