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ガレットデロワのレシピを丁寧にご紹介!王様のお菓子を手作りしてみよう

フランスの伝統菓子ガレットデロワがここ数年の間に随分ポピュラーになりました。
ガレットデロワは新年に皆でいただくスィーツで王様のお菓子といわれています。

サクサクのパイ生地に包まれたアーモンドクリームのリッチで深い味わいが癖になる美味しさです。
今回はガレットデロワを自分で作るためのレシピや手順をご紹介しますのでぜひご覧ください。

Large baking bread cooking 1070880

ガレットデロワはフランス伝統の“王様のお菓子”

ガレットデロワこねる

ガレットデロワはベツレヘムで三賢人がキリストを見いだしたエピファニー(公現祭)の日をお祝いするお菓子で1月6日に皆で食べる習慣があります。

アーモンドクリームを包んだパイ菓子の上に紙の王冠を載せるのが一般的な見せ方です。
パイの中にはフェーブ:陶製の人形が一つだけ入っていて、お人形が当たった人が王冠をかぶって王様、女王様になり、その日一日皆から祝福を受けるのです。

ガレットデロワのレシピが最初に日本で紹介されたのは1963年頃です。
駒込の洋菓子CADOTが店頭出したのが始まりで、その後は六本木にあったルコントやドンクでも見かけるようになりました。

16年前からガレットデロワ・コンクールが日本で開催されるようになりました。
今では一流のパティシエがコンクールでレシピを競いあうほど日本でポピュラーになったパイです。

ガレットデロワが新年を祝うお菓子として知られるようになったのは、ごく最近のことです。
今では人気のパティスリーやデパ地下で良く見かけるようになりました。
日本在中のフランス人は代々家に伝わるレシピで手作りすることが多く伝統的なお菓子です。

<下に続く>

ガレットデロワの失敗しないおすすめレシピ

ガレットデロワティータイム

ガレットデロワはレシピがシンプルで作りやすいパイです。
手順をふんでレシピ通りに丁寧に作れば、初めてでも失敗せず作れますよ。
自分好みの甘さにレシピを調整できるのでぜひ手作りしてみましょう。
材料は18㎝のパイ型サイズのレシピです。

  1. 材料
  2. 外生地の作り方
  3. 中生地の作り方
  4. カスタードクリームの作り方
  5. 外生地と中生地を折り込もう
  6. 生地を丸い形にくり抜こう
  7. 照り卵を用意しよう
  8. アーモンドクリームを作ろう
  9. 成形して美味しく焼こう

ガレットデロワのレシピ①:材料

ガレットデロワ楽しい

【パイ外生地】パン用の小麦強力粉35g、無煙バター100g

【パイ中生地】薄力粉100g、冷水80ml、酢3g、塩3g、無塩バター30g

【アーモンドクリーム】アーモンドパウダー50g、粉砂糖50g、バター50g、
           卵1個、ラム酒小さじ2
     
【カスタードクリーム】グラニュー糖50g、牛乳、100ml、卵黄1個分、無塩バター10g
           コーンスターチ大さじ1、バニラエッセンス数滴
           フェーブ:陶製の人形

【照り卵】卵1個、塩少々、グラニュー糖少々、インスタント珈琲小さじ1/4、水小さじ1/4

【シロップ】水30ml、グラニュー糖70g

ガレットデロワのレシピ②:外生地の作り方

ガレットデロワ薄力粉

強力粉の中に1㎝角にカットして冷蔵庫で冷やした無塩バターを入れ、ホイッパーかフードプロセッサーを使って混ぜ合わせます。
まとめて20×20㎝角にしてラップに包み冷蔵庫で2時間寝かせます。

ガレットデロワのレシピ③:中生地の作り方

ガレットデロワのパイ中生地を作るには、レシピの分量通りに計量した水、酢、塩を混ぜ合わせ、その中に室温で柔らかくしたバター、強力粉を入れ、ザクザクと切るようにスパチュラで混ぜ合わせます。

12×12㎝角にしてラップに包み冷蔵庫で40分寝かせます。

ガレットデロワのレシピ④:カスタードクリームの作り方

卵を使う

生地を寝かせている間にレシピの材料でカスタードクリームを作ります。

a)ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ良く混ぜあわせ、白っぽくなったらコーンスターチを加えます。

b)鍋で牛乳とバニラエッセンスを加えて沸騰させたらa)に少しずつ入れて混ぜ合わせます。

c)こし器を使って滑らかにします。

d)耐熱ボウルに入れて600W電子レンジで30秒を目安に温め、出しては泡だて器で混ぜるという工程を3回繰り返しとろみをつけます。

e)無塩バターを加えてよく混ぜたらタッパーに入れて冷蔵庫で冷やしておきます。

ガレットデロワのレシピ⑤:外生地と中生地を折り込もう

ガレットデロワ伸ばす

a)冷蔵庫で冷やされた外生地をラップの上から伸ばし、真ん中が厚めの四角い形を作ります。

b)次に冷蔵庫で寝かせていた中生地をa)の上に45度の角度で重ね合わせます。

c)下になった三角に見える外生地の四つ角部分を、中生地を包むように折りたたみます。

d)サクサクのパイ生地にするため、麺棒を使って表・裏を叩きます。

e)麺棒で伸ばしていき、1回目は15×50㎝まで伸ばしてから4つ折りにし冷蔵庫で30分寝かします。

f)2回目は20×50㎝伸ばして4つ折りにし冷蔵庫で30分、3回目は20×45㎝伸ばしてから今度は3つ折りにし冷蔵庫で30分寝かせます。

g)4回目は20×45㎝伸ばして冷蔵庫で一晩置きます。

ガレットデロワのレシピ⑦:照り卵を用意しよう

インスタントコーヒー小さじ1杯を同量の水で溶かし、グラニュー糖、塩、卵1個を混ぜてこし器で滑らかにすると出来上がりです。

ガレットデロワのレシピ⑥:生地を丸い形にくり抜こう

ガレットデロワ型抜き

a)一晩寝かせた生地を薄力粉で打ち粉して3㎜厚になるよう伸ばしておきます。

b)18㎝のケーキ型を押し当ててナイフで丸く切り抜き、それを2枚用意します。
1枚だけは15㎝の円を押し当てて薄っすらと印をつけおき、フォークを使って無数の穴を開けます。

c)2枚とも冷蔵庫で冷やします。

ガレットデロワのレシピ⑧:アーモンドクリームを作ろう

カスタードクリーム

a)ボウルにアーモンドパウダーと粉砂糖を入れてから室温で柔らかくしたバターを加えて混ぜ合わせます。

b)溶き卵を少しずつ加え混ぜたら冷やしていたカスタードクリームを加えてよく混ぜます。

c)ボウルに入った状態で上にラップを貼り付けて冷蔵庫で30分冷やします。

ガレットデロワのレシピ⑨:成形して美味しく焼こう

ガレットデロワ完成

a)先ずは、冷蔵庫で冷やした丸い形状の生地のフォークで穴開けした方を使います。
直径15㎝の印のフチ部分にハケを使って照り卵を塗っておきます。

b)アーモンドクリームは1㎝の丸口金をセットした絞り袋に入れて円の中心から直径15㎝の印まで隙間なく渦を描くように絞り出します。

c)切り分けることを想定してフェーブを置きます
陶の小さい人形がない場合はドライプルーンで代用できます。

d)別の1枚を上にかぶせてフチを指で押さえて1.5㎝のウエーブをぐるりと一周作ります。
ウエーブごとにナイフで切り込みを入れます。

e)照り卵を表面に塗り付けて冷蔵庫で30分寝かし、その次は再度照り卵を塗ってからナイフで表面に模様を付けます。
模様は月桂樹の葉や渦巻きなどのトラディショナルな柄にします。

f)焼く工程に入る前にオーブンを200度の予熱で準備をしておき、180度にセットしてから本焼きを1時間します
焼いている時に焼きムラが出来ないよう一回だけ場所をずらすために回転させます。

g)鍋にレシピの分量でシロップの材料を入れ、中火で溶かしてから冷ましておき、焼きあがったら全体にシロップを塗って表面にツヤを出します。

<下に続く>

ガレットデロワのレシピ『パイ生地を使った作り方』

ガレットデロワ形成

ガレットデロワは市販のパイ生地を買ってお手軽に作ることができます。
カルディで購入できるベラミーズのパイシートはバターを使っているので一番おすすめです。

スーパーで手に入るパイ生地を使っても特に問題はありませんが、マーガリンを使っていることがほとんどです。
市販のパイ生地は柔らかいので、打ち粉をして手早く作業してください。

作業前に冷凍庫で数分冷やして温度を下げておくと形成しやすくなります。

自分で最初からレシピ通りにガレットデロワのパイ生地を作る手間を考えるとお気軽な市販のパイシートは便利ですよね。
市販のパイ生地を使っても、冷やしたり打ち粉をするなどのタイミングやコツをつかめばガレットデロワは十分美味しく作れます。

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ガレットデロワのレシピには王冠も必須アイテム

王様のお菓子

ガレットデロワは、やはり王冠もレシピの一つで外せないアイテムです。
紙の王冠はアマゾンで購入できるので用意しておくといいですね。

お子さんがいる方は一緒に手作りするのも楽しいですよ。
色画用紙を用意し、半分に折り縦長にしたら、端に作った糊しろ1㎝の手前までを目安に、さらに折ります。

そのあとは蛇腹に折っていきます。
糊しろを左、王冠のメインになる中心線が右になるように置き、柄を描いて切り抜けば割と簡単に作れます。

<下に続く>

ガレットデロワはクリームチーズ入りも絶品

ガレットデロワクリームチーズ

ガレットデロワのレシピをみると、アーモンドクリームにはカスタードクリームを混ぜて込んで作りますが、カスタードクリームの代わりにクリームチーズを使うと風味が濃厚で絶品です。

カスタードクリームは粘り気を出す工程で時間がかかり大変ですがクリームチーズを使うとその手間が一切かかりません。
カロリーをおさえたいならレシピをアレンジして、カッテージチーズを使うといいですよ。

カッテージチーズの場合は水分を抜く作業をして混ぜ合わせます。
また、ブルーチーズを使うと大人向きの深みのある味わいになります。
ブルーチーズは生クリームと合わせて硬さを調整していきます。

クラフトのフィラデルフィアクリームチーズは室温でしっかり柔らかくしてアーモンドパウダーと混ぜ合わせるだけなので初めてでも簡単に作れるレシピでおすすめです。

ガレットデロワのレシピはアレンジ次第でバリエーションを楽しめます。

<下に続く>

おすすめのガレットデロワのレシピ本

フランスの伝統菓子ガレットデロワのレシピは北フランスや東フランスなどの地域で違いがあります。
伝統菓子の歴史を勉強しながら作るのもいいですね。

ガレットデロワのレシピはパイ生地に発酵バターを使うなど、こだわりの素材を吟味して作りたいですね。
フランスの焼き菓子特有のリキュールの香り高さや繊細で整った味わい深さが自分でも表現できるようなレシピ本をご紹介します。

王様のお菓子 ガレット・デ・ロワ GALETTE DES ROIS

フランスの素朴な地方菓子 ~長く愛されてきたお菓子118のストーリー~
1987円

<下に続く>

ガレットデロワに合わせる飲み物と自分流アレンジ

ガレットデロワお茶の時間

ガレットデロワにはアールグレイやエスプレッソ、濃く作ったチャイティーが良く合います。
お酒が好きならばワインやシャンパンとも相性が良く甘いものがちょっと苦手な方にも喜ばれるスイーツです。

生地だけは冷凍パイ生地を利用して、中身はアーモンドクリームに合わせて好みでアレンジするといいですよ。
ラム酒多め、ラムレーズン入りで大人味に、カッテージチーズを使って身体に優しく、スライスバナナを入れると朝食になりそうです。

次の新年までにレシピを研究して手作りガレットデロワの腕をみがいておきましょう!

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