タコライスってどんな料理？
タコライスは、タコスという料理に米を加えてアレンジした料理の名称です。
もともとタコスという料理がメキシコなどで生まれ、沖縄にその文化が伝わり、日本でタコライスという名前の料理が生まれました。
タコス本来の挽肉とトマトなどの新鮮な野菜、チーズなどの具材の美味しさはそのままに、トルティーヤという薄い生地の部分がお米を炊いたご飯に変わっているので、より日本人好みの満足感のあるメニューへと派生しています。
本格タコライスに必要な素材
本格タコライスに必要な素材は、豚の挽肉とレタス、トマト、玉ねぎにカレー粉などの隠し味です。
ケチャップなどのタコスらしさのある調味料だけでなく、カレー粉やコンソメ、にんにくなどを加えるようにすることでより本格的で深みのある味わいに仕上げることができます。
また、隠し味にこだわるだけでなく、新鮮で色鮮やかな野菜を選ぶようにして、さいの目切りにするように心がけるとさらに見た目から本格的な雰囲気を感じさせる料理に仕上げていくことができるでしょう。
より辛味と甘味のある大人な風味にしたい場合は、タバスコを加えるとより本場のメキシコらしさのある味わいに変えることができます。
盛り付け方も野菜の下に挽肉、一番上にチーズを乗せるとそれらしい見た目に近づけられるでしょう。
本格タコライスの作る手順
本格タコライスはどのようにして作ればよいのでしょうか。
こちらでは5つの手順に分けて基本レシピの作り方をご紹介します。
- 野菜を切る
- 挽肉と玉ねぎに火を加える
- 調味料を加えて混ぜる
- ご飯をよそって具材を配置する
- 大人用にはタバスコをかける
タコライスの作り方①：野菜を切る
タコライスの作り方の1つ目の手順では、野菜を切る作業から始めます。
本格的なレシピでは、野菜を洗った後にはレタスは細く切り、トマトは1cmから2cmのブロックに、玉ねぎはできるだけ細かく小さく切るようにしていることが多いです。
野菜を小さく細かいサイズにすることで本来のメキシコではトルティーヤに包んだ時に味わえる野菜のシャキシャキとした楽しい食感を演出することができます。
野菜を切ったあとは、玉ねぎだけ火を通す必要があるため分けておくとスムーズに作業しやすくなるため良いでしょう。
タコライスの作り方②：挽肉と玉ねぎに火を加える
タコライスの作り方の2つ目の手順は、挽肉と玉ねぎに火を加えます。
豚挽肉と玉ねぎを油で炒め、しっかりと火を通しましょう。
具体的には、火の強さは中くらいで、ふたをして熱をしっかり行き渡らせるようにする方法がおすすめです。
炒めると言われると菜箸などで焦げ付かないように絶えず具材を動かすイメージを抱く方もいるでしょう。
しかし、火をなるべく早く通したい場合は具材の位置を動かすのは時々にして、なるべくふたなどをして空間を狭くし、熱が行き渡りやすい環境づくりをすると美味しく仕上がります。
タコライスの作り方③：調味料を加えて混ぜる
タコライスの作り方の3つ目の手順では、調味料を加えて混ぜていきます。
調味料にはケチャップやウスターソースをメインに、カレー粉やにんにく、コンソメなどのスパイスを加えるとより本場の味に近いものにすることができるでしょう。
直接投入して焦げ付かないか心配な場合や、慌てながら正確に調味料を計るのは難しいと感じる場合は、火を弱めに調整してから落ち着いて調味料を用意するという調理方法がおすすめです。
タコライスの作り方④：ご飯をよそって具材を配置する
タコライスの作り方の4つ目の手順では、ご飯をよそって具材を配置していきます。
たくさん食べる方は多めに、糖質が気になる方はやや少なめに、というように調節してご飯をよそりましょう。
器は丸みと深さのあるデザインのものをチョイスすると、より美味しそうなライスボウルに見せることができるようになります。
挽肉をご飯にのせたら、さらにレタスやトマトをのせる前に軽く水気を拭き取るとべちゃべちゃとしないようにすることができるでしょう。
タコライスの作り方⑤：大人用にはタバスコをかける
タコライスの作り方の5つ目の手順では、大人用にはタバスコをかけます。
チーズを飾ったら、少しタバスコも加えてかけると辛味が足されてより食欲をそそる味わいに仕上げることができるでしょう。
もともとスパイスは調味料の中に入っているので、タバスコをかけすぎると味のパランスが崩れてしまうこともあります。
初めはかけすぎずに、食べながら調節していくと良いでしょう。
タコライスを本格的に仕上げるにはサルサソースがカギ
タコライスを本格的に仕上げるにはサルサソースがカギとなってきます。
サルサソースはメキシコ料理には欠かせない調味料となっていて、タコライスにも使うことでより本格的な味わいに近づけることができるでしょう。
サルサソースはトマトをメインに、レモンやタバスコ、スパイスを加えて作るものなので、レシピでもスパイスやタバスコを使ったりトマトを多めに盛るとより本格的な見た目や味わいにすることができます。
みんなが作ってる本格タコライスレシピ5選
本格タコライスレシピには、どのようなものがあるのでしょうか。
こちらでは5種類の本格レシピをご説明します。
- 野菜をたっぷり使ったおしゃれな本格レシピ
- プロ風スパイスをたくさん使う本格レシピ
- パスタソースを使った本格で簡単なレシピ
- 沖縄の元祖の味に近づけた本格レシピ
- チップスを加えた本格絶品レシピ
本格レシピ①：野菜をたっぷり使ったおしゃれな本格レシピ
本格レシピの1つ目は、野菜をたっぷり使ったおしゃれな本格レシピです。
ご飯が埋もれるくらいの量のレタスを千切りにして、ミニトマトは8粒ほど使って丸く切りましょう。
150gの合挽のお肉を油は入れずに炒め、火が通ったらナツメグ、クミン、チリペッパー、オールスパイス、ガーリックパウダーをお好みの分量で加えて、ケチャップで色付けします。
お砂糖を少しだけ加えたら、塩こしょうで整えましょう。
ペーパーで油を取り除いたら、お肉を少し平らによそったご飯に乗せ、チーズとレタスを乗せたらさらにご飯を重ね、その上に残ったお肉、レタス、トマトを飾り付けましょう。
2段にすることでよりおしゃれな見た目に仕上げることができます。
本格レシピ②：プロ風スパイスをたくさん使う本格レシピ
本格レシピの2つ目は、プロ風スパイスをたくさん使う本格レシピです。
小さじ4分の1のパフリカパウダー、オニオンパウダー、唐辛子フレーク、オレガノ、小さじ2分の1の塩こしょう、小さじ1のクミンと小さじ2のチリパウダーを袋に入れてよく合わせます。
2個のトマトはサイコロ状に、4分の1個のレタスは千切りにして冷蔵庫で冷やしておきましょう。
1個の玉ねぎはみじん切りで小さじ1のにんにくチューブと一緒に炒め、袋の調味料と500gの挽肉を加えてよく火を通します。
大さじ1のお酒と醤油、大さじ3のトマトケチャップも足して味付けしたら、4人分のお皿にご飯と一緒に盛っていきましょう。
サルサソースやサワークリームを足しても美味しい一品になります。
本格レシピ③：パスタソースを使った本格で簡単なレシピ
本格レシピの3つ目は、パスタソースを使った本格で簡単なレシピです。
4杯のおたま分のミートソースを炒め、小さじ1のカレー粉を加えて香り付けします。
2分の1個のトマトとアボカドをサイコロカットにして、4分の1のレタスは千切りにしておきましょう。
ご飯の周りに野菜を配置し、上にミートソースとチーズをかけます。
目玉焼きを乗せればカフェのメニュー風にしてより可愛く仕上げることができるでしょう。
本格レシピ④：沖縄の元祖の味に近づけた本格レシピ
本格レシピの4つ目は、沖縄の元祖の味に近づけた本格レシピです。
4分の1個の玉ねぎと1かけらのにんにくをみじん切りにして、油で炒めます。
野菜が半透明になってきたら150gの挽肉を入れて火が通るまで炒めて、少しのこしょう、大さじ1のウスターソース、大さじ2のケチャップ、小さじ2分の1のチリパウダーを足して水分が蒸発するまで熱を加えましょう。
6分の1の玉ねぎと2分の1のトマトはまたみじん切りにして、小さじ1のタバスコと小さじ2分の1のレモン汁、少しの油と混ぜて冷やし、ソースにします。
2枚のレタスを細く切り、2分の1のトマトをさいの目切りにしたら、ご飯の上にお肉を、さらにレタス、トマトを置いて冷やしたソースをかけ、チーズを一番上に加えて仕上げましょう。
本格レシピ⑤：チップスを加えた本格絶品レシピ
本格レシピの5つ目は、チップスを加えた本格絶品レシピです。
1かけらのにんにくと2分の1の玉ねぎを細かく刻んで、3枚のレタスは細く切り、1個のトマトはサイコロ大にします。
刻んだにんにくと玉ねぎを油で炒めたら、200gの挽肉を足し、火を強くして火をしっかりと通しましょう。
ナツメグや塩こしょうをふりかけたら、大さじ1のお酒を足し切ったトマトの半分も一緒に炒めて、小さじ1のソースと小さじ2の醤油、小さじ2分の1の砂糖と大さじ3の砂糖、少々のチリパウダーで味付けします。
ご飯にとろけるチーズを乗せラップをしてレンジで温めたら、レタスとお肉ソース、残ったトマト、三角形のチップスを上に乗せて仕上げましょう。
おすすめの沖縄料理を紹介している本
おすすめの沖縄料理を紹介している本は「基本の沖縄ごはん (ORANGEPAGEBOOKSとりあえずこの料理さえ作れれば7)」です。
オレンジページのレシピ本となっていて、わかりやすく有名な沖縄料理の作り方を説明する内容となっています。
沖縄の伝統的な料理の作り方や味付けを知りたい方や、旅行先で食べた味を家でも作ってみたい、という方におすすめな書籍です。
本格的なタコライスのレシピを知って作ってみよう
本格的なタコライスのレシピを知って、実際に作ってみましょう。
あえてスパイスをしっかりと使い料理することで、日本料理とはまた違う美味しさのある食事を食べることができます。
カフェ風に作ればよりおしゃれな雰囲気で食事できるのも魅力的なポイントです。
試してみたいタコライスのレシピを取り入れて、いつもより特別な食事を楽しみましょう。
