野菜ソムリエ直伝!長ネギを常温保存で長持ちさせるコツ
野菜ソムリエのわたなべゆうやさんに長ネギを常温で長く保存させるコツについて教えていただきました。
長ねぎは乾燥に弱いので、湿度を保った状態で保存しましょう。室温が高いと傷みが早いので、なるべく陽の当たらない場所に置きましょう。常温での賞味期限2−3日程度と考え、それ以上長く使いたい時は、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
長ネギは気温や湿度が高いと黄色く腐りやすくなる野菜なので気をつけましょう。
気温や湿度が高い夏は、常温だと長期保存には向かないので、出来れば野菜室や冷凍庫で保存するのが最適になりますが常温で保存せざるを得ない時はわたなべゆうやさんの方法を試してください。
冬の場合は陽が当たらなくて暗い、風通しの良い場所で保存すれば問題ありません。
以下で常温で長ネギを保存する際のポイントをまとめます。
保存する時のポイント
- 購入してきた時のビニールは必ず外す
- 暗くて涼しい場所で保存する
- 長ネギを湿らせ乾燥させない
- なるべく立てて保存する
購入してきた長ネギは必ずビニールから外しましょう。
長ネギを保存する時は、1〜2本づつ分けて新聞紙で包んで、陽の当たらない風通しの良い場所で立てて保存しましょう。
この方法で保存期間は約1週間になります。
もっと保存期間を伸ばしたい場合は野菜室や冷凍庫での保存をオススメします。
野菜ソムリエが教える長ネギを土に埋める保存方法
よく泥つきネギが売られているのを見かける人も居るかと思います。
泥つきネギは土の中に居る状態を保ち、長期保存が可能という所が良いところです。
今回はそれを自宅でも再現するために野菜ソムリエのわたなべゆうやさんに土に埋める保存方法についてお聞きしました。
長ネギの白い部分だけ土の中に埋めましょう。風通しが良く直射日光の当たらない場所であれば、2週間くらい日持ちします。庭がなくても、プランターに植えればOKです!
教えていただいた方法を以下では実践するためにまとめて紹介いたします。
長ネギを土で保存する時のポイント
- 根っこ付きの長ネギを選ぶ
- 長ネギを少し斜めにして土に埋める
- 長ネギの白い部分に土をかぶせる
- 陽の当たらない涼しい場所で保存する
庭や土で保存する場所があるお家は良いですが、マンションやアパートなどスペースが確保出来ない場合はプランターや鉢植えでも再現可能です。
長ネギがたくさんあって、使い切るのに大変な場合やなるべく長く保存したい方は、ぜひ試してみてください。
野菜ソムリエおすすめの長ネギの冷凍保存
長ネギは冷凍保存が可能かどうかもわたなべゆうやさんに教えていただきました。
長ねぎは冷凍することで、1ヶ月ほど栄養を損なうことなく保存できます。あらかじめ使いやすい大きさにカットしてからタッパーなどに入れて冷凍すれば、すぐに使うことができるのでおすすめです。凍ったままで料理に使えますが、ネギのトロトロ感が欲しい場合は解凍することで、中の水分を出してあげます。
長ネギは冷凍保存が可能であり、さらにおすすめの保存方法としても挙げられます。
わたなべゆうやさんの方法をぜひ実践して長期保存を試してみてください。
農家のプロも使うネギの保存方法
農家では長ネギを長期にわたって保存するという方法を行っています。
この方法を行うと冬の1シーズンは長ネギが保存出来るようです。
農家流長ネギの吊るす保存方法
- 長ネギを新聞紙の上で2週間程度、風通しの良い外で乾燥させる
- 2週間乾燥させた長ネギを緑の部分をスズランテープなどの紐で落ちない程度に縛る
- 長ネギの緑の部分の縛った所を上にして吊るす
- 風通しの良く陽の当たらないところにぶら下げておく
- 表面の皮が乾いてきたら家の中で吊るしたまま保管する
長ネギを使う時は必要な分だけ取り外して、外側の乾いた皮を剥がして料理などに使います。
暖かい地方では冬でも長ネギを収穫出来るようですが、この農家では冬は氷点下まで気温が下がり、土が凍結するため長ネギの収穫が出来ないようです。
なので真冬になる前に収穫したたくさんの長ネギをこのように保存して、冬の1シーズン持たせるようです。
農家流長ネギを米袋に入れる保存方法
- とれたての長ネギを土の付いたまま米袋にぎっしり入れる
- 立てて風通しの良い陽の当たらない所で保管する
農家ではたくさん長ネギが取れるので、米袋にたくさん入れて冬の野菜として貯蔵するそうです。
長ネギを食べる時は使いたい分だけ取り出し、きちんと洗って周りの皮を剥がして料理などに使います。
どの保存方法も共通して言えるのは、長ネギは立てて、風通しの良い陽の当たらない所で保存する事ですね。
長ネギを保存する際は、この事を意識すれば美味しく長持ちさせる事が出来ますね。
保存食のネギを使った日持ちするレシピ10選
長ネギを使った料理のレパートリー決まりきっていませんか?
長ネギを上手く使えば栄養満点のおかずやプラス1品、おつまみにも大活躍です。
そんな長ネギを使った料理をご紹介していきます。
- ニラの代わりに長ネギの青い部分を使ったサクサクチヂミ
- 長ネギの和風パスタ
- 長ネギの肉巻き
- 長ネギ入り卵焼き
- 長ネギたっぷりすき焼き
- 長ネギの和風ゆずマリネ
- 長ネギの揚げピザ
- 和風ハンバーグの長ネギソテー添え
- 長ネギとベーコンのキッシュ
- 長ネギの明太マヨ和え
ネギの日持ちレシピ①:ニラの代わりに長ネギの青い部分を使ったサクサクチヂミ
韓国チヂミにはニラが定番ですよね。
そのニラの代わりに長ネギの青い部分を使ったチヂミになります。
長ネギの青い部分は白い部分に比べて意外と使い道に困ったり、捨ててしまう人も多いですよね?
青い部分まで食べる事が出来たら長ネギの無駄がなくなりますね。
チヂミなら、その青い部分をかなり消費する事が出来ますし、長ネギを使う事で和風の風味も出てまた違ったチヂミの味わいが出るかと思います。
ネギの日持ちレシピ②:長ネギの和風パスタ
長ネギをたっぷり使ったパスタ。
長ネギの存在感がとってもよく出る1品ですね。
この長ネギ料理はレストランで出されている料理ですが、お家庭でも真似が出来そうですよね。
凝った味付けをしなくても、長ネギの風味と最後に散らす刻み海苔でさらに美味しくなるはずです。
ネギの日持ちレシピ③:長ネギの肉巻き
長ネギの白い部分を等間隔で切り、豚肉を巻いて焼くだけの長ネギの肉巻き。
味付けは塩胡椒だけでも、甘辛で何でも合いますよ。
お肉で巻くだけで食べ応え抜群のおかずにもなるし、カロリーオフになり高タンパク低カロリーな1品になります。
おかずだけだはなく、お弁当にもお酒のおつまみにもぴったりです。
ネギの日持ちレシピ④:長ネギ入り卵焼き
卵に刻んだ長ネギを入れて焼いた卵焼き。
卵焼きに使うなら長ネギの青い部分がオススメです。
黄色い卵と長ネギの緑のコントラストが色鮮やかでキレイです。
長ネギ入り卵焼きはお弁当のおかずにぴったり。
お弁当に卵焼きは欠かせないですよね?
お弁当の中でもちゃんと存在感を放ってくれます。
いつもの普通の卵焼きで飽きてきたら、長ネギ入り卵焼き、ぜひ試してみてください。
ネギの日持ちレシピ⑤:長ネギたっぷりすき焼き
お肉たっぷり、長ネギたっぷりなすき焼き鍋。
長ネギをぶつ切りにして入れる所が長ネギの存在感を損なわないポイントでしょうか。
ぶつ切りで鍋に入れる事で火が通った時、長ネギが甘みが出てトロッとした食感がとても美味しいです。
普通、鍋料理は色々な野菜を入れる事が多いですが、長ネギとお肉の2つしか入れない所も、長ネギの風味や味を損なわなくて良いですね。
すき焼きの味付けだけじゃなく、色々な味付けの鍋でも楽しめそうですね。
冬の寒い時期に体をぽかぽかに温めてくれる鍋料理になりますね。
ネギの日持ちレシピ⑥:長ネギの和風ゆずマリネ
長ネギをじっくり焼き、刻んだゆずとマリネした上品な1品です。
ポイントは長ネギをじっくりゆっくり焼く事。
じっくりゆっくり焼く事で長ネギの旨みや甘みがぐんとアップします。
また長ネギを斜め切りする事でマリネ液がよく絡み美味しく仕上がります。
それとゆずがとても風味豊かで長ネギとの相性抜群です。
長ネギとゆずの組み合わせは冬限定の組み合わせなのでぜひ香りと食感を試してみてください。
ネギの日持ちレシピ⑦:長ネギの揚げピザ
安い食材で、簡単に作れる長ネギの揚げピザ。
厚揚げに醤油を塗って、たっぷりの長ネギにチーズをのせてトースターで焼くだけの簡単長ネギ料理です。
厚揚げわトースターで焼く事でカリッとして、長ネギのシャキシャキ感と、とても合いますよ。
簡単な夜のおつまみにも持ってこいです。
のせて焼くだけの簡単料理は、主婦の方や1人暮らしの方にも強い味方ですね。
醤油の代わりにピザソースや、粒マスタードなども洋風テイストになって子供でも食べやすく美味しいと思います。
ネギの日持ちレシピ⑧:和風ハンバーグの長ネギソテー添え
和風ハンバーグの上に長ネギのソテーを乗せた長ネギ料理です。
和風ハンバーグのトッピングと言えば、大葉と大根おろしが定番ですが、長ネギもとてもよく合います。
ハンバーグの食べ応えと長ネギのシャキシャキ感とトロッと感が抜群に美味しそうですね。
ハンバーグだけに限らず、焼いたお肉やお魚のトッピングにも合いそうですね。
長ネギソテーなら多めに作っておけば保存も出来るし、色々な料理に使えて便利ですね。
ネギの日持ちレシピ⑨:長ネギとベーコンのキッシュ
キッシュとはフランスの料理で炒めた野菜とベーコンにチーズ、卵を入れ、タルトやパイの生地に流し入れ焼きあげた料理です。
そのキッシュの具材を長ネギとベーコンでシンプルに作った長ネギ料理です。
キッシュはケーキのような見た目が華やかで誕生日会やホームパーティーにもぴったりな長ネギ料理になります。
ネギの日持ちレシピ⑩:長ネギの明太マヨ和え
焼いた長ネギに明太マヨネーズを和えるだけの長ネギ料理です。
焼いて和えるだけの簡単料理でお酒のおつまみにしっかりとした味付けがぴったりです。
焼いた長ネギのトロッと感と明太子のピリッと感そこにまろやかなマヨネーズが合いとても美味しいですよ。
野菜ソムリエおすすめの長ネギを使ったレシピ
野菜ソムリエのわたなべゆうやさんにおすすめのレシピを教えていただきました。
1つ目はこちらです。
長ねぎの白い部分(1/2本分)を斜めに細切り、大葉(10枚)を千切りにし、それぞれ10分ほど水にさらします。水を切った長ねぎと大葉をボールに入れ、ごま油(大1.5)、白いりごま(大1)、醤油(小1)、塩(小1/3)、砂糖、黒胡椒(各少々)を加えて混ぜ、冷蔵庫で30分冷やせば出来上がり。
2つ目はこちらです。
えのき(1袋)は石づきを落として、半分の大きさにカット。長ねぎ(1本)は細切り、生姜(1個)は千切りにします。鍋にごま油を入れ、全ての材料を加えて塩(小1/4)を加えて炒めます。しんなりしてきたら、水(400ml)と鶏がらスープの素(小1)を加え、沸騰直前に火から下ろします。お好みで黒こしょうや白いりごまを加えても。
どちらも簡単に作れて普段とは一味違う料理を楽しめますのでぜひ試してみてください!
おすすめの刻みネギに適した保存容器
細かく刻んだ薬味に使うようなネギを保存するのに便利な「ネギポットフリフリくん」。
ネギを刻んでこの容器に入れて冷凍し、容器の中のすのこを振る事でネギがバラバラになり使いたいときに、片手でささっと振るだけでネギを使う事が出来てすごく便利です。
ネギの他にも削り節や、ごま、冷凍コーン、ピザ用チーズなども保存出来るのでいくつあっても便利な保存容器です。
日本製有田焼でセラミックで出来ている、刻んだネギを生のまま冷蔵庫で新鮮に保存出来る容器「ランチャン ニューねぎっ庫 マルチ」。
この保存容器に使われているセラミックは無数の気孔があり、その気孔が水分を保ちネギの乾燥を防いでくれます。
プラスチックの容器だとネギの匂い気になりませんか?
セラミックは匂いも付きずらく、生のままネギを保存出来るので、納豆や冷奴など今すぐ刻んだネギを使いたい時に便利な保存容器です。
他にも三つ葉や大葉などすぐに痛みがちな野菜の保存にオススメです。
万能選手長ネギ上手に保存して1年中楽しもう!
長ネギには体を温めてくれたり効果や、抗菌作用や疲労回復効果で風邪を引いた時には欠かせない野菜です。
本来、冬が旬の野菜ですが今では1年中どこのスーパーでも買う事が出来ます。
長ネギは薬味や付け合わせ、メイン料理にも大活躍です。
長ネギを上手く使えばあなたの料理の幅もぐんと広がるはず。
ぜひ、上手に保存して毎日の料理に長ネギを役立ててみてください。
野菜ソムリエのわたなべゆうやです。愛犬家&愛菜家です。
野菜の魅力にハマり、今年から畑での野菜作りに取り組んでいます。手作り野菜を使った料理や弁当作りが得意です。
instagramはこちら!@pero_kitchen