ウェディングシーンに花冠が大人気
華やかでパッと目を引くオシャレな花冠は、ウェディングにぴったり。
花冠は別名リングブーケとも呼ばれていて、1つに繋がった輪っかになっていることから、ずっと幸せが続きますようにという願いが込められています。
定番人気の真っ白なかすみ草で作った花冠は純白のウェディングドレスとも相性抜群で、『幸福』『感謝』『清らかな心』『夢心地』というような花言葉があり、まさにウェディングにうってつけの花なんです。
1年を通して比較的手に入りやすく、作り方も簡単なところが人気の理由。
赤や黄色、ピンクなど色鮮やかな花は、カラードレスやブーケの色味に合わせて作るのがおすすめです。
1年中手に入る花もありますが、季節によっては手に入りにくいものもあるので、生花で作る場合は手に入るかどうか確認しておきましょう。
その点造花やプリザーブドフラワーなら季節関係なく手に入れることができるので、花が手に入りにくい冬にも使えます。
好きな花を花冠にするのも素敵ですが、ウェディングの時期に咲く旬の花も一緒に取り入れた作り方もおすすめです。
手作り花冠でウェディングのオリジナリティがグッと増す
手作りの花冠はどんな花を使うのか、どんな色を組み合わせるのか、どんな作り方をするかによって見え方が全く違います。
ヘアスタイルとの相性もあるので、ちぐはぐにならないようにトータルバランスを見ながら決めていきましょう。
花冠の色合わせはとても大切で、純白のウェディングドレスにはホワイト系やベージュ系でまとめた作り方がおすすめ。
同系色でまとめるのも素敵ですが、葉っぱのグリーンを入れてよりナチュラルな雰囲気にもっていくのも素敵ですよね。
カラードレスには鮮やかなカラーの花を取り入れた作り方がおすすめです。
ピンク系やイエロー系、オレンジ系は可愛く元気な印象に、パープル系やブルー系、レッド系は大人っぽくシックな印象に。
グリーン系はナチュラルな印象になるので、ガーデンウェディングなどにもおすすめ。
ウェディングドレスと色味を合わせた作り方をすることで、ちぐはぐにならずバランスが良く見えます。
どんなサイズにするかというのも重要で、小さな輪っかの花冠はシニヨンやお団子スタイル、ボブヘアやショートヘアの方におすすめ。
可憐で可愛らしい印象になります。
大きな輪っかの花冠は華やかで顔周りをはっきり見せてくれるので、ロングヘアの方のダウンスタイルと合わせても素敵。
シンプルなウェディングドレスにもぴったりです。
花冠に必要な材料
では実際に花冠に必要な材料や作り方を紹介します!
必要な材料は
- 造花・プリザーブドフラワー・生花
- 土台用のワイヤー(太めのもの)
- ペンチ
- ハサミ
- フローラルテープ
- リボン(頭のサイズを測るのに使える)
作り方によってはグルーガン、グルースティックなどが必要になる場合もありますが、基本的にはこちらの材料があれば作ることができます。
土台用のワイヤーは細いものではなく、太めのものを使いましょう。
土台になる部分が細いものだと安定感がなく、花を支えきれなくなってしまうので注意してくださいね。
フローラルテープに関しては、目立たず馴染むようにグリーンか髪の毛の色に近いブラウンフローラルテープを使った作り方がおすすめ。
花冠の作り方は、自分の頭のサイズに合わせて作るのですが、リボンを使うと頭のサイズを計測しやすいです。
また、どの位置に花冠をのせるかによって見え方も違ってくるので、リボンを頭に巻いて試すことができます。
材料は100円ショップでも揃えることができるので、きちんと作れるか一度試してみたいという方はぜひ100円ショップへ!
簡単にできる花冠の作り方
花冠を作るのに必要な材料が揃えば、さっそく花冠の作り方を紹介していきます。
簡単かわいい花冠の作り方①
リボンを使って頭のサイズを測ってから作る花冠の作り方を紹介します。
まず頭のサイズ分リボンをカットしておきましょう。
花の茎の部分を1㎝ほど残した状態でカットし、1本ずつ茎の部分にペンチで穴を開けワイヤーを通して、ワイヤーが1本になるようにねじります。
次に花のワイヤー部分に上からフローラルテープを巻きましょう。
1本ずつすべての花に巻き付けてください。
ワイヤリングが完了したら実際に繋げていくのですが、1本ずつだと少し物足りないので、2本を1列として繋げていきましょう。
2本を少しだけずらしてフローラルテープで巻きつけたら、その下にまた花を2本足してフローラルテープで固定します。
さらに2本足してフローラルテープで固定して・・・という風に、どんどん下に繋げていきましょう。
お花同士が重なるくらいで巻きつけていくと可愛く仕上がります。
リボンを使って頭のサイズまで繋がれば、繋げた花を輪っかにし花の向きを整えるのが作り方のポイント。
花の端のワイヤーを5㎝ほど残してカットし、先端部分に巻き付けて、最後はその部分をワイヤーで固定したら完成です。
簡単かわいい花冠の作り方②
2つ目の作り方は、ワイヤー同士を繋げていくのではなく、輪っかになった土台のワイヤーに、花のワイヤーを繋げる作り方を紹介します。
ワイヤーを頭に巻き付けて頭のサイズを測ったらカットして輪っかにし、ワイヤーが見えないようにフローラルテープを巻きつけていきます。
花は短めにカットしたあと、茎の部分にワイヤーを通しワイヤリングしておきましょう。
そして輪っかになったワイヤーに、1本ずつ花をワイヤリングしていき、上からフローラルテープを巻きつけます。
後から微調節しやすいように、フローラルテープは茎の下の部分だけに巻くのがポイントです。
色合いや花サイズなどのバランスを見ながら、丁寧に仕上げていくという作り方がおすすめ。
簡単かわいい花冠の作り方③
3つ目の作り方は、シロツメクサの花を編み込む作り方を紹介します。
まずシロツメクサを1本ずつ持ち、右手で持っている方が上になるように交差します。
そして左手で交差している部分を押さえて、右手で持っている方の茎を下からぐるっと巻きつけて、左手で2本の茎を持ちます。
新しいシロツメクサを右手で1本持って、同じように下からぐるっと巻きつければ3本の茎になりますよね。
この要領でどんどん編み込んでいき、最後は輪っかにして1本のシロツメクサで結べば完成です。
文章で見るよりも実際にやってみると、意外と簡単に作れる作り方です。
簡単かわいい花冠の作り方④
4つ目は、後ろ側にリボンのついた花冠の作り方を紹介します。
後ろ姿もばっちり見えるので、ウェディングにもおすすめの作り方ですよ。
ワイヤーで土台を作りワイヤリングした花を巻き付けていく作り方は同じなのですが、土台を作る際両端を輪っかにしておくのがポイントです。
両端を輪っかにした状態でフローラルテープを巻き付けることで
、輪っかの部分にリボンを通して結ぶことができます。
ここでポイントですが、細いリボンを選んでしまうとワイヤーの部分が見えてしまうので太めのリボンを選んで作りましょう。
フローラルテープは髪の毛の色に近いブラウンを選ぶと、より目立ちにくくなります。
土台ができたら後は同じ要領で、ワイヤリングした花をフローラルテープで巻き付けて固定していけば完成。
前から見ても後ろから見ても可愛く完璧に仕上がる作り方です。
簡単かわいい花冠の作り方⑤
5つ目の作り方は、グルーガンとグルースティックを使った作り方を紹介します。
ワイヤーを通してワイヤリングした花を、シロツメクサと同じように編み込んでいきましょう。
しっかり編み込めば崩れる心配がいらず、とても頑丈に作ることができる作り方です。
頭のサイズまで編み込めたら輪っかにして、繋げた部分をワイヤーでしっかり固定してください。
このままでは編み込んだ部分が見えたままになってしまうので、フローラルテープですき間をキレイに埋めていきます。
このときテープをしっかり伸ばしながら巻きつけるとキレイに見えます。
花冠をキレイに仕上げる6つのコツ
花冠をキレイに仕上げる作り方には7つのコツがあります。
これらのポイントをしっかり押さえておくとキレイに仕上げることができます。
- 土台が太くなりすぎないように茎を少しずつカットする
- 花の1㎝ほど下からフローラルテープを巻きつける
- フローラルテープはワイヤーの最後まで巻きつける必要はない
- 花同士のすき間を開けすぎないようにする
- ところどころワイヤーできつく巻き固定する
- 先端と末端を5㎝ほど重ねてワイヤーでしっかり固定する
- 花冠が落ちないように土台に一工夫をしておく
花冠をキレイに仕上げるコツ①
まず1つ目のコツは、ワイヤリングした花を束ねてフローラルテープで留めていく際、土台の茎をそのまま残しておくとどんどん太くなってしまうので、小花や葉っぱの細い茎は少しずつカットして太くなりすぎないようすることがキレイに仕上がる作り方のコツです。
カットすることで土台が太くなりすぎず、キレイな仕上がりになりますよ。
花冠をキレイに仕上げるコツ②
2つ目の作り方のコツは、ワイヤリングした花を土台に巻きつける際、花の茎ギリギリからフローラルテープを土台に巻きつける必要はありません。
花の1㎝位下から巻きつけることで、花の向きを変えたりするときに微調節しやすくなります。
フローラルテープは伸縮性があるので、たるまないように伸ばしながら巻きつけるのがキレイに仕上がる作り方です。
花冠をキレイに仕上げるコツ③
3つ目の作り方のコツは、フローラルテープをワイヤーの最後まで巻きつけないこと。
フローラルテープが巻かれた次の花と数センチ重なる程度巻きつけておけば問題ありません。
花冠をキレイに仕上げるコツ④
4つ目の作り方のコツは、花同士を巻きつけていくときに、花同士のすき間を開けすぎないことです。
円形にしたときにすき間が目立ってしまうので、お花同士が少し重なるくらいで配置するのがコツです。
花冠をキレイに仕上げるコツ⑤
5つ目の作り方のコツは、フローラルテープだけで花を巻きつけてしまうと重さに耐えられず落ちてしまう可能性があるので、ところどころをワイヤーでしっかり固定しましょう。
きつく巻きつけることでポロッと落ちることもなくなりますので、細かい作業こそ手を抜かないことが大切です。
花冠をキレイに仕上げるコツ⑥
最後の作り方のコツは、ガーランド状に巻き付けた花を円形にして先端と末端を固定する際、ペンチを使ってワイヤーでしっかり固定すること。
手でも固定できるのですが、ペンチを使った方がしっかり巻き付けることができます。
花冠をキレイに仕上げるコツ⑦
頭は常に動いているので、ウェディングやイベントなどで外れてしまう可能性もありますよね。
そこであらかじめ土台に一工夫しておくと、見た目がとてもキレイに見えるのでおすすめ。
ワイヤーで土台を作ったあと、残ったワイヤーでUピンを作り、先端が小さな輪っかになるように真ん中あたりをねじって、フローラルテープで土台に固定していきます。
輪っかになった部分が土台からはみ出していると思いますが、この部分にピンを通して髪の毛に留めます。
プリザーブドフラワーの花冠もおすすめ
花冠は生花や造花で作ることが多いですが、プリザーブドフラワーで作った花冠もおすすめ。
プリザーブドフラワーは『保存された花』という意味合いで、長期間保存できるように加工された花のことを指します。
プリザーブドフラワーは生花のように生き生きとした見た目ですが、時間経過とともに枯れていく生花とは違い、保存状態が良ければ数年間生花のような状態を保つことができるんです。
なぜプリザーブドフラワーが生花のように美しさを保つことができるのか。
それは、生花や葉っぱを特殊な液体に浸して脱色したあと、色素や保存液を吸わせているからです。
しかも特殊な液は人体に無害なものなので、安心してお使いいただけます。
プリザーブドフラワーは生花よりも少し高価ですが、生花よりも長持ちして造花よりもリアルな見た目なので、花冠として使ったあとキレイな状態で保管しておきたいと考えている方におすすめ。
プリザーブドフラワーの花冠の作り方
プリザーブドフラワーで花冠を作るときの材料も同じです。
- 造花・プリザーブドフラワー・生花
- 土台用のワイヤー(太めのもの)
- ペンチ
- ハサミ
- フローラルテープ
- リボン(頭のサイズを測るのに使える)
プリザーブドフラワーを使った花冠の作り方ですが、花の茎の部分に花に対してワイヤーを直角に挿してワイヤーを巻きつけていきます。
巻きつけたワイヤーの上にフローラルテープをしっかり貼り、全ての花の下準備をしましょう。
全ての花の下準備ができたらいよいよ繋げていくのですが、フローラルテープだけで巻き付けていくと重さに耐えられずに取れてしまう可能性もあるので、ところどころをワイヤーできつく巻いて固定します。
色や大きさのバランスを見ながらしっかり丁寧に巻き付けていき、頭の長さを測ったリボンを沿わせてサイズを微調整してください。
最後はワイヤーをしっかり伸ばしてフローラルテープで巻き巻きし、外れないように固定すれば完成です!
おすすめの花冠の作り方を紹介している本
ウェディングやイベント、発表会などで使える花冠の作り方を細かく紹介しています。
華やかでパッと目を引くものから、小ぶりでチャーミングなものまで幅広い花冠の作り方が載っているのでとても参考になります。
サイズを小さく作れば赤ちゃんや小さな子供の花冠を作ることもできるので、ぜひ作り方を参考にしてみてくださいね。
造花を使った花冠の作り方が紹介されています。
予算別に分かれているので探しやすく、花冠だけではなくヘアアクセサリーやアクセサリーの作り方も載っているので、色々作ってみたい方におすすめです。
まとめ
ウェディングやイベント、フェス、発表会、パーティーなど色々なシーンで活躍してくれる花冠。
選ぶお花の色や種類、大きさ、組み合わせ方によって見え方が全く違ってくるので奥が深いですね。
生花、造花、プリザーブドフラワーそれぞれに個性があるので、どれを使って作っても可愛く仕上がります。
また花冠を作るのは一見敷居が高く感じてしまいますが、意外と簡単で気軽に挑戦することができます。
イマイチ作り方が分からないという方は、本を参考にして作るのもおすすめです。