手作り雑貨は意外と簡単に作れる
ハードルが高いと思われがちな手作り雑貨ですが、最近は値段も手ごろに、そして簡単に作ることが出来るものが増えてきています。
今までなんとなく作り方を知らないからと敬遠しがちだった方もハンドメイドがブームになってから始めてみたら、意外と簡単なつくり方で趣味のひとつになったという方もいます。
手作り雑貨で作り方に不安がある方は、始めは便利なスタートキットなどを使うと道具の心配や材料の心配がいらないのでおすすめです。
特に、布小物や羊毛フェルトなどはキットが増えてきていて作りやすくなっているので始める方はキットからが便利でより簡単に作れます。
初心者の方はキットから初めて手作り小物の作り方の流れなどをしっかりと押さえてから自分好みのものを揃えてハンドメイド作品の幅を広げるとより作りやすくなります。
また、一度作ったものをおさらいする形で好みの物を作るのでより形になったときに綺麗に出来ますし、作り方にも慣れると短時間でできるようになります。
作るものによっては材料のうち何点かは100均などで手ごろに揃えることが可能になってきました。
以前は手芸専門店のみでしか扱っていないものも多く、材料を揃えるだけで金額がかなりかかってしまうことが多かったのですが近年のハンドメイドブームは材料の低コスト化もあるといえます。
手作り小物も材料の低コスト化やキットなどの豊富さに後押しされて、ぐっと始めるハードルが低くなっているのでこの機会に始めてみましょう。
プレゼントに可愛い小物を作ろう
ハンドメイドブームが広がるにつれて、手作り小物への注目度はぐっと飛躍してきました。
特に、プレゼントとして送る際に1点ものが多いので他の人とかぶることがなく、作り方も簡単で、さらに送る方の好みも取り入れて作ることができるという利点があります。
その方が今欲しいと思っているものを手作り小物でプレゼントというのもいいですが、手作り小物をギフト用のラッピングバッグとして使うことも注目されています。
手作り雑貨を送ることでより気持ちも伝わりやすくなりますし、贈るほうも贈られるほうも両方嬉しい気持ちになるのでおすすめです。
小物として送るときは、布小物が作り方も簡単でプレゼントを贈る相手の好みの布も見つかりやすいのでおすすめです。
布は手芸店のほうが種類が豊富なので手芸店で探し、ほかの材料は100均など安価で揃うもので作るとコストを高くしすぎずに作れるのでよいでしょう。
また、キットを購入して、キット内の布のみ替えて作るという作り方も分かりやすいので、手作り雑貨を始めたばかりで自信がない方やキットの内の型紙を使って作りたいか方はこの方法でもよいでしょう。
その場合はキット内に書いてある大きさの布が必要になるので、大きさを間違えないようにしながら布を購入しましょう。
心を込めて作った手作り雑貨は、気持ちもぐっと近くに感じられ相手も嬉しい気持ちになりますよ。
布を使って可愛い小物を作るアイデア
では、布を使って可愛い小物を作るのはどのようなアイデアがあるのでしょうか。
- ポーチ
- ハンカチ
- コースター
- がま口
- ブローチ
- ワッペン
- 巾着袋
続いて、布を使って可愛い小物を作るアイデアを詳しくみていきます。
作り方も簡単ですが載っているので参考にしてみましょう。
布を使って可愛い小物を作るアイデア①:ポーチ
ポーチは普段から使う方が多く目にする機会も多いので、作りも理解しやすく、作り方さえ分かってしまえばミシンでも手縫いでも作ることができるので比較的簡単に作れる手作り小物としておすすめです。
雑貨として使う頻度も多いので、一度作ると好みのものを作ったり他の人へプレゼントで作るものよいでしょう。
作り方は簡単で、作りたいポーチの大きさプラス縫いしろ分2cm程度に布を切り、マチも作る場合はマチの分も布を切って作っておきます。
それを縫い合わせて最後にジップ部分を付けて完成です。
裏地をつける場合は裏地分も布を準備しましょう。
タグやリボンもつけるとぐっとかわいく、手作りでも売っている雑貨のように高見えするものも作ることができます。
布を使って可愛い小物を作るアイデア②:ハンカチ
ハンカチははぎれからでも作ることができるので、挑戦しやすい手作り小物のひとつです。
特に、ガーゼハンカチは市販のものは無地で白いものが多いのですが、手作りすると好きな柄のものを持てるのでぐっと幅が広がります。
作り方は簡単で、好きな柄の布を2枚好みの大きさにカットし、縫い代は約0.5から1cm程度が良いでしょう。
裏と裏を合わせて縫い合わせ、裏返すスペース2cm程度を残すところまで縫ったら中から裏返し、表の地になったところでかがり縫いをして口を閉じて完成です。
手縫いよりもミシンを使用すると時間も短く、縫った部分もほつれにくく仕上がります。
いろいろな素材や色、柄があるので好みのものを作ってみましょう。
コスパが良いはぎれセットから作ることもできるので、手作り小物初心者の方にぜひ試してほしいアイテムです。
布を使って可愛い小物を作るアイデア③:コースター
コースターは上記のハンカチと同じ作り方で作ることができるのですが、ハンカチよりも大きさが小さいので少し上級者向けといえます。
ハンカチなど大きなものを作るのに慣れてきてから作るとうまくできます。
材料ははぎれセットから作ることができるので、好きな柄を組み合わせるとかわいく仕上がります。
また、コースターは熱いものを置くので厚みが少しほしいと思った方は、中にシート状になっている綿を入れて縫うことで厚みも程よく出るので熱も伝わりにくくなります。
シート状なので縫うときもよれにくく、作業しやすいのが特徴です。
布を使って可愛い小物を作るアイデア④:がま口
がま口はほとんどポーチを作る作り方と一緒ですが、口の部分のみがま口の金具を使用して作る作り方なので、手作り小物の中でもおしゃれなのに簡単に出来る雑貨として注目されています。
特に、布に刺繍などをすることでよりかわいくおしゃれな手作り小物ができます。
がま口の金具部分は、手芸店や均で購入することができ、ほとんどが布を手縫いで縫って付けるタイプです。
金具の形が様々で、四角いものから丸みを帯びているもの、交差する部分が平たいものや丸いものなど幅広いものがあります。
布の柄とのバランスをみたり、作りたいがま口の大きさに合わせるなどして作り方を工夫したり金具を選ぶとよいでしょう。
型紙はがま口の中についているときもあれば、ない場合もあるので、ない場合はホームページなどから印刷して使用するとうまく作れますよ。
布を使って可愛い小物を作るアイデア⑤:ブローチ
ブローチは一見難しそうに見えますが、意外にも布やフェルトを使うことで簡単に作ることができる手作り小物なのをご存知ですか?
フェルトを使う際には、好きな形に切って(裏と表2枚)、裏用のフェルトにはブローチピンをあらかじめ縫っておきます。
そして裏と表のフェルトをかがり縫いで縫い合わせていくと完成です。
布で作る場合は同じようなつくり方でもよいですが、つまみ細工のように花びらを作っていき、ブローチピンを縫ってある土台に貼っていくと立体的なブローチができるのでおすすめです。
始めはフェルトのほうが作りやすいので、慣れてきたら布で作るつまみ細工風ブローチもおすすめです。
布を使って可愛い小物を作るアイデア⑥:ワッペン
ワッペンは基本的に2種類のものがあり、布やフェルトを組み合わせて絵柄にして作るタイプと、布やフェルトに刺繍をして作るタイプの作り方があります。
手作りしやすいのは布やフェルトを組み合わせて作る作り方なので、初めて行うときはこちらから挑戦するとよいでしょう。
まず、好きな図案を書いてそれをもとにしながらパーツごとにどんな布、フェルトを使うかを決めます。
そしてその図案に沿ってパーツごとに切り分けて縫い合わせると完成です。
刺繍をする場合は、刺繍糸と刺繍枠があるとやりやすく、刺繍用の下地シートもあるのでそちらを使うと図案も縫いやすくなります。
周りはかがり縫いの応用でしっかりと枠を作るようにして縫うときれいに出来ますよ。
布を使って可愛い小物を作るアイデア⑦:巾着袋
巾着袋は布と好みのひもやリボンがあれば簡単に作れる手作り雑貨です。
特に女性はポーチや巾着袋に小物を入れてバックを整理する方が多いので、布の手作り小物として使い勝手もいいので作る方が多い傾向にあります。
こちらは巾着の大きさによって使う布の大きさが異なりますが、基本的に布の量は少し多めなので手芸店などで布を買うと作りやすいですよ。
組み合わせて作りたい方は、はぎれセットを何組か揃えることでパッチワーク風の巾着袋を作ることができます。
基本的なつくり方は、作りたい大きさプラス縫い代分0.5から1cmの大きさに布を2枚切り、表側を合わせて縫っていきます。
巾着の口部分は残して縫い、紐やリボンの端を結んだものふたつを結んだ部分が外側に来るように合わせて口部分の布を折って縫い合わせます。
最後に裏返して完成です。
100均アイテムを使って雑貨を作るアイデア
では、100均アイテムを使って雑貨を作るのはどのようなアイデアがあるのでしょうか。
- レジンアクセサリー
- LEDキャンドル
- レザーポーチ
- フェイクスイーツ
- 羊毛フェルト
- リースやしめ縄
- フラワーボックス
続いて、100均アイテムを使って雑貨を作るアイデアを詳しくみていきます。
作り方も簡単ですが載っているので参考にしながら作ってみましょう。
100均アイテムを使って雑貨を作るアイデア①:レジンアクセサリー
レジンのアクセサリーは季節によってカラーを変えたりマーブルにしたり、造花やドライフラワーなどと組み合わせて作ると、オリジナル感あふれる手作り雑貨を作ることができます。
とくに、ドライフラワーやラメ、金属パーツを使って作るレジンアクセサリーが人気です。
作り方はいたって簡単で、100均で揃えることができるレジン液をレジン型かレジンアクセサリー用の金属パーツに1/3ほど流し込み硬化させます。
硬化させるのは、日光でもいいですがUVライトを使うと早くできます。
次にまた1/3ほどレジン液を流し込んでから爪楊枝などで気泡をつぶしつつドライフラワーやラメなど入れたいものを入れて硬化させます。
そして残り1/3にレジン液を入れて硬化させるとレジンアクセサリー用のパーツが出来上がります。
そのパーツを作りたいピアスやイヤリング、ネックレスなどの部品と合わせて完成です。
100均アイテムを使って雑貨を作るアイデア②:LEDキャンドル
LEDキャンドルも意外と簡単な作り方でハンドメイドできることをご存知ですか?
スタンドタイプのLEDライトが100均で販売されているので、それを基本にして作ります。
スタンドタイプのLEDライトに同じく100均で販売されているガラス瓶やプラスチック製の筒をかぶせます。
そして、そのかぶせた周りの瓶や筒にデコパージュしていくだけという簡単なものです。
デコパージュ用のシールなども100均にあるので探してみましょう。
作り方は簡単ですが、シールやタイルシートなど組み合わせによって出来上がりはいろいろなものができるので作って楽しい雑貨です。
100均アイテムを使って雑貨を作るアイデア③:レザーポーチ
なんと、100均アイテムでレザーポーチを作ることもできるんです。
作り方は上記の布雑貨のポーチと同じですが、はぎれで作る作り方のため、図案などは基本的に小さくなるのでそこは頭に入れておきましょう。
レザーはフェイクレザーになるので、生地が柔らかいため作り方は布雑貨のポーチと同じでOKです。
特別トンカチなどを使用して皮をなめしたり柔らかくする必要はないので特別な道具はなしで、裁縫用品のみあれば大丈夫です。
フェイクレザーで柔らかいので、手になじみやすい手作り雑貨が作れますよ。
100均アイテムを使って雑貨を作るアイデア④:フェイクスイーツ
フェイクスイーツは若い女性の間で特に注目されている簡単に作れるのにかわいい手作り雑貨です。
作り方は色々とありますが、紙粘土で作るタイプが多い傾向にあり、一から自分で作ることもできますし、キットを使用して作り方を見ながら簡単に挑戦できるものもあります。
基本は100均アイテムで十分材料が揃うので、学生さんも自分自身で作る方も多い手作り雑貨のひとつといえます。
紙粘土、筆、絵具、ラメなどのデコパージュ用品を揃えて作ります。
型もあるのでそちらを使う作り方はより簡単に出来ます。
乾かす前にアクセサリーやキーホルダーのパーツにしたい場合は部品をつけるのを忘れずに行うと仕上がりが綺麗ですよ。
100均アイテムを使って雑貨を作るアイデア⑤:羊毛フェルト
羊毛フェルトの手作り雑貨は幅が広く、その作り方も簡単で羊毛フェルト用の針を刺して形を整えていくだけというシンプルなものなので、挑戦する方が多いです。
特に100均にはスターターキットとして専用の針と板のセットにキットも販売しているので、始めやすいですよ。
手作りできる手作り雑貨のアイデアとしては、小さなモチーフ(猫や犬など)やコースター、ブローチ、ヘアアクセサリー用のパーツなどです。
簡単なものだと、羊毛フェルトを薄いシート状にして石鹸をデコパージュするものも作ることができます。
可能性が広いアイテムなので、いろいろなものを作ってみましょう。
100均アイテムを使って雑貨を作るアイデア⑥:リースやしめ縄
リースやしめ縄は難しそうと感じる方が多い傾向にありますが、基本の丸い形ができているリースが100均で販売されているのでそちらを使うと簡単に手作りすることができます。
基本の形はできているので、そちらにつけたいパーツ(ボンボンやリボン、花や葉っぱなどのデコパージュ)をタコ糸や針金で結んでいくという作り方です。
ドライフラワーは大ぶりものもののほうが形が崩れにくく、結び付けやすいのでおすすめです。
また、固めのパーツはタコ糸よりも針金で固定する作り方のほうが丈夫に作ることができます。
最後に全体のバランスを見て、必要であれば結び目を隠す意味で塗装するとよりオシャレな雑貨に仕上がります。
100均アイテムを使って雑貨を作るアイデア⑦:フラワーボックス
簡単なフラワーボックスであれば作り方も簡単ですが、ちょっとした贈り物に手作り雑貨をというときにもおすすめです。
用意する物はボックスと中に敷くギフト用の細いペーパー、造花もしくはドライフラワーです。
ドライフラワーは湿気を吸ったり保管状況によっては色が変化してしまう場合もあるので、乾燥材も一緒に用意するとよいでしょう。
ボックスはギフト用の真ん中がくりぬかれて透明フィルムになっているものやもともと透明のボックスを使うときれいに見えるのでおすすめです。
カラーは同色系でまとめるとすっきりした印象に、カラフルにすると明るい印象にとぐっと雰囲気も変化するので、贈る相手や、飾る部屋などをイメージして作ると上手にまとまります。
おすすめのハンドメイドの本
こちらの本は、基本的な作り方も載っており、手作り雑貨をこれから始めようとする方にはぴったりの1冊です。
アクセサリーの作り方がしっかりと載っており、自分自身が使う物を作るのも簡単に出来るので、作り方は参考にしやすく、また揃えるものも分かりやすくなっています。
ネックレス、ブレスレット、ピアスなどの使う方が多い普段使いもできるアクセサリーもこの本があれば手作りできます。
デザインの参考にしたり、作り方をしっかりと押さえてハンドメイドを極めたり、手作り雑貨のプレゼントをしたりといろいろなことに役立つので持っておきたい1冊になっています。
手作り雑貨の作り方を押さえてハンドメイドに挑戦しよう
意外にもハンドメイドは気軽に始められ、しかも始めの材料調達もコストを抑えて始められるものがたくさんあります。
100均などもうまく活用しながら、手作り雑貨に挑戦してみましょう。
作り方でわからないことがあれば、キット内の型紙や作り方を参考にしたり、SNSや動画配信サイトにもたくさん作り方がアップされているのでそれらを参考にしつつ作ってみましょう。
たくさん作ることでうまくなり、楽しくなるので趣味も広がりますよ。
今年はハンドメイド小物で手作り生活を楽しんでみましょう。