子供もできるアルミホイルを使った鏡の作り方
子どもの自由研究にもうってつけの鏡の作り方を紹介します。
台所のアルミホイルを手に取ってみてください。
うっすら自分の顔が映り込んではいませんか?
アルミホイルが光を反射して鏡のようになっているのです。
ただ、アルミホイルの表面はシワがあります。
もっと表面を平らにしてやれば、鏡のようにきれいに映るようになりますよ。
アルミホイルの表面を叩いてシワをのばし、ボール形の鏡を作ってみましょう。
まず、アルミホイルを一箱買ってきて、丸めてボール状にします。
表面を叩いていくうちにアルミのボールが潰されてどんどん小さくなっていきます。
少なくともアルミホイル一箱は使いましょう。
アルミホイルは硬めに丸めましょう。
小さいボールの周りにアルミホイルを何周も巻き付けるようにした作り方だと、叩いたときに大きくひび割れしません。
丸めたら、ひたすらトンカチで表面を叩きます。
長い時間叩いて頑張ると、奥までギュッと詰まったアルミのボールになります。
ただ叩いていると腕がつらく単調な作業がひびいてくるのですが、偏った叩き方で作るときれいなボール状になりません。
きれいな鏡の作り方のポイントは、まんべんなく全体を叩くことです。
アルミホイルの継ぎ目がなくなるように、何日かかけて潰しましょう。
あまり強く打ちすぎると、きれいな球面にならなくなるので、表面のシワを平らにするくらいの気持ちで優しく叩いてください。
最後に研磨剤でアルミボールをみがいて完成です。
表面が平らになるにつれて、ピカピカの鏡になりますよ。
お洒落な手作り鏡の作り方10選
お部屋の主役になるくらいのお洒落な鏡を作ってみましょう。
鏡のまわりをDIYする作り方や、鏡の表面をデコレートする作り方を紹介します。
- 鏡のまわりを壁紙やマスキングテープで飾る作り方
- 鏡のまわりをペイントする作り方
- 鏡のまわりを窓枠に変更する作り方
- 鏡のまわりをフェイクグリーンで飾る作り方
- 鏡のまわりをタイルで飾る作り方
- 鏡のまわりにぬいぐるみを飾る作り方
- 鏡のまわりを自然の素材で飾る作り方
- 鏡のウォールステッカーを使う作り方
- 鏡に棚を取り付ける作り方
- 鏡の表面にステンシルする作り方
鏡のまわりを壁紙やマスキングテープで飾る作り方
鏡のまわりのデザインが気に入らない時、壁紙やマスキングテープをはるのが簡単です。
マスキングテープなら貼ったあとにはがしやすので、気に入らなくても直しやすいです。
マスキングテープは薄く下地がすけやすいので、濃い色や模様の下地はすけてしまいがちです。
濃いめのマスキングテープを使うか、壁紙シールを貼るようにしましょう。
鏡のまわりをペイントする作り方
鏡のまわりに、ペンキを塗ってしまうという手もあります。
ニスまで塗るとツヤツヤな仕上がりに。
アンティーク調にしたい人はペンキを二層塗り重ねた後ヤスリでこすると、下の色が見えて古くて塗装がはげた感じが再現できます。
鏡の表面までぬってしまわないように、養生テープをはってから作業しましょう。
ペンキが垂れてこないように、大きな鏡なら鏡面が上をむくように床において作業するとやりやすいですよ。
床の上に新聞紙をひくのをお忘れなく。
鏡のまわりの枠が太ければ、絵や模様を描くこともできます。
鏡のまわりに窓枠をつける作り方
ダンススタジオなど、壁一面が鏡になっている部屋は広く感じますよね。
鏡に自分の部屋が映り込むことで、空間を広く見せる効果があります。
壁にとりつけた鏡に窓枠をつけると、別の部屋がとなりにあるかのような雰囲気がでます。
ただ木枠をとりつけるだけでなく、カーテンを付けたり、扉をつけたりするといいですよ。
鏡のまわりをフェイクグリーンで飾る作り方
フェイクグリーンで飾ると、水やりの心配がいりません。
本物の植物だと取り付けが大変なほか、水や汚れでカビが生える危険があります。
家に植物をたくさん置いている人におすすめです。
鏡のまわりにフェイクのつる植物をまきつけるようにすると、部屋の雰囲気とマッチしますね。
本物の植物を飾りたいなら、ドライフラワーやエアプランツという手もあります。
エアプランツは霧吹きで水をかけたり、たまに水に浸してやらねばなりません。
エアプランツを飾るのなら、取り外しができるような工夫を考えましょう。
鏡のまわりをタイルで飾る作り方
キッチンやお風呂など水回りにおすすめの飾り方です。
鏡のまわりだけとは言わず、部屋全体をタイルで飾っていくと、海外のおうちのような素敵なインテリアに!
タイルシールもおすすめです。
タイルシールは色々な色のタイルがミックスされていることが多いので、色の組み合わせに自信がなくても心配いりません。
本当のタイルなら専用の接着剤をつけて、一つずつ手作業で貼り付けていくので大変ですよね。
タイルがきちんと並んでいるか神経をすり減らすこともあります。
タイルシールは壁紙のように必要な形に切って、そのままはることができます。
最初からきちんと並んでいるため、一人でも作業できますよ!
なお、タイルシールはきれいに整列したものが多いですが、本物のタイルやモザイクだとさらに自由な飾り方ができます。
形が不規則なタイプや、ガラス製、ツヤなしなどたくさんの種類のタイルがあるのでDIY好きな人はチャレンジしてみましょう。
鏡のまわりにぬいぐるみを飾る作り方
子ども部屋に鏡があるときは、ぬいぐるみで飾ってあげてはいかがでしょう。
びっしりしきつめると怖いので、ワンポイントとしてくっつけるとかわいいですよ。
固めの小さなフィギュアを散りばめると、大人むけのインテリアもできます。
人々や小物などの彫刻が施された、アンティークの額縁のようなものをイメージしましょう。
鏡の枠と同じ色にペイントしたフィギュアを飾ります。
フィギュアというと奇抜に感じますが、色をそろえてあるとシンプルに見えますよ。
鏡のまわりを自然の素材で飾る作り方
押し花や枝、どんぐりなど自然の素材で飾ってもいいですよ。
丸い鏡で作るとまるで、リースの中に鏡があるように見えます。
木の枝など茶色ばかりでは味気ないですが、なかなか色鮮やかな木の実やお花などは落ちていないですよね。
押し花を作ろうにも時間がかかるので嫌になる人もいるでしょう。
フェイクの木の実や、お花を組み合わせてもいいですよ。
グルーガンや木工用ボンドで貼り付けられます。
ショックな人もいるでしょうが、どんぐりなどのかわいい木の実には、虫がついている可能性があります。
木の実をいったん冷凍させるなど、虫の処理をしてから作業にうつることをおすすめします。
自然のものを使った飾り方は、子どもと一緒にできますよ。
お散歩のついでに、素敵な素材を探してみてください。
海におちている貝殻や流木でもできるので、
思い出の保存にいかがですか?
鏡のウォールステッカーを使う作り方
ウォールステッカーで鏡タイプのものがあります。
はってはがせる壁紙と同じように、壁に貼り付けるだけです。
星や花の形や、タイルのようなデザインもあります。
シールなので割れる心配がなく、壁にはっても重く感じません。
子ども部屋など、割れる危険があるものを置きたくない部屋にもいいですね。
壁の一部が鏡になっているので不思議な印象を与えます。
格子模様など鏡が細かく分割されたデザインだと、まるで窓から別の部屋をのぞいているような気分にさせてくれます。
鏡に棚を取り付ける作り方
鏡に棚を取り付けると、機能性とインテリアを兼ね備えたスペースができます。
鏡のまわりを飾るのは難しくても、棚があれば飾りが安定します。
例えば、観葉植物が好きな人は、棚があれば鉢植えを並べることができます。
棚がなければ、フェイクグリーンのような、軽く頻繁なお世話がいらないものしか飾れません。
鏡の表面にステンシルする作り方
ステンシルは型をあてた上からペイントするため、誰でも模様をかくことができます。
鏡の表面にもステンシルが使えますよ。
鏡は物が映り込むので、はっきりとしたデザインがおすすめです。
ステンシルプレートはホームセンターなどでも売っていますが、自分でクリアファイルをきりぬいて自作することもできます。
ステンシルインクは鏡に使えるタイプを用意してください。
また、完全に乾いてからプレートを外さないと、インクがすれてしまいます。
ステンシルが初めてな人は要領をつかむため、何度か練習してからがいいですよ。
練習には木材や布ではなく、金属系の土台が向いています。
ガラスを鏡にアレンジする作り方
ガラスの表面にスプレーして、鏡のようにできるスプレーがあります。
スプレーした反対側が鏡になります。
ガラスでなくても、表面が平らで透明な板なら鏡にできます。
たとえばアクリル板など透明なプラスチックであれば、ガラスより割れにくく軽いのでおすすめです。
スプレーが飛び散らないように新聞紙をひいた場所や、屋外でやるといいですよ。
きれいな鏡にするには何度かスプレーを重ねる必要があります。
屋外など風通しの場所だと早く乾きますね。
乾かない時はドライヤーで時短しましょう。
ステンシルのようにフレームを使えば、鏡にしたい部分だけにスプレーすることができます。
星形・ハート形など簡単なフレームならクリアファイルで自分で作れますね。
また、もともとロゴなどが入ったガラスを使えば、鏡の表面にロゴが入ったおしゃれな鏡ができます。
ロゴが入ったガラスのコップなども、ミラースプレーで鏡にできます。
ミラースプレーをしたコップは飲食につかうことはできませんが、見せたくないものを収納する容器として活用することができます。
このように、透明なものを目隠しする目的でもミラースプレーは役立ちますね。
なお、ミラースプレーは使えない場所があります。
表面に凹凸があるガラスは、光が乱反射するため鏡の素材には向いていません。
また、油汚れなどがあると、スプレーが部分的につかなくなります。
きれいな鏡ができなくなるので、あらかじめきれいにしてからスプレーしましょう。
工場で創られているような本格的な鏡の作り方
工場で創られているような本格的な鏡の作り方を紹介します。
まずは、アルミを使った蒸着法です。
蒸着法は、表面がつるつるしたものならなんにでも鏡にできます。
エネルギーをかけて気化したアルミ成分を鏡にしたいものに飛ばして、表面にアルミの膜を作ります。
平らなアルミの膜は光を均一に跳ね返すため、鏡のようになります。
この蒸着法は、表面が平らでない布、でこぼこしたプラスチックなどには使えません。
また、古代に実際になされていた方法として、合金を磨くというものがあります。
高熱で銅やスズを溶かして混ぜ合わせた合金を、冷めてからひたすら表面を磨きます。
金属を溶かすにはとてつもなく高温でないといけないため、自宅でやってみるのは難しいですね。
金属を磨くと鏡になるというのは、アルミホイルで作った玉を磨くという方法で実感できるでしょう。
また、アルミや合金ではなく、銀を使った鏡の作り方も紹介します。
この方法も古代から鏡作るのに用いられてきた方法で、現代でも銀鏡反応という化学現象を使ったものになります。
硝酸銀水溶液という、銀の成分が溶けた液にガラスなどを浸します。
銀の成分が析出させる液を混ぜ合わせると、ガラスの表面が銀で黒っぽくコーティングされ、鏡になります。
この銀経反応は、今でも鏡を生産する方法として応用されています。
銀が表面にあると耐久性が弱いので、銅メッキなどの処理をしたのちに、鏡が完成します。
おすすめの鏡
壁紙のように使えるミラーシールです。
元々ロール状になっているため、曲面に貼り付けることもできます。
はさみやカッターを使って好きな形にできるのでインテリアとしてポイントが高いですね。
割れると危険なガラスとは違って、子どもと一緒に鏡遊びや工作もできます。
映りの鮮明さは普通の鏡のほうがよいという意見もありますが、姿見としての面積は十分です。
せまいウォーキングクローゼット内に貼り付けるなど、省スペースな利用にも向いています。
オリジナル鏡でインテリアを楽しもう!
アルミホイルを叩いて鏡にする工作は、子どもでもできますね。
身近なものが鏡に変身するという不思議を、大人も子どもも楽しめるでしょう。
市販品の鏡はシンプルなものが多いです。
壁紙シールを貼るなど簡単な方法から、オリジナルの鏡を作ってみてはいかがでしょう。
窓枠をつけて部屋を広く見せるような、おもしろい飾り方もできますね。
鏡を使ったDIYは楽しいですよ!