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【野菜ソムリエ監修】ごぼうを長持ちさせる保存方法を紹介!冷凍や保存期間もあわせて解説

野菜ソムリエのいがらしあかりさんにごぼうを長持ちさせる保存方法について教えていただきました。

ごぼうはいろいろな料理に使えて便利ですが、意外にも保存方法を知らない方は多い傾向にあります。

そこで今回はいがらしあかりさん監修の元、ごぼうの保存方法を基本的なものから冷凍する際の注意点までご紹介します。

また、冷凍保存したごぼうのおすすめ調理方法もあるので、参考にしながら保存したごぼうを上手に使って美味しい料理を作りましょう。

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本記事のコメンテーター

野菜ソムリエがおすすめするごぼうの保存方法

野菜ソムリエのいがらしあかりさんにおすすめのごぼうの保存方法について教えていただきました。

いがらしあかりのコメント
湿らせた新聞紙またはキッチンペーパーで包みポリ袋に入れ野菜室で保存。
ごぼうは乾燥に弱いため空気に触れさせないことを意識してみましょう。

実はごぼうは乾燥しやすく、傷み始めるとどんどん悪くなってしまい、傷みが激しくなると触ったときにぶよぶよしてしまいます。

湿らせて空気に触れさせないということを意識することで乾燥に弱いごぼうを長持ちさせることができます。

また、購入する際にしっかりと新鮮なごぼうを選ぶことで保存も長く出来るようになるので、鮮度に注目して購入しましょう。

ごぼうは、洗ってあるものよりも土がついたままのほうが鮮度が落ちにくいので、土ごぼうを選んで購入するとよいでしょう。

洗いごぼうの場合は、表面がひび割れていないものや、きめの細かいものを選びましょう。

共通して、ぐにゃっと曲がるものは避けたほうが無難です。

また、太さもできるだけ均一なもので、ひげ根もあまり多くないもののほうが風味が広がって美味しいですよ。

<下に続く>

野菜ソムリエが教えるごぼうのおすすめ冷凍保存

実はごぼうは冷凍保存もできることをご存知でしょうか。

いがらしあかりさんに冷凍保存をする際の注意点について教えていただきました。

いがらしあかりのコメント
あらかじめカットして冷凍することで時短になります。
使用の際は解凍せず凍ったまま加熱調理をしましょう。(そのままスープにいれる。そのまま炒める。など)
解凍してしまうと水分が抜け食感が悪くなってしまうため注意しましょう。

カットしてから冷凍することですぐに調理に使えるので時短にも繋がります。

また、意外にも実践している方は少ないのですが軽く下茹でしてから冷凍保存することで風味も残しつつ長期保存が可能になるので、まとめ買いをする方にはおすすめの保存方法です。

いつもの調理するときのように、皮をむいて調理によってささがきや選霧などにした後、酢水につけてアクを取り、軽く下茹でをします。

その後、しっかりと水気をふき取るもしくはザルにあげて水を切ってから密閉パックに入れて冷凍保存します。

そうすることで、保存期間は1か月ほどと長くなるうえに下茹でしてあるのでそのまま茹でてもいいですし、あげても使用できます。

調理によって使い分けも簡単に出来るので、おすすめです。

また、茹でなくてもごぼうは冷凍保存ができますが、調理時に茹でる時間が長くかかってしまうことがあるので、茹でてから冷凍保存することをおすすめします。

いがらしあかりさんにごぼうを調理する際の注意点についてもお聞きしました。

いがらしあかりのコメント
ごぼうの変色が気になる方は酢水に浸けてから茹でるか、酢を加えたお湯で茹でるとよいでしょう。シャキシャキ感を残したい場合は茹ですぎに注意しましょう。

保存方法や解凍方法・調理方法に気をつけることで同じごぼうでも全く違う鮮度で食べることができますのでぜひ参考にしてください。

<下に続く>

冷凍保存のごぼうを美味しく調理する方法10選

ゴボウ料理

冷凍保存したごぼうはどう調理するとよいのか、悩む方が多い傾向にありますが生のごぼうと同じように調理できます。

特におすすめなのが、煮込み料理や茹でる揚げるなどの調理法です。

多くの方が実践している美味しく調理する方法をご紹介していきます。

いがらしあかりさんおすすめのメニューも紹介していますのでぜひ参考にしてください。

冷凍保存のごぼうを美味しく調理①:ごぼうのから揚げ

しっかりと下味をつけてから揚げたごぼうのから揚げは食感もよく、ごぼうの香りが良くたって美味しいご飯のお供です。
また、ごぼうの切り方にもちょっとしたポイントがあり、しっかり食感で食べたいときには一本のまま5cm程度の長さにそろえて切るとぐっと香りが立ちます。

食べやすくしたいときには縦半分に切ってから5cm程度の長さにそろえて切ると香りや風味は残りつつ、食べやすくなります。
切り方をはじめからしっかりと分けて冷凍保存しておくとその後の調理がしやすいのでおすすめです。

冷凍保存のごぼうを美味しく調理②:たたきごぼう

たたきごぼうはしっかりと食感を残したほうがよりおいしくなるので、5cm程度の長さにそろえて切ってから冷凍保存し、その後調理すると使いやすいです。
こちらは甘辛く仕上げたものでコトコト煮てもいいですし、たれに絡めてもおいしいです。

食べる際にはたっぷりのごまを食べるときにすることで香りもよくなり、さらにゴマの栄養も一緒に摂ることができます。
ゴマはすりつぶしたほうが栄養が摂りやすく、炒ると栄養価がぐっとアップするのでひと手間かけることをおすすめします。

冷凍保存のごぼうを美味しく調理③:ごぼうと豚肉のアラビアータ

なんと、ごぼうをアラビアータにしてしまうという斬新なアイデアもあります。
冷凍保存したごぼうはかなり料理に使いやすくなっているので、料理の幅も広がります。

アラビアータにする際は、ごぼうを再度茹でてから使うことで柔らかくなり食べやすくなるので調理する際にポイントとして押さえておきましょう。
香りが立つとよりうまみを感じやすくなるので、鷹の爪やニンニクは生のものを使用するとよりおいしくなります。

また、フライパンの中で長めに熱を通してしまうと食材の水分が抜けやすいので、火にかける時間をあまり長くしないようにするだけで、柔らかな食感になって食べやすいですよ。

冷凍保存のごぼうを美味しく調理④:肉巻きごぼう

肉巻きごぼうは食感もしっかりとしていて食べ応えのある1品です。
この料理のポイントは、ごぼうの柔らかさといっても過言ではないでしょう。

ゆで時間が短いとごぼうが固くてかみ切ることも大変なので、冷凍保存したごぼうを使う際は、しっかりと茹でたものを使用すると調理時間も短く済むのでおすすめです。
また、使用するお肉は豚バラ肉にすると柔らかくなり、さらにごぼうも肉のうまみを吸いやすくなるのでおすすめです。

たれの味は甘辛く仕上げると大人も子供も大好きなご飯の進むおかずになるので、しょうゆ、酒、みりん、少しの砂糖で仕上げるのがベストでしょう。

冷凍保存のごぼうを美味しく調理⑤:こんにゃくとゴボウの煮物

こんにゃくとごぼうの煮物はベストマッチなふたつの食材なので、お互いの良い所をしっかり味わえる1品です。
特にこんにゃくはしっかりとうまみを吸ってくれるので、ごぼうの香りを生かした料理ができます。

また、煮物の味が染みるのは冷めていくときなので、早めに作って1度冷まし、食べるときに再度熱を通すことでよりお互いのうまみを吸うので、早めにこしらえておくとよいでしょう。
また、冷凍ごぼうは解凍せずにそのまま煮物に使うことで香りも残りつつ、食感も生かすことができるのでおすすめです。

こんにゃくは乾煎りするか、下茹でしてからごぼうと一緒に煮始めましょう。

冷凍保存のごぼうを美味しく調理⑥:筑前煮

筑前煮は様々の具材の良さがぐっと詰まったうまみの強い煮物です。
その中でごぼうを入れると香りが立ち、食感も加えることができるので飽きずにいろいろな食材の味を楽しむことができます。

調理の際に注意したい点は、ごぼうを入れるタイミングです。
下茹でしてから冷凍保存しているごぼうなので、早くいれ過ぎてしまうとごぼうの食感が無くなりかなり柔らかくなってしまいます。

そのため、ほかの具材がある程度火が通ってからごぼうを入れることで全体のバランスが良く仕上がるので、ごぼうの入れるタイミングに気を付けて作りましょう。
味付けはシンプルに出汁、酒、しょうゆ、みりんで仕上げるとホッとする優しい味になります。

冷凍保存のごぼうを美味しく調理⑦:ごぼうと牛肉の炒め物

ごぼうと牛肉の炒め物は、甘辛味に仕上げることでご飯がぐっと進む1品に仕上がります。
ごぼうはささがきや細切りなどの食べやすいサイズに切ってから冷凍保存しましょう。

また、使う肉は牛肉にすることでお互いのうまみを生かしつつ美味しく食べることができるので、おすすめです。
また、炒め物のままでもよいですが、加熱時間を長くすることでしぐれ煮にもなります。

しぐれ煮にするとお弁当の1品にもなるので、主婦の方におすすめです。
また、こちらの炒め物はご飯に混ぜ合わせておにぎりにしても絶品ですよ。

冷凍保存のごぼうを美味しく調理⑧:ごぼうチップス

ごぼうチップスは大人も子供も美味しく楽しく食べることができる調理法です。
ごぼうの大きさを変えることで、スープに乗せたりご飯に混ぜ込んでも美味しくいただくことができます。

こちらは油で揚げてもよいですが、電子レンジで作ることもできるので最近話題になっています。
油を使わないのでヘルシーに仕上がりますし、後片付けも楽になるので、忙しい主婦にはうってつけの1品です。

食物繊維も多く取れるので、お通じに悩む方にもおすすめのメニューです。

冷凍保存のごぼうを美味しく調理⑨:きんぴらごぼう

きんぴらごぼうはやはりごぼうといえば鉄板の料理の1つです。
こちらはごぼうを冷凍保存する際にニンジンも一緒に処理をして冷凍することで作る際により時短になるのでおすすめです。

食感を残したい方は細切り、食べやすくしたい方はささがきがおすすめの切り方です。
使う調味料はしょうゆ、みりん、砂糖、出汁が一般的ですが、始めに軽く炒める際にごま油を使うことでより香りが立ち、ごぼうの風味と相まってぐっとおいしくなります。

ゴマは上記でも記載したように、食べる直前にいる、するを心がけるとよりおいしくなりますよ。

冷凍保存のごぼうを美味しく調理⑩:ごぼう入りおでん

おでんといえば、メインとして使う食材は大根や厚揚げ、はんぺん、卵といった方が多いですが、意外にもごぼうも美味しいんです。
使う際は香りがより引き立つように太いまま5cmほどに切っておくか、もしくはちくわの中に入れたりひき肉を周りにつけてもよいように縦半分に切って5cmほどに切るかにするとよいでしょう。

煮る時間はほかの食材のほうが時間がかかるので(ごぼうはあらかじめ下茹でしてあるので)、ごぼうは後入れというポイントをしっかりおさえましょう。 
出汁に白だしを使用するとぐっと優しい味わいに仕上がるのでおすすめです。

野菜ソムリエのおすすめごぼうレシピ

いがらしあかりさんにごぼうを使ったおすすめのレシピを2つ教えていただきました。

1つ目はこちらです。

いがらしあかりのコメント
【ごぼうの唐揚げ】   
ごぼう 200
酢 20
醤油 40
砂糖 24
片栗粉 適量
あげ油 適量

①醤油と砂糖を合わせておく
②ごぼうをよく洗う
③酢を加えたお湯でごぼうを茹でる
(指で押してへこむぐらいしっかり茹でる)
④優しく叩き4㎝ぐらいにカットして①と合わせ
1時間〜1晩おく。(太かったら縦にも半分カット)
⑤片栗粉をまぶし揚げたら完成
(目安:180°で3分)

上で紹介したごぼうの唐揚げとは一味違う一品になりそうです。

2つ目はこちらです。

いがらしあかりのコメント
【ごぼう豆乳つけめん】
ごぼう ½本
長ネギ ½本
豚小間切れ 100
中華麺 2玉
塩 適量
ごま油 適量
豆乳 200
水 100
麺つゆ 60
薄口醤油 13
生姜チューブ 3㎝
にんにくチューブ 3㎝

①ごま油でごぼうを香ばしく炒める。
②お皿に逃して豚肉を強火で炒める。
③お肉に火が通ったら生姜、にんにくを加え、
長ネギと①も加える。
④油が全体に絡まったら水、豆乳、麺つゆ、
薄口醤油を加える。塩でお好みの味に整える。
⑤中華麺を茹で、それぞれ盛り付けたら完成

こちらも暑い夏にぴったりの普段とは一味違った料理が楽しめるのではないでしょうか。

ぜひ参考にしてみてください!

<下に続く>

保存食のごぼうサラダはパンと相性抜群

よく保存食(常備菜)として作られることが多いごぼうサラダですが、パンとの相性が良いのをご存知ですか?
サンドイッチやポケットサンドにするとごぼうの風味もしっかり感じられ、立派なメインになるので昼食にする方も多くなってきています。

作る際に下味(塩、コショウ)をしっかり目にいつもよりも気持ち濃い味でつくることで、パンと合わせても味が薄く感じることはないので少ししっかりした下味に仕上げましょう。
生のごぼうから作ることで風味がぐっと増すので、ごぼうサラダは生のごぼうから作ることがおすすめです。

冷凍保存したごぼうでも作れますが、比べると風味は落ちてしまうので、しっかりとごぼうの香りを楽しみたい方は生のごぼうから作るというポイントを抑えておきましょう。
また、パンにはさんだ際に食べやすいよう、いつもよりもすこし細かく切っておくと挟んだパンの間からこぼれにくくなりますよ。

挟むパンのおすすめは、甘めの味に仕上がっている食パンやロールパン、デニッシュやイングリッシュマフィンもおすすめです。
そのパンそのものが少し甘みを持っていると中にはさんだごぼうサラダと相まってより深い味わいになるのでパン選びも大切にしてみましょう。

また、ごぼうサラダと一緒に中にはさむ具材のおすすめは、目玉焼きやレタス、ハムなどがおすすめです。
パンと食べる際に負わせる具材としてベーシックなものは相性抜群ですが、少しいつもとは違うものを食べたいというときには刻んだバジルが良いでしょう。

バジルはカプレーゼによく使われるイメージを持つ方が多いと思いますが、パンとの相性もいいんです。
ごぼうサラダサンドにさわやかさをプラスしてくれるので、季節的には暑いとき、体調的には少し疲れを感じているときや汗を多くかいたときによりおいしく感じますよ。

ぜひ、自分好みの組み合わせを見つけてみましょう。

<下に続く>

おすすめの時短調理グッズ

下村工業 フルベジ キンピラピーラー FV-603
440円

細切りや千切りなどに便利なこちらのピーラーは、意外にも固い野菜に使用しやすいと人気です。
特に、ごぼうの細切りは包丁のみだと時間がかかるという方が多い傾向ですが、こちらを使うことで時短にもなるのでおすすめです。

調理する際には、きんぴらごぼうやごぼうサラダなどの細切りもしくはささがきで作るものがおすすめです。
お節料理によくある生たらこと白滝のごぼう和えや食べやすくしたごぼうたたきもおすすめです。

小久保 野菜用ブラシ 『ブラシが曲がり、手にフィットして洗いやすい』 野さしい菜ブラシ にんじん型 1個
124円

こちらのブラシはしっかりと手にフィットしてくれ、さらに土付きの野菜が洗いやすいということで多くの主婦から支持されている商品です。
特に、細かい所を洗う際にはしっかりと曲がってくれるので、手で洗うよりもしっかりと土が取れ、調理もしやすくなるので人気です。

特にごぼうやニンジンなど皮まで美味しく食べたいと思っている方が多い野菜はこちらを使うと土など汚れがしっかり落ちるので皮付きのまま美味しく調理できます。
また、洗いやすくなっているため、普段よりも洗う時間が短くなるので調理の際の時短になります。

<下に続く>

旬のごぼうを美味しく保存して上手に調理しよう

エプロンをして料理

冬が旬のごぼうは、土付きのものも洗いごぼうもたくさん目にする機会があるでしょう。
しっかりと鮮度の良いものを選んで保存をし、季節に合う煮物や豚汁、鍋に使うと栄養も高いまましっかりと摂ることができる上に体の芯から温まることができます。

根菜は保存の仕方が難しいと思って購入するまでに至らない方も増えてきていますが、冷蔵保存も冷凍保存もできるので、うまく活用しながら調理してみましょう。
ぜひ、ごぼうを上手に保存して美味しさと鮮度を保ちつつ、その保存方法に合わせて調理しましょう。

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