定番の餃子レシピだとジューシーにならない?
定番の餃子のレシピは、シューシーにならないと悩みを持っている人もいるかもしれません。
それは何が原因なのでしょうか。
ひき肉と野菜を混ぜ、調味料を加える定番の作り方ではどうもジューシーさに欠けると感じる人が多いようです。
味は悪くないですが、じゅわっとした食感がないとちょっと物足りませんよね。
肉団子が皮に包まれている、という感じの餃子になってしまうのは残念です。
どうすればジューシー餃子になるのか、そのコツや秘密のレシピを調べてみましょう。
餃子をジューシーに仕上げる一工夫
餃子をジューシーに仕上げるにはどんな一工夫がいるのでしょうか。
- タネにスープを入れる
- 肉だけを先によく捏ねる
- 野菜の下処理をきちんとする
- タネに牛脂を入れる
タネにスープを入れる
餃子をジューシーに仕上げるコツは、タネにスープを入れることです。
鶏ガラスープの素をぬるま湯に溶かしたものでもいいですよ。
スープ以外にも、調味料の味付けによっては水を加えるレシピもあります。
タネに水分を多く含ませることで、噛んだ時にじゅわーっと肉汁の出る食感になります。
ひき肉だけを先によく捏ねる
餃子をジューシーに仕上げるコツは、ひき肉と調味料だけを先によく捏ねることです。
ひき肉と調味料をボウルに入れて、粘りが出るまでよく錬り合わせます。
スープや水を加えているので柔らかいタネになりますが、それをしばらく冷蔵庫で寝かせると肉に水分が吸収されます。
包む直前に野菜を加えて混ぜるようにしましょう。
野菜の下処理をきちんとする
餃子をジューシーに仕上げるコツは、野菜の下処理です。
野菜はキャベツや白菜が中心になりますが、これらは水分を含んでいるのでそのまま使うとみずっぽいタネになってしまいます。
荒くみじん切りしたキャベツや白菜に塩をふり、10分ほどおいてから水気をよく絞ります。
こうすることで野菜の水分が抜け、タネと合わせた時にも味がなじみやすくなるんですよ。
ニラは水抜きは必要ないので、刻んですぐに混ぜ合わせてましょう。
ひき肉と野菜を混ぜすぎないように合わせ、すぐに包んでいくのがポイント。
タネに牛脂を入れる
餃子をジューシーに仕上げるコツは、タネに牛脂を入れることです。
牛脂でなくても、脂を加えることでじゅわっと肉汁がほどよく脂をもって出てきますよ。
牛脂はスーパーによっては売っているところもありますし、お肉を買えばついてくるところもあります。
豚の背脂ミンチが売っていれば、豚ミンチと混ぜて使うのもいいですね。
牛脂は冷凍保存しておけるので、多めに手に入ったら冷凍庫で保存しましょう。
牛脂が手に入りにくい場合、ごま油を入れるレシピもあります。
肉汁あふれるジューシー餃子レシピを大公開!
肉汁があふれ出るジューシーな餃子、食べたいですよね。
そんな餃子レシピを公開しましょう。
材料50~60個分:ひき肉300g、キャベツ400g、ニラ1束、しょうが・にんにく一片ずつ。
調味料:酒大1、醤油大1、オイスターソース大1、鶏ガラスープ(顆粒ならお湯で溶いて冷ましたもの)60cc~100cc、ごま油小2、塩コショウ適量。
まずはひき肉と調味料を粘りが出るまでよく混ぜて、冷蔵庫で30分くらい寝かせておきます。
キャベツはみじん切りにし、塩を振って水抜きをします。
しょうが・にんににくはみじん切りorすりおろし、隠し味に砂糖を小1混ぜてもOK。
包む直前に寝かせておいた肉のタネと野菜を優しく混ぜます。(キャベツはよく絞って)
包んだらすぐに焼いていきましょう!
ジューシー&パリパリの餃子にするには焼き方がカギ
次に焼き方のポイントを見ていきましょう。
- 油をひかずにくっつかないフライパンに並べる
- 水ではなく熱湯を入れる
- 最後に油をたらす
油をひかずにくっつかないフライパンに並べる
ジューシー&パリパリ餃子にするには、くっつかないフライパンで焼くのがポイントです。
フッ素樹脂加工やテフロン加工がおすすめ。
フライパンに油をひかずに焼き始めます。
先に餃子を並べてから火をつけましょう。
鉄などの油が要るフライパンの場合は、先に油をひいてなじませておくと焼きやすくなります。
焼き目がついたら熱湯を入れる
ジューシー&パリパリ餃子にするには、蒸す時に水ではなく熱湯を入れるのがポイントです。
水を入れると温度が下がり、皮がふやふやの餃子になってしまうので注意しましょう。
焼き目がついてきたら、あらかじめ沸かしておいた熱湯を餃子が1/3~半分つかるくらいに入れてフタをします。
最後に油をたらす
ジューシー&パリパリ餃子にするには、最後に油をたらすのがポイントです。
水分がほとんど飛んで、音が変わってきたら仕上げの合図。
フタをあけ、ごま油(もしくはサラダ油)をまわりからまわしかけてパリっとなるように焼き上げます。
肉汁あふれるジューシー餃子レシピ5選
それではいよいよ肉汁あふれる餃子レシピを紹介していきます。
- スープがミソのジューシー餃子レシピ
- プロの味!?ジューシー餃子レシピ
- 白菜の浅漬けでジューシー餃子レシピ
- ラム肉を使ったジューシー餃子レシピ
- 梅と大葉でさっぱりジューシー餃子レシピ
ジューシー餃子レシピ①:スープがミソのジューシー餃子レシピ
スープがミソのジューシー餃子レシピです。
定番の材料に鶏ガラスープ100cc(顆粒の場合お湯にといたもの)を用意します。
ひき肉200gあたりの量ですので、たくさん作る場合は計算して増やして作りましょう。
先にひき肉と塩コショウ、そしてスープをよく混ぜ冷蔵庫で30分ほどねかせるのがコツです。
最初混ぜる時スープが多くて戸惑うかもしれませんが、混ぜているうちにお肉がスープを吸っていくので大丈夫ですよ。
粘りが出るまで混ぜましょう。
あとは野菜と混ぜて包んで焼くだけです。
ジューシー餃子レシピ②:プロの味!?ジューシー餃子レシピ
プロの味になるというジューシー餃子のレシピです。
材料は基本のレシピですが、酒はあれば紹興酒を使ってみるとよいですよ。
なければ普通の酒でOKです。
ひき肉と調味料、スープをよく混ぜたら最後に野菜を合わせます。
野菜を入れたらあまり捏ねすぎないように注意しましょう。
最後に片栗粉でタネをコーティングするのがコツです。
タネの水分から皮を守ってくれます。
包んだらすぐに焼くようにしましょう。
ジューシー餃子レシピ③:白菜の浅漬けでジューシー餃子レシピ
白菜の浅漬け入りのジューシー餃子レシピを紹介します。
餃子の定番野菜はキャベツとニラですが、白菜の浅漬けを使っても美味しくなります。
ひき肉と調味料は初めによく混ぜます。
にんにくは使わず、しょうがのおろし汁を入れるのがポイント。
隠し味に砂糖を少しいれます。
白菜の浅漬けは、水にさらして辛くない程度に塩抜きしておきましょう。
タネに粘りがでたら、キャベツのかわりに粗微塵切りにした白菜の浅漬けを入れます。
ニラと長ネギも追加し、やさしく肉と混ぜ合わせましょう。
あとは包んで焼くだけです。
定番餃子も、少しの工夫で違った出来上がりになりますよ。
ジューシー餃子レシピ④:ラム肉を使ったジューシー餃子レシピ
ラム肉を使ったジューシー餃子レシピです。
定番餃子は豚のひき肉を使いますが、ラム肉でも旨味のつまったジューシーな餃子が出来ます。
材料は定番餃子と同じでですが、追加でパクチーかミントを少々用意しておくといいですね。
ラム肉の独特の臭みを消してくれる役割です。
ラム肉のひき肉はなかなかないので、薄切り肉やこま切れを買って包丁で刻むかフードプロセッサーで細かくしましょう。
あとは肉を調味料を先によく混ぜて寝かせるのは同じです。
ラム肉は体を温める効果やアンチエイジングの効果があるので、冷え性の女性にもおすすめですよ。
ジューシー餃子レシピ⑤:小梅と大葉でさっぱりジューシー餃子レシピ
小梅と大葉でさっぱりした、でも肉汁の出るジューシー餃子レシピです。
ひき肉は鶏を使います。
鶏もも肉のミンチがジューシーさを出してくれるのでおすすめですよ。
他の材料は定番餃子のほぼ同じで、ニラは入れますがにんにくは使いません。
鶏ガラスープを先にひき肉に混ぜ込むのも同じ要領で行います。
スープをよくタネに含ませてから、野菜や小梅の刻んだもの、大葉を加えて包みます。
小梅と大葉でさっぱりなのに、もも肉の脂の旨味も感じられるレシピです。
おすすめの餃子を紹介している本
「餃子の教科書」は日本一旨い餃子の作り方と今知りたいディープ知識、の副題がついています。
日本一旨い餃子が作れるなんて、買わずにいられませんね。
餃子の知識以外にも、食材や皮に関するディープな知識も載っています。
名店紹介もしてくれている読み応えありの一冊です。
「うまい餃子」は餃子レストランの、蔓餃苑(まんぎょえん)のシェフのレシピ本です。
蔓餃苑は日本一予約の取れないお店と言われていて、その秘伝でレシピとなると読まずにはいられませんね。
パクチー餃子や糖質控えめ餃子などアレンジレシピも満載です。
オリジナルのタレもたくさん載っていて、餃子ファンにもたまらない一冊です。
ジューシー餃子でお店にもまけない味を
色々なジューシー餃子のレシピを見てきました。
餃子の話を見ると、今晩にでも餃子が食べたくなったのではないでしょうか。
気になったレシピがあればさっそく試してみるといいですね。
野菜の組み合わせはお好みで変えられるのも楽しめるポイントです。
定番レシピをアレンジしてよりジューシーさを探究するのもいいでしょう。
ジューシー餃子とキンキンに冷えたビールがあれば、お店に行かなくてもお腹も心も満足できますよ。