人気のレシピは焼くだけじゃない!
塩鮭を使った人気の料理といえば、白米にぴったりの塩焼き。しかし塩鮭の魅力を引き出す調理方法は「焼き」だけではありません。
脂ののった身をふっくらと仕上げるホイル蒸しや旨味をスープに閉じ込める煮込み料理など、様々な調理方法で塩鮭の持つおいしさを生かすことができます。
鮭には、水分の代謝をよくしてむくみを改善したり、血の巡りをよくして冷え性を改善したりするはたらきがあり、栄養も満点です。
今回は、塩鮭を使った人気のレシピを紹介します。
プロ愛用の簡単にできる塩鮭人気レシピ
塩鮭の定番料理をプロのレシピでもっとおいしく。人気のレシピを三つご紹介します。
- 定番!鮭のホイル蒸し
- 鮭のムニエル
- 鮭のディップ
定番!鮭のホイル蒸し
塩鮭の料理として人気なホイル蒸し。プロのレシピを使えばもっとおいしくなりますよ。
しめじの下の部分を切ってほぐします。玉ねぎは繊維に沿って7〜8mmの薄切りにします。
アルミホイルにした処理をした鮭、玉ねぎ、しめじ、ミニトマトを乗せます。
オリーブオイル(小さじ1)と白ワイン(大さじ2)をまわしかけ、上下を包んでから両端を閉じます。
この時、空気を含ませてぴったりと閉じると蒸し焼きの状態になり、ふっくら仕上がります。オーブントースターで10分ほど焼きます。
お好みでこしょうをふり、レモンスライスを添えて完成です。
鮭のムニエル
こちらも塩鮭をおいしく食べる人気のお料理ですね。もっとおいしく仕上げるためのプロのレシピをご紹介します。
両面に塩をふり、10分ほどおいた塩鮭の両面にこしょうをふります。
小麦粉を全体にまぶして、余分な粉をしっかり落とします。
フライパンにサラダ油を敷き、鮭を盛りつけたとき上になるほうから焼いていきます。中に火が通り、両面を焼き色がつくまで焼きます。
フライパンの油をペーパータオルで拭き取り、バター(大さじ1)を入れて火を止めます。バターを溶かしながらからめ、完成です。
塩鮭のディップ
会食や持ち寄りランチ会で活躍しそうな人気のレシピ。
ざるに紙タオルを敷き、ヨーグルトをのせ、約1~2時間放置し、水切りヨーグルトを作ります。
ゆでて冷ましておいた塩鮭をフォークでほぐしながらヨーグルトと混ぜ合わせます。
塩、レモン汁、バター、カレー粉で味付け。
クラッカーに乗せておいしいディップに!
人気の塩鮭おすすめレシピ10選
焼くだけでない、鮭の新しいおいしさを引き出す人気のレシピをご紹介します。
鮭とじゃがいもの塩バター煮
こっくりバターのコクがおいしいと人気のレシピです。
塩鮭の切り身を一口大にカット。
表裏にこしょうをまぶし、15分くらいおきます。
じゃがいもは6等分に切り、水に15分ほどさらしておく。
フライパンにバターを敷いて鮭を焼きます。
続いて、じゃがいもを加え、全体にバターが回るよう炒めます。
水を100cc入れ、蓋をして10~15分、じゃがいもが柔らかくなるまで煮ます。
味見をしながら塩やバターで味をととのえ、仕上げにパセリをふったら完成です。
鮭とセロリのトマトクリームパスタ
トマトと合わせておしゃれなイタリアンに大変身。塩鮭を使ったパスタの人気レシピです。
塩鮭を一口大に切る。セロリは斜め薄切りに、玉ねぎは縦薄切りにします。
フライパンにオリーブ油を敷き、鮭を入れて表面にしっかり焼き色を付けます。
かりっとするくらい焼くと風味がよくなります。
そこへセロリと玉ねぎを加えて、炒めます。
玉ねぎとセロリがしんなりしたら、ホールトマトをつぶして缶汁ごと加え、中火で加熱します。
パスタのゆで汁をおたま一杯分くらい加えて伸ばし、塩とこしょうで味をととのえます。
クリームチーズをちぎって加えコクを出します。
ゆでたてのパスタに絡めてどうぞ。
塩鮭のハンバーグ風
骨をほぐす必要がなく食べやすいので子どもにも人気のレシピです。
お弁当にも嬉しい一皿。
ねぎと玉ねぎをみじん切りにし、サラダ油でいためます。
すりおろした人参、パン粉、小麦粉、溶き卵、しょうゆ、酢塩、おろし生姜、パプリカ、胡麻と混ぜます。
塩鮭の骨と皮を取り除き、1㎝以下の角切りにします。
これらの具材をすべて混ぜ合わせ、食べたい大きさに分けて形を整えます。
フライパンで両面を焼きつけて完成です。
塩鮭とアスパラのクリーム煮
塩鮭は大きめの切り身にすると存在感があります。食べ応え満点のあったかレシピとして人気です。
しいたけ、アスパラガスを食べやすい大きさに切り、下茹でしておきます。
2~3等分した塩鮭の切り身をバターを敷いたフライパンで両面焼き、しいたけもさっと炒めます。
次に、白ワインとスープを加え、沸騰したらシチューのルゥを投入します。
固形や粉末のものでも、ホワイトソースでもOK。沸騰するまで煮込みます。
最後にアスパラガスを加え、塩、こしょうで味を調えたら完成です。
塩鮭となすのオーブン焼き
塩鮭の塩気にチーズでなめらかさをプラスしたレシピです。
味の沁み込んだ茄子もおいしく食べられる人気の一皿。
なすを斜めに輪切りにし、サラダ油を敷いたフライパンで両面を焼きます。
塩鮭の切り身は3等分くらいにし、なすと同様両面を焼きます。
みじん切りにした玉ねぎをオリーブオイルでいため、そこに酒、みりん、ホールトマト、赤みそ、砂糖を加え、煮たたせます。
耐熱皿に出来上がったトマトソースを敷き、その上に鮭となすを重ねるようにして並べます。
上からチーズ(モッツァレラチーズがおすすめ)をかけてオーブンで加熱。
焼き加減は230度のオーブンで10分ほどです。
鮭の胡麻味噌マヨネーズ焼き
マヨネーズやみそのコクが塩鮭とよく合います。
シンプルなつくり方が人気のレシピです。
マヨネーズ、田舎みそ、すりごまを混ぜ合わせ、鮭の切り身に塗ってオーブンで焼くだけ。
焼き加減は230℃のオーブンで10分を目安にしてください。
石狩鍋
野菜もたくさん一緒に煮込める、あたたかい煮込みレシピ。
冬にぴったりと大人気。
塩鮭は切り身、アラ、頭をぶつ切りにします。
鍋に昆布を敷き、アラ・頭、を加えて火にかけ、水と酒を加え、アクを取りながら炊いてだしをとります。
しいたけ、長ねぎ、キャベツ、玉ねぎ、春菊など好みの野菜を食べやすい多さに切ります。
しらたきは熱湯で洗い、食べやすい長さに切ります。
ボウルにほんだし、みそ、みりんを合わせたたれを作ります。
鍋にこのたれを2/3量を入れ、さけの身、野菜などの具材を加えて煮込みます(春菊など、火が通りやすい野菜は煮立ってから)。
煮立ったら弱火にし、残りのたれを加えて味を調え、最後にバターを加えて完成。
鮭の南蛮漬け
揚げないから簡単・ヘルシー!さっぱりと塩鮭を味わいたい夏にぴったりな人気のレシピです。
最初に漬けダレを作ります。
使う調味料は、しょうゆ、みりん、酢、 これらを1:1:1で混ぜ合わせ、料理酒を少し加えます。
塩鮭は皮をとって一口大に切り、両面に軽く塩・こしょうをふって片栗粉をつける。
玉ねぎを薄切りに、人参を千切りにします。
フライパンで玉ねぎとにんじんを油なしでしんなりするまで炒め、タレに漬ける。
同じフライパンに油を入れて熱し、鮭を両面火が通るまで焼きます。焼けたらタレに漬けこんで完成です。
手作り鮭フレーク
ごはんにぴったりの塩味がついている塩鮭だからこそできる!と人気のレシピ。
鍋に皮をはがして適当な大きさに切った鮭を入れます。
だし汁・酒・みりんを入れ、弱火にかけ、しゃもじなどでたたくように鮭の身をつぶします。
このときに骨を見つけたら取り除きましょう。
水分がとんだら、白ゴマを入れて完成です。
塩鮭の塩分を生かしておいしく作りましょう。
鮭とキャベツのチゲ鍋
辛い味付けが食欲をそそるレシピです。
チゲと塩鮭という意外な組み合わせが人気です。
鮭とキャベツを一口大に切ります。
キムチもざっくり食べやすい大きさにカット。
鍋にごま油とにんにく、キムチを入れて中火にかけ、さっと炒めます。
香りが立ったら水、みそ、昆布(出汁用)を加えて混ぜます。
スープが煮立ったら鮭とキャベツを加えて煮込みます。
最後にたまごを落として完成です。
レシピによって甘塩・辛塩を使い分けるコツ
日々のお料理の便利な食材として人気な塩鮭ですが、塩加減の強さによって異なる名前がついています。
それが甘塩と辛塩です。どの料理にどっちを使えばいいの?と迷いますよね。
醤油やみそなどの味の濃い調味料で味付けをするときには塩分が控えめの甘塩を、鮭本来の味を引き立たせたい料理(例えば焼き鮭や手作り鮭フレークなど)には辛塩を選ぶとよいでしょう。
おすすめの魚料理のレシピ本
ライフスタイル情報誌として根強い人気を誇るクロワッサンのレシピ本です。
今回紹介した塩鮭だけでなく、ほかの魚の調理方法やおいしレシピが満載。
レシピだけではなく、魚のさばき方を写真入りで解説したページもふんだんに用意されており、いろんな種類の魚介類の調理に挑戦できます。
おいしさだけではなく、魚の栄養価も考えたレシピになっているので、その日の体調に合わせて健康的な魚料理を作れます。
栄養満点◎味付け次第で和にも洋にも。
栄養価も高く、焼いても煮てもおいしく食べられる塩鮭。
さばく必要もないので簡単に調理できるのも人気の理由の一つですね。
味噌の独特の風味やこってりしたバターの味付けとも相性がいいので、様々な味付けを楽しむことができる食材です。
人気の一皿をもっとおいしく食べられるレシピをご紹介しました。
調理にはフライパン一つ、鍋ひとつあればよいというレシピも多く、調理や後片付けが簡単なのも嬉しいポイント。
今回紹介したレシピはどれも人気のレシピばかりなので、味に間違いはありません。
ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。