初めてピンクッションを作るならフェルトがおすすめ
凝ったデザインのものは作り方も複雑ですが、基本のピンクッションの作り方はとっても簡単!
初めて作るという人は、フェルトを使って作るのがおすすめです。
フェルトはある程度厚みがあり、布の端がほつれにくいので、周りをぐるりと縫い合わせて綿を詰めるだけで簡単に作ることができます。
回りをギザギザや波型にカットすれば、それだけでかわいいデザインに仕上がりますよ。
刺繍糸を使ってカラフルに仕上げてもかわいいですね。
手作りピンクッションの材料・道具
ピンクッションを初めて作ろうと思っても、作り方もわからなければ必要な材料もわからない、ということもありますよね。
詳しい作り方は後の項目でたっぷりと紹介しますので、まずは必要な材料や道具からチェックしていきましょう。
材料や道具は100均でほとんど購入することができるので、近くの100均をチェックしてみてくださいね。
- 好きな布
- 中に詰める綿
- 針
- 糸
- ペットボトルのフタや瓶
①:好きな布
ピンクッションのベースとなる布は必須です。
前の項目で紹介したフェルトを使ってもいいですし、ほかのお気に入りの布を用意してもOK。
- ちりめん生地
- コットンリネン生地
- コットン生地
- 刺繍布
上記のように、程よい厚みがありながら厚すぎない布を使うのがおすすめです。
あとの項目で紹介する作り方でも活用できる布ばかりですので、チェックしておいてくださいね。
布についてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
100均の布は収納にリメイクに大活躍!布テープを使ったアレンジ方法もご紹介100均で販売されている布の種類について 100均にはたくさんの布が販売されています。
手芸...
②:中に詰める綿
ピンクッションに針をスムーズに刺すためには、中に綿を詰める必要があります。
綿は手芸用の綿でOKです。
最近は手芸用の綿も100均で購入することができるようになり、低コストで手芸を楽しめるようになりました。
ピンクッションに必要な綿はほんの少量でOKなので、綿以外のものを使っても作ることができますよ。
③:針
ピンクッションはミシンがなくても作ることができるアイテムです。
手縫いで作業をするので、使いやすい針を用意しておきましょう。
針は布の厚さに合わせて用意するのがおすすめです。
厚地の布には太めの針を、薄地の布には中太の針を、刺繍をする場合は刺繍用の針を用意します。
長さもいろいろありますが、自分が普段使っているものでもいいですし、使ってみて縫いやすいと感じるものでOKです。
④:糸
縫い針とセットで用意したいのが糸です。
フェルトを使って作る場合、縫い目が表に出ることもあります。
そんな時は刺繍糸を使ってあえて縫い目を目立たせるような縫い方をするのがおすすめですよ。
縫い目を隠したい場合は、布と同系色の糸を用意しておきましょう。
布と一緒に糸の色目を合わせて購入するのがおすすめです。
⑤:ペットボトルのフタや瓶
作り方の項目でも登場しますが、ピンクッションを布以外の素材と併せて作るのもおすすめ。
ペットボトルのフタや小さな瓶、ミニココット型などと布を組み合わせてかわいいデザインのピンクッションを作ってみましょう。
縫い目をきれいに出す自信がない人や、おしゃれなピンクッションを作りたいという人は、ぜひ用意してみてくださいね。
ピンクッションの中身はコーヒーかすや羊毛がおすすめ
前の項目で、ピンクッションの中身は手芸綿以外のものでもOKと紹介しましたよね。
昔は針がさびにくくなり、滑りを良くするという理由から髪の毛を使っていたようですが、抵抗があるという人も多いと思います。
羊毛にも同じような効果があり、中綿に使うのがおすすめですよ。
コーヒーかすを使っているという人も多く、こちらは香りがいいことが魅力です。
コーヒーかすを使う場合は、カビを予防するために完全に乾燥させたものを使いましょう。
基本の四角いピンクッションの作り方
前の項目で紹介したように、初めてピンクッションを作るならフェルトを使ったものがおすすめです。
作り方が簡単なだけでなく、失敗しにくいのにかわいく仕上がるんですよ。
ここではフェルトを使った基本の四角いピンクッションの作り方を紹介します。
- フェルトをカットする
- フェルトを縫い合わせる
- 綿を詰める
- フェルトの口を閉じる
手順①:フェルトをカットする
まずはフェルトを四角にカットしましょう。
サイズは使いや水と感じるサイズでOKですが、7cm×7cm程度で作るのがおすすめです。
作り方は簡単ですが、サイズが小さすぎると縫いづらいので、手のひらくらいの大きさを目安にするといいでしょう。
ギザギザや波型にカットするととってもかわいく仕上がりますよ。
フェルトについてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
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手順②:フェルトを縫い合わせる
次にフェルトを縫い合わせます。
綿を入れる部分を3cmほど残し、ぐるりと縫い合わせていきます。
縫い方はお好みのものでOK。
波縫いでもいいですし、かがり縫いをしてもかわいく仕上がります。
フェルトの端をギザギザなどにカットした場合は、波縫いで仕上げましょう。
フェルトと同じ色の糸を使ってもいいですし、あえて色を変えてもかわいいですよ。
フェルトの縫い方についてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
フェルトの縫い方は種類豊富!たてまつりなど基本の縫い方とコツを紹介フェルトの縫い方は種類豊富! p-insta:(https://www.instagram.c...
手順③:綿を詰める
手順3で残しておいた口から、綿を中に詰めます。
綿はあまりたくさん詰めすぎると針を刺しにくくなってしまうので、8割程度にしましょう。
8割程度の量がわからないという人は、ある程度綿を詰めてみて、上から軽く押してみてください。
押すとふわふわ感がありながらもそれなりのボリュームがある、というくらいを目安にしてみてください。
手順④:フェルトの口を閉じる
綿を詰めたら最後に口を閉じます。
手順1と同じ縫い方で、縫い目がそろうように気を付けながら閉じていきましょう。
これで基本のピンクッションの完成です。
四角いピンクッションは作り方が簡単なので、刺繍をしたりビーズを付けたりしてデコレーションしてみるのもおすすめですよ。
花のピンクッションの作り方
見ているだけでもかわいい、花の形のピンクッションの作り方を紹介します。
一見難しそうですが、実は作り方はとっても簡単!
縫い目が表に出ない作り方をするので、手縫いが苦手な人にもおすすめ*ですよ。
- 布を丸くカットする
- 円の縁をぐし縫いする
- 綿を詰めて糸を引く
- 花の形に整える
- 飾りを付ける
手順①:布を丸くカットする
まず布をカットします。
作りたい大きさの直径よりも3cm直径を大きくした円にカットしましょう。
例えば、9cmの直径の布で作った場合、出来上がりサイズは6cm程度になります。
円の中心にマークを付けておきます。
手順②:円の縁をぐし縫いする
円の縁から5mmくらいのところを、ぐるりとぐし縫いにしていきます。
あとで糸を引いて球体にするので、縫い幅は7~8mm程度の粗目で縫うのがポイントです。
あまり細かく縫うと引きにくくなるので、ちょっと雑なくらいでOKですよ。
この時に玉止めはしません。
手順③:綿を詰めて糸を引く
糸を軽く引き、口を少しだけすぼめます。
口が小さくなったら綿を詰めましょう。
綿は8割から9割程度まで詰めてOKです。
綿を詰め終わったら糸を強めに引っ張り、口を完全に閉じます。
口が開かないように何度かぐし縫いをし、玉止めをします。
手順④:花の形に整える
ここからいよいよ花の形にしていきます。
綿を詰めた側から針を通し、手順1でマークした中心部分から針を出します。
12時の方向へ糸を回し、再び口のほうから針を入れてマーク部分に針を出しぎゅっと引きます。
次は6時の方向へ糸を回し、口のほうから針を入れてマーク部分に針を出しきゅっと引きます。
これを2時、4時、8時、10時の方向にも同様に行いましょう。
少し強めに糸を引くのがポイントですよ。
手順⑤:飾りを付ける
花の形に整えたら、最後にマークをした中心部分に飾りを付けます。
ビーズを付けてもいいですし、ボタンを付けてもかわいいですよ。
作り方はとても簡単なので、いろいろな布で作ってみてくださいね。
ペットボトルキャップを使ったピンクッションの作り方
ペットボトルのフタを使ったピンクッションの作り方も、意外と簡単!
しかもいろいろな素材で作ることができるので、アイデア次第で素敵なデザインに仕上げることができますよ。
ここではもっとも簡単な作り方を紹介しますので、挑戦してみてくださいね。
- 布を丸くカットする
- 円の縁をぐし縫いして球体にする
- ペットボトルのフタをデコレーションする
- ペットボトルのフタに取り付ける
手順①:布を丸くカットする
布はお好みのものを使ってOKです。
サイズは7.5cmの直径の円にカットしておきます。
7.5cmよりも大きくカットしてしまうと、ペットボトルのフタからはみ出してしまうので、注意してくださいね。
カップケーキ風にする場合は、大きくはみ出した作り方をしてもOK!
手順②:円の縁をぐし縫いして球体にする
花のピンクッションの作り方と同じように、円の縁から5mm程度のところを、7mm程度の縫い幅で塗っていきます。
ぐるりと縫い合わせたら口をすぼめ、綿を詰めてから口を完全に閉じてぐし縫いし、球体に整えておきましょう。
表面がきれいな球になるように綿を詰めるのがポイントです。
手順③:ペットボトルのフタをデコレーションする
ペットボトルのフタにデコレーションをしましょう。
同じ布で表面を覆ってもいいですし、別の布を使ってもOK。
100均で購入できる布テープを使うのもおすすめです。
マスキングテープを使ってもかわいく仕上がりますよ。
レースやリボンなど、お好みの素材でデコレーションしましょう。
手順④:ペットボトルのフタに取り付ける
手順2の球体と手順3のペットボトルのフタをボンドを使って組み合わせたら、ピンクッションの完成です。
作り方はとっても簡単なので、*布やデコレーションを変えてたくさん作りたくなりますね。
作り方の基本を押さえれば、くるみの殻などペットボトルのフタ以外でも作ることができますよ。
花のピンクッションの作り方を参考に、花とペットボトルのフタを組み合わせるのもおすすめです。
100均の瓶を使ったピンクッションの作り方
100均の小さな小瓶を使った作り方は、フタを締められるようなデザインなので、使い勝手もいいのが魅力。
羊毛フェルトを使った作り方なので、針と糸は使いません。
瓶を使ったピンクッションはとっても簡単な作り方なので、羊毛フェルトデビューの人にもおすすめですよ。
- フタ付きの瓶を用意する
- 羊毛フェルトを丸める
- ニードルで刺して形を作る
- 瓶に羊毛フェルトを入れる
手順①:フタ付きの瓶を用意する
100均で小さな小瓶を用意しましょう。
今回はフタを閉めて片付けられるというピンクッションの作り方なので、フタ付きで口がやや広いものを用意するのがおすすめです。
あまり深いものだと針を取り出しにくくなるので、7~8cmの高さのものが使いやすいですよ。
瓶のデザインは様々なので、お好みのものを用意してください。
手順②:羊毛フェルトを丸める
好きな色の羊毛フェルトを取り出し丸めます。
羊毛フェルトの量は瓶の大きさによって変わりますが、丸めた時に瓶の大きさよりもふた回りくらい大きくなるように取りましょう。
ニードルで刺していくと小さくなるので、やや大きめでも大丈夫ですよ。
羊毛フェルトの材料もすべて100均で購入することができますよ。
手順③:ニードルで刺して形を作る
羊毛フェルトの作り方がわからないという人でも大丈夫!
専用のニードルと作業台があれば、ただニードルで刺していくだけで作れます。
何度か刺して瓶に入るくらいの大きさになるまで、どんどん刺していきましょう。
刺せば刺すほど固くなっていくので、程よい固さのところでやめておきます。
手順④:瓶に羊毛フェルトを入れる
羊毛フェルトがある程度形になったら、瓶に入れます。
サイズが合わない場合は、さらに刺して小さくしたり、フェルトを足して大きくしたり調整してみてください。
瓶のフタの裏にピンクッションを付けるという作り方をしている人もいて、こちらもとってもおしゃれ!
使いやすいほうの作り方を試してみてくださいね。
羊毛フェルトについてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
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ピンクッションのアイデア実例
ここまで紹介してきたピンクッションの作り方のほかにも、とっても素敵なピンクッションを作っている人がたくさんいます。
作り方を参考にすれば、簡単に作れそうな作品もあるので、気になるものがあったら挑戦してみてはいかがでしょう。
ここではマネして作りたいおすすめのピンクッションのアイデアをいくつか紹介します!
- 缶にピンクッションを入れる
- 羊毛フェルトで作る
- ミニココットを使う
- 和柄の布で作る
- 瓶の中も外も利用できるピンクッション
①:缶にピンクッションを入れる
お気に入りで捨てられない小ぶりな缶はありませんか?
缶に布で覆ったスポンジを詰めたピンクッションもとってもおしゃれです。
刺繍などをしなければ作り方も簡単*なので、すぐにマネできそうなアイデアですね。
刺繍以外なら、レースやリボンでデコレーションするだけでもかわいく仕上がりますよ。
②:羊毛フェルトで作る
羊毛フェルトだけを使ったピンクッションもかわいいです。
羊毛フェルトの作り方を知っている人は、マスコットを作る感覚でピンクッションを作ることができますね。
丸い形だけでなく、星やハートなどにしてもかわいくなりそう。
ガラス容器にポンと乗せると、使い勝手が良くなるだけでなくデザインもかわいくなりますね。
③:ミニココットを使う
瓶の代わりに100均で購入することができるミニココットと使うと、こんなにかわいいデザインになります。
かわいい布を使えばシンプルなココットもぐっとかわいくなりますね。
刺繍をした布でクッション部分を作れば、おしゃれさもアップ!
ココットから布が少し飛び出すような作り方をすると、見た目もかわいい作品に仕上がります。
ココットについてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
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④:和柄の布で作る
ピンクッションは小さなはぎれで作ることができることも魅力ですよね。
和柄の布は、数cmだけ残っているということも多く、これを活用するのもおすすめです。
カラフルな和柄の布はデコレーションをしなくてもかわいく仕上がります。
前の項目で紹介した花の作り方を参考に、和柄の花のピンクッションを作るのもおすすめですよ。
⑤:瓶の中も外も利用できるピンクッション
瓶を使ったピンクッションの作り方を紹介しましたが、こちらも瓶を使ったタイプ。
瓶のフタの上部をピンクッションにすることで、瓶の中はボタンや使っていない針などを収納しておくために使うことができます。
ビーズやレースを詰めればおしゃれな雰囲気もたっぷりです。
おすすめの手芸本
ピンクッションははぎれで作れるのが魅力ですが、ピンクッションはそんなにいくつも必要なものではないですよね。
捨てられないお気に入りの布のはぎれを活用するのにぴったりの本を紹介します。
こちらの本にははぎれを使って作るマスコットやポーチなどの作り方がたっぷりと掲載されいています。
パッチワークをして作れる作品が多いので、今まで使えなかったはぎれを活用することができますよ。
布の色の組み合わせ方のアイデアも知ることができます。
かわいいピンクッションを作ろう
作り方も簡単で、小さな布で作ることができるピンクッションは、お裁縫のモチベーションを上げてくれるアイテムでもあります。
手芸初心者が初めて作るアイテムとしてもおすすめですよ。
お気に入りの布を使って、好きなデザインのピンクッションを作ってみてはいかがでしょう。
お裁縫好きの方への贈り物として作るのもいいかもしれませんね。