美味しいチンゲン菜(青梗菜)の選び方
まずはおいしいチンゲン菜の選び方から紹介します。
できるだけで新鮮なものを選ぶことができれば、その後の保存にも影響してきます。
新鮮でおいしいチンゲン菜は、次のような特徴があります。
- 葉の色が濃い緑色をしている
- 一株の葉が密集している
- 根元がふっくらとしてボリュームがある
- 全体的にハリがある
チンゲン菜は鮮度が落ちてくると、葉の色が黄色っぽく変色するという特徴があります。
ほかのチンゲン菜よりも緑色が濃いものを選ぶのがおすすめです。
また、根元がふっくらとしているチンゲン菜は甘みがあるといわれています。
葉や茎にハリがあってみずみずしいものを選ぶということが、おいしくて新鮮なチンゲン菜を選ぶポイントです。
チンゲン菜を冷蔵保存する方法
チンゲン菜を含め、葉物野菜はあまり日持ちしにくい野菜です。
購入してから数日経つと、葉がしおれていることも少なくありません。
チンゲン菜も購入してからなるべく早く調理して食べてもらいたい野菜ですが、数日保存したいという場合は冷蔵保存がおすすめです。
冷蔵保存するときは、ひと工夫することで新鮮さを保つことができますよ。
- チンゲン菜を袋から取り出す
- 一株ずつ新聞紙で包む
- ポリ袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室で立てて保存する
こうすることでチンゲン菜の水分が抜けるのを防ぎ、みずみずしさをキープすることができます。
冷蔵庫の野菜室で立てて保存すると葉が曲がることを防げるので、チンゲン菜のおいしさも持続しますよ。
チンゲン菜は冷凍保存もできる
チンゲン菜が安売りをしていて、たくさん購入してしまうということもあると思います。
新鮮なうちに食べきることが理想なのですが、どうしても食べきれないというときは冷凍保存をするのがおすすめ。
冷凍保存をすることで、生で保存するよりも長期間保存することが可能です。
チンゲン菜を冷凍保存する場合は、生のまま冷凍することはできません。
必ず下茹でをしてから冷凍保存するのが基本です。
茹で方や冷凍保存をするときのポイントについては、後の項目で詳しく紹介するのでそちらを参考にしてくださいね。
チンゲン菜を冷凍したからといって、ずっと保存できるわけではありません。
できるだけ早く食べたほうがおいしいですが、長くても1ヶ月ほどで食べきるようにしましょう。
チンゲン菜を冷凍保存するコツ
チンゲン菜をよりおいしく冷凍保存するには、ちょっとしたポイントがあります。
このポイントを押さえるだけで、色や味も良くシャキシャキとした食感も残したまま保存することができますよ。
ポイントは次の3つです。
- 茹で時間は10秒ほどの短時間でOK
- 冷凍するときはできるだけ急速冷凍で行う
- 1食分ずつ小分けにして冷凍する
冷凍保存をしたチンゲン菜を使うときは、冷凍したまま再加熱をします。
そのためいつも通り下茹でしてしまうと、食感が悪くなってしまいます。
下茹では葉がすべて沈んでから10秒ほどで上げるといいですよ。
また、食べやすい大きさに切ってから1食分ずつ小分けにして冷凍するのが基本です。
ラップに包んでからジッパー付きの保存袋に入れて保存しましょう。
チンゲン菜の美味しい茹で方
おいしいチンゲン菜をよりおいしく食べるには、下茹での仕方も大きなポイントに。
下茹でするときはたっぷりのお湯でゆでるのですが、水の2%ほどの塩を入れて下茹でするとよりおいしく食べることができます。
冷凍せずにそのまま食べる場合は、根元から湯に入れて葉がすべて沈んだら30秒から40秒ほどで上げましょう。
冷水に取り出し、色止めをしたらしっかり水を切ります。
冷凍する場合は前の項目で紹介したように、10秒ほどで取り出します。
そのまま食べるときと同様に、冷水でしっかり色止めをしてから冷凍しましょう。
チンゲン菜を炒め物として食べる場合は、下茹でをする必要はありません。
生のまま食べやすい大きさに切ってから、油で炒めていただきましょう。
チンゲン菜を使った絶品レシピ
チンゲン菜が安いけどレシピがあまり思いつかない、という人もいるかもしれませんね。
チンゲン菜は実はいろいろな料理に使うことができるんですよ。
チンゲン菜がちょっと苦手という人も食べやすい、絶品レシピを4つ紹介します。
どれも簡単に作れるものばかりですので、試してみてくださいね。
- チンゲン菜のゴマ和え
- マーボーチンゲン菜
- チンゲン菜スープ
- チンゲン菜と豚肉のオイスターソース炒め
チンゲン菜のゴマ和え
チンゲン菜だけで作れるゴマ和えは、青臭さが気になりにくいのでおすすめです。
材料はこちら。
- チンゲン菜・・・1パック
- 白ゴマ・・・大さじ2杯
- 麺つゆ・・・大さじ1杯
作り方はとっても簡単!
下茹でしたチンゲン菜を食べやすい大きさに切り、すった白ゴマと麺つゆを混ぜ合わせるだけ。
お弁当のおかずや箸休めにぴったりの一品です。
たくさん作っておけば、2~3日は日持ちしますよ。
マーボーチンゲン菜
ご飯のおかずにぴったりのマーボ-チンゲン菜もおすすめです。
材料はこちら。
- チンゲン菜・・・1パック
- ひき肉・・・50g
- 豆板醤・・・ティースプーン1杯
- コチュジャン・・・小さじ1杯
- オイスターソース・・・少々
- 鶏がらスープ・・・100ml
- 水溶き片栗粉・・・30ml
- ごま油・・・少々
材料はちょっと多めですが、作り方は簡単。
ひき肉を炒めた後、チンゲン菜も一緒に炒め、ほかの調味料をすべてア合わせたものを加えてひと煮たちさせるだけで完成です。
チンゲン菜スープ
チンゲン菜はスープの具材としてもピッタリです。
材料はこちら。
- チンゲン菜・・・一株
- かにかまぼこ・・・2本
- シイタケ・・・2個
- 鶏がらスープ・・・300ml
- 塩コショウ・・・少々
具材は食べやすい大きさに切っておきましょう。
鶏がらスープを沸かし、材料を加えて加熱したら完成です。
卵を加えたりとろみをつけたりしてもおいしくいただけますよ。
チンゲン菜と豚肉のオイスターソース炒め
オイスターソースを使うとご飯のおかずにぴったりです。
材料はこちら。
- チンゲン菜・・・1パック
- 豚肉・・・100g
- オイスターソース・・・小さじ2杯
- 塩コショウ・・・少々
豚肉を分量外の油で炒め、しっかり火が通ったらチンゲン菜を加えて炒めます。
オイスターソースを加えて炒め、塩コショウで味を調えたら完成です。
甘みが欲しい場合は砂糖を少しプラスしてもおいしいですよ。
おすすめのチンゲン菜レシピが掲載された本
チンゲン菜のレシピだけでなく、野菜を使ったメニューはワンパターンになりがち。
旬の野菜をおいしく食べたいという人におすすめしたいレシピ本がこちらです。
野菜のおいしさをしっかりと味わえるレシピばかりというのが魅力です。
糖質や脂質を控えたレシピが多いので、ダイエットをしている人にもきっと役に立つはず。
いろいろな野菜を使ったレシピが133も掲載されているので、この1冊があれば1年中活躍してくれるとして人気となっています。
チンゲン菜をたっぷり味わおう
チンゲン菜は中華系の味付けによく合いますが、ゴマ和えなど和食にも向いている食材です。
下茹でしたチンゲン菜を小分けに冷凍すれば、長期間の保存も可能。
正しい方法で下茹でをすれば、チンゲン菜をもっとおいしく食べることができますよ。
シンプルな味付けを心がけて、チンゲン菜そのものの味をしっかりと味わってくださいね。