小学生の体操着袋は手作りする人が多い
小学校の入園準備の中の体操着袋を手作りする人が意外と多いのはご存知でしょうか?
初心者でも、裁縫に苦手意識がある人でも作り方が簡単で、出来てしまうからなんです。
しかも手作りの良さは子供と生地選びに出かけたり、こういうデザインにしてほしいという要望も聞きながら作る事ができるので、世界に1つだけのオリジナル作品ができる事です。
子供も喜びますし、1から作ったことで愛着もわきます。
しかも、市販の物より安く済む場合もあります。
これはどんなものを作るかで変わってきますが、体操着袋は安く済む場合が多いです。
作り方は難しくないので、小学校の子には作り方を見せてあげて、そのうち中学生くらいになった子には、裁縫の練習にもいいかもしれませんね。
体操着袋におすすめの生地5選
体操着にはどんな生地を使ったらいいのか悩みますよね。
体操着袋に使える生地を5項目に分けて紹介していきます。
- キルティング
- シーチング、
- ダブルガーゼ
- オックス
- デニム
体操着袋におすすめの生地①:キルティング
市販されているキルティングの布には2種類あります。
1つめは升目が3.5センチの物、2つ目は升目が1.7センチの物です。
今回は体操着袋なのでどちらを買っても大丈夫です。
出来上がりは1つ目の升目が広い方はふわっと仕上がり、2つ目の細かい方がしっかりとした仕上がりになります。
キルティングは可愛いのですが1つ注意してほしいことがあります。
それは、裁断したところから糸がほつれてくるということです。
なので、買ってきたら直ぐに型紙をおこして裁断しましょう。
型紙から裁断しても糸はほつれていきますので、裁断したらすぐにミシンを使ってジグザグ縫いや裁ち目かがり縫いを縫い代1センチぐらいにすると糸のほつれがおさまります。
体操着袋におすすめの生地②:シーチング
シーチングはおり方のことを指します。
シーチングは元々シーツの生地なのでシーチングというそうです。
シーチングの特徴は織り方の密度が低く、通気性のいい生地です。
シーチングにもいろんな種類があって、仮縫い用の物が売っている場合もあるので、分からない場合は店員さんに聞くといいでしょう。
ただ、シーチングオンリーで体操着袋を作る場合1枚だけで作るとペラペラになってしまうので、2枚使って作りましょう。
体操着袋の裏側の生地に使うものは、無地の物で表布と同じ同系色か白色の無地の生地を選ぶようにしましょう。
体操着袋におすすめの生地③:ダブルガーゼ
ダブルガーゼは2重になったガーゼ生地のことです。
ダブルガーゼがよく使われるのはマスクです。
ダブルガーゼはそれほど強度がありませんが、通気性に優れた生地なので、子供が汚して帰ってきてしまった時、洗濯しても乾きやすいよいうメリットがあります。
なのでダブルガーゼで体操着袋を作る場合はしっかりした白い布を用意し、裏地として使用しましょう。
体操着袋におすすめの生地④:オックス
初心者でも扱いやすく、入園入学準備を手作りするママたちに人気の生地です。
というのもこの生地は厚手の平織の生地なので裁断や縫う作業ともにやりやすく非常に扱いやすい生地です。
しかもオックスは色んな種類のキャラクターの生地があるので子供が好きなキャラクターの物を選ぶことが出来ることも選ばれる理由です。
オックスの生地で作る場合は裏地が無くても大丈夫なのも嬉しいポイントです。
体操着袋におすすめの生地⑤:デニム
デニム生地も厚手でしっかりした生地になります。
デニム生地は可愛いのですが、子供が持つと非常にシンプルな出来上がりになります。
キャラクターの方がいいなんて言われることもあるので、子供が好きなキャラクターや柄物の生地とデニム生地を合わせて使うのがおすすめ。
例えば底3分の1をデニム生地にする、というような作り方をすると、より可愛くなりますよ。
デニムにも色々な柄があるので、どの柄とくみあわせたら可愛いかは、作り方を考えながら、手芸屋さんでメインの生地とデニム生地を重ねてみながら決めていくといいでしょう。
体操着袋に必要な材料
基本の作り方の、巾着型体操着袋に使う材料を見ていきましょう。
(材料・用具)
- 布(説明会で大きさを指定された場合は出来上がりサイズから高さ+4センチ、幅+2センチでとってください。)
- ミシン
- チャコペン
- ものさし
- 紐
- 生地が薄い場合には接着芯
簡単にできる体操着袋の作り方
一番簡単にできる基本のきんちゃく型の体操着袋の作り方を5つの項目に分けてみていきましょう。
- 採寸、カット
- ジグザグ縫い
- 2枚を縫い合わせる
- 紐を通す部分を作る
- 紐を通す
基本の体操着袋の作り方①:採寸、カット
採寸をしやすくする為に、まずはアイロンがけをしましょう。
アイロンがけが終わったら、型紙を起こしましょう。
型紙は完成する大きさ縦35×横30センチ(大きさが指定されている場合はその寸法の物)を紙に書きます。
そのあと紙に書いた出来上がり高さ+4センチ、幅+2センチを書いていきます。
書き終わったら、出来上がり高さの周りに書いた線を切っていきます。
出来上がりの線は切らなくてOKです。
切った紙を布にあてて、布をカットしていきます。
基本の体操着袋の作り方②:ジグザグ縫い
次はミシンに布の色にあった糸とボビンをセットします。
そのあとカットした部分のほつれを防止するためにジグザグ縫いをします。
ジグザグ縫いをするところは、横と下の部分をやってください。
これを2枚ともやります。
基本の体操着袋の作り方③:2枚を縫い合わせる
次に②の布の表通しを合わせ上から7センチのところにチャコペンで印をつけます。
マチ針でずれないように止めたら、横と下の部分を1センチ開けたところを縫っていきます。
7センチのところまで縫えたら、アイロンを用い1センチ縫ったところとわって折り線をつけていきます。
7センチの部分も1センチ幅の折り線をつけてくださいね。
今アイロンをかけた脇の縫いしろを割った、7センチの部分を縫っていきます。
縫い方は横の部分の織った布1センチの部分を5ミリ幅で、縫い7センチの所まで来たら布を90度回し反対側の1センチ幅の5ミリのところまで縫います。そうしたら反対側を5ミリ幅で塗っていきます。
横から見るとコの字型になります。この作業をもう1枚やります。
基本の体操着袋の作り方④:紐を通す部分を作る
では、先程7センチ開けたところを縫っていきます。
まず上から1センチくらいのところを折り、アイロンで押さえておきます。
次に1センチに折ったまま2センチの幅に折り、アイロンで押さえていきます。
押さえたら端から1.8センチのところを縫います。
基本の体操着袋の作り方⑤:紐を通す
最後に紐を通していきます。
紐は右から一周させしばり、左から一周させて縛りましょう。
こうすることで両側から引っ張ると真ん中がすぼんでいきます。
紐の長さは使いやすい長さで切ってください通してからカットすると無駄が減るので、一度通してから使いやすい長さでカットし、反対側もそれに合わせてカットするのがいいですよ。
使いやすい体操着袋にする4つのポイント
- 裏地をつける
- マチを付ける
- 取っ手を付ける
- ナップサックにする
使いやすい体操着袋にするポイント①:裏地を付ける
薄い布は必ず布か接着芯をつけましょう。裏地は薄い布ではなくてもつけるのはおすすめです。
裏地をつけることで体操着袋を開けた時の見栄えが違います。
しかも、裏地を撥水のあるものを使用すれば雨の日も体操服が濡れないというメリットもあります。
この作り方で仕上がりが大きく違ってきます。
裏地をつけるときは無地で、面の生地と同系色のもしくは白い布を使うといいでしょう。
使いやすい体操着袋にするポイント②:マチを付ける
マチを付ける作り方をすると、デザイン性が高くなります。
マチ付きでない物は物を入れるととがった感じになりますが、マチがあれば角がとがらないところもデザイン性がいいと言えます。
しかも体操着袋を置いたときに倒れにくいというメリットもあります。
ただ、マチを作ることで生地が少し厚くなってしまい乾きにくいというデメリットもあります。
使いやすい体操着袋にするポイント③:取っ手を付ける
体操着袋の持ち運びに非常に便利です。
体操着袋に取っ手を付ける場合、取ってが厚いので紐通しの部分に縫おうとすると厚くて縫えない場合があります。
そんな時は紐通しの少し下の所に縫うとうまく縫えます。
また、ランドセルのフックにかけられるような取っ手にする場合は、フックの大きさを確認し細いものを付けると学校の行き帰りも楽になります。
使いやすい体操着袋にするポイント④:ナップサックにする
ナップザックのメリットはランドセルの上から背負うことが出来るので、学校の行き帰りに手で持つこともなく、ランドセルに入らないということもありません。
ナップザックにする場合、背負うことも考え、紐を少し長めにしておくといいでしょう。
マチ付きの体操着袋の作り方
今回は底の布を変える作り方を紹介します。
用意するものはメインの布幅62×縦40センチのものと底布31×12センチの物、紐を用意します。
では次に作り方を見ていきましょう。
- まずアイロンをかけた底布とメインの布を縫い代1センチで縫い合わせていきます。
- 縫い終わったら底布とメインの布を縫い合わせた所の縫い代の部分にジグザグ縫いをし、糸がほつれないようにしていきます。
- 次に上以外にジグザグミシンをかけていきます。
- 裏側になるように半分に折り、上7センチ開けて縫い代1センチで両側を縫っていきます。
- 袋を広げ底布の部分の両端を三角形にします。
- 角から2センチの位置を4センチ縫って切落とし、ジグザグ縫いをし糸がほつれない様にします。
- 残した7センチの部分をコの字型に縫い1センチおりそこから2センチ折り1.8ミリの所を縫います。
- 紐を通したら完成です。
このようにキルティングの生地の細かい升目と大きい升目を組み合わせる作り方をした、マチ付き体操服のナップザック型。
キルティングの生地を使うことで丸みがでて可愛いですよね。
ピンクとオレンジの色の切り替えしがキャラクターの生地とも相性抜群ですね。
このようにそこの部分の色を変えない場合は底の分をプラスして布をカットしてくださいね。
おすすめの体操着袋
ミシンがない時は手縫いという作り方も出来ますが、手縫いで行うと時間も労力もかなりかかってしまいますよね。
しかも働いていると忙しかったりで作っている時間がないなんてこともあります。
そんな時は買ってしまうのもいいと思います。
体操着袋は雨で汚れたりすることも **しばしばあるので、1つは手作りで普段使って、予備に市販の体操着袋を持っておくと安心**ですよ。
女の子におすすめの体操着袋
女の子にはこんな可愛い体操着袋はどうでしょう?
男の子におすすめ体操着袋
車好きの男の子には、かっこいい体操着袋で。
体操着袋を作って楽しい思い出作り
普段手芸をやらないけど、作り方が簡単なんだったら、せっかくなら作ってみたいなんて入園入学準備の時期は考えてしまいますよね。
手芸なんてやったことないし、作り方も分からないけど、子供の喜ぶ顔が見たいなんてことも。
今回は体操着袋の作り方を見ていきましたが、意外と簡単に体操着袋は作れてしまうことに気づいてしまいませんでしたか?
初心者の方でも作り方がシンプルで、安心して作れるので、これを機会に子供と一緒に布を選んでデザインして作って、思い出の1ページを家族で作っていきましょう。