使いかけのにんにくでも長持ちさせられる!
使いかけのにんにくをだめにしてしまったことありますか。
芽が出ると食べられなくはないですが、風味が落ちてしまいます。
にんにくは保存方法次第で、かなり日持ちする野菜だと言えるんです。
保存方法を知れば、きっと使いかけのにんにくも無駄にすることがなくなります。
まずはどのような保存方法があるのか見ていきましょう。
にんにくの冷蔵保存方法
まずはにんにくの冷蔵保存の方法です。
使いかけのにんにくを1片ずつ分け、薄皮を剥きます。
ひとつひとつをキッチンペーパーでくるみましょう。
ジッパー付保存袋にいれてチルドや野菜室にいれて保存します。
にんにくは湿気をきらうので、常温より冷蔵庫や冷凍庫が断然持ちがよくなりますよ。
1片を半分に切ったものが残った場合、ラップにぴったりくるんで保存袋にいれて冷蔵します。
この場合は2,3日中に使ってしまいましょうね。
にんにくの冷凍保存方法
次はにんにくを冷凍保存する方法です。
にんにくを冷凍保存する場合は、1片ずつ皮をむいてラップをして保存袋に入れます。
皮をむくのが面倒な人は、1片ずつに分けてそのまま保存袋で冷凍もできますよ。
でも、にんにくを皮つきのまま冷凍保存した場合、使う時にどうやって使えばよいのか疑問ですよね。
皮つきの1片を冷凍庫からだして根の方を少し切り落とします。
水に1分ほどつけておけばスルッと皮がむけるんですよ。
むけたら刻んだりスライスして普通に使いましょう。
にんにくをすぐに料理に使いたい場合は、スライスした状態やすりおろした状態で冷凍保存することもできます。
芯を取ってスライスしたにんにくを重ならないように保存袋に並べて冷凍します。
使う時は必要な分だけ取り出せて便利ですね。
重なっていると取り出しにくいので注意しましょう。
重なりを気にするのが面倒な人は、1回分ずつまとめてラップして保存するのもおすすめです。
すりおろしたにんにくは、保存袋に薄く平らに伸ばして保存します。
お箸などで1回分を格子状に押さえておけば、使う時にパキっと割って取り出せるのでとても使いやすいですよ。
スライスやすりおろしたにんにくは、香りが飛ばないうちになるべく早く使いましょう。
大容量のにんにくが収まるおすすめ保存容器
にんにくをたくさん買って保存しておけるなら便利ですよね。
大容量のにんにくが収まる保存容器はどのよなものがあるのでしょうか。
ジッパー付保存用袋の大きいものは使えます。
何玉か買ってしまっても、すぐに新聞紙でくるんで保存袋に入れることで持ちがよくなりますよ。
他にもにんにく用の保存容器が市販されています。
陶器や素焼きの容器で部屋においてもおしゃれですよ。
通気性もよくしてあり、遮光してくれているので保存には便利ですね。
ただし常温保存になっているので、湿度と温度の低い場所で保存するようにしましょう。
にんにくのおすすめ保存方法3パターン
それでは次ににんにくのおすすめの保存方法を3つ紹介していきます。
にんにくをつるす
まずはにんにくをつるして保存する方法です。
ネットにいれて通気性をよくし、日陰になる場所につるしておきましょう。
程度に水分が飛んで、にんにくが腐らずに保存できます。
ただし直射日光に当てるのは厳禁です。
球根なので発芽してしまいますよ。
湿度が高い梅雨時期はあまりおすすめできませんし、気温が高くなる季節は芽がでてしまうので早めに使うようにしましょう。
にんにくをお酢に漬ける
にんにくをお酢に漬けて保存する方法です。
にんにく酢として料理にも使いやすくなりますよ。
保存の仕方は簡単、お酢に薄皮までむいたにんにくをかけらごと入れておくだけです。
漬けこむ前にレンジでチンするか、茹でるかで加熱しておくと変色を防ぐことが出来ます。
加熱して漬け込んだ場合は、2,3日で使うことが出来ますよ。
加熱せずに生のまま漬け込んだ場合は、1か月くらい寝かせましょう。
調味料として使いたい場合は、刻んだりスライスした状態で漬けこむと使いやすくなります。
保存容器は煮沸消毒しておきましょう。
お酢には疲労回復や動脈硬化予防などの効果がありますし、にんにくにも疲労回復効果や抗酸化作用があります。
夏には夏バテしない体に、冬は抗酸化作用で風邪など引きにくい体にしてくれますよ!
にんにくをオイルに漬ける
にんにくをオイルに漬けて保存する方法です。
オリーブオイルにむいたにんにくを漬けるだけです。
オイル自体がにんにく風味で美味しくなるのはもちろん、漬けておいたにんにくも使えます。
ガーリックオイルとしてイタリアンを作る時にとても役立ちますね。
イタリアンだけでなく、野菜炒めや和食、中華にも使いやすくなります。
オイルをドレッシングに使えば、にんにく風味のドレッシングが出来あがりますよ。
にんにくだけでなく、ローズマリーやバジルなどのハーブを一緒に漬けるのもおすすめです。
保存容器は煮沸消毒してから使うようにしましょう。
保存食のにんにくの活用アイデア7選
それでは保存食のにんにく活用アイデアを紹介していきましょう。
にんにくを食べると、夏は夏バテ防止になります。
抗酸化作用もあるのでアンチエイジングにも期待できますよ。
- 保存食にんにくオイルで美味しいドレッシング
- にんにくオイルで蒸し野菜
- 鶏胸肉のにんにくオイル焼き
- 保存食にんにく酢で料理の味変
- にんにく酢で手羽元煮物
- たことアボカドのにんにく酢和え
- にんにくオイルでガーリックトースト
にんにくオイルで美味しいドレッシング
保存食にんにくオイルを使えば、簡単にガーリック風味のドレッシングが出来あがります。
お酢は穀物酢でもワインビネガーでも合いますね。
醤油を合わせても和風ドレッシングとして美味しく使うことができます。
保存食にんにく酢とオイルを合わせても、同じように美味しいドレッシングが出来ますよ。
にんにくオイルで蒸し野菜
にんにくオイルを使って、蒸し野菜を美味しく食べることができます。
蒸した野菜ににんにくオイルをかけるだけ。
あとは塩こしょうで軽く味付けすれば、野菜がどんどんすすみます。
野菜不足解消に一役買うことができますよ。
鶏胸肉のにんにくオイル焼き
保存食にんにくオイルで鶏の胸肉を焼く活用法です。
オイルににんにくの香りが出ているので、オイルだけで焼けばにんにくが焦げる心配がありません。
漬けこんでいたにんにくをスライスしてきつね色になったら取り出してトッピングに使うのはおすすめです。
仕上がりの見た目が良くなりますね。
にんにく酢をかけるだけ
保存食にんにく酢をかけるだけの活用法です。
酢は中華料理にはよく合う印象ですが、他にもカレーにかけると美味しいと評判です。
にんにく酢をカレーに?と思いますが口コミを信じて一度試してみる価値ありです。
またナポリタンにかけても絶妙な味わいになるんですよ。
何にでもかけてみる、という人もいるくらい何にかけても美味しくなるという万能調味料です。
にんにく酢で手羽元煮物
保存食にんにく酢で手羽元を煮込む活用法です。
お酢が肉を柔らかくすることはご存知だと思います。
このにんにく酢を手羽元の煮物に使うと、肉が柔らかくなるのはもちろんにんにくの風味で旨味たっぷりの煮物に仕上がります。
たことアボカドのにんにく酢和え
保存食にんにく酢で、たことアボカドを和える活用法です。
野菜ならたいていのものは合わせられるのが酢のいいところですが、たことアボカドは特に相性ぴったり。
にんにく酢に醤油を加えたもので、たことアボカドを和えます。
トマトも相性が良いので、彩りも考えてトマトを加えるのもいいですね。
にんにくオイルでガーリックトースト
にんにくオイルの活用法は、ガーリックトーストです。
お店で出てきて「美味しい!」と思った人も、おうちで簡単に作ることができます。
オイルの上澄みをパンにまんべんなくかけ、トーストするだけです。
バケットでも美味しくできますよ。
刻んだにんにくを入れたオイルの場合、にんにくごとトーストしてもいいですね。
いろどりにパセリをすこしかけて出せば、おもてなしの時にも使えます。
にんにくの保存には醤油漬けもおすすめ
にんにくの保存方法は、醤油漬けもおすすめです。
にんにく醤油は様々な料理にも活用できますし、美味しい風味が食欲をそそります。
にんにく醤油の作り方も簡単で、薄皮までむいたにんにくを醤油に漬けこむだけです。
にんにくが醤油にしっかり漬かるように入れるのがポイントです。
数日経てば香りがよいにんにく醤油ができます。
漬けておけばおくほど、にんにくの香りが醤油に強く移りますよ。
冷暗所や冷蔵庫に入れておけば、長期保存できます。
醤油が減ったらつけたして使うこともできるので、便利ですね。
もちろん中のにんにくも刻んで料理に使えるので活用してください。
おすすめの料理本
「元気なごちそう、にんにく料理」はおおつきちひろさんのロングセラーです。
にんにく好きにはぴったりのレシピがたくさん載っています。
美味しいにんにく料理が簡単にできると評判です。
基本のにんにく料理から本場イタリアの大胆料理まで、読んでいるだけでも元気が出てくる料理本です。
「毎日ひとかけでパワーチャージ! にんにくスーパーレシピ」はにんにくのパワーを上手に取り込める方法を教えてくれる料理本です。
お惣菜からおつまみ、お弁当のおかず、常備菜、そしてまさかのスイーツまでにんにく料理が目白押しです。
美味しく健康になれる、毎日にんにくが無理なく食べられる、そんな料理本になっています。
にんにく保存を上手に活用しよう
にんにくを上手に保存すると、長期間もつことがわかりました。
にんにくは美味しいけれど使い切れなかったという人も、保存方法を工夫してにんにくを使い切れそうですよね。
匂いが気になるという人も多いと思いますが、料理本で匂わない料理も載っているので参考にしてみるといいですよ。
もちろんあの香りがたまらない、という人も多いですね。
ふんわり香るにんにくは、食欲をそそる香りでもあります。
抗酸化作用や疲労回復など、嬉しい効果のたくさんあるにんにく。
健康にいい栄養素たっぷりなので、毎日上手に摂取して元気にすごしたいですね。