ジェラートとアイスクリームの違い
まずはジェラートとアイスクリームの違いから。
イタリアではジェラート=アイスクリームという考えで、『凍ったお菓子』つまり氷菓であればすべてジェラートという風に表現されます。
しかし日本ではジェラートとアイスクリームはちょっとだけ定義が違うようです。
- アイスクリーム・・・乳固形分18%以上、乳脂肪8%以上
- ジェラート・・・脂肪分が少なく素材の味を活かしたもの
特にアイスクリームには法令で上記のように決まっています。
乳固形分が18%以上、乳脂肪分が8%以上ないとアイスクリームと表記することができません。
ジェラートは特に法令上の規定はなく、素材の味を活かした氷菓がジェラートと考えるといいかもしれませんね。
お家で本格的なジェラートが作れる
お店で食べるような、本格的なジェラートをお家でも作ってみたい!と思ったことがある人もいると思います。
実はジェラートは、意外と簡単にお家でも作ることができるんですよ。
アイスクリームはふんわりとたっぷりの空気を含んでいます。
そのため口どけが滑らかで、柔らかいのが特徴ですよね。
空気をたっぷり含ませるためにはこまめにかき混ぜる必要があるのですが、ジェラートはアイスクリームほどの手間はありません。
その理由は、ジェラートは空気の含有率が少ないから。
凍ったフルーツとミルクをフードプロセッサーなどで混ぜ合わせるだけでも、簡単にジェラートを作ることができるんですよ。
もっと本格的なジェラートも、ちょっとしたコツをつかめば簡単に作ることができます。
基本的なジェラートのレシピ
最初にジェラートの基本レシピから紹介します!
ミルクジェラートのレシピを覚えれば、あとはアレンジも自在ですよ。
材料はこちら。
- 牛乳・・・300ml
- 砂糖・・・大さじ1杯
- スキムミルク・・・大さじ2杯
- コンデンスミルク・・・大さじ2杯
ミルクジェラートのレシピはこちら。
- 材料をすべて小鍋に入れて火にかけます。
- 沸騰させないように気を付けながら、しっかり溶かします。
- ジッパー付きの袋に入れ、空気をしっかり抜きます。
- 粗熱が取れたら冷凍庫へ入れます。
- 2時間凍らせたら1度取り出し、もみほぐします。
- しっかり凍ったらさらにもみほぐしてからいただきましょう。
甘さが足りない場合は好みで調節してくださいね。
美味しいジェラートのレシピ10選
基本のミルクジェラートのレシピを覚えたら、どんどんアレンジしたくなりますよね。
ここでは美味しいジェラートのアレンジレシピをたっぷりと紹介します。
- みんな大好き苺いちごジェラートのレシピ
- 大人気マンゴージェラートのレシピ
- さっぱりおいしいヨーグルトジェラートのレシピ
- つぶ感たっぷりブルーベリージェラートのレシピ
- ねっとり濃厚バナナジェラートのレシピ
- 意外と簡単チョコレートジェラートのレシピ
- みかん缶で簡単オレンジジェラートのレシピ
- やみつき確定のクッキー&クリームジェラートのレシピ
- 旬を味わうスイカジェラートのレシピ
- 果肉たっぷり桃ジェラートのレシピ
みんな大好き苺いちごジェラートのレシピ
材料はこちら。
- いちご・・・200g
- 生クリーム・・・100ml
- 牛乳・・・100ml
- 砂糖・・・大さじ2杯
レシピはこちら。
- いちごをよく洗い、水気をしっかりふき取ります。
- いちごは1cm角にカットします。
- 生クリームと牛乳を合わせ、砂糖を加えてよく溶かします。
- すべての材料を混ぜ合わせ、ジッパー付き袋に入れて空気を抜きます。
- 冷凍庫に入れ、2時間後に1度もみほぐしましょう。
大人気マンゴージェラートのレシピ
材料はこちら。
- 冷凍マンゴー・・・200g
- 生クリーム・・・100ml
- 牛乳・・・100ml
- 砂糖・・・大さじ2杯
レシピはこちら。
- 生クリームと牛乳に砂糖を混ぜ合わせたものを、凍らせておきます。
- すべての材料をフードプロセッサーに入れます。
- 冷凍マンゴーの形が亡くなるくらいまで、しっかり撹拌します。
- 滑らかになったら完成です。
※固めのジェラートが良ければ、撹拌後に冷凍庫で1時間ほど凍らせてから食べてください。
さっぱりおいしいヨーグルトジェラートのレシピ
材料はこちら。
- 加糖ヨーグルト・・・200g
- 生クリーム・・・100ml
- コンデンスミルク・・・大さじ1杯
レシピはこちら。
- すべての材料をボウルに入れ、しっかり混ぜ合わせます。
- ジッパー付き袋に入れ、空気をしっかりと抜きます。
- 冷凍庫に入れ、2時間後に1度取り出してもみほぐします。
- 再び冷凍庫で凍らせたら完成です。
※生クリームの代わりに牛乳を使うと、よりさっぱりとした味わいになります。
つぶ感たっぷりブルーベリージェラートのレシピ
- ブルーベリー・・・200g
- 生クリーム・・・100ml
- 牛乳・・・100ml
- コンデンスミルク・・・大さじ2杯
レシピはこちら。
- 生ブルーベリーを使う場合はよく洗い、水気をしっかりふき取ります。
- 冷凍ブルベリーの場合はそのまま使います。
- 生クリームと牛乳を合わせ、コンデンスミルクを加えてよく溶かします。
- すべての材料を混ぜ合わせ、ジッパー付き袋に入れて空気を抜きます。
- 冷凍庫に入れ、2時間後に1度もみほぐしましょう。
ねっとり濃厚バナナジェラートのレシピ
- 完熟バナナ・・・2本
- 生クリーム・・・100ml
- 牛乳・・・100ml
- コンデンスミルク・・・大さじ1杯
レシピはこちら。
- バナナは形が残る程度に粗つぶしにしておきます。
- 冷凍ブルベリーの場合はそのまま使います。
- 生クリームと牛乳を合わせ、コンデンスミルクを加えてよく溶かします。
- すべての材料を混ぜ合わせ、ジッパー付き袋に入れて空気を抜きます。
- 冷凍庫に入れ、2時間後に1度もみほぐしましょう。
意外と簡単チョコレートジェラートのレシピ
- チョコレートソース・・・大さじ3杯
- 生クリーム・・・100ml
- 牛乳・・・200ml
レシピはこちら。
- すべての材料をしっかりと混ぜ合わせます。
- ジッパー付き袋に入れて空気を抜きます。
- 冷凍庫に入れ、2時間後に1度もみほぐしましょう。
- お好みでチョコチップを加えてもおいしくいただけます。
みかん缶で簡単オレンジジェラートのレシピ
- みかん缶・・・1缶
- 生クリーム・・・100ml
- 牛乳・・・100ml
- 砂糖・・・大さじ1杯
- みかん缶のシロップ・・・大さじ2杯
レシピはこちら。
- みかん缶はシロップから取り出し、果肉だけを凍らせておきます。
- シロップはあとで使うので、大さじ2杯だけ残しておきましょう。
- 生クリームと牛乳と砂糖を混ぜ合わせたものも凍らせておきます。
- すべての材料をフードプロセッサーに入れます。
- 滑らかになるまで撹拌したら完成です。
やみつき確定のクッキー&クリームジェラートのレシピ
- オレオ・・・7~8枚
- 生クリーム・・・100ml
- 牛乳・・・100ml
- コンデンスミルク・・・大さじ2杯
レシピはこちら。
- オレオをジッパー付き袋に入れて細かく砕きます。
- 砕いたオレオに残りの材料を加えて混ぜ合わせます。
- 袋の空気をしっかり抜いて、冷凍庫で2時間凍らせます。
- 1度冷凍庫から取り出しもみほぐします。
- 再び冷凍庫で凍らせたら完成です。
旬を味わうスイカジェラートのレシピ
- スイカ・・・400g
- コンデンスミルク・・・大さじ5杯
レシピはこちら。
- スイカは皮を取り除き、種もきれいに取っておきます。
- スイカは1cm角にカットしておきます。
- カットしたスイカは汁ごとジッパー付き袋に入れます。
- コンデンスミルクを加えて混ぜ合わせ、空気をしっかり抜きます。
- 冷凍庫で凍らせて2時間ほどたったら1度もみほぐします。
- 再び凍らせたら完成です。
果肉たっぷり桃ジェラートのレシピ
- 桃缶・・・1缶
- 生クリーム・・・100ml
- 牛乳・・・100ml
- コンデンスミルク・・・大さじ1杯
- 桃缶のシロップ・・・大さじ2杯
レシピはこちら。
- 桃缶はシロップから取り出し、1cm角にカットします。
- シロップはあとで使うので、大さじ2杯だけ残しておきましょう。
- 生クリームと牛乳とコンデンスミルクをしっかりと混ぜ合わせましょう。
- すべての材料をジッパー付き袋に入れ、空気を抜きます。
- 冷凍庫で凍らせて2時間ほどたったら1度もみほぐします。
- 再び凍らせたら完成です。
機械要らず!簡単ジェラートのレシピ5選
お家で作るジェラートは、フードプロセッサーやアイスクリームメーカーがあるととっても簡単に作ることができます。
でも、すべての家庭にフードプロセッサーやアイスクリームメーカーがあるわけではありません。
ここでは特別な道具を使わずにできる、もっと手軽に作れるジェラートのレシピを紹介します。
- 桃と甘酒の簡単ジェラートレシピ
- さっぱりなめらか豆腐ジェラートレシピ
- 濃厚コーヒージェラートレシピ
- さわやかな風味のカルピスジェラートレシピ
- ジャムで手軽に作れるジェラートレシピ
桃と甘酒の簡単ジェラートレシピ
- 桃・・・2個
- 甘酒・・・150ml
- 牛乳・・・100ml
レシピはこちら。
- 桃は皮をむき、1cm角にカットします。
- すべての材料を混ぜ合わせ、ジッパー付き袋に入れます。
- 空気をしっかり抜いて、冷凍庫で2時間ほど凍らせます。
- 1度冷凍庫から取り出しもみほぐします。
- 再び冷凍庫で凍らせたら完成です。
※甘酒はアルコールが含まれていないものを選びましょう。
さっぱりなめらか豆腐ジェラートレシピ
- 豆腐・・・200g
- 生クリーム・・・100ml
- 牛乳・・・100ml
- コンデンスミルク・・・大さじ3杯
レシピはこちら。
- 桃は皮をむき、1cm角にカットします。
- すべての材料を混ぜ合わせ、ジッパー付き袋に入れます。
- 空気をしっかり抜いて、冷凍庫で2時間ほど凍らせます。
- 1度冷凍庫から取り出しもみほぐします。
- 再び冷凍庫で凍らせたら完成です。
※甘酒はアルコールが含まれていないものを選びましょう。
濃厚コーヒージェラートレシピ
- コーヒーポーション・・・1個
- 生クリーム・・・100ml
- 牛乳・・・200ml
- コンデンスミルク・・・大さじ3杯
レシピはこちら。
- すべての材料を混ぜ合わせ、ジッパー付き袋に入れます。
- 空気をしっかり抜いて、冷凍庫で2時間ほど凍らせます。
- 1度冷凍庫から取り出しもみほぐします。
- 再び冷凍庫で凍らせたら完成です。
さわやかな風味のカルピスジェラートレシピ
- カルピス・・・50ml
- 牛乳・・・200ml
- コンデンスミルク・・・小さじ1杯
レシピはこちら。
- すべての材料を混ぜ合わせ、ジッパー付き袋に入れます。
- 空気をしっかり抜いて、冷凍庫で2時間ほど凍らせます。
- 1度冷凍庫から取り出しもみほぐします。
- 再び冷凍庫で凍らせたら完成です。
※カルピスの味を変えると、いろいろな味のジェラートを作ることができます。
ジャムで手軽に作れるジェラートレシピ
- お好みのジャム・・・100g
- 牛乳・・・100ml
- 生クリーム
- コンデンスミルク・・・小さじ1杯
レシピはこちら。
- すべての材料を混ぜ合わせ、ジッパー付き袋に入れます。
- 空気をしっかり抜いて、冷凍庫で2時間ほど凍らせます。
- 1度冷凍庫から取り出しもみほぐします。
- 再び冷凍庫で凍らせたら完成です。
※ジャムは手作りのものを使うと、より果物の風味を感じることができますよ。
ジェラートが楽に作れるおすすめジェラートメーカー
お家で手軽に本格的なジェラートを作るなら、やっぱり専用のジェラートメーカーがあるととっても便利です。
最近のジェラートメーカーは、手ごろな価格のものから本格的なものまでたくさん!
ここではおすすめのジェラートメーカーを3つ紹介します。
パナソニック コードレスアイスクリーマー 電池式 BH-941P
手軽にアイスクリームやジェラート、シャーベットを作ることができるアイスクリームメーカーです。
電池で動くコードレスの商品なので、使う場所を選ばないというのも魅力。
今までのアイスクリームメーカーは、作れる量が少なかったんですよね。
こちらの商品は一度に500mlまでアイスクリームを作ることができますよ。
貝印 アイスクリームメーカー ホワイト DL-5929
こちらはシンプルでコンパクトなデザインが魅力のアイスクリームメーカーです。
スイッチを入れてからわずか20分程度で、おいしいアイスクリームを作ることができます。
ポットを冷凍庫で凍らせておく必要があるので、冷凍庫のスペースを確保しておく必要がありそうです。
かき混ぜるのは全自動なので、とってもラクチン!
Cuisinart クイジナート ICE-70 アイスクリーム・ジェラート・シャーベットメーカー [並行輸入品]
もっと本格的なジェラートメーカーでジェラートを作りたい!という人には、こちらの商品がおすすめです。
業務用としても使われているため、作れるアイスクリームの量は何と1.9リットル!
こちらもポットをあらかじめ冷凍しておく必要がありますが、ほかのジェラートメーカーに比べて滑らかさは格別だとか!
本体自体の見た目もとてもシンプルなので、お部屋の雰囲気を壊さずに使用することができそうですね。
おすすめのジェラートレシピ本
おしゃれなジェラートのレシピがたっぷり45種類も掲載されたレシピ本です。
卵黄なし、生クリームなし、といったように、好みに合わせたレシピを見つけることも可能。
アイスクリームの入門書としてもおすすめで、初めてアイスクリームやジェラートを手作りするという人でもわかりやすいはず。
写真もとってもおしゃれで、盛り付けの参考になるという人も多い1冊です。
わかりやすくシンプルな内容となっているので、これ1冊あれば1年中手作りジェラートを楽しめますよ。
手作りジェラートでヘルシーに!
難しそうだと思っていたジェラートも、家庭で簡単に手作りすることができるんです。
しかも特別な道具も必要ないレシピも多く、材料も家庭にあるものですぐに作ることができます。
ジェラートを手作りすれば甘みの調節もできますし、なんといっても余計なものが入っていないことが魅力!
毎日のおやつやデザートに、手作りジェラートを取り入れてみてはいかがでしょう。